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「目隠しの瞳」の寸評依頼

1寸評依頼人:2005/05/27(金) 00:11:36
タイトル:目隠しの瞳
作品URL :ttp://2.csx.jp/users/bird-cage/eye.htm
ジャンル:青春(?)
長さ :中編くらいかと…
酷評希望します。
背景同一色で寸評依頼中と書いてあります。

初です。。流れ流れて此処を見つけたので投稿してみました。
割とありきたりなネタなのですが、本をあまり読まない人でも読みやすい感じの感動系を目指しました。
寸評宜しくお願いします。

2カイリ:2005/06/01(水) 04:59:53
書きたいと思っているモノの方向性や、意識の持ち方は判るのですが、
現状では未熟な印象が勝ちすぎています。

「全盲の少女と人物画に目を描くことのできない少年の話」と
着眼点として面白そうなのに、あらゆる意味での詰めの甘さが
悪い形でかみ合ってしまっていて、
作品全体のレベルを大幅に下げてしまっています。

例えば謎の占い師、季羅。
彼が占い師である必要性がストーリー上感じられません。
彼がストーリー上で発したセリフや行動は
『占い師』ならではといった特徴的な行動は一つもありません。
彼はストーリー展開を予見していたように描かれていますが、
それが何がしかの変化を与えたとは思えません。
(試しに彼の登場している部分を省いて読んでみましたが、
矛盾なく読めてしまいました)

次に手術が終わるまで会わないという約束。
これ自体も意味があるようで、殆どありません。
しかも悪いコトにこの構造に意味のない事を作中でばらしています。
(さらに悪いコトにその種明かしをするのが占い師、季羅だったりします)
これが狙いであるのなら、それはある意味すばらしいことなのですが、
恐らくそうではないでしょう。

そもそも作品の結末がああ言う形であるのなら、
「全盲の少女と人物画に目を描くことのできない少年の話」でなくても
よかったのではないでしょうか?
「実は不治の病だった少女と偶然出合った少年」でも同じ結末は書けます。
あの展開で事故が起こるのなら
「喫茶店のウエイトレスの少女と果物屋の少年」でも同じ読後感になるでしょう。
なぜなら、全盲の少女の目は最後まで光をしらず、目を描けない少年の絵は
未完成のまま放り出されてしまうからです。
それはつまり、折角、良いものであった着眼点に関わらず、
現段階では、何を芯にして書くのかさえも詰めきれていないと言う事なのです。
この事は自覚しておいて損はないと思います。

今後は、もう少ししっかりしたプロットを立てることを意識してください。
必要なキャラクターか?
必要なエピソードか?
何故、そのキャラクターでなければならないのか。
何故、そのエピソードでなければいけないのか。
そういったことをしっかりと煮詰める事で、もっと良い作品を書けると思います。

3寸評依頼人:2005/07/24(日) 21:55:29
寸評アリガトウゴザイマシタ!
的確なご指摘で言葉が出ませんっ。プロットを立てるのが苦手でいつも行き当たりばったりになってしまって。汗
今後執筆をする上で大変参考になる意見ばかりで!!これからの作品にこの意見をうまく活かせるよう精進します。


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