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東方出鱈目コンテスト 第一会場

1すし〜 </b><font color=#FF80FF>(TUGuNABU)</font><b>:2004/01/25(日) 21:47 ID:uIqMeRsw


  「皆さんのネタ投票、ネタ支援をお待ちしています(笑)」


//概要//

  毎回お題に沿ってNo1キャラ(?)を決めるアレ。
  東方系に少しでも登場し、お題に沿っていればなんでもOK!
  お題は毎回1週間以上前に放送予告雑記で告知します。
  投票(というか推薦)、支援それぞれは放送時間内の1時間っ。
  投票時には必ずその理由(若しくはネタ)を必ず記入して下さい。
  投票終了後即日開票( ゚∀゚) 放送内読み上げし、お題に合った理由・ネタで
  最も納得いったキャラを「独断で」勝者と認定します(笑)

//基本ルール//

 ・投票・支援は東方ラヂヲ放送中の1時間のみ。
  (時間内に参加できない場合は事前に支援メールを送って下さい)
 ・有効票は>>950まで。それ以降の投票は次スレにて。
 ・1人1票。2重投票・重複投票は無効っすよー。
 ・<<キャラクター名>>の形式で有効票。
 ・必ず接続環境も記入すること。CGIなどで集計します。

 ・中間票発表、結果速報は禁止。つーても勝者決めるのウチだし(笑)
 ・○○が劣勢なので…のような票数を題材にした支援、投票は荒れの元なので控えましょう。
 ・不意の二重書き込みはなるべく運営スレッドに報告を。
 ・ネタ票上等、ただし誤判断、判断不可が出ても泣かない。間違えたら放送中にツッコミカモン(笑)
 ・SS・CG・他あらゆる支援で人の心を動かそう。ただし、相手陣営の中傷はNG。
 ・SSはスレへ直書き推奨。10レスほどの長文でもOKです。
 ・支援報告は本スレで。投票と並ぶ重要な参加方法の一つです。
 ・支援へのレスも本スレへ。全て試合の流れになります。

 ・基本的に東方最萌ルールに準拠します^^
   http://ukatu.hp.infoseek.co.jp/tohoho.html

174BYK(1/5) </b><font color=#FF80FF>(IWjb0iYo)</font><b>:2004/03/21(日) 21:41 ID:hxcnqpAc
 一つの些細な原因が 甚大な結果を生み出すことがある
 特にこの世界では その様なことが多いと思われる
 これは そのほんの一つの例に過ぎない

   「東方EX化劇場〜狂気乱舞〜」

 ある日のこと、霧雨魔理沙は自宅で、料理をしていた。
魔理沙「自信作の出来上がりだぜ。」
 作ったのはエビフライだった。魅魔にプレゼントするために作ったのだ。
 自信作…と言っていたが、エビを揚げた時点では失敗作だった。そこで、魔法を使ってエビフライを美味しく仕上げたのだ。他人にあげる物が粗末なものであってはならない為に。

 魔理沙は出来上がったエビフライを籠に入れ、それを持って博麗神社へ向かった。
 神社の裏庭に、魅魔は居た。
魅魔「何だい、魔理沙か。」
魔理沙「何だい…てのは無しだぜ、魅魔様。今日は手料理を持ってきたんだ。是非とも食べて欲しいぜ。」
魅魔「珍しいじゃない、料理を作って持ってくるなんて。」
魔理沙「ちょっとした思いつきだぜ。」
 なぜ魅魔に料理を作るなんて思いついたのだろう、魔理沙自身もよく分からなかった。
 魔理沙は籠を魅魔に渡すと、魅魔は早速籠の中を改めた。
魅魔「エビフライかい。」
魔理沙「魅魔様はエビフライが好きだったんだよな?」
魅魔「特に好きって訳でもないけど。」
 そう言いつつも、魅魔はエビフライを賞味するのだった。
魅魔「なかなかの味ね。まさか魔法を使ったりしてないだろうね?」
魔理沙「まさか…。」

 だが、その次の瞬間、魅魔の周りに邪気が立ち込めた。
魅魔「フフフ…今ならできるかもしれない。」
魔理沙「?どうしたっていうんだい?」
魅魔「あの時の野望をもう一度よ。魔理沙、今度こそ陰陽玉を奪い取るわよ!」
魔理沙「魅魔様!?」

 縁側に周ると、そこには霊夢がお茶を啜っていた。
霊夢「どうしたの、そんなに慌てて?」
魔理沙「のんきにしてる場合じゃないぜ!何でかよく分からないけど、魅魔様が豹変してしまって…。」
魅魔「陰陽玉を出してもらおうか。」
霊夢「ゲッ、邪気が戻ってるじゃない!ええい、こうなったら封印よ!」
 魅魔と霊夢は互いに、弾幕を張り合った。
 速射弾をばら撒き、逃げ道を塞ごうとする魅魔。だが、そこは霊夢。軽々と避けきり、そして…
霊夢「夢想封印!」
 一撃を食らわせ、一瞬ひるんだ隙に、霊夢は魅魔に封印の札を貼り付けた。

魅魔「あれ…今まで私は何をやってたんだい?」
 魅魔は気が付くと、気を失う直前の記憶を思い出そうとした。
 だが、エビフライを食べた後のことが、どうしても思い出せなかった。
魅魔「エビフライ…魔理沙…まあ、いい。こんな些細なことは。」
 魅魔は寛大だった。というより、いちいち首を突っ込んでられなかった、というのが妥当だろうか…今回のことは、無かったことにしたのだった。

175BYK(2/5) </b><font color=#FF80FF>(IWjb0iYo)</font><b>:2004/03/21(日) 21:42 ID:hxcnqpAc
 魔理沙は考えた。魅魔が豹変したその訳を。
魔理沙「エビフライを食べた途端に、ああなったんだよな…エビフライ?」
 そう、原因はエビフライにあると確信したのだ。エビフライには、見た目と味を良くする為の魔法がかけられていた。それが思わぬ副作用を生んでるに違いない、と。
 魔理沙はエビフライの入った籠があるはずの裏庭へ向かった。だが、そこには既にその籠は無かった。
魔理沙「参ったな…手ごわい妖怪に出回らなければ良いんだが…。」

 その頃、エビフライはどこに行ったかというと…
妖夢「只今帰りました。お嬢様、こちらがその例のエビフライです。」
幽々子「ご苦労様。」
妖夢「しかしよく分かりましたね、博麗神社の庭に、強大な力を得るエビフライがあるって。」
幽々子「あの世の住民が、この世のすべてを知らなくてどうするのよ。」
 なんと、妖夢の手を介して、幽々子のもとに渡っていたのだ。
妖夢「ところで、このエビフライ、まさか…」
幽々子「ん?食べるのは私よ。」
 妖夢は安心した。まさか自分に食べさせられないだろうかと、不安だったからだ。だが、その安心が、また更なる不安を呼んだ。
妖夢「お嬢様が?」
幽々子「そうよ。妖夢、カリスマって言葉を知ってるかしら?」
妖夢「え…ええ、まあ。深くは知りませんが。」
幽々子「これを食べて、カリスマ度アップよ!」
妖夢「みょん!?」
 妖夢は止めようとした。だが、既に幽々子はエビフライを一口食べてしまっていた。
 妖夢は、幽々子に気付かれないように、その場を立ち去った。

アリス「あなたが噂に聞きし、楼閣の庭師ね。」
 気を紛らわす為か、庭の手入れをしていると、蒐集をしに冥界に来たアリスに会った。
妖夢「あなた、この辺では見ない顔ね。ご用は何?」
アリス「珍しいものを集めているのよ。何か無いかしら?」
妖夢「ここにあげられる物なんて無い!早く立ち退かないと斬るわよ!」
 緊迫した空気が2人の間に流れる。その時だった。アリスは何かに気付いた。
アリス「ちょっと待って、あの大きな扇子は何かしら?」
妖夢「扇子?…お嬢様!?」
 アリスの指差す方に、確かに大きな扇子が存在した。2人は扇子の見える方へ向かった。

幽々子「どう?これでカリスマが上がったでしょ。」
 2人が見たものは、電飾がついてますます派手になった扇子を背負った幽々子だった…。
妖夢「…お嬢様?」
アリス「電飾がついたぐらいで、カリスマなんて上がりっこないわね。」

176BYK(3/5) </b><font color=#FF80FF>(IWjb0iYo)</font><b>:2004/03/21(日) 21:44 ID:hxcnqpAc
 アリスは、幽々子のカリスマを上げた(?)エビフライをもらうことにした。食べた者に何かしらの影響を及ぼす食べ物は、アリスにとって珍しい物に見えたからだ。
 アリスは家に帰ると、そのエビフライをじっと見つめた。
アリス「やっぱり…魔法ね。どんな魔法を使ったのかしら。」
 魔女であるアリスは、そのエビフライが魔法によって仕上げられていることがすぐ分かった。どんな魔法を使ったのか、分析をしているうちに…
アリス「味を良くする魔法まで使っているわね。」
 止せばいいのに、そのエビフライを食べてしまったのだった…
アリス「フフフ…今度は勝てるような気がしてきたわ!」
 アリスは一通り準備をすると、博麗神社へ向かうのだった。

 その頃、博麗神社では、霊夢がまた、縁側でお茶を啜っていた。
アリス「あら霊夢、縁側でお茶だなんて、優雅でのんきじゃない。」
霊夢「アリス!?どうしたのよ、そんな真剣な顔して。」
アリス「フフフ…今日こそあなたに勝ちに来たわ。」
霊夢「な、何を言ってるのよ…って、アリスが、2人…。」
アリス「気付いたようね。さあ、人形達、あいつを取り囲むのよ!」
 そう言うと、アリスは等身大の自分そっくりの人形を、霊夢の前に置くと、次々に分身し始め、霊夢を取り囲んでいった。2体、3体、6体…
霊夢「な、何よこれ…」
アリス「今度はあなたが、この人形達の仲間になるのよ。」
 この言葉を合図に、人形達は一斉に、霊夢に向かって襲い掛かった!
 霊夢は偶然手に持ってた玉串、神仙術、そして蹴りで対処した。が、人形の数は時間が経つにつれ増えていき、とうとう押さえ込まれてしまった。
アリス「どう、もう逃げられないでしょ?これで降参かしら。」
霊夢「…奥の手よ!二重結界!」
 そう言うと、霊夢は懐から札を出して発動させた。その時の衝撃波で、人形達はばらばらに飛ばされた。アリスもそのうちの1体に当たり、倒れこんだ。
アリス「な、何ぃ!?」
霊夢「(皆倒れこんでいる…皆動けない状況…やるなら今しかない!)夢想封印!」
 さらにもう一枚、霊夢は札を発動させた。夢想封印の直撃を食らった人形達は姿を消し、そしてアリスもこれを食らい、正気に戻った。

アリス「…あれ、私は何を…そうだ、エビフライを食べたんだっけ…。」
 そう言い残して、アリスは神社を去った。


 霊夢は気になった。アリスが帰りがけに残した「エビフライ」という言葉が。
霊夢「エビフライ…人を惑わすエビフライなんて、本当にあるのかしら…。」
 あんまり気になったので、霊夢はそのエビフライを探すことにした。そこは霊夢、勘だけを頼りに探し当て、持ち帰ることが出来たのだった。

霊夢「なんだ、やっぱりただのエビフライじゃない。」
 持ち帰ったエビフライを見て、霊夢はそう思った。安心したのか、それとも落胆したのか、霊夢はそのエビフライを食べてしまった。どうやら、魔法がかかっているところまでは、見抜けなかったようだ。

177BYK(4/5) </b><font color=#FF80FF>(IWjb0iYo)</font><b>:2004/03/21(日) 21:45 ID:hxcnqpAc
 その頃、魔理沙はエビフライの行方を追っていた。だが、手がかりすら掴めずにいた。
 霊夢とお茶を飲んで一息入れることにした魔理沙は、博麗神社へ向かった。

魔理沙「おーい、霊夢は居るか?」
霊夢「ここに居るわよ。」
 魔理沙は霊夢に会うと、霊夢がいつもと違うことに気が付いた。
魔理沙「どうした霊夢、顔色が悪いぜ?」
霊夢「そうかしら?いつもの私だけど。」
魔理沙「いや、違うぜ。いつものお前じゃないぜ。まさかエビフライを…」
霊夢「フフ…ねえ魔理沙、前に西の方からメイド型のロボットが飛んできたことがあったわよね?」
魔理沙「あ…ああ、そんなことがあったな。」
霊夢「確か…その時に私、こんな弾幕を張ったわよね?」
魔理沙「うわあぁぁ!止めてくれえぇぇっ!!それ、私にも避けられないんだ!」
 魔理沙の目の前に、強烈な弾幕が展開された。魔理沙はどうにか頑張って避けきろうとしたが、すべてを避けきるのは無理だった。
 ざんねん!まりさのたまよけは これでおわってしまった!
魔理沙「作者死ねー!」


 神社に置いてあったエビフライを回収すると、魔理沙は家に戻った。
魔理沙「間違いない、私が作ったエビフライだぜ。霊夢のやつ、これを食べちまったんだな。」
 魔理沙は、このエビフライを処分する方法に悩んだ。
 雑魚妖怪に食べさせる?それでも多少のリスクが伴う。
 燃やしたり凍らせたりする?そんなことで魔法が抜けるわけが無い。
 かといって、自分で食べるのは言語道断。
 そのまま放っておくのも考えたが、腐らせると衛生的に良くない。

 万策尽きたかと思われたその時だった。なにやら騒がしい音が聞こえた。
魔理沙「ん、誰だ?誰かこの家の中に居るみたいだぜ。」
 魔理沙は、家中の部屋を一つ一つ調べた。誰もいなかった。最後の一部屋になった。誰か居るならこの部屋にしか居ない。魔理沙は勢いよく、その部屋のドアを開けた。
メルラン「あー、見つかっちゃった。」
リリカ「ねえねえ姉さん、どうする?逃げるー?」
ルナサ「逃げるも何も、あなたたちが勝手にこの屋敷に入ったんでしょ。」
 騒がしい音を出していたのは、ポルターガイストの3姉妹だった。
魔理沙「なんだ、あんた達か。泥棒かと思ったぜ。」
ルナサ「ん、この声は…」
メルラン「リリカのお友達さんねー。」
リリカ「あー、本当だー。ねえねえ、友達のよしみで、ここにしばらく居させてくれないかなー?」
魔理沙「それじゃ、友達のよしみで食べて欲しいものがあるんだ。」
 魔理沙はとっさに考えた。こいつらにあのエビフライを食べさせても、余計に騒がしくなるだけ。何ら害は無い、と。

178BYK(5/5) </b><font color=#FF80FF>(IWjb0iYo)</font><b>:2004/03/21(日) 21:46 ID:hxcnqpAc
魔理沙「これが、その食べて欲しいものだ。美味いぜ?」
リリカ「なんだ、エビフライじゃない。姉さん一緒に食べよう〜。」
メルラン「もちろん。いただきま〜す。」
ルナサ「普通は追い出されるべき場面なのだが、なぜに料理まで振舞われる…まあ、いいか。頂きましょうかね…。」

 3人は魔理沙が出したエビフライを、残らず平らげてしまった。
 それからというもの、魔理沙の家の中は、連日連夜騒がしかった。
リリカ「変身!騒霊魔法少女、リリカル☆リリカ!」
メルラン「そんな分けないでしょー。」
リリカ「うへへ…それじゃ、楽器の持ち替えなんてどう?」
メルラン「いいねー、それじゃ、私ホルン吹く〜。」
リリカ「それじゃねー、私はシンセ弾くー。叩くところ多すぎて普段は駄目だけど、今日は上手く弾ける気がするー。」
メルラン「あー、私もそんな気するー。ホルンなんて、いつもなら息が続かないわ。」
リリカ「姉さんは何弾くー?」
ルナサ「…これよ、ハープよ。」
メルラン「おおー、姉さんかっこいい!」
魔理沙「(…ヤレヤレ、もっと静かに出来んもんかね。ま、エビフライ食わせちゃったし、2、3日我慢してからつまみ出すとするか。)」

 これら一連の事件、人物が豹変して、更なる力を得ることを後に、「EX化」と呼ばれるようになったそうな。
 それからというもの、魔理沙は料理を作って他人にプレゼントすることも、エビフライを作ることも、魔法を使って料理をすることも無かったそうな。


   後書き
 お題を聞いてから、すぐ思いついたネタがこれでした。
>狂気乱舞
 本当は、「狂喜乱舞」ですね。1文字違いで大違い。
>魅魔
 こんなキャラです。↓
http://etamelo.xrea.jp/th/yume/character.html
>エビフライ
 魅魔にエビフライ、というのは以前から存在するネタです。エビフライ抱き枕、エビフライ寝袋というのもあったとか無かったとか。
>陰陽玉を奪う
 「東方封魔録」のストーリーそのまんま…のはず。
>西の方からメイド型のロボットが…
 「秋霜玉」EXステージのことです。実際にもの凄い弾幕だそうです…。
 他にもいろいろ言いたいことがありますが、長くなるのでこの辺で…


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