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東方出鱈目コンテスト 第一会場

282Nameless One(再):2004/05/21(金) 22:05 ID:5rikzVrA
………かっこよくないね。HAHAHA。
やりなおし。

人形裁判 -artful sacrifice-
ttp://www7.tok2.com/home/rerakamuy/up/alice.mp3

#放送用メモ:「人形裁判」のヴォーカルアレンジ。
#かっこいい……というか、いろいろダークです。
ISDNから<<アリスの人形>>に1ぴょーぅ入れつつ。
声の録音は、なかなかに難しい……マイクと口の位置とか。
以下、歌詞。


 ここは魔法の森の奥に位置する、人形達の法廷。
 非業の死を遂げた者たちが、その無念を訴える場所。
 今日もまた、一体の人形が壇上に上がる。

 それは、雨の降る暗い暗い夜のこと。
生まれたばかりの少女は、道端に捨てられた。
「産むつもりは、なかった」
 簡単な理由だった。
 そのとき、少女は心を閉ざした。
 愛なんてものは、存在しない。
 温もりなんてものは、幻覚だ。
 そんなものがなくても、私は生きていける。

 しかし。
 町の人たちは少女を見捨てることができなかった。
 どんなに拒まれようとも、少女を暖かく見守りつづけた。


 生まれ落ちたとき氷漬けになった少女の心は
 あたたかい日差し浴び融けかかっていた


 ――――この人たちなら、こんな私でも本当の意味で愛してくれるのでは。
 少女が時折見せるようになった笑顔は、女神のそれよりも眩しかった。

 あの笑顔を自分だけのモノにしたい。
 そう思う者たちが争い始めたのは、そんな頃だった。
「少女が一人しかいないから悪いんだ」
 それは、誰かの一言。


 月が昇る夜
 少女を想う者たちの数だけ分解されて
 肉片は人形になった

 恐怖に怯え、蒼ざめたままの人形たちは
 多くの人にいつまでも愛されつづけた


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