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SSスレッド

1板</b><font color=#FF0000>(ItaYaZ4k)</font><b>:2002/07/11(木) 00:39
支援目的以外のSSを発表する場です

 ・1つのレスの投稿文字数制限は
   IEで2000文字以内
   かちゅ〜しゃで1500文字以内(どちらも参考値です)

   以下のサイトで文字数をチェックできます
   ttp://www5.tok2.com/home/cau85300/tool/count_check.html

 ・エロSSについては各自の判断でお願いします

このスレッドで発表されたSSについての感想も、ここに書いて頂いて結構です

274(編集人):2002/11/01(金) 15:13
3/
「ああっ、もう、もう、もう!!」
赤面しながら案内所に駆け寄ると、アルクェイドの手を取る。

「どうもすみませんでしたっ!こいつの連れです!」
言うが否や、自分が下げると同時に手ではたくようにアルクェイド
の頭も下げさせ、
「ではっ!!」
脱兎のように逃げ出した。
後にはポカンとあっけに取られた案内嬢のお姉さんだけが残された。

<日曜日 午後2:30:52 デパート屋上 軽食コーナー ラウンジ>
「もーー、志貴痛い〜〜」
無言で歩き続ける俺に手を引かれて屋上まで来たアルクェイドは、
引かれていた左手を振ってぶーぶー文句をたれた。

「このばか女っ!なんだって急にいなくなるんだっ!」
大きな声にびくっ、と身を縮こませるアルクェイド。
おずおずとこちらを見上げてくる。

「志貴………怒ってる?」
「当たり前だ!いきなり目の前からいなくなったら…
……心配するだろっ!」
アルクェイドは神妙な顔つきで俯くと、
「ごめんなさい…………
こちらが悪く思うほどにしょげかえってしまった。

275(編集人):2002/11/01(金) 15:14
4/
「…あ、……うん…」
心底しょんぼりとしたその姿を見ると、さっきまであった怒りは
忽ち雲散霧消してしまう。

「…でも、どうして急にいなくなっちゃたんだ?」
「う、うん、あのね」
あのあの、と救いを見つけたように顔を上げるアルクィエイド

「あのね、志貴に、プレゼントを送ろうかと思って…」
「はあ?!
もじもじと、指を絡ませ顔を赤らめたりなんかして。
そっか、プレゼントか。
……走っていくほど、速く買いたかったのかな。
なんか、そういうのって

いじらしい。

「いつも、お世話になってるし……(もじもじ)」
「………
「志貴、よく私の我が儘も聞いてくれるし……(上目遣い)」
「………
「それに、好きな人にプレゼントってあげるものでしょ。
私、志貴のこと………大好きだから……(照れ照れ)」
がばっ
「きゃっっ!!」

276(編集人):2002/11/01(金) 15:15
5/
感極まって、俺はアルクェイドを抱きしめた。
「……ありがとうな、アルクェイド。」
「え、あ、うん。喜んでもらえたなら、私も嬉しい……
私、人間にプレゼントなんてしたの、初めて。
選ぶのって初めてで大変だったけど。何か幸せだった。
こんな気持ちにさせてくれたのは、志貴だけだよ。」

俺に抱きしめられたまま、か細い声でささやくアルクェイド。
そうだった。人との交わりを知らずに何百年もの時を過ごしてきた
こいつには、プレゼントをあげたりもらったりなんてことも一切
なかったのだろう。

たまらなくなった。ただ、強くアルクェイドを抱きしめた。

生まれてから一世紀近くも経って、はじめて誰かにあげたプレゼント。
参った。こんなものを受け取ったら、何をお返しにすればいいと
いうのだろう。

「アルクェイド…」
「なに、志貴。」
憂いを含んだ微笑で、腕の中のアルクェイドが見上げてくる。
その美しい貌を見ながら、真摯に言った。
「何か俺にお願いはないか、何でもいい。」

277(編集人):2002/11/01(金) 15:16
6/
アルクェイドは沈んでいく夕日の方を向いた。
そのまま、黙り込む。
ただただ、夕焼けをじっと見つめ続けている。
横顔には、険しさがある。が、怒りではない。厳しさ?
悲しみ? 何を、考えているのか、俺にはわからない。
ただ、腕の中にいるこいつが、とても遠い存在に感じられて。

やがて、ゆっくりと横を向いたままの唇がほころび、

死なないで。

空気を揺らさず、言葉が作られた。
「え?」

「なんでも、ないよ。」
あはは、と笑う。
すでに千年を生き、まだ生き続ける彼女と、
あと数十年も生きられない俺。

「志貴が選んだプレゼントが欲しいな。高いものじゃなくていいよ。
私もそんなに高価なものは送ってないから」
「ああ…………」
「貴方が選んでくれたものであれば、何でも、いいの。」
ぽす、と俺の肩に頭を預けてくる。

278(編集人):2002/11/01(金) 15:17
7/
「志貴…?」
「なんだい?」
「ひとつだけ、お願いして、いいかな…」
「いいさ、言ってごらん」
「今日は……ウチに泊まらない?」
「………………いいよ。」
「じゃあ今日はパーティにしよう?二人だけで。」
「やれやれ、TVでもやってたか?」
「むー、女の子の夢なのに」

いつもの調子に戻った彼女とじゃれ合いながら、俺もいつもの調子で
マンションへの家路を寄り添い歩く。
この何でもない日常が、アルクェイドにとっての永遠になるように。
いくら時が過ぎても、幸せだったと思い出せるように。
このお姫様に、平凡をプレゼントしよう。

おしまい

279(編集人):2002/11/01(金) 15:18
『(無題)』アルクェイド・ブリュンスタッド支援
2002年8月17日(土)2時57分。
ROUND7.【萌る躰】194レス目「しゅら」様によって投下。
 弓塚さつき           (月姫)
 アルクェイド・ブリュンスタッド (月姫)

280(編集人):2002/11/01(金) 15:19
深夜、いつものように志貴の部屋に窓から入り込むアルクェイド。
「志貴…」
 元気の無いアルク。
 どうした? と志貴が問い掛けるも、アルクェイドはそれに答えない。
「ねえ、志貴…私のこと、好き?」
「何言ってるんだよ、…そんなの、決まってるだろ?」
「ちゃんと、言って」
 何か必死なアルクェイド。
「………好き、だよ」
「……どの辺が?」
「…おまえ、一体どうしたんだ?」
「……お願いだから、答えて」
 涙目になるアルク。
「……全部、好きだよ」
 真っ赤になってうつくむ志貴。
「ああっ、もう! まどろっこしい!」
 アルクェイドの手を引っ張りベッドに押し倒す志貴。
 そのまま強引にキス。
「し、志貴っ、……ん、むぅ…」
 がくりとアルクの力が抜ける。
「教えてやるよ。どれだけ、お前が好きなのか」
 志貴の手がアルクの体を愛撫しはじめる。
「だめ…だめなの…」
 しかし、アルクは弱々しくも、抵抗する。
 いつもなら喜んで――いやさ、悦んで受け入れるはずなのに。
 そのことに怒ったのか、志貴の愛撫の速さが上がる。
「…ひぃぁううっ!」
 強く抱きしめて、強く愛撫して、強く抱きしめて、強くキスをする。
「ぁぁんっ、志貴、強すぎる、強すぎるよぉっ……んぁぁっ」
 姫君の懇願も逆に志貴をさらに煽るだけ。
「アルクェイド……。かわいいぞ、アルクェイド」
 志貴はアルクのスカートの中に手を入れて、ショーツを横にずらして
直接ワレメに触る。
 びくん、と激しく反応するアルク。
「んぅぅぅぅぅっ」
「なんだ。濡れてるじゃないか、ほら」
 志貴はスカートの中から真っ赤な手を抜き出した。
「……え?」
 まじまじと、自分の手を見る。

 真っ赤な。手。

「えええええええええええええ?!」
「う、うぇぇぇぇぇぇん………志貴、ごめん…ごめぇん……ひっく、
私のソコ、壊れちゃったよぉぉ…。お願いだから嫌わないでぇぇ……」
 ベッドの上はもーシッチャカメッチャカ。

281(編集人):2002/11/01(金) 15:21
――それからどしたどんどこしょー。

「いやー、まさか、生理知らないなんて思わなかったぞ」
「それは…その、800年生きていたとは言っても、実際動いていた
のはそんな長いわけでもないし、それに本来こういうところは封印が
かかっているはずなんだけどなぁ」
 うーん、と考え始めるアルクを志貴は抱きしめる。
「ま、いいじゃないか。どこも壊れてなくてさ」
「…うん」
 ぎうー、と二人は抱きしめあった。


「ほほー…、悲鳴が聞こえて、何事かと思ったら、そんなくっだらない
ことで私たちはたたき起こされたわけですか?」
 後ろから聞こえる、妹の声。
 多分檻髪発動中。
 その後ろに使用人二人の気配もあったり。
 皆思い思いのエモノ(具体的にはなぞのおくすりいりちゅーしゃきとか
おてせーのさつじんりょーりとか)を手にしている。

 アルクに抱きつかれて逃げるに逃げられない志貴。
 とりあえず、この場を円滑にまとめる言葉を捜す。
 しかし。
「ねーねー、生理がきたってことはー。……志貴の赤ちゃん、産めるかな?」
 姫君、さっきのお返しとばかりに爆弾発言。
 いや、本人は素でそう思っていることであろう。

 ぶつっとした音が後ろからみっつ。

 多分志貴くんの将来はばら色。真っ赤な血のように。
 そんなこんなでムリヤリ終わる。

「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」

282(編集人):2002/11/01(金) 15:22
『(無題)』弓塚さつき支援
2002年8月17日(土)3時5分。
ROUND7.【萌る躰】198レス目「全系統異常アリ」様によって投下。
 弓塚さつき           (月姫)
 アルクェイド・ブリュンスタッド (月姫)

283(編集人):2002/11/01(金) 15:23
月が出ていた。
中天に懸かるそれは、暖かくもなく、かと言って非情でもなく。
静かに私の影を縫いつける。
数年ぶりに立ち寄った、懐かしい街。
その小高い場所に在るそれは、以前と変わらず鬱蒼と茂った木々に囲まれている。
蒼い光に照らされながら。
厳めしい構えの門に立って、中を窺ってみる。
用事があるなら、堂々と中に入って行けば良いけれど、生憎と用事もアポイントも無い。
たまたま近く迄来たので足を伸ばしてみただけに過ぎない。
もしかしたら逢えるかも知れないとか、そう言う期待は勿論あった。
けれど、現実がそうそう都合良く行かないことも知っている。
小さな吐息を一つ漏らして、踵を返す。
「あれ、もしかして先輩?」
前言撤回、現実なんていい加減なもので、結構なるようになるものだ。
振り返った先には以前と変わらない姿。
いや、以前に比べると少し精悍さを増した彼が、手に16、7本の白い百合の花を持って立っていた。
「ごきげんよう、遠野君。元気そうですね」
「うん、シエル先輩も」
逢ったら言いたい事が沢山あった筈なのに、何を言って良いのか判らない。
どうやら、遠野君もそれは同じらしく何度か口を開きかけては、言葉に出来ずにまた閉じる。

284(編集人):2002/11/01(金) 15:24
そうやって、二人とも暫くの間、馬鹿みたいに見つめ合う。
「入りませんか、シエル先輩。
 その・・・時間があればですけれど」
「ありがとう。では、お言葉に甘えさせて貰いますね」
門から玄関に向かう迄の間、当たり障りのない会話を通して互いの近況を伝え合う。
「―――じゃぁ、今日は仕事の途中で?」
”もしかして”そんな僅かな憂いを滲ませた顔に向かって、安心させるように答えを返す。
「ええ、まぁ。でも、途中とは言っても後は帰って報告を済ませればお終いです。
 それに安心してください。事件があったのはこの近所じゃありません。ずっと遠くです」
「そっか。先輩には悪いけど、チョット安心したかな」
扉に手をかけて、遠野君がはにかんだ笑いを浮かべてみせる。
「今日は、泊まって行けるんでしょ?
 先に中に入って休んでいてください。琥珀さんにお茶をお願いしておきますから」
「遠野君は、入らないんですか?」
「ええ、チョット用事を先に済ませてきますから」
さっきから気になっていた、彼が手にしている百合の花束に視線を落としながら聞いてみる。
「あの、差し支えなければ一緒に行っては行けませんか?」
「え?」
チョットだけ驚いて、少し考え込んだ後で頷く。
「じゃぁ、こっちです」
そう言って遠野君はお屋敷の傍らに鬱蒼と生えている林の中に私をいざなった。

285(編集人):2002/11/01(金) 15:25
「ここは?」
彼が連れてきたそこは、生い茂る木々の中にぽっかりと隙間が空いていて、
そこから蒼い光がスポットライトの様に差し込んでいる場所だった。
「うん。秋葉にも内緒の場所。ここを知っているのは、先輩で二人目かな」
そう言って、かがみ込むと手にした百合を地面にそっと置いて瞳を閉じる。
百合の花が置かれ場所には、あまり大きくない石版が一枚。
白い百合は手向けの花だ。
「あ―――」
なんと言うべきか、私が言葉を選んで口を閉ざすのを見て、安心させる様に微笑んでみせる。
「琥珀さんにお願いしてね、秋葉に内緒でこっそり作ってもらったんです。
 弓塚さつきの事を忘れない様に、って。今日は、弓塚の命日なんです。
 花ってよく判らないから、女の子に送る用にって選んでもらって・・・」
そういって、彼は足元の石版に視線を移す。
「勿論、ここには遺体も遺骨もありません。この石版だけです。
 それでどうこうって言うつもりなんて無いです。ただ、他の誰が忘れても俺は覚えていようって。
 覚えて居なきゃいけないから。それで、無理言って作って貰ったんです。」
そう言って視線をまた私の方に戻すと、申し訳なさそうな表情を浮かべる。
「それで・・・申し訳ないんですけれど、彼女に祈りの言葉を先輩から贈って貰えないかなって。
 いきなり不躾なお願いなんですけれど。
 あ、勿論、単なる感傷だって判ってはいるんですけれど―――」
「良いんじゃないですか、それで。何をするでもなく、ただ覚えている」
なんだか後にいろいろ続きそうな言葉を遮ると、石版の前にかがみ込む。
少し遅れて、遠野君も私の隣に同じ様にかがみ込む。
石版に刻まれた祈りの言葉を、二人で静かに詠い上げる。

286(編集人):2002/11/01(金) 15:27
我ら 愛しきものを送らん
  汝が国の平穏の廟(みたまや)に
  汝がやさしき腕(かいな)の夢に
  我ら 大ならずされど小ならず
  遠く去り また生まれる
  ゆえに呼べ 遙かなるものなりと

  地をさまよいつつ
  我 汝を求めしも答えなく
  憂し世に影のみを見ん

  されど 我 恐るるを知らじ
  沈黙の言葉を知り
  見えざるものを見るが故に
  我ら汝なり 汝は我らなり
  遙かなるもの いま ここに送らん

287(編集人):2002/11/01(金) 15:28
『(無題)』弓塚さつき支援
2002年8月17日(土)9時44分。
ROUND7.【萌る躰】231レス目「社壊人」様によって投下。
 弓塚さつき           (月姫)
 アルクェイド・ブリュンスタッド (月姫)

288(編集人):2002/11/01(金) 15:29
〜〜弓塚さつき支援SS〜〜
1/2

 空を見上げながら、遠野志貴は昇降口に立っていた。
「……当分、やみそうにないな」
 外は突然の夕立が降っている。
 小降りになるまで待とうと思ったとき、昇降口の奥から見知った顔が出てくるのを見つけた。
「弓塚さん、今から帰り?」
「え? あ、と、遠野くん!?」
 声を掛けられた本人――弓塚さつき――は必要以上に動揺した。
「と、遠野くんどうしてこんなところに……って帰るところだよね、でもあれ、なんで……」
「雨で足止めされてね」
 いつもと変わらぬ志貴の態度に、弓塚も落ち着きを取り戻す。
「遠野くん、傘持ってないの?」
「うん、残念ながら。小降りになったら走って帰るよ」
 そう言って、志貴は弓塚を先に帰るように促した。
 だが、弓塚は妙に落ち着かない様子で、帰る気配がない。
「?」
 ややあって、意を決したように弓塚が話し出した。
「あ、あの! よかったら、その、わたしの、傘……」
「え、弓塚さん、傘2本持ってるの?」
「あ、いえ、そじゃなくて、その……わたしの、傘で、送ろうかな、って……」
 弓塚の語尾が小さくなり、それに合わせるかのように俯いていく。
 言葉の意味に気づいた志貴が答える。
「じゃあ、弓塚さんさえよければ、送ってもらえるかな?」
「うん! がんばります!」
 弓塚のちぐはぐな返答に、志貴は気づかれないように苦笑した。
「傘、俺が持つよ」
 手渡された傘を開き、志貴と弓塚は雨の中へと歩き出した。

289(編集人):2002/11/01(金) 15:30
〜〜弓塚さつき支援SS〜〜
2/2

 校門まで来たところで、志貴はそれに気がついた。
 志貴は弓塚の方に傘を傾けようとするのだが、何故か押し戻されるのだ。
 ふと見ると、弓塚の右手が傘を押さえていた。
「弓塚さん、何してるの?」
「……ううん、別に」
 弓塚は、右手を志貴の視界から隠そうとする。
 だが、傘からの雫と降り注ぐ雨で右腕がびっしょり濡れているのを、志貴は見逃さなかった。
 志貴は立ち止まってため息をつくと、
「はい、ちょっとこれ持って」
 と言って、弓塚に自分の鞄を差し出す。
「う、うん」
 弓塚が鞄を受け取ると、志貴は傘を左手に持ち替え、開いた右手で……
「あ……」
 弓塚の右肩をつかんで、抱き寄せた。
「ごめん。こうでもしないと、ふたりとも濡れちゃうから」
 弓塚は真っ赤になって俯く。
「……うん、大丈夫」
 ようやく、小さな声でそう言った。
 ふたりは再び歩き始める。
「弓塚さん、ちょっと家に寄ってってよ。服とか乾かさなきゃいけないし」
「え!?」
 驚いた弓塚が顔を上げると、志貴との距離、3センチ。
 上げた時以上の勢いでまた俯いた。
「あ、あの、その、お邪魔しちゃ悪いし、それに、大して濡れてないし……」
「だーめ。こんなに右腕が冷たいじゃない。風邪でも引かれたら俺が気にするからさ、寄ってってよ」
 弓塚の体から、少しだけ力が抜けたようだった。
「……うん」
 ふたり、雨の中を歩いて行く。


 そんな、ある日の出来事。

290(編集人):2002/11/01(金) 15:32
『(無題)』アルクェイド・ブリュンスタッド支援
2002年8月17日(土)11時37分。
ROUND7.【萌る躰】249レス目「七死さん」様によって投下。
 弓塚さつき           (月姫)
 アルクェイド・ブリュンスタッド (月姫)

291(編集人):2002/11/01(金) 15:33
月。

ふと、空を見上げれば。

月が出ていた。

白い月。

それは、アイツを連想させる。

涙が頬を濡らす。止まらない。どうしようもなく、あふれる。

それでもいい、と思う。

一生分の涙を流してでも、アイツのために泣いてやろうと、思う。

ああ―

今夜はこんなにも、月がきれいなのに。

それは、月の姫を思い出させる。

(好きだから、吸わない)

卑怯だ。最後にあんな笑顔を見せられたら。

忘れる事さえ、出来やしない。

月。

教室から見えるそれの月は。

今まで見てきたどの月よりも。

美しいと。

志貴は思った。

292(編集人):2002/11/01(金) 15:34
『さっちん支援SS⑧』弓塚さつき支援
2002年8月17日(土)12時15分。
ROUND7.【萌る躰】259レス目「七視さん」様によって投下。
 弓塚さつき           (月姫)
 アルクェイド・ブリュンスタッド (月姫)

293(編集人):2002/11/01(金) 15:36
さっちん支援SS⑧

「飲み物は紅茶でよろしかったですか?」
私は、なぜかお茶を勧められていた。
あの後、座り込んでしまった私を前に、メイドさんはおおいに慌ててしまった。
ドタドタとお屋敷に取って返し、数秒後にもう一人のメイドさん(らしき人)を連れてきた。
そして、連れてきた和服のメイドさんに中に勧められた、ということだ。
(でも、びっくりしたなー)
ニコニコしながら紅茶を淹れている和服のメイドさん(琥珀さん、というらしい)と、その横で黙々とお茶菓子の用意をしているメイドさん(こっちは翡翠さん、というらしい)。
服装が違うとは言え、顔立ちはまったく同じだった。聞かなくても双子であることは間違いないだろう。
「ミルクとレモン、どちらにしますか?」
「ひゃい!?え……と、ミルクで……」
どうやらかなりボンヤリとしていたらしい。顔が真っ赤になっていくのがわかった。
縮こまっている私の前に、いい香りのする紅茶とクッキーが並べられた。
(あれ……?)
しかし、なぜかお茶もクッキーも一人分だけだ。どうやら自分たちはいらないらしい。
(うう……食べづらい……)
準備を終えた琥珀さんが正面に座る。
「えーと弓塚さん、でしたよね。志貴さんのお見舞いに来てくださったそうですけど……」
「志貴さまは現在お休みになられています(キッパリ)。」
「……という状態ですので、申し訳ありませんが今日のところは……」
「……そうですね」
苦笑して頷く。
私としては、遠野くんの無事が確認できればそれでよかった。
会えなかったのは(かなり)残念だけど。

結局、お茶を一杯だけいただいて帰ることにした。
「それじゃあ、お邪魔しました」
「いえいえ。弓塚さんのことは志貴さんに伝えておきますね」
「はい、お願いします」
琥珀さんは終始笑顔で、翡翠さんはほとんど喋らなかった。双子にしてはずいぶんと性格が違う。
それでも、献身的な二人の姿に、私は好感を持った。
「あの……また来てもいいですか?」
だから、こんな質問をしてしまったのだろう。
「はい、いつでもいらしてください」
「お待ちしております」
たぶん、これは社交辞令なのだろう。少なくとも、彼女たちの間ではそうなっている筈だ。
それでも、その言葉が嬉しかった。
「……ありがとう」
ガチャ
扉を開けると、茜色に染まった光が、私の横顔を照らした。
「それじゃあ、さよう―――」
「あれ?弓塚さん?」

この人は、なんでこう唐突なのだろう。
彼のおかげで、私はいつもびっくりさせられる。
「志貴さま!もうよろしいのですか!?」
「志貴さん!まだ寝ていたほうが……」
翡翠さんと琥珀さんが心配そうな声をあげる。
それに対して彼は、教室で聞くよりも少しだけ穏やかな声で返した。
「うん、もう大丈夫だよ。起きたらなんだかお腹減っちゃって。琥珀さん、何か作ってくれません?」
そう言いながら、ゆっくりと階段を下りてくる。
「弓塚さんどうしたの?わざわざ家まで」
その屈託のない、無邪気とも言える笑顔を見て、私はついに泣き出してしまった。

294(編集人):2002/11/01(金) 15:37
『(無題)』弓塚さつき支援
2002年8月17日(土)16時2分。
ROUND7.【萌る躰】289レス目「絆」様によって投下。
 弓塚さつき           (月姫)
 アルクェイド・ブリュンスタッド (月姫)

295(編集人):2002/11/01(金) 15:38
どのくらい気を失っていたのだろう。まず初めに思ったのは、「なんで志貴君が居るの?」だった。次に、「なんで私まだ生きているの?」。
 なんで、なんでなんで、なんでなんでなんでナンデナンデナンデ――。疑問が堰を切ったように溢れ出る。が、それを自制して、自分の置かれた状況を整理する。
 今まであの女――アルクェイド――と戦っていた事。
 それで私は殺されかけていた事。
 それでも今私は生きている事。
 何故か志貴君が私の傍にいる事――と、そこで気付いた。志貴君が助けてくれたんだ、と。
 また意識を失いそうになった。自分が弱っている事を痛烈に自覚する。
「気付いた?」
 志貴君の声。
「弓塚さん。僕の血を――吸っても良いんだよ?」
「吸うならとっくに吸ってるよ」
 私は微笑んだ。そして言った。
「好きだから、吸わない」
 言った瞬間、志貴君の顔が虚をつかれたように、そして歪んだ。
「どうしたの? そんなに驚いた?」
「いや……そんなことは、もっと前から知ってたけど……」
 志貴君は泣きながら笑っていた。
「でも、僕の血を吸わなかったら……」
 私も泣きながら笑っていたと思う。
「わかってるよ。もう覚悟は出来てる。でも、最後に甘えて良いかな。凄く、凄く残酷なコト言うよ? ……志貴君、良かったら、私を――」
 声震えて無かったかな、そんな事を考えていたら志貴君は私を抱きしめた。
「駄目だよ。私、もうすぐ我慢が出来なくなる。そうしたら、志貴君の血でも吸ってしまう。それだけは絶対にイヤ。だから志貴君、そうなる前に私を」
 最後まで言えなかった。志貴君の口が私の口を塞いだから。
「――――!」
 頭の中が真っ白になった。そのまま意識を失いそうにすらなった。このまま死んでも良いかな、と何となく思った。
 その時、辺りの空気が変わった。
「見つけたわよ、志貴、それに――」
「泥棒猫」
 見ると、金髪に、返り血で所々赤く染まった白い服。
「アルクェイド」
 志貴君がヤツの名前を呼ぶ。
「志貴」
 ヤツが志貴君の名前を呼ぶ。
 そして、空気がもっと禍々しい、常人なら踏み入れただけで恐れをなして逃げ出してしまうような、そんな雰囲気に変わった。二人が間合いを少しずつ詰める。
 ――間合いが、ヤツの間合いになったのが私には見えた。
 このままじゃ志貴君が危ない。そう思っている間に、ヤツは志貴君に襲いかかっていた。
 私は志貴君を庇うように前に出た。
「弓塚さんッ……!」
「ばいばい遠野くん。ありがとう――それと、ごめんね」
 そう言い終わったか終わらないか、そんな瞬間に私は意識を失った。ちゃんと志貴君に伝わったかな、と思いながら。

296(編集人):2002/11/01(金) 15:40
『(無題)』弓塚さつき支援
2002年8月17日(土)20時23分。
ROUND7.【萌る躰】337レス目「鳥」様によって投下。
 弓塚さつき           (月姫)
 アルクェイド・ブリュンスタッド (月姫)

※残念ながら、添え付けのURLはリンク先が切れていました。
 あと、投下当時は直接リンクになっていました。

297(編集人):2002/11/01(金) 15:41
「うーん……」
「遠野?」
「……」
「とっおのー。さっきからなに唸ってばっかいるんだよ。そんなに持ち牌眺めて考えなくても、
満貫でも出されなきゃお前の負けはねーんだから」
「いや、そういうことじゃないんだけど」
「ならさっさとしろ。お前の番だ」
「あ、悪い」
「ふむふむそう来るか。お、高田君がそこでポンか。相変わらずセコイ手ばっか使ってくるねえ」
「乾が大きいのを狙いすぎなだけ」
「夢がないねえ。狙いすました大技を決めてこそ面白みがあるって言うのに」
「……」
「で、なんでまたそこで牌を眺めますかね、キミは」
「いや、別にたいしたことじゃなくてさ。それより次有彦だぞ」
「おっと。よっしよし……ババーン! ここで来ましたリーチ!」
「むーん……」
「……あのな。俺が取ったんだから次はお前だろ。自分の順番わかってんのかね」
「あーいや、ちょっと考え事」
「んなの後にしろい。ほら、さっさとしやがれ」
「あ、うん……」
「それだ! 四暗刻満貫! ラスト1局逆転勝ちー!!」
「そ、そうか!!」
「……」
「……」
「……は?」
「そういうことだったんだ! やっと謎が解けたぞ!」
「と、遠野サン? 勝負はお前の逆転負けで終わったんデスケドー……あのーもしもーし?」


 翌日。

「弓塚さん……ちょっと話があるんだけど、いいかな?」
「え、と、遠野くん?!」
「一生のお願いがあるんだ。是非聞いてやってほしい」
「え、え、え?」
「ずっと前から胸の中がこうモヤモヤしてて……ずっと考えてたんだけど、昨日やっと確信したんだ」
「な、なに? え、え?」
「弓塚さん!」
「は、はい!」

「……これ、つけてくれないかな」
「……え?」
「これ」
「……これをつければいいの?」
「うん、付け根の部分がゴム紐になってるから」
「う、うん……これでいい?」

ttp://isweb14.infoseek.co.jp/play/studio10/cgi-bin/img-box/img20020817201932.jpg

「やっぱりだ!」
「え、な、なに?!」
「似てるんだよ! 思ったとおりだ! あははははは!」
「な、何がー!?」
「あはははは!」
「大変だー! 遠野が壊れたぞー!」
「おい遠野しっかりしろっ……うわ、目が虚ろだ」
「あはははは!」
「遠野くん、どういうことなの? ねー! ねーったらー!」

 <強引に終わる>

298(編集人):2002/11/01(金) 15:42
『ヤドリギ』弓塚さつき支援
2002年8月17日(土)21時17分。
ROUND7.【萌る躰】347レス目「鳥」様によって投下。
 弓塚さつき           (月姫)
 アルクェイド・ブリュンスタッド (月姫)

外部リンク型。
ttp://www16.u-page.so-net.ne.jp/zb4/fbird/otherss/sien3.html

299(編集人):2002/11/01(金) 15:43
『夏祭り、帰り道』アルクェイド・ブリュンスタッド支援
2002年8月17日(土)22時10分。
ROUND7.【萌る躰】383レス目「七子さん」様によって投下。
 弓塚さつき           (月姫)
 アルクェイド・ブリュンスタッド (月姫)

300(編集人):2002/11/01(金) 15:44
「夏祭り、帰り道。」

1/
花火の終わりと同時にそれぞれの屋台は店じまいをはじめ、人々は家路につく。

徐々に人気の無くなる境内を、俺たちはただじっと見ていた。

やがて祭りの余熱がゆっくりと冷えていく神社の境内を後にして、俺たちは
長い参道を下っていった。

からん、ころん――――――

からん、ころん――――――

俺が下る後ろを、アルクェイドの履き物の音がついてくる。

鈴虫の音が聞こえる。

横の竹林を夜風が吹き抜け、俺たちの頬をやさしくなぶっていく。

2つのシルエットが、階段を下りていく。

からん、ころん――――――

からん、ころん――――――

301(編集人):2002/11/01(金) 15:46
2/
からん、と音が背後に追いついた。
とん、と背中に軽く何かが当たる。

俺は立ち止まり、アルクェイドの額を背中で受け止める。

「どうした?
「お祭り、終わっちゃったね………

ぽそり、と背中で声が聞こえた。
俺は、アルクェイドをもたれかけさせたまま、黙って空を見上げる。

白銀の輝きが、夜空を煌々と照らしている。
今日は雲も少ない、いい満月だ。

ぐっ、と袖をアルクェイドが掴んできた。
そのままなにも言わない。俺も何も言わない。

こうして二人でいられる時間はそう長くはない。
アルクェイドの吸血衝動、魔眼を持ってしまった故の俺の寿命――――

あきらめたりなんかはしていない。
ただ、こんな祭りの後は、心の中の波風が静まり過ぎて妙に平穏になるだけだ。

302(編集人):2002/11/01(金) 15:47
3/
どれくらいの間か、二人はそのままでいた。

「………アルクェイド、おんぶしてやろうか?
「…えっ……………?

返事を聞かず俺は数歩前に出ると、ほら、としゃがみ込んで背中を差し出した。
数瞬の躊躇の後、おずおずとアルクェイドの腕が俺の首に回される。

「よいしょっと
「――!
急に起きあがったためびっくりしたのか、背中の身体がこわばった。
背中に乗せてやさしくゆすってやると、段々とこちらに身を預けてくる。

「軽いな、お前。
「……………。
照れている。俺には雰囲気で分かる。

階段を下る。

今度はひとつになったシルエットが、階段を下りていく。

「明日のことは、明日一緒に考えよう。俺はお前と一緒に歩いていくから。
「うん…………

そっと、アルクェイドが頭をあずけてくる。
時折背中をゆすってやりながら、俺は屋敷への家路についた。

(おわり)

303(編集人):2002/11/01(金) 15:48
『(無題)』アルクェイド・ブリュンスタッド支援
2002年8月17日(土)22時27分。
ROUND7.【萌る躰】392レス目「KT」様によって投下。
 弓塚さつき           (月姫)
 アルクェイド・ブリュンスタッド (月姫)

304(編集人):2002/11/01(金) 15:49
(支援SS風に)

ふと。俯瞰する

お前を含む、最も近しい5人(と、後数名)の女性に囲まれたかしましい日々。
振り返れば幻燈のような、それでも眩いばかりの日々。
かけがえのなきもの

それでも、ふと、俯瞰する
これはお前が残った世界
俺のもとへと、消えたお前が戻った世界
そしておそらくここでのかけがえのない日常はお前が中心でなければ築き得ないもの

ああ、でも、同様に、俺は知っている
その他の、別の女性達との道があったのを知るのと等しく、識っている
あの日あの時、あの夕陽の中でお前を失った世界を

ただ一人、結ばれたあとに別離れの運命を辿った相手
愛して
愛し合って
それでもなお引き裂かれなければならなかったお前
果たして、そして、果たしきれはしなかった約束
残された想い。残された言葉。
残された俺

だからふと、時に砂が舞い過ぎるような恐怖に駆られる
そして気付かされる
この今の幸せと同じほど確かに、あの日の狂おしい哀哭こそが俺の総てなのだと
だから俺達の時は終わらない
永久に昇りまた沈む月がしろしめす限り
永久に欠けまた満つる月のように
そこでも俺がお前を今度こそ腕の中にかき抱く日まで俺達の時は終わらない

アルクェイド
永久にお前とふたり

305(編集人):2002/11/01(金) 15:50
『(無題)』弓塚さつき支援
2002年8月17日(土)22時41分。
ROUND7.【萌る躰】408レス目「名無しさんだよもん」様によって投下。
 弓塚さつき           (月姫)
 アルクェイド・ブリュンスタッド (月姫)

306(編集人):2002/11/01(金) 15:52
 暗い、暗い。
 暗闇の、路地裏。
 月明かりが、ただ僅かに差し込む。

 その中に、蠢くモノ。
 目を凝らしてみる。
 それは、人影。
 それも、よく見知った……

「久しぶりだね、遠野くん」
「弓塚……さん……?」
 そう、よく見知った彼女。
 ……あの日、俺が殺した彼女。

「な、何で……」
 疑問を発しようとする俺の口を、彼女はそっと指で制する。
「ここにいちゃ、だめ?」
 優しく、だけど有無を言わせず。

 彼女が、道に座り込む。
 俺もつられて、座る。

 どちらも、何も言わない。ただ、月明かりだけが、俺たちを薄く照らす。

307(編集人):2002/11/01(金) 15:53
 やがて、
「ね……」
 彼女が、口を開く。

「あたし、あなたのことが、好きだったよ。知ってた?」
 知ってた。
 ……と思う。
 そんなことに気付きもしないから、愚鈍だって言われるんだろうけど。
「ちゃんと言えなかったこと、すごく後悔してたんだよ。知ってた?」
 それも多分、今なら分かる。
「誰にも渡したくないって、今でも思ってる。知ってた?」
 うん。
 でも、もう遅かったかもしれない。
「じゃあ、さよなら。もう逢えないけど。…これは知ってたでしょ?」

 それだけ言い終わると、彼女の姿がすうっと薄くなっていく。
「弓塚…さん…!」
 その言葉すら届いたのかどうか。
 視界から彼女の姿が消えると同時に、俺の意識もフェードアウトする。

308(編集人):2002/11/01(金) 15:56
「………おはようございます、志貴さま」
 ……ん、ああ……
「…ああ、おはよう、翡翠」

 そこにあるのは、なんでもない朝。
 夏の日差しが、さんさんと部屋の中に降り注ぐ。

「ばいばい。弓塚さん」
 この空の下でもう会うことのない彼女に、そっと別れを告げる。

 そんな、ある盆の日。

309(編集人):2002/11/01(金) 15:57


以上をもちまして、TYPE−MOON最萌えトーナメント、
SS総集編を終了させていただきます。
皆様、お騒がせしました。

310(編集人):2002/11/02(土) 03:59
>229 は弓塚さつき支援でなく翡翠支援です。
失礼しました。

311(編集人):2002/11/02(土) 04:31
以下はこのSS総集編のキャラクター別しおりです。
キャラクター別に、SSにリンクを張っています。
レス番号は『SSスレッド』内のレス番号となっています。
題名の掲載についてですが、「(無題)」が多いのと、
SSの頭にある投下時データと紹介が重なってしまうため見合わせました。
ご了承ください。

312(編集人):2002/11/02(土) 04:37
『月姫』のキャラクター
(あ行)
朱い月のブリュンスタッド >>80 >>81
蒼崎青子 >>98
有馬都古 >>45
アルクェイド・ブリュンスタッド >>220-223 >>271-278
>>279-281 >>290-291
>>299-302 >>303-304
乾有彦 >>46
乾一子 >>138 >>139 >>140

(か行)
クールトー >>72-76 >>77-79
久我峰斗波 >>33
紅秋葉 >>113 >>184 >>185
琥珀 >>84 >>85-90 >>259 >>260-262

(さ行)
シエル >>82 >>179-183 >>224-225
時南朱鷺恵 >>68
死の線だらけの死人 >>112

313(編集人):2002/11/02(土) 04:39
(た行)
なし

(な行)
七夜志貴 >>91-96 >>97
ナルバレック  >>99 >>100-101 >>102 >>103
ネロ・カオス >>126 >>127 >>244-246

(は行)
翡翠 >>34-35 >>36-44 >>191-192 >>229-230 >>237-240

(ま行)
三澤羽居 >>79 >>241 >>242-243

314(編集人):2002/11/02(土) 04:42
(や行)
山瀬舞子 >>104-105 >>106-110 >>111
弓塚さつき 
>>47-48 >>49-54 >>55-63 >>64-65 >>128-129 >>130-131
>>132-136 >>137 >>141-157 >>158-159 >>197-198 >>201-204
>>214-215 >>227-228 >>231-232 >>233-236 >>247-248 >>249-255
>>256-258 >>263-265 >>266-267 >>268-270 >>282-286 >>287-289
>>292-293 >>294-295 >>296-297 >>298 >>305-308

(ら行)
レン >>120-125
ロリ秋葉 >>114-119

(わ行)
なし

315(編集人):2002/11/02(土) 04:44
『空の境界』のキャラクター
(あ行)
蒼崎橙子 >>186-190
浅上藤乃 >>162-164 >>165-171 >>172-176 >>177-178
臙条巴 >>83

(か行)
コルネリウス・アルバ >>69-71 >>218-219

(さ行・た行・な行・は行・ま行・や行)
なし

(ら行)
両儀式 >>66-67 >>160 >>161 >>193-196 >>199-200
>>205-209 >>210-213 >>216-217

(わ行)
なし

『(分類不能)』 >>226

316(編集人):2002/11/02(土) 05:19
以上でSS総集編、しおりを終了いたします。
こちらもSS総集編と同様、間違いなどありましたら
指摘していただけると助かります。

317(編集人):2002/11/02(土) 16:41
しおり、(か行)クールトー 
のところで、77-79 とありますが、
77-78 です。
失礼しました。

318 ◆u2YjtUz8MU:2005/07/18(月) 11:30:46
誰か
燃料投下してくれ

319 ◆u2YjtUz8MU:2005/08/05(金) 23:35:00
動いてない…

320 ◆u2YjtUz8MU:2005/08/13(土) 21:55:49
[00017337][00017338]

321七死さん:2005/08/31(水) 19:45:21
[00017466][00017467]

322七死さん:2005/09/18(日) 00:43:38
[00017581][00017582]

323七死さん:2005/10/12(水) 23:02:16
[00017701][00017702]


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