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葉鍵学園選挙外伝 会長候補マナカ見参!

1名無しさんだよもん:2006/01/26(木) 16:05:07
 あたし小牧愛佳は、葉鍵学園の書庫を守るために生徒会長選挙に立候補しました。
 今はそのマニュフェストに説得力を持たせるために、書庫の地下にある
 入るたびに形が変わる不思議なダンジョンを探索しているところです。
 このダンジョンの秘密をきちんと説明したうえで役に立つことを証明出来れば
 きっと書庫をむやみに取り壊そうという意見も収まるはずですし
 皆もそれなら書庫を残すためにあたしに投票しようと考えてくれるはずです。

 ところが、宝箱に化けたミミックや見上げるような巨大なオーガに襲われたり、
 元サバイバルゲーム同好会のエースと決闘することになったり、
 そして今度は階段を降りたら荒廃した未来都市に迷い込んでしまったりと
 あたしの想像以上に不思議で大変な事態が襲い掛かってきます。

 本当にダンジョンの秘密に辿り着くことが出来るのでしょうか。
 そして、皆を納得させるだけの何かを見つける事は出来るのでしょうか?

 派生元:http://farem.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/readres.cgi?bo=sentaku&vi=1038216669&rs=241&re=304&fi=no
 (元作品に関しては 〜 選択形式で進めていくスレッドXXVIII 〜 の過去ログ参照)

 そんなわけで気を取り直してこっそり移転です。

2名無しさんだよもん:2006/01/26(木) 16:05:30
現在のパーティメンバー表

1.小牧愛佳   会長候補。賢者になりたてで一応後衛。リーダー。
2.十波由真   後援会長。勝負根性はかなりある。決して+波田真ではない。
3.久瀬      選挙参謀。頭脳労働担当で戦闘には不向き。名前不明。
4.カミュ      オカルト研究会会長。法術が得意で飛ぶ事も出来る。
5.長谷部彩   漫画研究会会長。能力に関しては未知数。決して長谷川ではない。
6.オクタヴィア  RPG同好会会長。剣が得意な前衛で多少は魔法も使える。箱入り娘。
7.スフィー    オカルト研究会。魔法が大得意だが魔力を消耗すると回復するまで弱体化。
8.御影すばる  漫画研究会。合気術の使い手で前衛として実力充分だが装備解除に弱い。
9.べナウィ    RPG同好会OB。教師。白兵戦ではオクタヴィアより強いが魔法は使えない。

このリストから各階ごとに4名が登場する。

3名無しさんだよもん:2006/01/26(木) 16:05:55
旧スレのラスト

「それにしても……ここは本当に書庫なの? 本すら見当たらないじゃない?」
 廃墟と化した街を行進する中で、由真が疑問を口にします。
「いえ、ここも書庫です。これまでの調査で地下10階以降は時折このように
 異世界と書庫が融合する場合があるんですよ」
「………『融合』ですか?」
「はい、書庫の中の本でも特に強力な禁書や魔導書が時間や空間を歪めてしまうらしいんです」
「それじゃあ私達ここから出られないの?」
「いえ、元の書庫と混合した空間であり。確かにここも『書庫』なのです
 ですから、然るべき場所に本はあるはずですし、何処かに16階への階段もあります」
「……向こうから、女の子?」

「た、助けて……」
 あたし達が階段がありそうな建物へ向かう途中、瓦礫の影から
 一人の女の子が駆け寄ってきました。
 衣服はあちこち擦り切れ、非情に衰弱している様子です。
「だ、大丈夫?」
 駆け寄ってきて倒れこむ女の子を、由真が受け止めました。
「君……名前は?」
 ベナウィ先生が女の子に名前を質問します。
 女の子が返答した名前は……

D 一ノ瀬ことみ

4名無しさんだよもん:2006/01/26(木) 16:06:35
「一ノ瀬ことみ、ひらがなみっつでことみ」
「それでことみさん……」
「呼ぶ時はことみちゃん」
「……ことみちゃん、どうしてこんなところで助けを求めてたの?」
「新しいご本を探しにきていたの」
ことみちゃんは由真に持っていた本を見せます。
よく見ると、彼女が現われた瓦礫の中に本屋の看板が混ざっています。
「まさかお店ごと狙われるとはおもわなかったの」
「お店ごと、ですか……」
べナウィ先生が瓦礫のほうに近付いていきます。

「……こんな荒んだ世界で書を求める……本物ですね」
「ご本に囲まれてると、とってもしあわせなの」
彩さんは何か通じるものがあったらしく、ことみちゃんの事を気に入ったみたいです。
あたしも本に囲まれていると幸せというところに親近感を感じます。

「たしかに何か巨大なもので叩き潰されたような跡がありますね」
そうこうしていると、べナウィ先生が一枚の鉄板を指し示しました。
その板は堅そうなのに、綺麗に真ん中から折れ曲がっています。
「うわっ、まるで段ボールみたい」
「……ことみちゃん、この世界はどうしてこんなに荒れ果てているのですか?」
あたしは思わずことみちゃんに聞いていました。
その答えは――

A 不思議なダンジョンからモンスターがあふれ出してきたの
B 古文書に封印されていた悪魔が解放されたせいなの
C 自動戦闘機械が暴走し続けているの
D スザクに支配されているの

とりあえずこのへんからかな?

5名無しさんだよもん:2006/01/26(木) 16:23:03
狂おしいほどDにしたいがCでヽ(´ー`)ノゆめみたんの活躍に期待

6名無しさんだよもん:2006/01/27(金) 22:32:17
「自動戦闘機械が暴走し続けているの」
「自動、戦闘機械?」
「……危ないの、隠れて!」
 遠くから岩が砕けるような音がしたかとおもったら、
 ことみちゃんが近くの路地裏にかけこみました。
「えっと、良く分かりませんがとにかく隠れましょう!」
 間一髪、あたしたちがことみちゃんを追いかけて路地裏に隠れたすぐ後に
 奇妙な形をした、大きな機械がさっきまでいたあたりを通り過ぎていきます。
 倒れている瓦礫を踏み潰していく様がとっても威圧的です。
「……あれが……自動戦闘機械ですか?」
「そうなの、この世界はあの機械が暴走したせいで滅びかけてるの。
 あんな風にあちこちを移動してるから、皆自由に街に出られないし
 学校や研究施設も壊されたから文明レベルもかなり後退しているの」
「何よ、まるでどこかのSF映画の未来都市じゃない」
「私は古いご本を集めて、あの自動戦闘機械が作られた時代の知識を調べているの。
 あの機械を止める方法が見つかれば、皆が安心して暮らせるように出来るはずなの」
「自殺志願者でもない限り、自らも制御出来ない兵器など作りませんからね……
 確かに対策さえ見出す事が出来れば、いかようにも対処は出来るでしょうが」
「うーん、今のあたしたちには手に余りますよね」
 べナウィ先生と顔を見合わせます。

7名無しさんだよもん:2006/01/27(金) 22:32:53
「でもさぁ、このまま放って先に進むのもちょっとアレだよね」
「そもそも……階段を探すには……これではあまりに危険過ぎます……」
「そっか、あの機械が徘徊してるあたりに階段があるかもしれないんですよね」
「階段?」
「ああ、あたしたちはですね……」
 あたしはことみちゃんに、ここまでの経緯を簡単に説明しました。
「……過去の人?それじゃ、あの機械の止めかた判る?」
「すみません、我々の世界ではまだあのような兵器は開発されていません。
 恐らく我々のいた時代よりも後になって開発されたものでしょう」
「大丈夫なの、途中まではもう調べてあるの。
 でも判らない部分があるから、そこを教えて欲しいの」
「……既に実用化されている技術なら……判るかもしれませんね」
「専門分野になるとお手上げだけどね」

A 『サテライトサービス』の端末が見つかれば制御を取り戻せるの
B 『強化兵』なら自動戦闘機械に対抗出来るらしいの
C 『奇跡』を起こせる少女を見つければなんとかなるの
D 『反応弾』でデカルチャーなの

8名無しさんだよもん:2006/01/28(土) 01:11:11
Bかな

9名無しさんだよもん:2006/01/29(日) 12:43:51

「『強化兵』なら自動戦闘機械に対抗出来るらしいの」
 こうして話してる間にも、通りの一本向こうでは
 鋼の狂戦士が一定のリズムで駆動音を鳴らしながら巡回しています。
 ことみちゃんの小声を聞き取るため、あたしたちは輪になって聞き耳を立てます。
「自動戦闘機械の動きはとっても正確なの。
 普通の人が戦っても、まず勝ち目はないの」
「勝ち目がない?」
「一機を倒してるあいだに、ほかの機体がそのパターンを解析しちゃうの。
 白兵戦なら返り討ちにあうし、狙撃も二度と通用しなくなるの」
「……それでは……広域破壊兵器で、殲滅すればよかったのでは?」
「私の時代は、そういった兵器は廃棄されてたの。
 最新鋭の兵器が暴走したから、残っていた兵器では歯が立たなかったの」
 最新鋭の兵器の暴走に、旧式の装備だけで立ち向かう兵士……
 その気持ちを想像しただけでゾッとします。
 単なる教師、学生のあたしたちでは尚更勝ち目がなさそうです。
「でも……記録によると『強化兵』と呼ばれる人たちは
 圧倒的な反応速度と身体能力で、その解析をさせずに破壊出来たらしいの」
「その『強化兵』って人たちはどうしてるんですか?」
「それが、暴走が起こった初期の記録にしか残ってないの」
「『強化兵』ですか――」

A ちょっと分かりかねますね
B 旧日本軍の研究を当たってみると良いでしょう
C 彼らなら葉鍵学園で教師をしています

10名無しさんだよもん:2006/01/29(日) 13:02:09
C

11名無しさんだよもん:2006/01/31(火) 01:07:32
「彼らなら葉鍵学園で教師をしています」
 べナウィ先生がとんでもない事を言いました。
「生活指導の坂神先生、古式剣術部顧問の光岡先生、
 水泳部顧問の岩切先生、射撃部顧問の御堂先生……
 たしか彼らは全員自称強化兵だったはずです」
「ど、どうしてそんな人たちが教師やってるんですか!?」
「なんでも、戦時中に強化されたが敗戦の折に休眠させられて
 平和な時代に覚醒した自分たちはこれから何をするべきか考えて
 あの戦争の悲劇を繰り返さないように若者を指導しようと思い立ち、
 戸籍も抹消されていて普通の経路では就職出来ないので
 うちの理事会の有力者に頼んだところ、うちの学園で雇用されたとか」
「生まれた経緯が私の調べた強化兵とおなじなの。
 きっとその人たちは強化兵でまちがいないと思うの」
「私も話半分に聞いていましたが、まさか本当に強化兵だったとは……」
「…………むしろ…………雇用した事が驚きです」
「それなら、元の世界に戻って先生たちを呼んで来れば
 この世界の人たちを助ける事が出来るわけ?」
「詳しい状況が分からないので断言は出来ませんが、
 私は試してみる価値は充分にあると思います」
「呼んでこられるのなら、ぜひお願いしたいの」

12名無しさんだよもん:2006/01/31(火) 01:07:56
「でも……またこの世界に出られるとは限りませんよ」
 そうです、この書庫は入るたびに中の状態が変化します。
 このまま戻って先生がたを呼んで来たとしても、
 またこの未来都市にやってこれるとは限らないのです。
「そうですね、こちらの世界の何が地下書庫に干渉しているかが分かれば
 次からはある程度狙ってこの階に降りる事が出来るようになるかもしれませんが」
「それより、まずは戻って地下書庫を調べたほうがいいんじゃないかな?
 ランダムに入れ替わるのを操作出来れば、狙ってこの世界にこられるかもしれないし
 駄目でも何度か挑めばまたこられるかもしれないんだからさ」
「……ことみちゃんは……どうしたらよいと思いますか?」
「お願いするほうだから、私はどちらでもいいの」
 ……ううっ、やっぱりあたしが決めないといけない流れです。

A 地下書庫に干渉しているものを探しましょう
B 地下16階への階段を探しましょう
C この世界の強化兵の皆さんを探すのはどうでしょう?

13名無しさんだよもん:2006/01/31(火) 06:56:23
A

14名無しさんだよもん:2006/01/31(火) 21:25:14
「由真には悪いけど、この世界に来たのは偶然だから
 次も同じ偶然に期待するのはちょっと難しいと思います。
 まずはこの世界から地下書庫に干渉しているものを探しましょう」
「うーん、やっぱりそうかな」
 戻るのに時間がかかればかかるほど、この世界は荒廃します。
 しかも今のままでは、再びこの世界にやってこられる保障もありません。
 まずは確実にこの世界と書庫が融合した理由を調べるべきだと思いました。
 それに、書庫と未来世界の関係を調べていけば、その経緯で
 書庫とは何なのかという問題のヒントが見つかるかもしれません。
「べナウィ先生、何が干渉してるかは分かりそうですか?」
「そうですね、機械的なものか魔術的なものかは分かりませんが
 何か特別なもので干渉しているのは間違いないでしょう。
 だとすれば、その存在をしかるべき人が見れば分かるはずです」
「しかるべき人?」
「ええ、例えば小牧さんは賢者ですから魔術的なものならば分かるでしょう。
 私は経験上ある程度の仕掛けならば分かると思いますが……」
「ことみちゃんは何か心当たりない? 変わった本を見かけたとか」
「分からないの、たぶん他の人に聞いてみたほうがいいの」
「………そういえば、他の人たちは………どちらにいるのですか?」
「こっちに隠れ家への通路があるの」

15名無しさんだよもん:2006/01/31(火) 21:25:45

 ことみちゃんに案内された、隠れ家に向かう秘密の通路は――

A 下水道
B 路地裏
C 鉄道高架

16名無しさんだよもん:2006/01/31(火) 22:49:10
C

17名無しさんだよもん:2006/02/02(木) 20:59:05
「このルートなら安全なの」
 ことみちゃんに案内されるまま、路地裏から非常階段やビルの屋上を経由して
 あたしたちは鉄道高架の上へと出ました。
「すぐ下で機械が動いてるみたいですけど、本当に大丈夫なんですか?」
「この線路は目標から外されているみたいなの、だから大丈夫」
「鉄道は有事には重要な補給線……攻撃しないようプログラムされていても不思議はありません……」
「ふーん、そういう所は律儀に守って暴走してるわけね」
「暴走の原因は分かりませんが、まったくの無秩序な暴走でもないという事でしょう」

 ことみちゃんに煽動されながら、でこぼこして歩きにくい線路を進みます。
 すぐ下からは自動機械がアスファルトを這い回る音が、防音壁を越えて鈍く響いて来ますが
 一段高くなった高架から見える空と街並みはあたしたちの世界と同じような雰囲気です。
 ……でも、きっとあの街並みは本当は廃墟なんですよね。

「スタンド・バイ・ミー……みたいですね……」
 彩さんがふと呟きました。

18名無しさんだよもん:2006/02/02(木) 20:59:26
「ああ、そういえばこんな場面がありましたね」
「鳥の詩では……そのまま過ぎますから……」
「スティーヴン・キングの小説でしたっけ?」
「原作の短編はザ・ボディってタイトルなの。
 スタンド・バイ・ミーは主題歌からとられた映画だけのタイトルなの」
「……スティーヴン・キングって、ひょっとしてホラー?」
「名著にはホラーの多い人だけど、ザ・ボディはホラー小説じゃないの。
 回顧録風に書かれた、キングの半自伝的な話なの」
「少年たち4人が死体の噂を聞いて、隣の街まで出かける話でしたね。
 確かにあの中に線路を歩いていく場面があったのは私も覚えています」
「死体を目指して出かける……やっぱりホラーっぽい感じがするけど」
 どうやら由真以外の全員が見た事あるみたいです。
「気になるなら、原作でいいなら私が持ってるから読むといいの」

A その時背後から電車が走ってきました
B あたしはスタンド・バイ・ミーを口ずさんでみました
C そんなことを話しているうちに隠れ家のそばまでやってきました

19名無しさんだよもん:2006/02/02(木) 21:09:36
B

20名無しさんだよもん:2006/02/03(金) 19:33:00

 When the night has come ――

「あ、その曲はなんか聞き覚えある」
 あたしはスタンド・バイ・ミーを口ずさんでみました。
 映画のほかにも、有線やCMでも流れる曲なので
 由真も曲のほうは聞き覚えはあったみたいです。

 And the land is dark and the moon is the only light we see ――

 《月明かりしか見えない暗い夜でも》

 No I won't be afraid ――
 Oh I won't be afraid Just as long as you stand, stand by me ――

 《君がそばに居てくれれば、僕は怖くなんてない》

 確か、そんな意味の歌詞だったはずです。

21名無しさんだよもん:2006/02/03(金) 19:33:21
「なるほど、こうしてBGMをバックに4人連れで線路を歩くと
 まさしくスタンド・バイ・ミーの世界になりますね」
「先生も合わせて5人じゃないの?」
「残念ですが、多感で未熟な年頃でしか感じられないものがあるのですよ。
 それを気付かされる時の寂しさこそ、スタンド・バイ・ミーが愛される理由です」
「ザ・ボディは小説家の回顧録として書かれているの。
 べナウィさんみたいな大人の視点があって、初めて完成する物語なの」
「……そう考えれば……べナウィ先生も仲間に加われますね」
「ペンのかわりに槍を持ったスティーヴン・キングでもよければ」

 So darling darling stand by me ――

 あたしは生徒会長に立候補したとき、やりたい事はあっても出来ることはありませんでした。
 由真、久瀬さん、いろんな部活の皆さん、先生の皆さん……いろんな人の助けがあって
 ここまでやって来たあたしには、この歌詞の心境がとっても良く分かるような気がします。

A 何事もなく大きなビルのある駅に着きました
B なんとスタンド・バイ・ミーが新しい呪文になりました
C こんな荒廃した世界でもJAS○ACは生きていました

22名無しさんだよもん:2006/02/03(金) 19:45:21
A

23名無しさんだよもん:2006/02/05(日) 22:50:17
 歌いながら歩いていると、やがて大きなビルのある駅が見えてきました。
「あそこが隠れ家なの」
「駅ビル……ですか。周囲の風景には不釣合いな大きさですね」
 駅前には申し訳程度にいくつかビルが建っているようですが、
 そこから先は草むらばかりで、ぽつりぽつりと民家が並んでいるだけです。
 はっきり言って無人駅でもおかしくないくらいの郊外です。
「……いかにも無計画な箱物行政で……地図だけ見て建てられた駅ですね」
「ここは他の都市と孤立しているの、そのせいで自動機械がやって来ないの」
「そんなつもりで建てたんじゃないんだろうけど、とリあえずお馬鹿な政治家に感謝ね」
 あたしたちは駅のホームの端にある昇降口からホームに上がります。
「駅ビルの中に皆いるの、まずはそこまでいくの」
 ホームの階段を昇り、無人の駅構内を抜けます。
 無造作に積まれたバリケード、拾われずに散乱しているゴミ、商品の並んでいない売店。
 この世界がいかに荒廃しているかを、ここでも突きつけられます。
「あ、人が……」
 直接駅ビルに繋がる改札口で、ひとりの人が見張りをしています。
 この世界に来てやっと2人目の人に出会えました。
 その人は――

A マルチ
B 石原麗子
C 氷上シュン
D ほしのゆめみ

24名無しさんだよもん:2006/02/05(日) 23:00:13
Aだなここは

25名無しさんだよもん:2006/02/10(金) 00:58:50
 改札口の駅員ブースに、モップを構えた緑髪の女の子が立っていました。
「お帰りなさいことみさん、無事そうで良かったですー。
 ……あの、そちらの皆さんはどうなされたんですか?」
 心配そうにことみちゃんに尋ねています。
「街で出会ったお客さんなの」
「そうでしたか、失礼しました。私はHMX−12マルチです」
 両耳に取り付けられたセンサーでメイドロボだと一目で分かります。
 ですが、その型番はちょっと聞き慣れないものでした。
「12って、あたしたちの世界でも旧式だったような」
「はい、こちらのデパートの催し物会場でメイドロボフェアが開催されまして、
 そこで歴代メイドロボが勢ぞろいという事で私もお呼ばれしていたんですよ」
「……感動のラストが台無しです……」
「えっと、この奥がことみちゃんの隠れ家なんですよね?」
「そうですよ、大勢の皆さんがここに避難しています。
 自家発電装置もありますし、建物も広くて頑丈ですから安心ですよ」
 どうやらあたしたちも避難民だと思われているようです。

A マルチさんに事情を説明する
B デパートの中に避難してる皆さんに話を聞いてみる
C その時本物の避難民の人がやってきた(人物指定)

26名無しさんだよもん:2006/02/10(金) 14:16:57
A

27名無しさんだよもん:2011/12/17(土) 23:03:30
保守

28名無しさんだよもん:2016/04/12(火) 02:09:43
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29名無しさんだよもん:2016/04/22(金) 14:20:50
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30名無しさんだよもん:2016/04/27(水) 22:11:13
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31名無しさんだよもん:2016/05/06(金) 02:28:48
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33名無しさんだよもん:2016/05/11(水) 08:57:29
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