【兄上】　若生　鳳仙スレ　【大好き】

803：万年名無しさん：2005/05/02(月) 21:49:20: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  ＿＿＿＿＿＿＿＿
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　祭りの準備をするために村へ行くと、立て札いっぱい位な大きな字で、【オナニー巫女】と書いてある。
私の顔を見てみんなわぁと笑った。私ははずかしかったから、「オナニーしてなにが悪いっ！？」と開きなおった。
すると村人の一人が、「然しキュウリを使うのは過ぎるぞな、もし」と言った。キュウリを使おうが、ナスを使おうが、
私の妄想で、私が兄上とするのに文句があってたまるものかと、さっさと祭りの準備を済まして社に帰ってきた。

　次の日になって村に行くと【ひとりエッチ。思うは実兄、相手はキュウリ也。但し笑う可からず】と立て札に書いてある。
昨日は別に腹も立たなかったが今度は癪に障った。冗談も度を越せばセクハラだ。
友達以上恋人未満（反対語は、SNOW完全版）のようなもので、誰も誉め手はない。
百姓どもは此呼吸が分からないから、どこ迄押していっても構わないという了見だろう。
十分間も歩くと見物する名所もないような狭い村に住んで、外に何も芸がないから、
私の密やかな姫事を夜盗の襲撃のように触れちらかすんだろう。いかがわしい奴らだ。
子供の時から、こんな教育をされてるから、いやにひねっこびた、植木鉢の楓見た様な小人ができるんだ。
無邪気なら、照れ笑いの一つもしてやっていいが、これはなんだ。百姓の分際で乙に毒気を持ってる。
「おっ、お、おなごにこんなイタズラをしてが面白いか、卑猥な嫌がらせだ。お前達は卑猥という意味を知ってるか」
と言ったら、
「実の兄をオカズに､キュウリでオナニーするのが卑猥ぢゃろうがな、もし」と答えた奴がある。
イヤらしい奴だ。
兄上のそばにいるためとはいえ、こんな奴等を救いにきたのかと思ったら情けなくなった。
「余計な減らず口を利かないで祭りの準備をしろ」と言って、作業をはじめてしまった。

　それから次の日、村へ降りたら【キュウリでオナニーすると減らず口が利きたくなるもの也】と書いてある。
どうも始末に終えない。あまりにも腹が立ったから、「そんなイヤらしい奴らのために祭りができるか」と言って、
すたすた帰ってきた。
村の連中は夜盗が来なくなって喜んだそうだ。こうなると祭りよりキュウリを相手にする方がまだましだ。

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