したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ザフト@女だったら避難所

1管理</b><font color=#FF0000>(EhjLoBHA)</font><b>:2003/06/27(金) 20:18
ここは本スレの別館です。
放送直後は鯖に優しく、こちらで萌えましょう。

【本スレ】
【萌え】アスランが女だったら【燃え】
http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1054947931/

【関連スレ】
イザークは実は女だというオチの夢を見た
http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1056223189/
ガンダムの男で、女だったらいいなと思うキャラは4?
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1048051491/

127お酒 1:2005/09/18(日) 23:02:19
誰ですか!アスランにお酒を飲ませたのは!」
キラが部屋に入ってくるなり叫んだ。
「だってアスランったらいける口っぽいんですもの。」
コロコロと鈴を転がすようにラクスが笑う。決して広くない部屋の一室、所狭しと転がっているのは酒瓶と何人もの泥酔者。まだいける何人かは隅っこで未だ飲みを続けている。
キラがその被害を逃れたのは偶然に過ぎない。頼まれた雑用をこなして疲れて部屋に戻ってきたら同室のアスランがいない。
彼女の行方を聞きに隣近所の部屋に当たりをつけたが部屋の中には猫の子一匹ハロ一匹転がっていない。ふらふらと探しまくっていたらここにたどり着いたというわけだ。
部屋の扉の電子ロックを解除すると酒特有の、素面のものにだけ分かるちょっと甘みを伴った空気がむわっとキラの顔を打った。部屋の空気隅々までアルコールに満たされているかのようでキラはちょっと眉を顰める。
キラは死屍累々とする部屋のなかで探していたアスランの姿を見つけて何人かを踏みつけながら歩み寄った。
彼女は隣のラクスの肩に頭を乗せて気持ちよさそうにうっとりと目を瞑っている。ラクスは彼女を肩にもたれさせたまま空になったグラスに手酌で手馴れたように酒を注いだ。
「どのくらいのませたの・・・?」
「アスランは最初嫌がっていたんですけれど烏龍茶で割ったら飲んでくれましたの。一回飲んだら美味しいからもっと、といってくれましたわ。ほら、あの山。あれはアスランがつくたんですわ。中々でしょ?」
ラクスの白い指が指す先には高々と微妙なバランスで積み上げられた酒瓶の山があった。何本、といったレベルじゃない。何十本といった数をキラは呆然と見上げた。
「キラも如何?これ、季節限定のチューハイ。中々いけましてよ?」
「ラクスは・・・酔ってないの?」
「まぁ、まだ序の口でしょ?・・・先ほどフラガさんがお酒をついで下さったんですけれど・・・ああ。踏んでいますわキラ。そこに。」
「え。」
見れば足元にうつぶせに倒れた金髪長身の美丈夫が哀れに転がっていた。慌ててキラは足をどかす。なんか変な感触がしたと思ったら知らず知らずの間にフラガを踏んでいたらしい。

128お酒 1:2005/09/18(日) 23:02:54
「なんか先に潰れてしまったらしくて・・・そこに転がしておきましたの。先ほどまで私とアスランの真ん中に座って肩に手を回しながら
『ばれなきゃ浮気なんてわかんねぇよなぁ?』とかおっしゃっていましたけれど。」
「・・・・・・・。」
キラはどかした足に勢いをつけてもう一度フラガの後頭部に力任せに叩き付けた。
ぐぇ、とかげぴゃ、とかぐちょとか何か色々なものが潰れる音がしたけれどまぁいいだろう。
「と、とにかくアスランは帰らせますよ?ほら、アスラン起きて。」
「うう〜ん?」
「アスラン・・・。立てるの?」
「・・・キラぁ?」
アスランはまだ前後不覚らしい。へにゃ、といつもの凛とした姿から考えると想像もつかない顔でキラに笑いかける。
キラはドキドキしながらよっこらせ、とアスランを抱き上げた。
いつもはこんなことをすれば怒って殴られそうだが今は別だ。
アスランは気持ちよさげにキラの胸に顔をそっと擦り付けてくる。抱っこされて甘えてくる猫のように。
「お気をつけて。キラ。あの辺につかまると煩いですわよ?」
見ればここから少しはなれた一角に艦長たちが陣取っている。
マリューやミリアリアがはやし立てる中その中央で泣きながら素っ裸で日舞を踊っている褐色の男がいたがあれはまさか―。
キラは深く考えるのをやめてごきげんよう、と今度は日本酒の入ったグラスを揺らしながらも優雅に笑うラクスに会釈して
未だ怪しい宴会の続いている部屋を振り返らずに抜け出した。

129お酒 3:2005/09/18(日) 23:03:34
アスランはお酒なんか飲んだことあったのかなぁ。
二人の部屋のアスランのベッドに彼女を下ろすとキラは蛇口からコップに水を注いだ。
アスランはベッドの上でこてんと横になっている。
白い顔は酒のせいで真っ赤になり、微かに寛げられた臙脂色の軍服はいつもより早いリズムで上下する彼女の胸元をキラの目に見せ付けた。
ピンク色の濡れた唇がハァハァと荒く厚い息をせわしなく吐き出していた。
「アスラン・・・。誘ってる?」
なわけがあるはずもないがキラは一応聞いてみた。せめて着替えさせようと後ろを向いてアスランの服を探し出した。
キラは当然アスランの返答はないものだと踏んでいたのだが、
「キラ・・・?」
アスランの小さな声が背後で上がりキラは慌てて振り返った。アスランの翡翠色のきれいな瞳がじっとキラを見つめている。
「アスラン・・・。気がついた?大丈夫?お水飲む?」
「ん・・・。」
「はい、アスラン・・・お酒あんまり飲みなれていないんでしょ?」
キラはアスランがベッドから起き上がるのに背中に手を回して手伝いながら言った。
いつもは彼女に世話を焼かれているので今日はちょっと偉くなった気分だ。そのままアスランの口元に水の入ったコップを持っていく。
しかしアスランは一向に口をつけようとしない。
「・・・アスラン?」
「飲ませてぇ・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」
今、なんとおっしゃいましたかこのお嬢さんは。
「飲ませてキラ・・・。」
「で、でもこのままだと気管に入っちゃうよ?むせちゃうよ?起きてよアスラン・・・。」
「キラが飲ませてくれないと・・・飲まないから。」
そのまま拗ねたようにぷいっと明後日を向いてしまう。キラはいつも自分の世話を逐一焼いてくれてだらしないことが大嫌いなアスランの意外な一面を見て一瞬唖然とした。
「・・・キラの・・・口で・・・。」
アスランの濡れた唇がキラを呼んだ。「飲ませて・・・?」
キラは心臓が口どころか部屋の壁を突き抜けて出て行くかと思った。
それほどまでに今のアスランはいつもから考えてありえない。アルコールというのはここまで人を変えてしまうのか。ぐるぐると回る思考の中でアスランが終に伝家の宝刀を抜いた。
「・・・お願い・・・。」

130お酒 4:2005/09/18(日) 23:04:06
腕の中の緑の潤んだ目をして見上げてくる美少女。
いつもはストイックな凛とした優等生然とした美少女。
自分の世話ばっかり焼いて立場的にはお姉さんといった感じの幼馴染の少女。
どうでもいい女ではない。子どもの頃から好いて好いてずっと愛していた女だ。
そんな状況貴方だったらどうする運命のSOS!(番組が違う)
キラはぐいっとコップの中の水を一気に口に含んだ。そのままアスランの可憐な唇を一気に塞ぐ。
気分はまさに「キラ・ヤマト、行きます!」。
アスランの口の中にキラの体温で少し温くなった水が少しずつ流し込まれていく。
アスランはそれを目を細めてゆっくり飲み込んでいった。
キラの口の中に水が全部なくなってもアスランの唇に角度を変えて何度も押し付ける。
アスランはそれを拒否するどころかキラの頭を抱え込んでもっと、とねだる。
長い長いキスを終えてキラはようやくアスランから唇を離した。
「・・・アスラン。美味しかった?」
「・・・キラの味・・・した・・・。」
それは一体どんな味なのかと小一時間(ry。思い巡らせるキラを尻目にアスランはまたこてん、とベッドに横になった。
「・・・あ、あのアスラン・・・。軍服・・・しわになるよ?着替えた方が」
「キラが・・・着替えさせてくれるなら・・・着替えるよ?」
やっぱりそんな展開かい。
キラは誰ともなく突っ込んで仕方なく、しかし内心嬉々としてベッドの上のアスランに乗り上げる。

131お酒 5:2005/09/18(日) 23:04:33
何とでも言うがいい。キラだってお年頃の男の子なのだ。一部に「宇宙の種馬」と賞賛(?)された男なのだ。
朝の恒例事項だってきっちり起こるのだ。
アスランにはいえないがフリーダムのコクピットの中にこっそりエロ本だって仕入れてある。
ぶっちゃけアスランには手を出せていないため色々と溜まる物だってあるし妄想だって滾るときはある。
・・・つまり今こそがキラの脳内妄想が補完されるときなのだ!
無抵抗のアスランの臙脂色の軍服にそっと手をかける。アスランは「ん。」と小さく呻くだけで拒否もしない。
震える手を叱咤しながらゆっくりとホックを外し上半身の前の部分を開ききることに成功。
「・・・アスラン。両手挙げて?バンザーイって。」
「ん〜。」
ゆるゆると上げられる腕を外しそのまま背中から力任せに軍服を抜き取る。
ちょっとしわになるかもしれない。でもそんな事はかまっていられない。
キラの優秀な脳は只今アスランの軍服を脱がすことに全て費やされているのだ。
「アスラン・・・。ブーツ脱がすよ?」
そう一言声をかけてアスランのブーツを両方脱がす。それも上着と共にベッドの下に無造作に投げ落とした。
そのまま勢い付いてベルトを外しアスランのズボンを力任せに脱がし去る。

132お酒 6:2005/09/18(日) 23:05:04
「ア、アスラン・・・。」
ベッドの上に無抵抗に横たわる、Tシャツ一枚と下着姿の美少女。キラの脳内で何度もリピートされたアスランの艶姿。
ドキドキも最高潮にそのままアスランのTシャツに手をかけてめくり上げようとする。
「きらぁ〜?」
ぎくり。頭の上からかかったアスランの寝ぼけた声にキラはびくりと反応する。いくらなんでも正気づいて怒られるのか殴られるのか。
そう身構えたキラにそっと腕が回される。
「・・・アスラン?」
「キラ・・・。好き・・・。」
そのままむにゃむにゃと何かを口の中で呟いていたが聞き取れたのはそれだけでアスランはすぅ、と寝に入ってしまった。
アスランに抱きつかれてのっぴきならない体勢のキラはしばらくそのままの体勢でじっとしていた。やがて
「・・・もう。適わないなぁ。」
そっとアスランの手を外しゆっくりと身を起こす。なんだか気が削がれてしまった。
アスランがいつもは言ってくれない言葉をあっさり言ってくれたりするから。
「・・・なんだか・・・ドキドキ通り越して逆に平静になっちゃったよ。」
眠るアスランに毛布をかけ足元に散らばった臙脂色の軍服をハンガーにかけてしわがつかないようにする。
明日目を覚ますいつもの彼女は自分の服の歪み一つを目ざとく見つけて指摘してくるくらいの子だから。自分の服のしわなんて論外だ。
二日酔いの頭を抱えてでも朝からアイロンをかけだすだろう。
「・・・でも僕は・・・さっきみたいなアスランも大歓迎なんだけどな・・・。」
小さくぼやいて部屋の電気をそっと消した。そのままアスランの眠っているベッドの空いているスペースに身を滑り込ませる。
酒のせいでいつもよりちょっと高めな彼女の体温を感じながらキラはアスランを起こさないようにそっと抱き寄せた。

133お酒 7:2005/09/18(日) 23:05:41
翌朝。
目が覚めて抱きしめられていることに気付き叫ぶアスラン。二日酔いでそのまま沈みます。
気分の悪いアスランの世話で大騒ぎなキラ。ちょっと満足そうです。
おなじく二日酔いのマリュー。大人の貫禄かブリッジに付きます。
実はザルなミリアリア。今日も元気に朝はトールの仏壇に手を合わせます。
昨夜何があったか覚えていないディアッカ。思い出さないほうが幸せです。
色々踏まれて瀕死なフラガ。美形が台無し。医務室に駆け込みました。
その他飲みすぎて色々ヤバイクルーたち。艦内は地獄絵図と化しています。

一人ラクスは満足げに微笑みます。
「皆様まだまだ修行が足りませんわね。」ザルどころかブラックホールです。

しばし彼らが滞在した宙域は非常に酒臭いとかそうでもなかったとか。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板