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HR SS スレッド
135HR:2001/12/28(金) 03:36
HRシチュエーションを扱ったSSおよびオリジナル作品
について扱うスレッドです。

作品の掲載先は、こちらをご覧ください↓
http://muvc.net/hrgame/hr_works.htm

235HR:2001/12/28(金) 03:46
今回、名無しさん@初回限定 さんにお願いして掲載許可を頂いたのが、
流聖天使プリマヴェール アナザーストーリー
「少女の胎(はら)は、妖獣のために」です。
2ちゃんネギ板にあるSS投稿スレッドに発表された作品の
加筆訂正バージョンです。

すでに、ご覧になった方には言うまでもありませんが、
これは35HR的にも、一押し!
自分がこれまで読んだSSの中でも「ベスト」と言える作品の中の一本です。
いや、すごくいいですよ〜
特に、状況描写のエッチさとヒロインの心理描写が、激しく萌え!
A2シチュエーション本命の方には、強くお薦めしたいです。

自分と同じように、読了後、感じる部分があった方は、
また是非、感想などお書きください。

3名無しさん@責任はとりません:2002/01/01(火) 10:16
少女の〜読みました。よかったです。つづき読みたいです

4名無しさん@責任はとりません:2002/01/03(木) 00:51
A2小説って探してもなかなか見つからないので・・・。
久し振りに良い思いをさせてもらいました。

個人的には受胎するときに痛みが走る、というくだりが良かったなぁ。

5名無しさん@責任はとりません:2002/01/05(土) 04:38
>>4
同意!

6END:2002/01/06(日) 23:09
遅れ馳せながら読ませていただきました
プリマヴェールはあまり存じませんが
冒頭での伏線キャラクターの配置そして巧みな描写が
想像力を十二分にかき立ててくれます

7:2002/01/08(火) 01:59
同じ作者の人の別のSSがアップされてるサイトって無いですかね?

8名無しさん@責任はとりません:2002/01/08(火) 16:24
どこらへんが加筆されてるですか?

935HR:2002/01/10(木) 02:40
>>7
残念ながら自分の方では分からないです。
スレッドの方に新作が上がっていないかチェックされてみては、
如何でしょうか。

>>8
作者様から頂いたメールからは、
内容そのものに大きな変更はないようです。
主に、より読みやすい形への構成の変更と、
細かな修正が行われている形です。

10中出しさん@出し逃げ:2002/01/11(金) 03:45
夜光幼生というサークルの冬コミ新刊ファイナルファンタジー
アンリミテッド本でHRが出てきます。
アイちゃんが妊娠しています。
URLはhttp://www.hatsune.cc/~appendix/

1135HR:2002/01/12(土) 00:49
>>10
情報ありがとうございました。
嗚呼、せっかく冬コミ行ったのに、これは見落としていました。
虎の穴に委託予定があるようなので、フォローしていきたいです。

1235HR:2002/01/12(土) 02:51
それにしても、
我ながら、こういう見落としては痛いです。
今年の、夏コミでは出来れば同人誌の新作速報も
提供できるよう、なんとかしたいです。


ちょっとスレ違いになってくるのですが、
ついでに冬コミについてなど。
今回の冬コミでは、毎回HR的に一番期待している
TWIN TAIL LABORATORYさんが、コピー誌のみ。
そして漫画も無しというのが、一番残念だったです。
(HR+ロリ+ツインテール属性の自分にとっては、
ここをゲットするのがコミケでの義務です^^)
とはいえ、自分はラビットさんのファンなので、
もはや、どんな本が出ようと信者として、永久に買い続けますが^^;
加えて、今回はカッタダッシュの新刊が大変なことになってました。
残念ながらHRは無かったのですが、中出しシチュ多め、
猥語系連発、その筋のマニアの方にはおすすめかと。
それにしても、一体何があったのか…本の豹変ぶりに、かなりビビリます。

13霧華:2002/01/12(土) 15:54
プリマヴェールSS前半みて、激しく興奮して「後半はまだか・・・」と
長い間首を長くして待っていたな、今となってみればイイ!!思い出ですが。

14中出しさん@出し逃げ:2002/01/12(土) 18:18
>13
 スレ住民仲間ハケーン!禿しく同意!

1535HR:2002/01/13(日) 23:29
>>13 >>14
自分もあの頃は、後編は絶望的かと半ば諦めていたので、
アップされたときには、まさに狂喜乱舞状態でした^^

そして霧華様、ネギ板のHRスレの妄想もまた期待しております〜 (^^)/

16霧華:2002/02/14(木) 18:11
おとといからのproxy規制のおかげでac.jpホストを持つ学校の端末から
ネギ板というか2ch全体に書き込めなくなりました・・・
ネギ板のHRスレにはもう書けなくなるかもしれません。鬱です・・・

1735HR:2002/02/15(金) 00:33
>>16
Σなんと、ご愁傷様ですTT
霧華さんの書き込みが見れなくなるのは、自分も悲しいっす。

あと差し出がましい話で申し訳ないのですが、
霧華さんのproxy規制の件、エロゲ板その他該当スレッドに
コピペしておきましょうか?
もしよろしければコピペの必要なスレッド名など
ご指定ください。
(不要なら、この書き込みは無視していただければ〜)

18霧華:2002/02/16(土) 16:27
そこまでしてくださらなくても結構です。
ただ、この規制に引っかかっているかたってどれくらいいるんでしょうね。
私のいくスレッドはほとんど進んでないんですが(w

19中出しさん@出し逃げ:2002/02/17(日) 02:39
>>18
了解です。
スレの進行は波がありますしね^^

2035HR:2002/02/17(日) 02:39
すみません>>19は自分です

21霧華:2002/03/07(木) 19:28
DDDに暴れ猫様の新作小説がアップされました!!
一番最後の選択肢のやつが自分的にヒット・・・正直ネタかぶっちゃいましたけど・・
ttp://dingdongdong.dnsalias.com:8080/ddd/novel/t833.htm

22霧華:2002/03/09(土) 17:07
proxy規制の報告からいろいろ2chに書き込める場所(ネカフェ)探しているんですけど見つかりません・・・
シスプリ可憐SSの続きが書き込めません・・・
DDDに投稿するしかないのでしょうか・・・
板違いですいません。

23中出しさん@出し逃げ:2002/03/09(土) 23:43
ご愁傷様ですTT

2435HR:2002/03/12(火) 03:44
霧華さん、情報ありがとうございます。
暴れ猫さんは、いつも新作が楽しみなので嬉しい限りです。
そしてシスプリSSの続きが読めないのは悲しい・・・

2535HR:2002/03/12(火) 03:52
逢魔が夢の続きも楽しみにお待ちしてます(^^)ノ

26霧華:2002/03/20(水) 16:37
こっちでちょっと書いてみます。うざかったら消してください・・・
=======
逢魔が夢(4)
<これまでのあらすじ>
これは夢の世界でのおはなし。ここでは常に千影が魔獣に取り込まれた兄と
子作りにいそしんでいました。そんな中突然現れた巫女装束の春歌。
彼女は悪霊退治として、千影の産んだ子供たちを次々と浄化して(殺して)
いったのです。堪忍袋の緒が切れた千影は春歌を拘束し、春歌の子宮に
魔獣の精子を注ぎ込んだのでした。

=======

魔獣の仔が母胎の中で受精卵から幼体になって、産み出されるまでさほど時間が
かからず、受精から1日足らずで一体出産してしまう。

春歌の子宮に着床した魔獣の精子との受精卵は、すぐさま母胎の栄養を受け取り
細胞分裂をはじめる。一つの細胞が二つになり、それが四つになり、八つになって
その数を増やしつづける。
また分裂したその一つ一つが大きくなり、受精卵いや胎児は次第に大きくなってくる。
大きくなるにつれ胎児は子宮の中で自分の存在を確保するべく、子宮の壁を
押し広げる。

胎児が子宮壁を押し広げた結果、母胎の腹は膨らみこれからその仔の母になる女に
自分は子供を妊娠しているんだ、ということを視覚的に実感させる。

春歌はだんだんと大きくなる自分の腹を見て、涙することしか出来なかった。
本来彼女の兄と、兄との間に産まれてくる自分の子の為だけにある自分の生殖器を
浄化されるべき魔獣に蹂躙され、そして今自分の胎に巣くっているのはその魔獣との仔。

春歌は人としてのプライドそして、自分の慕っていた兄への想いゆえ、この場で自害して
子宮の中の魔獣の仔と共に闇に果てようと考えた。

しかし、それもできない。

なぜなら既に手足は拘束されいて、舌を噛み切って死のうと思っても、魔獣の余った
生殖器が欲望のはけ口を膣内ではなく春歌の口に求めた為、切ろうと思っていた
舌も魔獣を快楽を差し出そうと、亀頭らしき部分を舐めまわしていた。

27霧華:2002/03/20(水) 16:38
春歌が魔獣の生殖器を口で奉仕している間にも、春歌の胎はさらに大きく膨らんでいく。
今ごろ子宮の中では細胞の分化も終わりかけていて、暖かい羊水の中で胎児は発生して
まもない眼球で子宮の内側を眺めている事だろう。

(兄君様・・・魔獣の子供を産んでしまう春歌をお許し下さい・・・)

消化管にドロついた精液を流し込まれながら、春歌はただただ自分が慕う兄に許しを
請うしかなかった。
そんな春歌に追い討ちをかけるかのような事態が起こる。春歌の乳房が紫色に変色し、
胸に熱い“何か”が集中し始める。

(・・・まさか、ワタクシのお乳が・・・出ちゃいます・・・)
「ふふふ、母乳が出るようだね・・・私が搾ってあげよう・・・」

それまで春歌の様子を傍観していた赤紫色の髪を持つ女――千影が触手に意識を沿わせて
乳首辺りが青紫色に変色した春歌の両乳房を触手で掴む。

ぴゅーぴゅーぴゅ・・・

春歌の母乳が乳首の先から勢い良く飛び出す。春歌の乳房から母乳が出るのを知って、
千影が産んだ魔獣の子供たちは春歌の胸へ群がり、白い液体をすすろうとする。
春歌の身体から力が抜けていく。

(このお乳は・・・兄君様と・・お腹の子のためのものなのに・・・)

自分の乳房に群がる黒い異形のものを払うことが出来ず、他の女の子供によって
母乳を吸う事が出来なくなる自分の仔の事を心配していた。
たとえ、それが兄ではなく魔獣との仔であっても・・・
春歌の中の母性がそう思わせたのだろうか。

子を思う母の思いが伝わったのか、胎児は小さく胎動する事で母体に自分の存在を
訴えていた。

(お腹の仔が・・・蹴ってますわ・・・・)
「妊娠線もこんなにはっきりと・・・もうすぐ産まれそうなんだね・・・・
 でも・・・この仔は・・・産ませないよ!」

千影がそう言うと、太い触手が春歌の胴体にまわりつき、腹の大きな膨らみを強く
締め付けた。

28霧華:2002/03/20(水) 16:39
「・・い、痛い・・千影ちゃん・・やめて・・・・」
「・・・春歌くん、私は君に愛しい我が子を無惨に殺された母の気持ちを知って
 欲しいだけなんだ。」

春歌が苦痛にもがきながら止めるように言うが、千影は冷たい顔をして
締め付けを緩めるどころか、さらに強くする。
春歌はさらに大きな声を上げて苦しむ。

「いや!やめてください!・・・お腹の子が死んでしまいます!!!」

春歌は感じていた。自分の子宮の中にいる子どもが外からの重圧に絶えきれずに苦しみ、
『タスケテ・・・ハハギミサマ・・・・』
と懇願しているのを。

それでも千影は触手の力を緩めない。
キリキリキリ・・・・

「お願い!この子だけでも産ませてください!!」

春歌は自分の身体が触手によって真っ二つにされても、この子だけは無事に産みたいと
思った。
子宮の命の鼓動がだんだん小さくなってくる。
『・・・ハハギミ・・サマ・・・タス・・ケ・・・・テ・・・・』
子の声も次第にちいさくなっていき・・・

プツン

“なにか”が壊れた。

29霧華:2002/03/20(水) 16:39
「いやあああぁぁっぁぁあぁ!!!!」

泣き崩れる春歌。
千影は子宮の中で生命の火が消えたのがわかったのか、すぐさま触手を身体から放し、
糸の様に細いが鉄の様に硬い触手を出して、それを春歌の秘裂の中にいれる。
細い触手は膣そしてその細さで子宮頚管を難なく通ると、春歌の子宮の中で
動かずに丸まっている胎児だった物体を引き裂き、それを外に出そうとする。

羊水の中で掻きまわされ、千路に引き裂かれる“なにか”。
しかしもうそれは何も痛みを訴えない、生を乞わない。
羊水が赤く染まって行く・・・・・

引き裂かれたそれは、子宮頚管や膣を通り春歌の胎外に出されていく。
その時、母胎である春歌に激痛が走ったが、自分の子を守れなかったため心に
大きな穴が開いてしまい、激痛を感じることすらできなかった。

「さあ、見てごらん・・・これが春歌くんの仔だったものだよ・・・・」

つぎつぎに秘裂から血交じりの肉片が出てくる。春歌は目をそれから背けようとする。
心の中で春歌は
(ごめんね・・・ごめんね・・・)
と自分の仔になるはずだったものに謝りつづける。

「これでわかっただろう?・・・仔を無惨に殺された私の気持ちが・・・
 でも、そんなに落胆する必要は無い・・・すぐに次の子供に会わせてあげよう・・・」

再び大きな生殖器が死胎児の排出を終えた春歌の秘裂にまとわりつこうとしていた。

30<堕ろしました>:<堕ろしました>
<堕ろしました>

31霧華:2002/03/20(水) 16:56
心配だから一応ageます。
SisterPregnant4はまだ続きがあります。

32中出しさん@出し逃げ:2002/03/21(木) 02:20
これぞ干天の慈雨!!
すごくイイ!!
続きも期待しております!!

33中出しさん@出し逃げ:2002/03/22(金) 01:51
ありがたや
ありがたや

34中出しさん@出し逃げ:2002/03/26(火) 20:18
これは大好物シチュ!霧華師にマンセー

35中出しさん@出し逃げ:2002/04/08(月) 23:44
>30
「Error404」が出て、見れません(T_T)
Getできた方、再ウプキボンヌ。

36<堕ろしました>:<堕ろしました>
<堕ろしました>

3735HR:2002/04/12(金) 21:11
>>36
アングラ系は取り扱わないという方針なので、
書き込み削除させてもらいました。
内容の方は、一部修正の上、改めて>>38の方に転記させてもらいました。
ご了承ください。

38霧華:2002/04/12(金) 21:12
アプロダにあらためてSSをうぷしたので探してみてください。
つーか早く新作書こ・・・
>>36の転載です)

39中出しさん@出し逃げ:2002/04/13(土) 06:44
まだ、PC持ってないので不確定ですが、HR小説専用リンク頁&絶版図書館を作りたいな〜と思いましたけど、無謀でしょうか?皆様の意見を聞かして下さい。それによっては情報収集を始めるか決めます。ちなみにPC購入予定は来年始め頃です。

40中出しさん@出し逃げ:2002/04/13(土) 09:12
>>39
有料サイトでも行く。

41逃亡将軍:2002/04/13(土) 12:57
>39
実行するなら神と呼びやすぜ、アニキ。

42逃亡将軍:2002/04/13(土) 12:59
「…よかった」
 扉を開けて入ってきた俺の顔を見ると、リリはどうにかそれだけを言葉にした。
 小さな窓から微かに入ってくる明かりに、その翡翠の瞳から溢れる涙が輝いた。
「心配は無用だと言っていただろう」
 扉を閉めると、より薄暗い室内。俺は足早にリリとの距離を詰めると、ぐいと抱き寄
せて胸にその頭を抱え込む。ろくな物を食べていないにもかかわらず、さらりとした手
触りの栗色の髪を手で梳くと、肩までの髪はさらさらと音さえ聞こえそうなほど鮮やか
に、俺の傷だらけの手から零れて日に当たっていない白い肌に包まれた細い首筋を覆っ
ていく。
「心配だったよ…今度の戦いは負けたって聞いたから…」
「…負け戦でも全員が死に絶える、なんて言うことはない。俺は必ず生き残ってリリの
ところに帰ってくる。だからもう心配などするな」
 俺は生き残らなければならない。
 『夫』である俺の戦死は、そのままリリが兵士の『妻』でなくなる事を示す。
 そうなれば、このまだ幼さを残す最愛の『妻』を待っている運命は、幼い頃の俺がそ
うだったように奴隷の身分に落とされる事だ。
 リリを兵士の『妻』でありつづけさせるために生き残る。それが俺の全てだった。
 思わず腕に力が篭り、リリの「…痛いよ」という小さな声に慌てて手を解く。
「約束だよ。ちゃんとリリのいるところに帰ってきてね」
「ああ…約束だ」
 これで何度同じ約束をしただろうか、と思いながら、ふとベッド以外のこの部屋唯一
の調度品である粗末なテーブルを見やる。
 そこに乗せられた盆には黒パンと、ろくに具の無い冷めたスープ、僅かな干し肉が手
のつけられないまま置かれていた。
「ちゃんと食えって言ってるだろ」
 苛立ちを含んだ俺の言葉。兵士の『妻』であるリリに一日二回配られるこの食料、そ
れは人間の待遇にしてはかなり豪勢なものだ。魔族に人間が支配されている今の時代、
多くの人間が飢えて死んでいく中、食べ物を残す、というのは許されざることだからだ。

43逃亡将軍:2002/04/13(土) 12:59
「…帰ってきたら一緒に食べようって思ってたんだよ」
「そっか。怒って悪かったな…じゃあ一緒に食おうぜ」
 二人でテーブルを囲み、取り止めの無い話をしながら俺はほんの少しずつ食い物を口
に入れて、ろくに咀嚼せずに飲み下す。俺が食ったことに安心してか、リリも食べ初め
てやがて全部を平らげた。
「俺がいない間も…ちゃんと食ってはいるみたいだな?」
「あ…うん。ほら、もうすぐ食べられなくなるかもしれないわけだしさ」
「……バカなこと言うんじゃねぇよ」
 リリの言葉に俺はぎくりとさせられた。
「お前はずっと俺の『妻』だ…安心しろ」
 魔族が戦功のあった兵士に『妻』を持つ事を許す理由、それは一つには兵の士気を高
めるため。二つには兵の反乱を防ぐ人質として用いるため。
「まだ三年まで半年ある……子供は絶対出来るって信じろ」
 そして三つめの最大の理由。強い兵士に子を生ませる事で戦力を確保する事。
 故に三年経っても子を産まないような『妻』は価値無しとみなされ、『妻』の身分を
奪われ、奴隷身分に落とされてしまう。
 奴隷身分に落とされればリリは、若い女奴隷のほとんどがそうであるように『牧場』
に送られて誰が父親ともわからぬ子供を産まされつづけることになるだろう。いや、
『妻』失格であった事から子供の産めない女とみなされ、労働奴隷として農場や鉱山に
送られ、昼は重労働、夜は他の労働奴隷の性欲処理という事もある。あるいは妖魔や魔
獣のエサとして宛がわれるかもしれない……
 それらはどれ一つとっても俺に耐えられるものではない。俺はなんとしてもリリを護
るために残り半年の間にリリに子を孕ませなければならない。

44逃亡将軍:2002/04/13(土) 13:00
 半年といっても、今回の戦いで勝った隣国が勢いに任せて近いうちに攻めてくる可能
性は十分に考えられた。そうなればリリといられる時間は幾らも無いかもしれないのだ。
「リリ……ヤるぞ」
 冷たい汗が溢れるのを感じながら俺が言うと、リリは頬を染めてコクリと頷きベッド
のもとで薄汚れた粗末な服を脱ぎ始めた。
「絶対に大丈夫だ」
 リリに、というより自分に言い聞かせるように呟きながら俺はリリに近づいていく。
「次の戦いに行くまで、ずっとこの部屋にいる。朝も、昼も、晩も抱き続けて絶対にお
前を孕ませてやるから俺を信じろ」
「……他の奥さんのところはいいの?いかなくてさ」
 一糸纏わぬ姿になって、悪戯っぽく俺を見上げる。
 この部屋から出る事をほとんど許されないが故にろくに日に当たらず、焼けていない
肌。ろくに食べ物も無い生活のためか体質なのか、胸は殆ど膨らみを主張せずに少年の
ようにさえ見えるにもかかわらず、男を知る故にかどこか、女を感じさせる雰囲気をリ
リは纏っていた。
「…お前が一番大事だ」 
 抱き寄せて唇を重ねる。戦功を重ねるうちに持たされた他の妻にはしない、リリにだ
けする特別な行為。
「…嬉しい」 
 唇を開放するとリリが小さく言う。
「ずっとリリが独り占めできるんだね」
「ああ」
 リリは、ずっと俺の心を独り占めしてきた。特に親父が戦死してからはずっと…
「…リリと離れたくない?」
「当然」
 優れた兵士の子で、人間にしてはいくらかましな食糧事情で育って頑丈な体を持って
いた俺は、当然ながら兵士になった。そして最初の戦いで手柄をたて、リリを子の産め
る年齢になったら俺の『妻』に、と望んだ。
 俺を変態と嘲笑う奴がいても気にしなかった。
 それも全て、リリと離れたくなかったから。奴隷としての人生を歩ませたくなかった
から。
「…リリもずっと一緒にいたい……」
 俺も服を脱ぎ、リリを抱えて堅いベッドに横たえた。リリのほっそりとした体に体重
をかけないように覆い被さると、再び、今度は少し長めに口付けを交わす。
 離れたくない、奴隷にしたくない…肌を重ねるうちにその思いは全く別のものに変化
していった。
 リリを一人の女として愛する、というものに。
「…だから…だからいっぱい…して下さい。リリのお腹に、お兄ちゃんの赤ちゃんが出
来ちゃうまで……」
 ただ一人、俺の子供を産んでいない『妻』である実の妹の懇願に、俺は自分の肉棒が
熱く膨れ上がっていくのをはっきりと感じていた。

45逃亡将軍:2002/04/13(土) 13:06
 失恋記念作品でつ(w
 魔族に支配された「人間は家畜☆」って世界の人間牧場リンカーン書こうと思ったん
ですが挫折して、趣味に走りました
 葛藤とか会話とか、もっと書きこみたかったんですけど実力不足。今はこれが精一杯
です。
 読んで貰えればわかりますけど、これ前編です。後編も完成次第ここに出させてもら
いますです。遅筆なのでマターリ待ってくださると嬉しいです。

46中出しさん@出し逃げ:2002/04/13(土) 13:36
イイ!マンセー!!

47中出しさん@出し逃げ:2002/04/14(日) 05:02
>>44でリリが実は・・・ってのがグッと来た
後編も期待

48中出しさん@出し逃げ:2002/04/14(日) 05:03
>>39
PC買ったら、まずどのHRゲー買う?教えてけれ!

49中出しさん@出し逃げ:2002/04/14(日) 23:49
>>48
色々と欲しいけど、最低でも『DAWN SLAVE1&2』かな?結構難しそうだけど!

ただ何処までをHR小説として良いかうまく判断できないのがネックなのです。折角HRスレッドのサポートページにするつもりなので『基本定義』と『分類Type』を取り入れたいと思ってます。つまり「HR」を前提に作って有るか無いかなどで分けて行きたいのです。それこそピンからキリまでありますので結構多くなると思いますがいかがだしょうか?

50中出しさん@出し逃げ:2002/04/15(月) 00:17
>49
つまり、ここで分類するところのA1A2だけに限ったリンクってこと?
ここ的に最高神様な暴れ猫さんぐらいしかぱっと浮かばない
単に俺が探求不熱心なだけか・・・孕んできまつ

51中出しさん@出し逃げ:2002/04/15(月) 01:38
>>39のHR小説ページに期待age

5235HR:2002/04/15(月) 02:17
>>39さん
HR小説ページ期待してます。
ここも2年前の開始当初の内容は、
HRゲームが32タイトルのみ。関連書庫は影も形もありませんでした。
それが、いろいろな方のお陰でここまで来れたので、
出来る範囲で継続するというのが、良いと思います^^

もし、開設を決定された教えてください。応援いたします。

5335HR:2002/04/15(月) 02:36
最初のうちは、やっぱり情報集めが大変だと思いますが、
「情報無くても気にしない (^▽^) 」程度に考えて
気楽に続けるのがよいと思います、などと偉そうなことを・・・

54霧華:2002/04/15(月) 19:32
>>35HRさん
無粋なまねをして申し訳ありません。以後気をつけます・・
>>39さん
純粋な孕ませものは意外と少ないかもしれません。触手や産卵等の複合ネタとなれば
他にもあると思いますが。
がんばってください。私も協力できるようがんばります。
>>逃亡将軍さん
エロエロな後編期待しています!

55中出しさん@出し逃げ:2002/04/16(火) 06:44
>>50
逆にB1B2そしてCの範囲も視野に入れております。そしてここにもあるように「星評価」もしようと思います。またHRといえども範囲を「受胎」「妊娠」「出産」までの広範囲を前提として小説を集めていこうかと思います。ですから、ちょっとだけHR表現のある小説を含めれば結構な量になると思います。
 余談ですが、『親ポンタ』さんの小説もHR物としてお勧めします。ただこの人HP持ってないからあちこちにバラけてあります。

56逃亡将軍:2002/04/17(水) 01:16
自らの逃亡防止のためカキコ(藁

期待してくれてる方、世辞でも乾き過ぎでもありがとうございます。
後編ですが、のそのそと進行中です。
高速化のための最大の害であるフリーセルを削除したんで、
今週末を目標に書き上げたいなと思います。

ところで、勝気な村長の一人娘ってどんな外見してると思います?

57中出しさん@出し逃げ:2002/04/17(水) 02:07
>>55
イマイチ、具体的にどういうページが作りたいのかが
わかりにくいので、意見とかも言いにくいかな。
Web上のHR小説のリンク集作るとか、
それとも、普通のHR小説データベース作るとか、
どういった内容の物を構成したいのか、
もうちょっと具体的に列記して欲しい。
後、コテハン名乗って。

>>56
続き楽しみにしてます
あんまり自分を縛って無理しすぎないでください
マターリ続き待ちますのでw

5857:2002/04/17(水) 03:10
>>57ちょっと書き方が悪かった
イマイチというのは企画がいまいちなんじゃなくて
内容がイマイチ伝わって来ないという意味で
ややこしい書き方になってスマソ

59中出しさん@出し逃げ:2002/04/17(水) 03:25
勝ち気な娘と言ったら
やっぱりつり目でポニーテールでハイソックスかなあ・・・ハァハァ

60中出しさん@出し逃げ:2002/04/18(木) 06:48
>>58
基本的にはWed上のHR小説があるHPへのリンク集です。まだ構想ですが、
「小説タイトル」「HPタイトル(リンク)」「基本定義と星評価」「年齢(上中下で分類)」「備考(ジャンルや特殊な入室条件など)」
と考えております。ちなみに「年齢」とは女性の年齢層で、下は15歳までのロリ、中は16〜25歳までの普通?、上は26歳以上のお姉様としております。 あと『コテハン』て何?

 それと「基本定義」を読み直して『タイプC』はないので修正いたします。あとどうやって「基本定義」をつけるかというと、作者に直接聞くか、その作者の書いた作品比率(HR表現が多いか少ないか)で判断するつもりです。他に質問ありますか?

61霧華:2002/04/18(木) 14:28
>>60(>コテハン)
固定ハンドルネーム(自分が誰かを特定できる名前)のことです。
『ななし』でも投稿できる匿名掲示板ゆえの用語です。

62俊幸:2002/04/19(金) 23:44
>>60
済みませんね〜、人の話を聞かない素人なで(^^;
まだPC買うまでに時間がありますので、この話は保留と言う事にしておいて下さい。
いざPC買った時、性能的・技術的に挫折する可能性は無いとは限りませんから・・・
また見にきますのでよろしくね〜

63中出しさん@出し逃げ:2002/04/21(日) 22:30
http://mytown.asahi.com/usa/news02.asp?kiji=1481
誰かこれ、SS化してくれませんか?

64中出しさん@出し逃げ:2002/04/25(木) 07:37
 小悪魔に騙された、俺はそう思った。
「イキそうなお兄ちゃんって可愛いね…」
 にへっ、と笑いながらリリが俺のペニスを握る手を上下させている。微妙にツボを外
したその手の動きは、暴発寸前と言うところまで吹き上がりかけていた俺の高ぶりを徐
々に、徐々に引き下げていく。
 その気配を敏感に察して、再びリリが、あ〜ん、と唇を開いて俺に見えるようにペニ
スを呑みこんでは頬を窄め、唇を閉め、舌で裏スジ、カリ首、尿道と絶妙な強弱をつけ
て攻め、再び高ぶりを引き出していく。
 だがリリは暴発を許さない。これまた絶妙なところでちゅぼっ、と口からペニスを解
放し、俺をいくらか休ませ、再び攻めてくるのだ。
『お兄ちゃんは…リリのために戦ってくれているのに、リリはお兄ちゃんに何も…だか
らせめて今日は……』
 事に及ぼうとした俺へのリリの言葉。
 幼い顔つきのリリの、あの小さな唇。その唇が開かれ、俺の太く黒いペニスを呑みこ
んでいくのを見るのは俺にとってたまらない快感だった。
 普段は俺が願って、それにリリが応えることで為される口による行為。
 リリがフェラチオを好いていない事を感じていたからこそ、俺から願う事さえ稀だっ
たと言うのに、今日はリリから申し出てきたのだ。
 嬉しさのあまり忘れてしまったのかもしれない。
 リリが時に淫魔に憑かれているのでは、と疑いたくなるような顔を見せる事を。

65中出しさん@出し逃げ:2002/04/25(木) 07:38
「イキたいならお願いしてみせてよ…お兄ちゃん」
 クスクス、と小悪魔は笑みを浮かべていた。その優越感を帯びた笑みは、普段俺がリ
リを抱く時に浮かべているものなのだろう。
『何を、何処に、どうしてほしいのか…言わなきゃわからないだろう、リリ…』
 やられてみて初めてわかる“お預け”の辛さ…
「わ…わかった。リリ…」
 正直、言葉を吐くのも辛い。今の俺は水を目一杯に汲んだコップみたいなものだ。コッ
プの淵より上まで膨らんだ水面が、ほんの僅かな振動で零れて落ちそう…まさにそんな
感じだった。
「俺の…チ○ポをリリの…可愛らしい口で……」
「…お兄ちゃん、赤ちゃんの作り方知らないの?」
 少し、ぷうっと頬を膨らませてリリは言った。
「戦場から真っ直ぐ、リリの部屋に来てくれたんでしょ?我慢してた分、凄く濃いと思
うんだけどなぁ……」
「……リリの膣の一番奥に…子宮に、出させて、下さい…」
 普段のリリに、自分に懇願させるときのような言葉遣いで…妹に敬語を使うというか
つてないシチュエーションに思わず暴発しそうになるのを抑える。ここで暴発では何の
ためのガマンかまるでわからない。
「うん…いいよ」
 小悪魔の笑みを天使未満の笑みに変えて優しくリリは言うと、起きあがって俺と向か
い合って腰を跨いだ。
 そしてゆっくりと腰を下ろして弾け飛びそうなほどに膨れた俺のペニスの先端を自ら
の割れ目に宛がった。

66中出しさん@出し逃げ:2002/04/25(木) 07:38
「…濡れてないだろ、はいらねぇよ」
 今更ながらためらってしまう俺の首の後ろに、優しくリリの両腕が回された。リリは
口を俺の耳元に寄せ、囁いた。
「……リリって、悪い女だと思わないの?自分のために命がけで戦ってくれてる人の、
口の中に出したいってお願い、無視するようなやつなんだよ?」
 唐突に何を、と思うも一瞬の後に氷解。きっと今のリリは、あの小悪魔の笑みを浮か
べているのだろう。
「そうだな…そういう悪い女には御仕置きをしてやらなくちゃな」
 俺は両手をリリの尻肉に添えた。改めてリリの身体の細さを意識させられるが、それ
はもはや躊躇ではなく欲情に変換される。
 いち、にの…と俺は小さく拍子をとってからリリの尻に添えた手に力を込めて抱き寄
せた。

 ずぶぬっ。
 きつく締まる入り口を力任せに抉じ開ける。
 ぬぬぬぬぬぬぬ。  
 滑り気のまるで足りない肉のヒダを一枚一枚押し退ける。
 ずにゅぅぅっ。
 最深部で疼き、震えていた肉の唇を肉の槍が突き上げた。
 互いに求め合っていた肉が触れ合った事で、びりっと互いの肉に電流が走る。
 それを合図にしたかのように、それまで退けられるだけだった肉たちが反撃に出る。
 侵入者を、四方八方から締め上げる。

67中出しさん@出し逃げ:2002/04/25(木) 07:39
「ひぎっ!…くふっ…ぅぅぅぅぅぅんんっ!」
 俺は吹き上がろうとするものを押し留めたりはしなかった。
 ただ、引き金を引く。
 どびゅるるるるっ!!…どびゅるっ、びゅるるるるっ!…ぴゅるるるっ…
 溜まりすぎで固体化したのではないかと思えるような、痛いほどの凄まじい射精感。
「はんうぅぅぅぅっ!噴き出してるよぉ、お兄ちゃんのがドクドクドクってぇ!」 
 軽く達したのだろう、小さくプルプルと震えながらリリは俺から命の種を搾り取って
いた。俺はそのままリリを抱きしめ、余韻に浸った。
「……ねぇ…お兄ちゃん」
「ん?」 
 互いに幾らかおさまった荒い息を鼻から漏らしながら、見つめあう。
「凄くネバネバしてるよ…零れてこないし…」
「…今までにないほど溜まってたからな」
 座位で繋がっているというのに、吐き出した精液が重力に引かれてペニスを伝う感触、
俺はそれを不思議と感じられないでいたが、どうやら気のせいではなかったらしい。
「糊みたいにベタって子宮の入り口塞がれちゃってるよ…子宮が窒息しちゃいそう…」
 ひくひくとリリの膣が震える。一度、絶頂に至った肉が幾らか愛液を分泌し、ゆっく
り動くには支障無いぐらいにまでに滑り気を帯び初めていた。
「大丈夫。すぐに俺がもっと出して、奥に洗い流してやるから」
 そう言って俺はリリを押し倒した。

68とんずら野郎:2002/04/25(木) 07:39
 週末という公約を激しく破ってますね、すまんです
 途中まで書いたのを破棄したりなんだりで時間かかっちゃって。
 やたらとフリーセルが上達した自分に鬱になってデリったり、
 行き詰まったら別の話が書きたくなって、それに手染めたりもしたし…
 逃避行為多いな〜、自分(w
 今回、後編のはずが中編とでもいうような話になっちまいました。
 というかまるで違う話になってるかもしれんです…
 後編と、上記の別の話のどっちか、また書けたら上げさせてもらいますです。

69中出しさん@出し逃げ:2002/04/25(木) 12:02
>>64−68
イイ!

70YRR:2002/04/25(木) 20:48
>>42-44, >>64-68
読みやすいしキャラも立っててイイ。お仕置きおねだり演出萌え。A2属性の漏れとしては
このままいちゃついた後、結局なんかの事情で妊娠できず「人間牧場」に送られてしまうリリたんを希望したい(T_T

7135HR:2002/04/27(土) 01:36
小悪魔バージョンのリリに惚れました…はふはふ

72<堕ろしました>:<堕ろしました>
<堕ろしました>

73<堕ろしました>:<堕ろしました>
<堕ろしました>

74<堕ろしました>:<堕ろしました>
<堕ろしました>

75中出しさん@出し逃げ:2002/04/29(月) 18:41
そんなに続けて堕ろしたら赤ちゃん埋めなくなっちゃう

76中出しさん@出し逃げ:2002/04/29(月) 21:10
>>75
ワラタ

77とんずら野郎:2002/05/03(金) 12:51
>YRRさん
ごめん、A1です。
でも次に書いてるやつはA2です。
ご期待に添えるといいんですけど

>75
ワロタ

7835HR:2002/05/09(木) 01:02
>>77
なかなか、まともなレスできず申し訳ないのですが、
新作も気長に期待しております。

79とんずら野郎:2002/05/12(日) 08:16
いえいえ、ここを修行の場に使わせて頂いてるだけで満足です。
最近忙しかったり、眠かったり、殆どHRでないえろげにハマったりで全然進んでませんが
またできあがり次第載せさせてもらいます

80中出しさん@出し逃げ:2002/09/05(木) 01:43
ここは知っていますか?
HRもありますし、卵、産卵とうもあります。

http://www.interq.or.jp/dragon/pool/

8135HR:2002/09/05(木) 01:43
情報ありがとうございます。
なかなか良さそうですね。
また中身を拝見させてもらいます。

82暴れ猫:2003/01/12(日) 22:43
 とりあえずDISCIPLINE(ACTIVE)のクスコで強制妊娠えっちの
トドメ版を書いてみました。
 
 改造データをネットで落としてフォルダに上書き、という形でエッチシーンだけ
をざっと見ただけなので、「クスコで強制妊娠」に行きつくまでにどういうやり取
りがあったかは知りません。
 ただ、あまりにもヒロインの扱いを酷く感じ、どうにか助けられないものかと思
い、書き始めたものです。
 つまりはヒロインが助かる(妊娠しない)方面に向かわせるのが目的であり、救
済を求めない方にはとてもつまらないものであるといえます。
 ですので救済に入る直前、ヒロインが絶望に叩き付けられたところまでをここに
書いても良いですか? 

 救済版はDDDの方に投稿を、と考えています。いつ更新が再開されるか分かり
ませんけど。

83暴れ猫:2003/01/12(日) 22:46
すいません、下げ忘れました………

84中出しさん@出し逃げ:2003/01/12(日) 22:58
ここはsageじゃなくて大丈夫ですよ。
いいですかも何も,是非にお願いしたいです!読みたいです

85中出しさん@出し逃げ:2003/01/13(月) 22:42
神降臨!

86暴れ猫:2003/01/13(月) 23:58
 20行×13個に分かれました。
 過去ログを見る限りでは4つづつの投稿になっていますので、自分もそれに習い
たいと思います。

87暴れ猫:2003/01/14(火) 00:03
「それじぁ桃音さん、彼女にたっぷりと排卵誘発剤を投与してあげて」
「はいな」
 桃音はレオナの指示に従い、鞄から注射器と透明な液体の入った小さな子ビ
ンを取り出す。レオナは早見が拘束されている椅子の裏に回ると、手錠とロー
プを外す。
「あなたが音川さんのことを考えるなら、ちゃんとあなたの精子が受精するよ
うに祈ってあげることね」
 高ぶった感受を抑えきれないのか、その言葉のトーンは高く保健室に響く。
それでもその声は早見には届いておらず、速見はただ呆然と桃音の作業を黙っ
て見ているだけだった。
 桃音は子ビンの蓋を取ると、注射器の先を丹念に消毒してから子ビンの中身
をシリンダーに吸わせる。
「どっちの子を産むのですかぁ〜?」
 にたにたと笑いながら針を音川の腕に差し込み、シリンダーの中身を抽入し
た。
「はい」
 レオナは早見の前に割り箸をさしだす。
「クスコの中身、デブオタ君の精子が下の方に沈んでいますわ。これで混ぜて
あげないと、早見君の精子、子宮に入る前にデブオタ君の方が受精しちゃくか
も」

88暴れ猫:2003/01/14(火) 00:08
 心ここに在らず。今までならば怒りに任せて割り箸を奪ったかもしれない。
しかし早見は静かに割り箸を受け取ると、ふらふらとした足取りで音川に近づ
き、クスコの中に割り箸を入れる。
 クスコの内側を滑らせるように割り箸でクスコの中を掻き回す。入りきらな
くて精液が外に溢れ出していたところで強引に掻き回すと、更に外に溢れて音
川の陰毛を白く染めていく。
「こんなんじゃ………ダメだ」
 早見は割り箸を投げ捨てると、クスコの中に指を突っ込み精液を掻き出し始
めた。
「ちょっとあなた、そこまでは許してないわよ!!」
 眉をしかめてレオナの怒り声が早見の背中にぶち当てられる。しかしそれも
お構いなしに掻き出し、そうしながらもズボンのジッパーを下げてペニスをし
ごき始める。
「外に全部出して自分の出したものでも入れるつもり!?」
 レオナは早見の肩を掴むと、桃音と一緒に音川から引き剥がし、再び椅子に
固定する。
「気が変わったわ」

89暴れ猫:2003/01/14(火) 00:10
レオナは睨み殺すかのように早見を見た。再び冷凍庫の扉を開けると、精液
を冷凍保存してある容器その物を取り出す。その数3つ。蓋を開けると、無
造作に試験管を取りだし、次々とぬるま湯につけていく。
「桃音さん。排卵誘発剤、後どれくらい残っていますの?」
「まだまだ沢山在りますよぉ」
「そうね……あと2本、音川さんに打ってあげて」
 レオナは笑いながら指示し、解凍の済んだ試験管から中身をビーカーに移し
ていく。それを見ながら早見に正常な心が戻ってくる。
「あっ、な、なにをするつもりだ!」
「無差別爆撃とでも言うべきかしら? 最低ランクの男の精液、全てを注いで
上げる」
 順次解凍の終わった精液をビーカーに注ぐ。開いた部分には、容器から取り
出した試験管をいれ、鍋の傍らには空になった試験管が山積みになっていく。
「これで最後よ」
 最後の試験管を傾け、中身をビーカーに落す。1000mlの線は越えてお
り、レオナはそれをガラス棒で掻き混ぜる。ある程度混ざり合うと奥のベッド
を隠すカーテンを開いた。
「なんだよ、それ……」

90暴れ猫:2003/01/14(火) 00:13
 そこにあるのはベッドでなく、初めて見る機械だった。レオナは何も言わ
ずにビーカーの中身を機械の中に注ぐと緑のボタンを押した。
「あなたの取った勝手な行動、その責任は音川さんにとって頂きますわ」
 機械が稼動音と供に動き出す。その振動は窓際の窓をカタカタと鳴らして
いる。
「責任は俺に在る!! これ以上音川に酷い事はしないでくれ!! たのむっ
!!!」
 その機械がなんなのかは知らない。知らないからこそ更にひどい仕打ちがあ
ると確信する。
「責任を誰に取らせるかは私が決めることですわ。あなたは黙って見ていなさ
い」
 レオナは早見の後ろに立つと、ロープを咥えさせる。ぎゅっと縛るともはや
早見には動くことも叫ぶこともできなくなった。
「睨んだところで、一体何が変わるとでもいうのかしら?」
 ものすごい形相でレオナを睨みつけるも、なにも出来ない早見にレオナは侮
蔑の眼差しを向ける。
「レオナ様、打ち終わりました。それから彼女、気がついたみたいです」
「まぁ、ちょうど良いタイミングですわ」

91暴れ猫:2003/01/14(火) 00:15
 ぎりぎり20行まで使うと(省略されました〜)が出てしまうのですね……。
 なので行数を減らしました。

92中出しさん@出し逃げ:2003/01/14(火) 00:32
神、キターーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
今夜は、これ読んでハァハァすます!!!!

93中出しさん@出し逃げ:2003/01/14(火) 00:48
DingDongDong再開を望む理由がまた一つ

94暴れ猫 5:2003/01/14(火) 23:03
 早見も音川を見ると、涙を浮かべながら現状を知ろうとする。まだ動けない
自分と拘束されている早見の姿に、まだ開放されてないと知った。
「これ以上…何を……」
 音川の視界を遮るように、間にレオナが立ちはだかる。
「あなたが気を失ってる間にね、早見君、クスコの中身を掻き出しちゃったの
よ。せっかく聖母になれるチャンスを与えたというのに、もったいないことし
てくれたでしょ、彼」
 冷酷なレオナの笑み。
「でも大丈夫。私が見事に聖母にさせてあげるから……」
 レオナは桃音の鞄から注射器を取り出すと、5本ほど持って怪しい機械の前
に立つ。
「あなたも、心から喜んでね。音川さんが聖母になる瞬間に立ち会うことを許
されたことに」
 冷たい視線と背筋のゾっとする言葉は早見に向けられた。レオナは機械から
小さなポリタンクを取り出すと、中身をビーカーに注ぐ。正体不明の透明な液
体がボチョボチョとビーカーに溜まっていく。持ち出した注射器のシリンダー
目一杯まで吸いこませ、敷いたタオルの上においていく。

95暴れ猫 6:2003/01/14(火) 23:05
少々もったいないですが、まあ良いですわ、これくらい」
 ビーカーの中に残った透明な液体は、そのまま保健室備え付けの洗面台から
捨てられた。それでも注射器5本分の液体は確保されている。5本の注射器を
タオルで包み、音川の腰元に置いた。一本を持つと、音川に見せるように顔の
前に針を持ってくる。
「桃音さん、彼女の口を開けさせて」
 すっと近づいた桃音が音川の両頬をつまみ、口が開いたのを確認するとピス
トンを少しだけ押して透明な液体を口の中に落した。
「お味はいかがかしら?」
「何よ……これ」
 強張った表情で怯える。味のない液体。しかし液体の正体が分からないから
こそ、恐怖がより増大する。
「あの機械ね、遠心分離機なのよ。もっとも、ただ精液から精子だけを抽出す
るだけの精度しかないですけど」
 エイズに感染した精子と、感染してない精子とを分けるだけの力はない、と
でもいうようだった。精子を抽出するだけでも極めて極悪な機械である。
「あ………悪魔よ、あなた!!」

96暴れ猫 7:2003/01/14(火) 23:06
「あらあら、親切にしてあげてるのに悪魔呼ばりするのね、あなたって人は」
 好きなだけ叫びなさいとでもいうように笑いを浮かべ、開かれたクスコの方
に視線を移す。
「ほんと、もったいないわ」
 クスコの中を覗くと、底に残る精液の残量を確認する。レオナは桃音に膣内
の洗浄するように指示すると、ホースを持ちだしクスコの中にぬるま湯を流し
込んだ。すぐにクスコからぬるま湯が溢れだし、音川の腰回り一帯は水浸しに
なる。
「子宮の入り口がばっちりね」
 洗浄の終わった膣内を覗きこみ、綺麗に洗われたのを確認する。
「やめてっ!!」
「動かないでね」
 レオナは針を天井に向けると、中身を少しだけ出す。
「純度100%の精子。あなたの子宮の中に直接入れてあげるわ。排卵誘発剤
を3本も打ってあるし、確実に聖母になれるわよ」

97暴れ猫 8:2003/01/14(火) 23:08
 レオナが何をするかは既に音川は察している。レオナはそれを知っているか
らこそわざと説明し、針から精子が流れ出るのを見せる。
「下手に暴れると、子宮の壁に突き刺しちゃうかもね」
 子宮は、ちょっと引っ掻かれただけでも緊急手術を受けなければならないほ
どに弱い臓器である。レオナの性格からして、たとえ子宮を傷つけたとしても
病院には行かせて貰えない。
「なんで…なんでこんなことを……」
「あら、それは簡単よ。あそこの薄汚い男が、聖母になるためのチャンスを無
駄にしたから」
 音川から見れば救助行為であっても、無理やりにでも妊娠させようとするレ
オナには邪魔な、余計な行為でしかない。
「あなた、同じ寮に住んでたんだから連帯責任として聖母になる瞬間を見せて
頂戴ね」
 ゆっくりと針をクスコの中に落としていく。
「それだけはっ! お願い、なんでもいう事聞くからっ!」
「さっきもそれ言ってたわね。あなたは優秀だと思ってたけど思い込みだった
かしら?」

9835HR:2003/01/15(水) 00:48
>>87-90
>>94-97
最高です(>▽<)b
A2バンザイ!
個人的には、機械とか純度100%の精子とか女が女を強制妊娠させようとする
シチュエーションなどに、激しくハァハァ
でも、最後には、音川は助かっちゃうんですよね…もったいないTT
続きが楽しみ…でも、続きはDingDongDongになりますか?
う〜ん、自分も更新再開が楽しみです。

>>91
すみません、一応、掲示板の設定では限界まで表示する
ようにしてあるんですが、20(19)行以上は無理みたいです。
お手数取らせます。

99暴れ猫 9:2003/01/15(水) 23:29
 ニュッ………。
 針が子宮の穴に包まれる。
「答えは同じよ………。妊娠しなさい」
「お願いよぉっ! もう絶対に反抗しないっ! 奴隷にだってなるっ! だか
らっ、だから許してっ!!!」
「…………ふっ」
 針が子宮にはいって2ミリか3ミリのところで止める。
「さぁ、後はピストンを押し出しだけですわ……」
 レオナの中で高まる喜び。狂気に包まれた顔に、流石の桃音も表情が引きつ
る。
「いやっ!! 押さないでっ!! …でっ…出てるっ?………出てるっ!!」
 シュゥゥゥ!
 ピストンに押された精子は、迷うことなくシリンダーから針に流れ、先端か
ら勢い良く子宮の奥に向かって放たれた。
「ちゃんと受精するのよ」
 子宮の奥に当たった精子は、細かく飛び散りながら子宮の隅々にばら撒かれ
る。

100暴れ猫 10:2003/01/15(水) 23:33
「あ……あ……い………嫌………嫌よ……こ…こんな……の……」
 身体の奥に精子の注入を感じ、瞳孔は大きく、カタカタと身体が震える。白
い天井を背景に、泳ぐ精子の姿が浮かび上がる。やがて大きな球体に辿りつく
と、一斉に飛びかかり、頭を球体に押しつける。球体に波紋が起こると精子は
全て動かなくなり、粉々に砕け散った。そして球体の中から心臓の鼓動が聞こ
え、人の子の姿が徐々に浮かんでくる。
「もぅいやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
 無造作にビーカーにぶち込まれた精液。誰のものかも分からない邪悪な体液
から取り出された精子。無常にもその生き物を抽入された自分。自分の卵子を
求める凶悪な遺伝子。
「デキちゃう………赤ちゃんデキちゃう……………」
「当然よ。そうさせてるんだから」
 絶望に力を失った音川に、レオナは容赦なく2本目の注射器を手に取った。
「子宮の口がパクパク動いているわ。まだ足りないのね」
 ニュプ。
 穴に針を差し込むと、シリンダーに詰まる精子を子宮の中に押し出す。拒絶
が胎内に当たる精子を感じ取り、身体をビクンと震わせる。

101暴れ猫 11:2003/01/15(水) 23:36
「はいはい、まだありますからねぇ」
 ニュプ。
 まるで赤子に母乳を与えているつもりなのか、3本目の針を子宮の口に入れ
るとピストンを押す。
「あ………あう……」
 暗闇に突き落とされた者のうめき声。
「4本目」
 レオナは嬉しそうに注射器を持ち、子宮の入り口を見る。
「もう………やめて………。そんなにいれなくても……あなたの思い通りにな
るわよ………」
「そう? でもまだ足りないってここは言ってるわ。子宮の口がパクパクして
る。排卵しちゃうからその前にもっと頂戴……ってね」
 ニュプゥ。
「いったい誰の子でしょうね」
 シュルルッ。
 子宮の中に強制排出される精子。ほぼ子宮全域を満たしても尚、空間を全て
精子が埋め尽くすまで子宮単独のおねだりは止まらない。

102暴れ猫 12:2003/01/15(水) 23:39
 音川は力なく天井を見つめ、まるで死んでしったかのような青白い顔に、涙
の線が太く流れている。
「これで何億の精子が入っちゃったのかしら?」
 ニュプン。
 最後の一本を子宮の口に咥えさせる。
「美味しく頂きなさい」
 ピストンをゆっくりと押していく。しかし半分押したくらいで手を止めた。
「あらやだ。精子が入り切らないみたい」
 針と子宮口の隙間から透明な液体が溢れ、クスコの底に溜まり始めていた。
「フフフフフ。文字どうり子宮が一杯になっちゃったわね、音川さん」
「うっ…………ううぅ……………ぐぅ……」
 なにも言えずに顔を背けて泣く。死にたいと思う気持ちと、殺してやりたい
という憎悪が激しく交差した。
「卵管も精子でギチギチね」
 ピストンを押しきり、空になった注射器をタオルの上に放り投げる。すぐに
桃音が片付けに取りかかった。

103暴れ猫:2003/01/15(水) 23:57
>>98
 >20(19)行以上は無理みたいです。

 うっ……19行のブロックが一つある………(汗

 >音川は助かっちゃうんですよね…もったいないTT

 のハズだったんです。
 救済に入る直前までをここに先行して載せるつもりだったんですが………。
 ここがなんのデータベースのHPかをよく考えろという悪魔の囁きが………。

104中出しさん@出し逃げ:2003/01/16(木) 00:48
>ここがなんのデータベースのHPかをよく考えろという悪魔の囁きが………。

暴れ猫氏、そのまま悪魔に魂を売ってしまえーーーー(笑)

105霧華:2003/01/16(木) 01:05
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!


これからも抜ける作品をおねがいします!!

106どいる:2003/01/16(木) 09:47
しばらく繋がらないと思ったら…
すすすばらすぃ!ハァハァ
精子注入でも受精しなかったら、赤の他人の受精卵を注入して
着床させちゃってほすぃです

107暴れ猫 13:2003/01/16(木) 23:28
「今晩中には聖母の誕生かしら?」
 クスコも取り外す。ぴたっと閉じた膣口から、チョロッと透明な液体が流れ
出る。
「本当に失礼な彼よね。聖母になるという大切な儀式なのに、あそこをあんな
に大きくして」
 怪訝そうな、それでも口元はなんとか笑いを堪えているような表情。
「感想を聞かせていただけるかしら?」
「人でなし…………」
 音川は小さな声で言葉を投げ捨てる。その目には絶望を、そして奥にはとて
も大きな憎しみを宿して。
「あら、残念だわ。感謝していただけないのでしたら、お腹の子が堕ろせなく
なるまで地下室に住んでいただくわ」
 レオナは静かに早見に近づくと、口のロープを外した。
「お気に召しました? 聖なる儀式」
「ふざけるなっ!! お前は絶対に殺してやるっ!!!」
 早見の身に沸き起こった殺意の感情。獲物を狙う目つきとはいえないほどの
恐ろしさを帯びる。
「殺すなんて野蛮な。でも私の力を持ってすれば、あなたを闇に葬り去るなん
て簡単なことですわよ」

108暴れ猫 14:2003/01/16(木) 23:30
 死ぬならお前だと言わんばかりに、レオナの態度は変わらない。身動きでき
ない状態でいくら威勢を張っても、逆にレオナを喜ばせるだけだというのは知
っている。しかし心の奥に芽生えた殺意は大きくなり、感情に走らせるだけで
であった。
「いつかあなたは神によって裁かれるわ。あなたは悪魔だから」
 小さくボソッと言った音川だったが、それは鮮明にレオナに届いていた。
「あなた、そんなになっても神を信じてるわけ? 神なんてこの世にはいない
わ。いえ、例え神がいたとしても、私の前には平伏する」
 威圧するかのように音川の前に立つ。
「処女妊娠するからといって、あなたはマリアにでもなったつもりかしら?」
 レオナは桃音に取り巻きを呼ぶように指示し、新しい注射器に麻酔をいれる
と早見の腕を取る。
「そんなに自分の精子で受精させられないのが、お怒りの原因かしら?」
 針を早見の腕に突き刺し、麻酔薬を注入する。
「クッ……クソ……ま……まだ何か…を……」
 麻酔を打ち終わると、自分の鞄からファイルを取り出す。何かを選ぶように
目を走らせているうちに早見の全身に麻酔の効果が現れ始め、口もうまく動か
せなくなってきた。

109暴れ猫 15:2003/01/16(木) 23:32
「これよ、これ」
 開いたページを早見に見せるが、言葉をしゃべろうにも舌が回らない。崩れ
落ちそうな頭を必死に上げてページを見ると、そこには数人の女生徒の名前が
載っている。
「今この子達、社交倶楽部の部室にいますの。あと2日か3日で危険日の子達
よ」
(なに!?)
「生殖本能を満たせない怒り、この子達で解消させていただくわ」
 不適な笑みを漏らす。ちょうどそこに、桃音に呼ばれた社交倶楽部の部員が
入ってきた。
「音川さんは例の部屋に、彼は部室につれていって。桃音さんはこの部屋の掃
除を」
 ベッドの脇においてある制服を音川に着せ、まるで犯人の移送のように数人
が囲い、例の部屋と呼ばれた場所に強制連行される。その後で全身麻酔によっ
て動けないでいる早見を2人の肩にかけ、レオナを先頭に保健室を出ていく。
「命の芽吹き、あぁ、なんて良い響きなの………」
 目を輝かせながら歩くレオナとは対象に、これが悪夢なら、さっさと目を覚
ましてくれと心の中で祈る早見。悪夢という名の現実は、まだ終わらない。

110暴れ猫 16:2003/01/16(木) 23:34
 一方音川は、校舎の地下室に作られた鉄の扉の部屋に案内される。簡素では
あったが、少なくともベッドとトイレ、風呂は用意されている。一方的に音川
を突き飛ばすように部屋の中に付き入れると、振り向いた時には厚いドアが閉
まり、鍵がかかる音が響く。
「レオナ様の命令です。ここで大人しくしていて下さい。食事はこのドアの下
から差し入れますので」
 この部屋唯一の窓は、ドアに付いている鉄格子仕様。そこから1人がぶっき
らぼうに告げ、4人は退散していく。鉄格子を掴んだ時には既に覗ける範囲に
は誰も見ることができず、歩き去る靴の音が、コンクリートに重く反射してい
た。
「早見君………」
 ベッドに横たわり、希望の失せた目で黒い天井を見つめ続ける。自分の置か
れた状況は、明確な形での監禁状態。レオナは否応無しに子供を産ませるつも
りでいる。時計のない部屋は静かな孤島で、どれほど経ったのか、カチャンと
いう音がドアから聞こえる。ドアの下が横長に開閉する仕組みのようで、そこ
から食事が押し込まれていた。
「食べ終わったら通路の方に出しておいて下さい。それと読み物として書類も
持ってきてあるので、気が向いたら目を通しておいてください」

11135HR:2003/01/16(木) 23:35
>>99-102
>>107-109
続きが!続きが!続きが来てる!
毎日が夢のようだTT

というか、
この大事な時期にHRサイトが不安定で申し訳ありません>>皆様
時間帯によっては閲覧できたりするので、またタチが悪いのですが…
とりあえず、もうちょっと時間に余裕出来たら、
サイトの引っ越しその他の手配行います…すみません

112暴れ猫:2003/01/16(木) 23:44
 一応明日で終わりです。
 直前どころか、ここ向けのオリジナル版になってしまいました。
 …………デキチャッタヨ……アクマニタマシイウッチマッタヨ………

>>105
 今回はネタ被ってませんよね?………載せる前にチェックはしたつもりですが。

>>106
 >精子注入でも受精しなかったら、赤の他人の受精卵を注入して
  よくよく読んだら「受精しなかったら〜」でしたか(汗
  てっきり、受精した上に更に他人のも入れて……と読み間違いの上で
  「どうせ産むなら双子に挑戦してみない?」
  という展開を書き始め……いえ、なんでもないです

11335HR:2003/01/16(木) 23:49
そういえば、関連書庫OVAコーナーの「アークザラッドⅡ」もそうでしたが、
無理矢理、受胎させられてしまう女の子が「聖母」扱いされるシチュエーションに
なぜか激しく萌えます。
今後とも、狂信者集団や人外生物の方々には、是非がんばっていただきたい!

114とんずら野郎:2003/01/17(金) 01:21
少しここを覗くのに間が開いたらこんな美味しい展開になっているとは…
もっと早く気付いていればリアルタイムでハァハァできたのに
明日の完結編、期待してます>暴れ猫さん

無理矢理聖母、自分もツボシチュです

115どいる:2003/01/17(金) 08:56
>>112
いやいや、更に追討ちするように他人の子を孕まされる
しかもそれが早見と他の女の子だったら……いえ、何でもないです

全くの他人とどっちが萌えるかなぁ…

116暴れ猫 17:2003/01/17(金) 23:16
 何も食べる気はしない音川は、食事には一切手をつけずに通路に押し出す。
書類だけは手に取りパラパラと捲ってはみたが、すぐにくしゃくしゃに丸め、
食事を引き戻しご飯の真ん中にぐりっとねじ込んだ。そしてまた通路に、今
度は足で蹴り飛ばす。
 書類は精子バンクのリスト。更に言えば、お腹の子の父親候補者リストであ
った。この屈辱に音川はベッドに伏せ、声を殺し、いつしか深い眠りに落ちて
いった。


「………ん……朝………?」
 再び目を開けたのは、何やら明るい光を感じ取った時だった。ガバッと顔を
上げると、目の前にあるのはコンクリートの壁。今再び監禁状態に置かれてい
ることを理解する。
「はっ!?」
 ここに入るとすれば、レオナしか考えられない。それほどまでに光を後ろに
感じた。伏せていた身体を反転させ上半身を起こすと、レオナとは違う別人が
立っているらしく感じる。光が強く、その光の中に人が立っている。
「誰?」

117暴れ猫 18:2003/01/17(金) 23:18
 眩しさから逃れるように手を掲げて光を遮ると、徐々に光の度合いが低くな
る。手を退かすと、そこには知らない誰かが立っていた。
「あ…あなたは………翼?」
 その人物の後ろに見えるのは白い翼。金色の髪は肩まで伸び、野花を繋いだ
草冠を頭に被っている。白い布を身体に纏い、その腰には一本の長剣が挿して
あった。鞘の一部分が光っていて、そこを見れば百合の花が彫ってある。
「ま……まさ………か………」
 音川は手を口に当て、身体をこおばらせる。自分でもすぐ分かるほどに、背
筋が凍りついたかのような冷たさが走る。
『恐れることはない、音川。あなたの願いは聞き入れられた』
 目の前に立つものは静かに告げる。
「ねが……い?」
 目の前に立つ者。それが何者なのかを悟った音川は、絶望に暮れる。
『あなたは神の恵みを頂いた。あなたは身篭り、男の子を産む』
 ビクン!
 死の宣告よりも聞きたくなかった言葉に、音川の身体が拒絶を表す。
「なぜ………あなたが現れるのです?」
 面向かってその人物の顔を見れない。なぜなら涙が今まで以上に溢れ、嗚咽
を抑えれるのが不思議なくらいだったからであった。

118暴れ猫 19:2003/01/17(金) 23:20
『私の名はガブリエル。神の前に立つ者。あなたに話しかけて、この喜ばしい
知らせを伝えるために遣わされたものである』
 ガブリエルは剣を音川の頭上に掲げ、光走らせる。
『音川よ。神の祝福を』
 眩い光が部屋を埋め尽くし、その光りが消えると音川独りになっていた。
「願ってなんか………ないわよ………」
 大天使ガブリエル。またの名を受胎告知の天使。その祝福の光は闇の光とな
り、音川を包む。暗闇が晴れる事は………ない。

119暴れ猫:2003/01/17(金) 23:33
 とりあえずこれにて終了です。
 受精シーンというか、子宮内描写の方が「抜き」には適してると思いますが、
 聖母扱いよりも、まんま聖母にしてしまえと思い、こういう終わり方にしました。

 マリアの話の方が有名ですが、ルカによる福音書によればマリアよりも前に
 ザカリアという司祭の前にガブリエルが現れ、妻エリザベトの受胎を告知したそうです。
 ザカリアが自分も妻も年で、どうして子供が出来ようかとその話を疑った代償に、
 子供が生まれ、名前をつけるまで一切口が利けなくされたそうです。
 エリザベトが妊娠6ヶ月の時に、マリアの前にガブリエルが訪れた、との事です。

 音川は妊娠を望んでなく、一方的に喜べといわれた。そこで拒否したらどうなるか?
 産まれるまで口が利けなくなる→レオナに産みたくないとか堕したいとか言えない→
 もう産むしかない

 これはこれで良いかも(ぉぃ

120暴れ猫:2003/01/17(金) 23:41
>>115
自分が寝てる間に、頭の中身を覗きましたね?
 でもそのシチュに繋げる為の中間を今書いてるのは
 口が裂けても言えません(ぉぃ

12135HR:2003/01/20(月) 00:51
熟読させてもらいましたm(_ _)m
個人的には>>116の精神バンクネタが激しくハァハァ
どんな悲惨な内容のリストだったのか気になるところですw
エロシーンも好きなんですが、ある意味それ以上に、
こういう追い討ちをかけるシチュエーションは非常に好み。
暴れ猫さん、大作ありがとうございました。
こんな激しくHRなシチュエーションを堪能できるとは、
ただただ幸せです。
深く感謝。
一方的に聖母はやはりいいなあ、次は是非、ファンタジーネタでw

それにしても聖書の神って、自分の言うことを聞かない連中には、
わりと容赦なく悲惨なコトしますよね。例え信者であっても。
さすが、肉食人種の宗教です。

122暴れ猫:2003/03/22(土) 23:17
ええ……お久しぶりです。
体験版やっただけで書いちゃったんですが、そういうのも
貼り付けていいですか?
3/28発売予定の、ブラウン通り3番目というゲームなんですが

123暴れ猫:2003/03/24(月) 22:13
反対意見がなさそうなので
(sageのまま気づかれてない可能性の方が高いですが)
反則ではありますが、一気にいかせてもらいます。

あらすじ
ジャックとリズィが結婚して数ヶ月。何の変哲もない平和
な日々。ある日ジャックが市場に品物を仕入れにいった帰
り、冒険者だった頃に封じた魔物が現れる。サリトニール
とフィフティニール。それはサキュバスとインキュバスの
関係。不覚にも身体を乗っ取られてしまったジャック。
「せいぜい足掻く事ね」
サリトニールノ言葉を聞き、そのまま意識を失ってしまう。
 気がつけば自分の部屋に寝かされていた。心配そうに見
守っていたリズィとマーチェリッカ。お腹を空かせたジャ
ックに、リズィが出した食事は精力のつく肉だった。
 そう、この日からリズィは排卵予定期間。悪魔に身体を
乗っ取られたまま、夫婦の営みに走るのだった。

124暴れ猫:2003/03/24(月) 22:18
 でもって、あれから二日も経っていたりもする。結局昨日も、その前の日も
あいつ等の事が引っかかり、息子は全く反応しなかったのだ。そして危険週間
1週間の折返しの4日目。さほど警戒しなくてもいいかもしれない。そう考え
ると、緊張の毎日(といっても、三日間だけだったが)からリラックス状態に
戻る。昼間は何気なくリズィを見てるだけでアレは立ち、なだめるには苦労し
た。倉庫でやっちゃってもよかったが、そういう時に客の入りが激しく、倉庫
でイチャイチャする時間さえ作れない。
 そして苦悩に耐えぬき、今は今日の片付けも、明日の準備も終わったワクワ
クタイム。今リズィは自分の部屋で、寝巻きに着替えている最中だ。
「相当溜まってるな」
 何をやるかが分かっているだけに、俺のモノは期待に膨れ上がっている。た
だベッドに座ってるだけで、股間は大きく膨らんでいる自分の姿。想像するだ
けで苦笑が浮かぶ。
「お待たせしま……キャッ!」
 やっと来たリズィの一言めは、挨拶と驚きの声だった。そりゃ驚くだろう。
既にギンギンの、いつでもいいぜとズボンはパンパンなのだから。
「その……済まない」
 自分の姿がまるで獣の様で、なんとなく悲しい。が、リズィはとことこと
早足でベッドに近寄り、すとんと座る。

125暴れ猫:2003/03/24(月) 22:21
「元気………なんですね」
 頬を赤らめて、その膨らみを覗きこむようにリズィは見ている。
「結局10日も禁欲しちゃったからな」
 キスをしようとリズィの顔を自分に向けると、リズィの手は布越しに俺のモ
ノを握る。
「くはぁっ!!!」
 顔が近づきつつある時に、握られただけで物凄い射精間が腰に走る。
「えっ?」
 距離の離れていく俺の顔に驚き、そして手の平で感じる脈動。

 ドビュッ!! ドビュッ!! ドビュッ!!

 ズボンの膨らみのてっぺんに、じゅわっとシミが浮かび上がる。すぐさま手
を離すも既に時遅しで、パンツの中を覗いてみれば大量の濃い精液が所狭しと
飛び散っている。性器もなかなか派手に返り精液を浴びて、気まずい心境と共
に萎みつつある。
「ごめんなさい……」
 正直、謝られる方が辛い。握られただけでイってしまったとは、早漏もいい
ところ。

126暴れ猫:2003/03/24(月) 22:23
「済まん、謝らないでくれ」
 俺は立ちあがると、パンツごとズボンを脱ぐ。パンツの中の精液を湿った布
でふき取り、自分の性器も拭く。完全に萎えてしまい、これ以上ここにいるの
も耐えがたい。が、しかし、自分の家である以上どこかに逃げるなんてことも
出来ないし、握られただけでイってしまい、ショックのまま行き先不明という
のもカッコ悪すぎる。
「!」
 不意に性器を握られた。リズィだ。完全に萎えてしまった性器を、リズィは
パクっと咥える。まだふにゃふにゃな為に、手を使った同時愛撫は無理だが。
立ったまま咥えさせるのは、まるでリズィを支配して命令しているかのようで
もあるが、直前の失態を考えればなんとも情けないだけ。
(なら、元気にしてさし上げましょうか?)

 ドクン!!

 心臓が強く血液を送り出す。凍りついたかのように体は動かず、しかし性器
は突然に大きく肥大化してくる。
「……!?」

127暴れ猫:2003/03/24(月) 22:26
 声が出ない。身体も動かせず、したがってリズィに異変を伝える事も出来ない。
リズィは俺の顔を見上げることなく性器の方に没頭していて、大きくなってきた
性器を嬉しそうに手でしごき始める。しかししごかれる感触すら感じない。


(いいわねぇ。夫婦の営みって)
(畜生、今更出てきやがって……)
(フフフフ、安心しなさい。別にこのまま殺す事なんてなくてよ)
(何をするつもりだ!!)
(今から子作りするんでしょ? そのお手伝い)
(ふざけるなっ!!)
(ふざけてなんていないわ。その為にちゃんと材料も用意したんだから)
(材料…だと?)
(オークでしょ、ゴブリンでしょ、それにトロール……)
 俺の脳裏に、多数のモンスターに輪姦させるサリトニールの姿が浮かび上が
る。しかも、そのサリトニールの顔は嬉しそうに、自分からモンスターを求め
ている。
(いったい…何をするつもりだ……)

128暴れ猫:2003/03/24(月) 22:27
(さっきの射精で、貴方の全ての精子を外に出して、精子の製造能力をストッ
プさせたわ)
(なんだと!?)
 俺はその言葉に、愕然とする。そして嫌な予感。まさかこいつは……
(モンスターの精液で、貴方のタマタマを満たしてあげる)
(やめろっ!!)
(そして貴方は注ぐのよ。愛する妻の中に、モンスターの精液をね)
(今すぐ俺の身体から出ていけっ! すぐに退治してやるっ!!)
(冗談。今の貴方の力では、私を倒す事なんて出来ないわ。それに、そんな事
言ってる暇もなさそうよ)


「くっ!!」
 俺は短くうめく。出る瞬間に性器をリズィから放し、筒先を顔に向ける。

 ドクンッ!! ドクッ!! ドビュッ!!

129暴れ猫:2003/03/24(月) 22:29
 亀頭が膨れ上がり、その中心の穴から黄色く、粘っこい液体がリズィの顔め
がけて発射される。リズィは回避する余裕があったにもかかわらず、目を瞑っ
て静かに俺から放たれる液体を浴びる。
「あの……ごめんなさい………」
 射精が終わったのを確認するかのように薄っすらと目を明けて、亀頭の先か
ら飛ぶ力もなく垂れている精液を見て小さな声で謝る。
「リズィのせいじゃない。俺が欲張って気持ちよくなりたかったからやめさせ
るのが遅れただけだ」
 俺も申し訳なさそうに謝る。
「えっと…大丈夫ですね」
 先ほどとは違い、まだ出していないかのように力を失っていない俺の性器。
「おう、任せとけ。まだ元気で濃いのは出せるぞ」
「………嬉しいです」
 リズィは微笑むと、顔にかかった精液をぬぐい、口の中にほうばる。
「苦過ぎです………」
「濃いほど苦いっていうしな」 
 極めて濃い証拠だ。
「2回目なのにそんだけ濃いってことは……」
 俺はリズィの顔を見て、にんまりと笑う。

130暴れ猫:2003/03/24(月) 22:31
「明日明後日もがんばれば、今回はちゃんとデキそうだな」
「たくさん中に……くださいね」
 顔を赤らめ、リズィは俺をベッドに押し倒す。寝巻きを脱ぐと幼児体型があ
らわになり、パンツを脱ぐと大切な部分からは既に愛液が溢れ出して、パンツ
との間に糸が出来る。
「俺はなんにもしてないのに、もう感じてたのか」
「だ、だって……」
 リズィはまともに俺の顔が見れないらしく、何も言わずにベッドに上がる。
「元気過ぎです……」
 ビンビンなソレは反り返り過ぎて、かなり俺のほうに倒れている。俺にまた
がってソレを指でつまみ、性器の位置を調整すると、その先端を割れ目に沿わ
せ、一気に腰を落としてきた。


(どういう事だ!?)
 一連の行動、言葉。それは俺の意思ではない。
(貴方は、営みが終わるまでをただ見ているだけのゲスト。貴方の身体を動か
しているのはフィフティニールよ)
(ううっ!)

131暴れ猫:2003/03/24(月) 22:33
(でも感覚だけは貴方のもの。どう? 妻の味は)
 顔には苦悩が浮かぶ。しかし俺の身体に走るのは快楽。
(さっきの精液ね、あれ、モンスターのよ。でもこの娘ったら、嬉しそうに舐
めちゃって………ウフフフ)
 何も知らないリズィは、あれが俺の精液だと思っている。そして、その精液
を中に出してもらおうと腰を振っている。地獄だ。
(足掻けとは………この事か)
(そう。貴方を殺すよりも、貴方が苦しむ姿が見たかった。貴方は何も出来な
い。妻を助ける事なんて……無理ね。どう?今の気分)
(お前の想像どうりさ。最悪最低)
(もっと苦しめてあげる。精液の量を減らして、精子の量を増大。身篭る可能
性を高くしてあげるわ)
(………っち)
 なんてこった。こんな事ならグランディに依頼なんかするんじゃなかった。
あいつならこの邪気を感知して助けに来てくれるだろうが、帰って来るまで後
1週間はかかるぞ。

132暴れ猫:2003/03/24(月) 22:35
 俺の胸に両手を置き、リズィは腰を上下に振る。健気に俺をイかせようとす
る姿は可愛いけど、今の動きではそれも無理な話だ。
「俺も動くぞ」
 リズィの腰を掴むと、下から一方的に突き上げ始める。まるでボールが弾む
ように、俺の上でリズィが軽く跳ね上げられ、突き上げるたびに小さな口から
かわいらしい声が漏れる。
「うう…はぅ……ふぅ…ううっ……」
 リズィは苦しそうで気持ち良いといった複雑な表情を浮かべる。そりゃそう
だろう。リズィの性器はまだ小さく、おれのモノを全部飲み込む事は不可能な
んだから。しかし今の体位では自分の重さと下からの突き上げで、一瞬ではあ
るが、全部リズィの胎内に入っている。かなり子宮を押し上げているのは確実
だ。
 逆に俺からでは、突き上げるたびに小さな胸が揺れ、可愛い声が聞こえる。
強引に子宮を押し上げれば、先端には膣の締め上げとは違うコリコリとした気
持ちよさがある。
 突き上げれば侵入を拒む膣壁をこじ開けるようで、亀頭が子宮から離れてい
く時には性器を引きこむかのようにがっちりと咥えこまれる。きつく狭い性器
の中を強引に行き来すれば、ただでさえ袋の中はパンパンでいち早く出たがっ
ている精液が射精信号を送る。

133暴れ猫:2003/03/24(月) 22:38
 先端から漏れる精液の中の精子を感知したリズィの膣も、まるで早く出せと
いわんばかりに竿と亀頭に強くかぶりついている様だ。俺の中で射精欲が増大
してくる。
 上半身を起こし、リズィを抱きしめる。するとリズィも俺を抱きしめるよう
に手を後ろに回し、身体を密着させる。
「あんっ…あんっ…はぁっ…やんっ…」
 俺の耳元に、リズィの可愛い声が響く。
「ひゃぅっ!!」
 フッとリズィの耳に息を吹きかけると、驚きの声が上がり、耳たぶを唇で挟
むときゅっと俺のモノが絞めつけられる。
「ふっ…不意打ちはダメです!」
 怒られてしまった。だけど、本気ではない。
「ごめんよ」
 ペロン。舌で耳たぶを舐める。
「だっ、ダメです!」
 どうやら全身が性感帯に切り替わってるらしい。密着したおかげで、興奮で
硬くなった乳首が俺の胸板で擦られているのもリズィの感性を高める原因にな
ってるっぽい。
「おっぱいが吸いたい」

134暴れ猫:2003/03/24(月) 22:40
 リズィの耳元で囁いてみる。少しの間密着していたが、後ろに回した手を俺
の肩に置き、上半身をやや後ろに下げる。ぷるんぷるんと揺れる乳房がとても
美味しそうだ。
「はううっ!!」
 乳首を口の中にいれ、ちょっと吸ってみる。当然母乳は出ないが、リズィの
口からは歓喜の声が出てくる。わざと音を立てて吸ってみた。ベッドのきしむ
音とリズィの声だけが響く部屋の中で。
「お乳はまだ出ないですっ!」
 吸われる音が聞こえるのが恥ずかしいのか、いやいやとばかりに顔を振る。
両手で体勢を整えているのだから、耳をふさぐ事も出来ない。可愛くて、更に
悪戯したい気分でもあるが、やりすぎて怒られるのもなんだ。それにことある
ごとに性器が強く擦れて、そろそろ出してしまいたい気分でもある。
「じゃぁ、変わりに俺がミルクを出してもいい?」
 出したがっている俺と、胎内で限界にまで膨れ上がっているアレ。リズィも
それを理解したのか、こくんと一回頷いた。
「ちょっと待ってください」
 俺の動きを制し、リズィは立ちあがると脱いだ自分の服の下から何やら小さ
な布らしき物を取り出す。
「3回目だと薄くなっちゃいますよね?」

135暴れ猫:2003/03/24(月) 22:42
(ホント、貴方の赤ちゃんが欲しそうね)
(………畜生!!)
 八方塞がりだ。なんにも出来ない。見せられるだけの苦痛。何も知らずにモ
ンスターの子を身篭らさせる事への吐き気。
(状況を説明してあげる。卵子、もう出てるわよ)
(言うなっ!)
(精子がくるのを待っているわ。ちゃんと受精させてあげないと)
(言うなぁぁ!!)
(注ぐなんて生易しい事はしない。直接かけてあげる)
(どういう事だ………)
 きっと今の俺の顔は、どんなモンスターよりも怖いだろう。


「それは?」
 小さな布を指差す。
「赤ちゃんが欲しい時に使う道具です。中に出してもらって、外に漏れないよ
うにあそこに貼る布」
「準備万端だな」

136暴れ猫:2003/03/24(月) 22:44
「2回もデキませんでしたから。だからこの布を見つけた時、思わず買っちゃ
いました」
 どこの商人がそんな物持ってきたんだ?
「リズィがお風呂に入ってる間に、精力のつく肉を食べたから多分薄くないと
は思うけど」
「夕食、足りませんでしたか?」
「いや、そうじゃなくって、赤ちゃんデキないのはもしかしたら俺の精子に問
題があるかもしれないだろ? だから俺も密かに精力のつく肉を商人から買っ
たんだ」


(そんな肉、俺は知らないぞ!?)
(当たり前よ。ミュータントボール。知ってたら買う訳ないでしょ)
(ミュータントボールッ!!)
 小さな肉団子だ。ただし材料はモンスターの肉。食べた者の身体の一部を、
モンスターに変化させる副作用がある。しかもどんな副作用で身体が変わるか
は、食べた後でなければ分からない。当然、食べてはならない物だ。
 だが、俺の身体にどんな副作用が働いているのいうのだ? それがどんな苦
痛を与えるというのだ?

137暴れ猫:2003/03/24(月) 22:46
(睾丸から一本、管を作らせてもらったわ)
(!!!)
 嫌な予感。
(言ったでしょ? かけてあげる、と)
 そして確信。
(今はまだ尿道の中に隠れているわ。でもこれからが本番ね)


 リズィは布を手の届く範囲に置くと、再び俺にまたがる。
「俺が動いちゃダメか?」
「ダメです」
「なんで?」
「ジャックだけイっちゃうからです」
「信用ないな」
 リズィをぎゅと抱きしめると、リズィもぎゅっと抱きしめ返してくる。リズ
ィの吐息を横に聞きながら、俺は窓を見る。

138暴れ猫:2003/03/24(月) 22:48
 怪しく赤く光る瞳。魔性に満ちた邪眼。今俺は………フィフティニール。女
を抱き、精を注ぎ、妊娠させ、産ませる悪魔。尿道に隠れた管をそっと延ばし
て、小さな子宮の穴に挿しこむ。更に延ばし卵子の前で止める。さぁ始めよう
か。総勢34匹のモンスターの精子よ。たった一つの卵子を求め、奪い合いを
始めるがいい。そして何も知らずにこの女は産むだろう。お前達の中の一匹の
子をなっ!
「そんなぁ、ずるいですっ!! はぁっ!! ああんっ!! はぅっ!! は
ぅぅっ!!」
 ぎゅっと抱きしめたまま俺は腰を動かす。騎乗位のままでは十分に腰は使え
ないが、性器を太くして摩擦力を向上させてある。リズィをイかせた後に、た
っぷりと子宮に注げばいい。
「リズィッ………リズィッ………」
 リズィの名を呼びながら身体ごとは早く、細かく上下させる。
「あっ! あっ! あっ! あっ! ああっ!!」
 急加速で昇っていく俺とリズィ。リズィも俺の腰の突き上げに合わせる。俺
の腰が沈んだ時には腰を浮かせ、突き上げる時には思いっきり腰を落す。性感
に支配され、苦痛の顔は見えない。

139暴れ猫:2003/03/24(月) 22:50
 俺との息があったところで十数秒。俺の腰が沈み、リズィの腰が浮いたとこ
ろで更に性器を太くした。そして自重と突き上げ。深くえぐったところでリズ
ィが叫んだ。

「ふぁっ!! あああああああああっっっ!!!」

 そして……。


(次は貴方の番。フィフティニールは争奪戦なんて言ってるけど、リクエスト
くらい受けてあげるわ)
(ならばやめろっ!! 今すぐリズィから離れろっ!!)
(却下。私が受けるリクエストはどのモンスターの種を仕込ませたいか、よ)
(それこそ全て却下だっ!!)
(リクエストがないなら全部注ぐわ。直接卵子に、全部の精子を拭きかけてあ
げる)
(やめろぉぉぉっ!!)
(さぁ、全部の精子を混ぜ混ぜして………。貴方が選ばないなら、愛する妻に
どのモンスターの子を産むかを選ばせてあげる)

140暴れ猫:2003/03/24(月) 22:52
(畜生………畜生!!!!!)


 こみ上げて来る射精欲。性器が出すのは精液だけ。精子は管を通り、直接子
宮に向かう。俺はリズィをぎゅっと抱きしめ、押さえつけ、腰を密着させる。
睾丸から精液が溢れ、リズィの膣内を目指して流れ出す。

 ドビュルッ!! ドビュルルッ!!
 何も含まない、ただの熱い体液。
 ドビュッ!! ドヒュッ!! ビュフッ!!
 それでも命の素を得ようと蠢く膣壁。
 ビュクッ!! ビュクッ!! ビュクッ!!
 一滴も逃がすまいときゅっと俺を絞め付ける。
 ドクッ!! ドク! ドクドクドク……
 そして全てを吐き出す俺。

(さぁ、かけるわよ)
(やめろぉっ!! 頼むからやめてくれぇぇっ!!)

141暴れ猫:2003/03/24(月) 22:53
(ゴブリン、オーク、トロール、ミノタウロス、リザードマン。誰の子を選ぶ
のかしら?)
(俺への復讐なら黙って受けてやるっ!! だからリズィには、リズィには何
もしないでくれっ!!!)
(貴方への復讐だからこそ、苦痛を味合わせるのよ。これ以上にどんな苦痛が
あって?)
(くっ!!!)
 怒りにこれ以上言葉が出ない。こいつ等を殺したくても、捕まえる事のでき
ない心の中。
(きっとこの娘なら、貴方の子供だと信じて大切に育てるでしょうね。産むま
では)
(くそっ!!くそくそくそくそくそぉぉぉ!!!)
(しっかりと目に焼き付けておきなさい! モンスターの精子と、最愛の妻の
卵子が出会うところをっ!!)
(うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!)

142暴れ猫:2003/03/24(月) 22:55
 シュルッ!
 小さな命の素。
 
 シュルシュルッ!
 管の中から勢い欲飛び出す。
  
 シュルシュルシュルッ!!
 命の種を全身で受け止める卵子。
 
 シュルシュルシュルシュルッ!!
 人外の精子は容赦なくその頭を卵子に突立てた。 
 

 俺は邪眼を消して今までの俺の目に戻すと、リズィの顔を覗きこむ。
「あんまり見ないでください」
 リズィは恥ずかしくて、俺の胸板におでこを当てる。
「気持ちよかったよ」
「わ、私もです。なんかいつもよりもジャックのが大きくて……いつもよりも
深いところで出されちゃった気分です。

143暴れ猫:2003/03/24(月) 22:58
 そして次の日。俺の気分は最悪だ。死んでしまいたいほどに。起きてすぐに
商品発注の紙に薬を頼もうとした。だが悪魔は俺の中にいる。堕ろす薬を発注
しようにも、すぐさま悪魔が俺を支配して、薬の名前を紙に書かせない。リズ
ィに話そうにも悪魔が遮り、デキると良いねという話を始める始末。真実を知
らないリズィは恥ずかしそうに顔を赤らめて、元気な赤ちゃんを産みますなん
て言う。
 昼過ぎ。悪魔に支配された俺はリズィを倉庫に呼びこんで、後ろから貫く。
リズィも抵抗らしきものを見せずに、黙って、そして嬉しそうに俺を飲み込ん
でいる。

(受精したようね)
(…………)
 何も言わない。何も言えない。
(どのモンスターの子供かしら? 人間はすぐにモンスターというだけで殺し
ちゃうから、産まれてきた時には父親、この世にはいないかもしれないわね)
 笑いを押し殺しているのが分かる。嬉しそうなリズィの顔を見ると、心は引
き裂かれんばかりだ。

144暴れ猫:2003/03/24(月) 23:01
 肉のぶつかり合う音が唐突に止まり、俺とリズィの息をする音だけが倉庫に
響く。性器はリズィの中に入ったままで、当然ながら管は子宮に差し込まれ、
ダイレクトに精子が子宮に注がれる。例の如くその中には、俺の遺伝子を持っ
た精子はいない。
 その夜、サリトニールに、リズィが妊娠した事を告げられた。
 

 そして3ヶ月が経つ。生理のこないリズィは、俺の子を身篭ったと嬉しそう
に毎日を過している。俺でない俺はそれに同調し、怪しく目を光らせる。

(健気ね。貴方の子供だと思って大切にしている姿)
 悪魔は感心したかのようにリズィを眺めている。悔しくて悲しくて、それで
も気が狂わない俺は何者なんだ?
(なんなら、今すぐ貴方から出ていきましょうか?)
(!!!)
 何を企んでいる?
(この娘、堕しはしないわ)
 チャンスか、罠か。

145暴れ猫:2003/03/24(月) 23:02
(たとえモンスターの子供でも、その素を注いだのは貴方。モンスターの子供だと言っても、誰が信じるかしら?)
 わざわざ伝えなくとも、薬で排除させれば……
(やっぱりやめたわ。堕ろせなくなるまで貴方の中にいてあげる)
 しまった。俺の考えなど、あいつ等には筒抜けだった!
(同じ女として、やっぱり産ませてあげないと失礼だわ)
 俺とした事が………勝手なこと言いやがって!!


 8ヵ月が経つ。リズィのお腹も大きく、最近ではお腹の子が動いているのが
分かるらしい。
 9ヶ月。完全に働くのを止めさせ、部屋で安静にさせている。どのモンスタ
ーの子供なのか、あれ以来悪魔との交流はなく、聞く事もなければ聞かされる
事もない。今だ支配されている事から、どうやら出産にまで立ち会うらしい。

146暴れ猫:2003/03/24(月) 23:04
 運命の10ヶ月目。
 今日の昼からリズィの陣痛が始まった。急遽店を閉め、医者を呼び、リズィ
の部屋にいる。俺の差し出した手をぎゅっと握り、産まれてくる子供のために
激痛と戦っている。お腹の膨らみが徐々に下がり、子供を洗うためのお湯が用
意される。タオルを持った看護婦がリズィの開かれた股元に立ち、出てくる赤
ちゃんを待つ。
「えっ?」
 看護婦の驚きの声。リズィの呻き声にかき消されそうではあったが、俺は聞
き逃さなかった。
「きゃぁぁぁっ!!!」
 そして看護婦の悲鳴。顔を向ければ、壁際まで後退って、腰を抜かして座り
込んでいる。
 俺がそこに寄ると、リズィから半身を出しているモンスターの姿が目に写っ
た。
「オークっ!!」
 豚の頭を持った怪物。モンスター。そしてそこで、身体が硬直する。
「あっはっはっはっはっはっはっ! 最高よ、最高のショーよっ!!」
 サリトニールの笑い声。しかもそれは俺の身体の中からではなく、実体とし
て俺とは正反対の方に、宙に浮いて現れた。

147暴れ猫:2003/03/24(月) 23:06
「最愛の妻が、モンスターを出産。どう、ジャック。最高の気分でしょ!?」
「ふざけるなぁっ!!」
 俺は力の限り叫ぶ。体は動かなくとも、言葉だけは自由に話せるようだ。看
護婦と医者は、喋ることも出来ないらしい。
「こっ、これ以上何をさせるつもりだ!!」
 勝手に体が動く。
「良いの? 赤ちゃんを妻に見せなくても」
 冗談じゃない。こんな化け物を見せたら、リズィの受けるショックは計り知
れない。
「何が……何がどうしたの?」
 出産で体力を使い果たしたりズィ。朦朧とした意識の中、突然現れた女性と
俺との言合い。不安な表情が汲み取れる。
「酷い旦那さんね。赤ちゃんを見せたくないそうよ」
「………」
 いきなり現れた女性と、血の気の引いた俺。リズィはじっと俺を見つめ、不
安そうに俺のアクションを見守る。そして俺は、フィフティニールの力に操ら
れ、血に塗れたオークの子供を抱きかかえ、リズィからでも見える高さに持ち
上げてしまった。

148暴れ猫:2003/03/24(月) 23:07
「い……嫌……そんなのう…そ、……嘘ですっ!!」
 自分の産んだものが化け物。夢であって欲しい現実が無残にも付き付けられる。カタカタと震えるリズィ。ぶつかり合う歯の音まで、俺のところに届きそうなほどに。
 一歩。また一歩。オークの子供を抱えさせられた俺の足が、妻の元に子供を連れていかせようとする。泣き声こそ上げないが、鼻をヒクヒクさせながら何かを探しているようでもある。
「お願いです……来ないで………」
 動けないリズィは言うのがやっとで、逃げる事など出来ない。その間に俺は
一歩ずつ進み、元々狭い部屋では、すぐにオークの子供をリズィのところに連
れて来れた。
 そして俺の手はリズィの服を掴むと、一気に引っ張る。ボタンが弾け飛び、
母乳を十分に含み、大きく張っている乳房を外気に振れさせた。
 乳首は硬くなっていて、吸われる準備は出来ているようだ。俺はオークの子
供の口を、リズィの乳首に近づける。僅かに香る母乳の匂いに子供は反応し、
香る方に顔を向けて、いっそう鼻をヒクヒクさせる。
「やぁ! ダメです!! そんなのいやぁっ!!」

149暴れ猫:2003/03/24(月) 23:10
 どうにもならない状況に、力を込めて抵抗しても、リズィの声は小さい。今
の俺の顔、リズィにはどんなふうに写っているのだろう? 俺の頬に、熱い涙
が流れる。嘘偽りのない悲しみの涙。どんなに流したとて、悪魔は俺の気持ち
を踏み躙るだろう。
「いやぁ……吸ってる……吸ってる…………」
 いやいやと顔を振るも、オークの子供はリズィの乳房にむしゃぶりつき、母
乳を啜る。
「ダメ……離れて………吸っちゃいやぁぁ……」
 ポタ……ポタ……
 俺の涙がリズィの肌に落ちる。
「なんてことを………なんてことをっ!!」
 サリトニールはただ静かに笑う。
「ジャック………ジャック………」
 リズィはただ、ジャックの名を繰り返すだけ。
「子供は父親の元に返してあげる。さぁ、今度はどの子を産ませたい? 
ジャックのお父さん………」


                    …………………最悪だ

150暴れ猫:2003/03/24(月) 23:14
終了です。
ワンパート抜かして貼りつけちゃいました………修正不可能。

体験版の中では子供は3人欲しいと言ってるシーンがあるので、
買ってみようかとは思っております。
次は………何書こうかな?

151アンケート男(KgYV5UQo):2003/03/25(火) 00:18
キタキタキタキタキタキタ

キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━ !!!!!!

早速ハァハァさせてもらいました。
最高ですね〜A1と見せかけて実はA2だったという・・・
何から何まで最高でした暴れ猫さん
これからも頑張ってください

152霧華:2003/03/25(火) 09:28
出産シーンまで最高でした!!
本編ではここまではいかないでしょうねw
次も期待してます!!

DDDっていつ復活するんでしょうか・・・

153暴れ猫:2003/04/01(火) 01:30
ゲームやりました。ホントエロが薄い、というか、
毎週水曜日をエッチの日にしてるようですが、本当に子供が欲しいのか?
というくらい出来ませんねぇ。
エロゲの設定に習って、ジャック君も種無しですか? ってなぐあいに。

霧華さんへ
おそらくDDDの復活はないでしょう。
知っているとは思いますが、今現在読者の方々のほうで新サイト設立に向けての話し合いが行われています。
一応新サイト設立賛成で、もし出来たなら投稿先はそこになるかと。
もしくはこのまま貼り付け作家として過すか、ですね。
というか、このまま貼り付け作家になるのもいいなぁ………なんて思ったりして。

154中出しさん@赤ちゃんできちゃう:2003/04/02(水) 02:04
暴れ猫様へ
HRSSのリクエスト、できますか?
もし宜しかったら「気弱い少年×内気な少女」
の組み合わせで、出産シーンまでお願い致します。
ジャンルは出来るだけA1希望です。

155中出しさん@赤ちゃんできちゃう:2003/04/02(水) 05:18
神様,新作ありがとう!

156中出しさん@赤ちゃんできちゃう:2003/04/04(金) 00:00
暴れ猫様の新作、とっても良かったです。
是非次回作もここの掲示板にお願いします。

157中出しさん@赤ちゃんできちゃう:2003/06/08(日) 22:38
DDDが何と今日付けで、更新されてました。ちょっと探し物で覗いて、更新日が
今日になってて、ビックリ。
「お詫びとお知らせ」の中で、閉鎖せずに手を入れていくとか。
休眠状態が長かったので、以前の活気にまで戻れるのか・・。
暴れ猫さんの言われてたサイトはもう開始してたのでしょーか?
   暴れ猫さんの新作読みたい!

199新春突発的思い付きSS:2004/01/04(日) 05:48
「……今日の更新、終わりっと。」
 ほぼ日課になりつつある更新作業を終えて、うぅん、と美琴は大きく背伸びをした。
 美琴のホームページは一日一日確実に、その情報量を増やしている。閲覧者も相当な数
にのぼるはずだ。だが、そんなホームページを運営している事を美琴は誇りはしなかった。
 パソコンショップの一人娘ということで、学校の友達のパソコン作成を代わりに行なっ
たりもするが、決して自分のホームページを教えたりはしない。
 HRゲーム難民スレッド……それが美琴のホームページの名だった。名前を軽くもじっ
て35HRというハンドルネームを名乗り、妊娠関連表現の含まれたもの全般の情報を紹
介している。内容が内容なだけに、とても友人たちには見せられないだろう。
 そんな事を考えながらネット上の巡回コースをひとめぐりし、特に目新しいものがない
のを確認するとパソコンの電源を落とした。さすがにもう眠る時間だ。
 椅子を立ってベッドに転がり、毛布をかぶって目を閉じる。
(……それにしても、最近の雰囲気なんかヤだなぁ)
 今日チェックした、ホームページの掲示板を思い出す。
 新作ゲームの情報が幾つも書き込まれていたが、陵辱モノばかりだった。その内容紹介
文を読んで美琴は憂鬱な気分にさせられた。そしてその後に続くマンセー連呼。和姦孕み
ゲームの書き込みもあったが、それは綺麗に無視されていた。
 『A2B2にあらざればHRにあらず』とでも言うような雰囲気が育ちつつあるのだ。
 女子校生という正体がバレないようにと、美琴は35HRの『設定』を『A2B2異種
姦大好き』という『男らしい』ものにしている。そうした書き込みに「激しく(;´Д`)ハァハァ」
と応じながら、強い嫌悪感を感じずにはいられなかった。

200新春突発的思い付きSS:2004/01/04(日) 05:50
この物語はフィクションであり(以下略)
管理人様、不愉快なら削除してくださって構いません。

20135HR:2004/01/04(日) 19:41
>>199-200
こういうのムチャクチャ好きですよ!
管理人は激しく続きを期待しております!

202新春突発的思い付きSS:2004/01/09(金) 03:07
管理人様、ありがとうございます。
続きを書く意欲はあるのですが、少々別件の用事がありまして
続きはそちらを片付けてからにさせていただきます。

原見 美琴
パソコンショップ『HARAMI』の一人娘で市内の学校に通う女子校生。
人気声優・一之瀬隼人の大ファンで、無名時代の彼が出演していたエロゲをプレイ。
「私の子供を産んでください」というセリフに痺れて、孕みたがリ属性に目覚め、
それをきっかけにHRゲーム難民スレを作る。
最近の本スレの傾向がA2B2に偏り過ぎなのを憂いている。

美琴の設定、いまのところこんなです。
管理人様、容姿(髪型、体型等)とか教えていただけると助かります

20335HR:2004/01/09(金) 21:22
ありがとうございます。
のんびり続きを楽しみにさせてもらいます。

容姿とか、個人的な好みだと、
ツインテール+つり目+ちょっと勝ち気+優等生+ロリ体型
だったりするのですが、199さんの得手・不得手もあると
思いますので、書き易い設定でやっていだければm(_ _)m

205どいる:2004/01/12(月) 23:13
影牢さん
いよいよ紅蘭の陵辱…ゲフンゲフン、活躍の始まりですな
がんばってください

>>199-203
これはまた楽しみな企画ですね
思わず35HRさん(;´Д`)ハァハァ となってしまいそうな
萌えるストーリーだといいなぁ

21535HR:2004/03/28(日) 18:10
影牢さんによるサクラ大戦SS作品、
刻命館VS帝國華撃団 帝都妖異譚が、長編となってきたので、
>>158-214までを、新規スレッドへと移動させてもらいました。

http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/113/1080460419/
刻命館VS帝國華撃団 帝都妖異譚

よろしくお願いいたします。

216どこからともなく名無しさん:2004/04/20(火) 01:46
「赤ちゃんできちゃう!」孕ませ(HR)ネタスレッド3に
いでぃおっと氏がまた降臨しましたよーと言ってみる

http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1078163307/

217魔法少女の最後:2004/07/19(月) 03:47

強制妊娠装置に組み込まれてしまった彼女は、
おぞましい機械によって、あっさりと孕まされてしまった。
それどころか、その機械は、彼女の子宮に成長促進の魔法さえ、
施してきたのだ。

装置の中、異形の生命を宿し急速に膨らんでいく自分の子宮。
胸は重みを増し、お尻が大きくなっていく。
つい昨日までは、美しい少女のラインを見せていた自分の体が、
強制的に母親の肉体へと成熟させられてしまうのを、
恐怖と屈辱の中、ただ見守るしかない彼女。

少女のしなやかな身体を飾っていた清楚なコスチュームは、
あふれんばかりの母乳をたたえた乳房によって、内側から押し上げられ、
布地の足りない腰回りが、かえって膨らんだ腹を強調する。
今や、それは、彼女特注の淫猥なマタニティードレスへと
変貌してしまっていた。

218どこからともなく名無しさん:2004/07/20(火) 02:01
続きは?

27935HR:2004/10/08(金) 23:09
Crimson Rune さんのSS作品『永久(とわ)』が、
長編となってまいりましたので、>>219-278までを
新規スレッドへと移動させてもたいました。
移動先は、下記スレッドとなっております。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/113/1097241798/
永久(とわ)

引き続き、よろしくお願いします。

28035HR:2006/09/10(日) 23:30:59
長らく、スレッドの中に埋もれる形となってしまい
申し訳なかったのですが、投稿いただいた作品を、
HR WORKS の方にまとめさせてもらいました。

http://hrgame.nobody.jp/hr_works.htm

おすすめ作品の多いスレッドなので、
この機会で改めて、多くの方に作品が目に触れれば、
と思ってます。

とりあえず、今回は投稿順に3作品を収録させて
もらったのですが、今後も定期的にまとめていきます。

SSスレッドの方が一段落付いたら、
リレー小説スレッドの方もまとめていく予定です。

281堕ろさんといて:2006/09/12(火) 23:48:08
「HR WORKS」に作品がまとまり大変うれしく思っています。
初めてこちらを訪問した頃、「流聖天使プリマヴェール 」を何度読み返してことか。
HR初心者の自分は、孕ませ・出産の小説に、なかなか出会えなかったですからね。

ご多忙かと思いますが、次回も期待して待っております。

28235HR:2006/09/14(木) 00:10:01
こちらこそです。

自分は、単にまとめているだけけなので、
作品を書いてくださった作者の方々に、
一番の感謝です。

プリマヴェール・アナザーストーリーは、
自分にとっても、今でもベストHR作品の1つです。
作者の23氏に感謝。

まとめの方は、また折を見てやっていこうかと。
気長にお待ちいただければ。

283中出しさん@赤ちゃんできちゃう:2010/07/14(水) 12:32:03
まだ生きてるのか

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