したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

長編、長文支援スレ3

1名無しさん:2003/10/11(土) 22:26
巨大AAや長めのSS等等の投下にご利用ください。

前スレ
長編、長文支援スレ
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/computer/7571/1064414148/

56</b><font color=#FF0000>(cwYYpqtk)</font><b>:2003/10/13(月) 02:02
魔夜 〜3〜

「ん、んんっ…… 」
 無意識のうちに、私は、小さな喘ぎ声を漏らしていた。
 生まれて初めての、キス。
「…… んくぅ…… 」
 ばあやの唇が、滑るように触れていく。
 身体を硬直させたまま、動くことができない。

「はぅ…… 」
 だんだん、息が苦しくなる。鼻で呼吸をしようとするけど、上手く空気を
とりこめない。
(だめっ )
 我慢できずに大きく口を開いてしまう。

 その瞬間――
「えっ!」
 柔かいものが私の中に挿入ってくる。
(ば、ばあや! )
 私は、驚愕したまま、彼女の顔をまじまじと見つめた。
 ばあやの瞳は、薄い膜がかかったように、白くぼんやりと濁っている。
 さっきまで見せてくれた、爛々とした輝きは、何処へいってしまったのだろう。

57</b><font color=#FF0000>(cwYYpqtk)</font><b>:2003/10/13(月) 02:03
「…… っんぐっ」
 差しこまれた舌端が、私の中を這いずっていき、歯茎や、頬の裏側の粘膜を
執拗に掻き回していく。
 口の中は、瞬く間に唾液があふれ返り、半透明の液体が唇の端からこぼれ
出していく。
(ばあや…… いやっ)
 私は、掠れた喘ぎ声をあげて、身体を引き剥がそうと、両手に力をこめる。
 しかし、ばあやの強い力によって、上半身をがっちりと固定されてしまい、
離すことができない。

 彼女の舌が猥雑な音を立てる度に、身体中をぞくぞくするような悪寒が走る。
 何かに取り付かれたように貪る彼女の行為に、私は脅えていた。
(おねがい…… やめて)
 もがきながらも顔を振り、紫色の長髪を振り乱した時、再び、ばあやの瞳が
視界に映る。
 何故か、襲いかかっているはずの彼女の双眸からは、涙が溢れだしていた。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板