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305ダマレゴゾウ:2008/11/05(水) 01:31:10
>>1のつづき)
 弁護人「以前にも(妻は)浮気していたようだが、そのとき気付いたことは」
 男「同じように夜が遅く、妻の車がラブホテルに入っていくのを見たこともありました」
 弁護人「今回離婚を決めたのはなぜ」
 男「2回目の浮気ですし、将来またやったら限界かな、と」
 弁護人「子供を連れて心中するといわれ、木の棒で殴ろうとした理由は」
 男「ほんまに連れて行こうとしていたから」
 弁護人「棒で殴ったところを子供に見られたんですね。そこでやめようと思わなかったのか」
 男「見られた瞬間ハッとして、すべてが終わってしまったような気になって」

 子供たちは妻の叫び声で目を覚まし、男が棒で殴りつける様子を呆然とみていたという。
 頭から血を流している妻の目の前で泣いている子供たちを見た男は、「もう自分についてきて
 くれない」と感じて自暴自棄になり、殺害を決意した−と供述した。

 続いて検察官が強固な殺意など悪質性を浮かび上がらせようと、犯行当時の心境を問いつめた。
 検察官「木の棒で殴ったのは奥さんが子供を連れて死ぬと言い出したからか」 男「はい」
 検察官「素手で殴るとかは考えなかったのか」 男「頭に浮かばなかった」
 検察官「棒で殴って奥さんをどうしようと思った」 男「その時は(妻を)止めることしか頭になくて」
 検察官「子供を連れ出そうとする女の人を男の人が止められないわけないですよね」 男「…」
 検察官「頭を狙って棒を振り下ろしたんですね」 男「結果的に頭に当たった」
 検察官「頭をはずそうとは思わなかったのか」 男「どうしていいかわからず…」
 検察官「拳で殴るぐらいでは気が済まなかったのですね」 男「…」
 検察官「ではネクタイで首を絞めたのはなぜ」 男「まだ妻の息があったので…」
   ×
 10月30日に開かれた判決公判。裁判長は「短絡的で、前途ある妻を殺害した罪は重い」と
 指弾しつつも、「浮気を繰り返し、家族を顧みない妻に抱いた怒りは理解できる」。事件の発端が
 妻の浮気にあることを指摘、男の心情に一定の理解を示した。
 離婚後、3人の子供を引き取ることになっていた男。公判に出廷した男の父の証言によると、男は
 子煩悩で良い父親だったという。(以上、一部略)


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