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SS投稿スレ

1管理</b><font color=#FF0000>(EhjLoBHA)</font><b>:2003/06/27(金) 20:12
ここはSS専用スレです。
感想・リクなどは、避難所本スレでどうぞ。

2種@名無しさん:2003/09/23(火) 01:32
避難所本スレってどれのことですか?
乱立しててどれだか混乱していまいました。

3種@名無しさん:2004/02/20(金) 15:00
本スレにあるSSをここにうpきぼん。
ネカフェからじゃ過去のスレッドが見れんのだ。

4種@名無しさん:2005/08/07(日) 02:57:32
 幼い頃からずっとキラに淡い想いを寄せていたアスランたん。
 でも余りにも距離が近すぎて、その感情は恋心だとまだ気付くことの出来ないアスランたん。
 そんな二人をの仲を、戦争が引き裂いてしまう。再会を誓って別れる二人。
 いくらかの時が経ち、プラントのためと、亡くなった母の思いと父の意志を汲み、アスランたんはザフトへと入隊する。
 クルーゼ隊に所属し、はじめての重要任務、地球連合の新型モビルスーツ強奪。
 アスランたんは、そこで衝撃的な出会いをする。
「アス……ラン……?」「キラ……!?」
 横たわるモビルスーツの傍にいたのは、見紛うはずもない、成長したキラ・ヤマトの姿だった。
 連合の新型・GAT-X105ストライクの奪取に失敗したと断ずるアスランたんは、急いでX303イージスの起動に取り掛かる。
 あそこにいたのはキラであるはずがないと。半ば迷いを振り払うようにしてヘリオポリス脱出を急ぐアスランたん。
 しかし、運命は彼女に安息の時を許してはくれなかった。X105ストライクのパイロットがキラだと知ったのは、そのすぐ後のことだった。
 アスランたんは、キラを討ちたくない一心から、彼のザフト入隊を促す。
「キラ、お前も一緒に来い! お前が地球軍にいる理由がどこにある!」
「僕だって、キミとなんて戦いたくない……でも、あの艦には守りたい人達が……! 友達がいるんだ!!」
 キラは、首を縦へと振らなかった。
「ならば仕方ない……次に会う時は、私がお前を討つ!」
 キラを討つ。
 その言葉は、アスランたんの心に重くのしかかっていった。

「……僕もだ、アスラン……!」


女アスラン萌えのオレにとって、このスレの発見は脳髄に多大なインスピレーションを与えてくれたよ、  お  前  ら  あ  り  が  と  う
アスランたん(*´Д`)ハァハァ

5種@名無しさん:2005/08/07(日) 02:58:35
ダイジェストつづき書いてみたー

 戦功を認められ、晴れてザラ隊の隊長へと昇格するアスランたん。地上での「足つき」追撃任務を命じられる。
 女性が隊長とあって、特に同じクルーゼ隊の所属だったイザーク・ジュールは激しく抵抗した。
「ノシちゃう気なら手ェ貸すよ? どうする? クーデターやる? ……ックク」
 いっその事二人がかりで組み伏せて。ザラ隊所属のディアッカ・エルスマンが提案する。
「フン……残念ながら、それほど単純な頭でもないんでね」
 隊長が女だと言うのなら尚の事、実力でねじ伏せてやるだけだ。イザークは決意した。

 一見孤立していたアスランたんを救ったのは、彼女の部下のニコル・アマルフィだった。
 彼はアスランたんを姉のように慕い、影に日向に彼女のフォローへと回った。
「不安……なんですか? 大丈夫ですよ。ボクはアスラン、いえ、隊長を信じてます」
 アスランたんは、どこか幼い頃のキラを思い起こさせるニコルに少しずつ惹かれていった。
「ニコルはどうして軍に志願したんだ……?」
 笑ったニコルの表情の向こうに、キラの笑顔を重ねて。
「戦わなきゃいけないなぁボクも、って思ったんです。ユニウスセブンのニュースを見て……。アスランは?」
「キミと同じだよ……」

 そんな彼女に、再び運命の女神は試練を与えた。
「足つき」がオーブに身を寄せているとの情報を受け、オーブに潜入したアスランたんは、再び思いもよらぬ再会を果たす。
 かつてアスランがキラにプレゼントした鳥型ペットロボット、トリィが彼女の肩に止まる。
「……!」
 そこに、キラがいた。
 柵越しに近づき、トリィを渡すアスランたん。
「キミ……の?」「あり……がと……」
 仲間達に、彼の素性を気取られてはならない。アスランたんは無言で立ち去ろうとする。
「……昔、友達に! ……友達にもらった、大事な、ものなんだ……!」
 覚えててくれた。それだけで、充分だ。
「……そう……」

6種@名無しさん:2005/08/07(日) 02:58:56
PHASE-29「さだめの楔」までー

 キラがいた。
 それだけで、「足つき」がオーブに潜伏していることは明白だ。
 オセアニアのオーブ近海に網を張るザラ隊。今日こそ「足つき」を仕留めれば、キラと戦うこともなくなるだろう。
 彼の「守りたい人達」と言うのも気になるが、そんな事は言ってられない。「足つき」を墜とさなければ、いつかキラの命を奪わなければならなくなる。
 敵は煙幕を張り、超高インパルス砲「アグニ」の砲撃が始まる。
「散開!!」
 アスランたんの一声。
「ストライクゥゥ――!!」
「こっから先には行かせねぇよっ!」
 イザークとディアッカの攻撃。しかしストライクは機体を翻しただけで攻撃を回避し、すれ違いざまの砲撃を喰らわせる。
「うわぁぁ――ッ!!」
「イザーク! クッ……!」
 次々と、ストライクに撃退されていく仲間。アスランたんは歯噛みする。
 アスランたんも善戦するが、いかんせん「足つき」の搭載火器と、ストライクの技量とあわせてこちらの分が悪い。
 陸地が見えた。降り立つ。
「……っ」
 バッテリー残量がもう残り少ない。「足つき」の砲撃にも晒される。
「アスラァァ――ンッ!」
「!」
 ストライクが巨大な対艦刀を構え、イージスに襲い掛かる。
 ライフルが両断され、僚機の支援も見込めないイージスに、キラは降伏しろと勧告する。
 もう戦いたくはないと。アスランの命まで奪いたくはないと。
「何を今更! 討てばいいだろう! お前もそう言ったはずだ!」

7種@名無しさん:2005/08/07(日) 02:59:20
 こんな時でさえ、キラは自分の身を案じてくれている。
「私もお前を討つと……言ったはずだ!」
 キラに殺されるのなら。それでもいいと思った。
 そんな時。
「アスラン下がって!」
 ミラージュコロイドを解き、ブリッツが片腕を失いながらも、窮地のアスランたんを救う為ストライクに突撃する。
「えやぁぁ――――ッ!!」
「!」
 不意をつかれるストライク。反射的にブリッツの持つランサーダートを避け、シュベルトゲベールを振るうキラ。
 その一振りは、ブリッツのコックピットへと吸い込まれていった。
「ぐわぁぁ――――っ!!」
「「!!」」
 とっさにを対艦刀を手放すストライク。しかし、光の刃はブリッツに深く喰い込み離れない。
 もう、何もかもが遅かった。 
「アスラン……逃げ……!」
 瞬間、爆散するブリッツ。
 彼の最期の顔は、笑顔だった。

「ニコルゥゥ――――――ッ!!」

 孤島に、彼女の慟哭がこだました。

8種@名無しさん:2005/08/07(日) 02:59:42
PHASE-30「閃光の刻」までー

「クソォッ! クソックソックソックソッ……! クソォォ――ッ!!」
 戦友を失い、揺れるザラ隊。
「クソッ、このぉっ!!」
 悲しみを怒りに変えて、ロッカーに当り散らすイザーク。
「何故アイツが死ななきゃならない! こんな所で! ええっ!?」
「……ッ! 言いたきゃ言えばいいだろう! 私のせいだと! ……私を助けようとしたせいで死んだと!」
 イザークの瞳ににじむ涙。辛いのは、悲しいのは自分だけじゃない。それを、アスランたんに直接語りかける目だった。
 場はディアッカの仲裁で事なきを得たが、悲しみはアスランたんの心をきつく縛っていた。
「……っ!」
 ふと、ニコルのロッカーを開ける。弾みで、制服の間から楽譜がこぼれた。
(戦わなきゃいけないなぁボクも、って思ったんです。ユニウスセブンのニュースを見て)
 リフレインするニコルの言葉。もう、それだけでダメだった。
「うぅっ……うあ……あ……!」
 こらえていた涙が、一気にあふれた。
「ぐぅッ! ううっ……! くっそぉぉ……ッ! 討たれるなら私の、私のはずだった!」 
 力なくロッカーを叩くアスランたんの拳。
「ニコルぅ……」
 ぎゅっ、とニコルのものだった制服を抱きしめる。
「私が……! 今までキラを討てなかった私の甘さが……! あなたを殺したッ!!」
 カサ、とニコルの遺した楽譜を手に取る。
(ストライク……討たねば次に討たれるのはキミかもしれんぞ)
 いつか言われた言葉。
「キラを討つ……今度こそ必ず!!」

9種@名無しさん:2005/08/07(日) 03:00:10
「キィラァァ――――!!」
 いつからこうなってしまったのか。あの時お互いに討つと決めた時からか。
 それとも再会を誓ったあの時からか。別れた道はいま再び一つになり、お互いを激しい憎悪へと駆り立てた。
「お前がニコルを! ……ニコルを殺したァァ!!」
 幼い頃からの想い人は討つべき仇敵へと姿を変え、淡い好意は確かな殺意へと変貌する。
「アスラァァ――ンッ!!」
 同じく友を失ったキラも、目の前の「敵」に凶刃を振るう。
「私が……! お前を討つ!!」
 あの時誓った言葉。光剣を振りかざす二人に、理性はもう残っていなかった。
「ゥアスラァァアアァァン!」
 機体に剣を刻む度に、アスランたんの心に刻まれるキズ。
「キラァァァァッ!!」
 機体に傷が増える度に、彼女の恋心にヒビが入っていった。
 バッテリー残量も残り少ない。アスランたんはイージスを変形させ、ストライクに突進する。
「うあああああああッ!!」
「!!」
 ストライクに組み付くイージス。最期の炎を放とうとした瞬間、イージスから光が失われる。
 バッテリー残量を見る。もうほとんど0に近い。
「……く、チィッ!」
 コックピットのシートから、あるコードを打ち込むアスランたん。
 それこそが、このイージスに残された、最後の閃光だった。
「えぇっ!?」
 キラの動揺。アスランたんは機体を捨て、虚空に躍り出ていた。
 組み付いたイージスが光を放ち、ストライクごと炎に包まれる。
 その衝撃はアスランたんの軽い体を容易に吹き飛ばして、炎は周囲を焼き尽くし広がる。

 最後にアスランたんが見たものは、閃光に包まれるストライクの姿だった。

 
書いてから思ったけどキラ様スゴスwwwwwwwwさりげなく恋敵始末してるwwwwwwwwwwww 
あとイザーク達とアスランたん更衣室同じwwwテラウラヤマシスwwwwwwwwwwww

10種@名無しさん:2005/08/07(日) 03:01:46
ヒロインスレ10 404さん
>>4-9 種ダイジェスト

11そのまんま小説にしちゃった903 1:2005/09/18(日) 22:43:06
ラクスの言葉に、キラは驚いて目を見開いた。
「アスランを、知ってるんですか?」
「アスラン・ザラは、わたくしがいずれ結婚するお方ですわ」
ラクスはそう言って、ふふっと笑った。
「結婚・・・、って・・・?」
キラの頭の中で、結婚という言葉の意味がグルグルと巡っていた。
だが、アスランは女性の筈で・・・同じ女性であるラクスと結婚など出来
ない。アスランの父は、アスランを男として育てていた。男子が欲しかっ
た、という理由だけで。彼女が女性である事を知っていた人間は極僅か。
だからといって、女性と婚約させるなんて・・・!アスランもアスランだ、
軍に入隊した事だって考えられない事なのに、その上・・・!
「まあ・・・怖い顔」
唇を噛むキラを、ラクスが不思議そうに見つめていた。
「――――え?あ、ごめん」
キラはハッとして、笑顔を作った。この事は、今目の前にいるラクスに何
の非もないのだ。いや、ラクスが何も知らないのなら、むしろ被害者とい
えるのかもしれない。
「・・・アスランはとてもやさしいんですけれども・・・いつも困っていらっしゃ
いますの。もっと打ち解けてお話したいんですけれども・・・すぐに、険しい
お顔になってしまいますのよ」
ラクスの言葉に、キラは噴き出した。それはそうだろう、いくら形式上婚約
していてもアスランは女性なのだ。困惑する生真面目なアスランと、その
傍らで嬉しそうに話すラクスの姿は容易に想像出来た。
「そうかあ・・・相変わらずなんだな、アスラン」
「ええ・・・女性は笑顔の方がよろしいのに・・・」
----------・・・え?
「・・・今、なんて」
「やはりご存知でしたのね」
ラクスはそう言うと、目を輝かせた。
アスランとラクスは、お互い女性と分かって婚約した?二人のあらぬ姿が
キラの頭の中に浮かんだが、首を横に振って否定する。そんなバカな事
があるわけがない。アスランは・・・ぼくのことを。

12そのまんま小説にしちゃった903 2:2005/09/18(日) 22:43:51
「アスランのことがお好きですの?」
ラクスの問いに、キラは戸惑った。アスランはしっかりしていて、いつも
助けられてばかりいた。だけど、誰にでも優しいわけじゃなかった。
穏やそうな見た目と違って好き嫌いがはっきりしていたし、人見知りだっ
たと思う。だから、何となく・・・アスランは自分の事が好きなのだ、とキラ
は思っていた。
そう、それが当たり前のように。
「・・・ええ、友達ですよ。とても仲の良い」
キラがやっと答えると、ラクスは少し不満そうに首を傾げる。
「・・・友達。そうですの」
そのラクスの言葉が、何故か胸の奥に突き刺さった。
ふいに、キラの脳裏に昔のままのアスランの笑顔が浮かんで・・・消えて
いった。
あんな酷い再会をしたというのに、アスランを思い出す時いつも彼女は笑
顔だ。
キラ、と今にも聞えてきそうな明るい声とともに・・・。

13そのまんま小説にしちゃった903 3:2005/09/18(日) 22:44:24
オープンになったままの通信機から、二人の親密そうなやりとりが
聞えてくる。それを見てアスランは、今まで感じたことのない想い
が込み上げて来る事に戸惑っていた。
胸の奥がきゅっと締め付けられるように切ない。
<こんにちは、アスラン。お久しぶりですわ>
ラクスの声に、アスランはハッとする。今は、ラクスの事が先だ。
「確認した」
<なら、彼女を連れて行け>
キラがラクスの体を押し出し、アスランが受け止める。
<いろいろありがとう、キラさま>
ラクスが振り返り、言う。再び、アスランの胸が痛くなる。
キラはきっと、囚われの身のラクスに優しく接してくれたのだろう。
アスランが覚えていた通りのキラ。おとなしいくせに誰とでも打ち解
け、相手の心を開いてゆく・・・。そう、それは『誰とでも』。
自分に対してだけではない。自分が特別な存在なわけじゃない。
そう思うと、たまらなく悲しくなった。それでも。
「-----キラ!一緒に行こう!」
今なら誰も邪魔するものはいない。このまま、キラとラクスと、三人
で・・・。
「おまえが地球軍にいる理由が、どこにあるというんだ?!行こう、
キラ!」
昔と同じようにそばにいて、笑っていてくれるだけでいい。それだけ
でいいのに・・・激しく胸を焦がすようなその欲求は虚しく拒まれる。

14そのまんま小説にしちゃった903 4:2005/09/18(日) 22:45:04
<ぼくだって、君となんて戦いたくない・・・・・>
キラの辛そうな声が答えた。
<でも!あの艦には守りたい人たちが---友だちがいるんだ!>
『友だち』その一言が、アスランの僅かな希望を打ち砕いた。
心までも、粉々になってしまいそうだった。そう、やはりキラは誰とで
も打ち解ける。キラには、自分などよりも重要な人たちがいるのだ。
それは、もしかしたら恋人だろうか。自分にだって、形式上とはいえ
ラクスという婚約者がいる。キラにいたっておかしくはない。
自分の知らない女性を抱きしめるキラを思い浮かべ、アスランは絶
望的な気持ちになっていた。
「ならば、仕方ない・・・」
それでも、アスランはそう言いながら自分を奮い立たせていた。
「次に戦う時は、私がおまえを撃つ!」
<・・・ぼくもだ・・・!>
そう答えたキラの声は震えているようだった。
キラを殺せば・・・貴方は永遠に私のものになるのか・・・?
いや、私にはそんなこと出来はしない・・・・・!
アスランは泣き叫びたい気持ちを必死に堪えた。
知らなかった自分の気持ちに、今気がついてしまった。
私は、キラのことが・・・好きだったんだ。
キラの、一番大切な人になりたかったんだ・・・。
アスランは、"ストライク"の白い機体がゆっくりと遠ざかっていく
のを見送った。震えを抑えるように、拳を握り締めながら。

15種@名無しさん:2005/09/18(日) 22:47:37
ヒロインスレ1 そのまんま小説にしちゃった903さん
>>11-14
ヒロインスレ10 404さん
>>4-9 種ダイジェスト

16種@名無しさん:2007/08/20(月) 16:02:06
ホシュ


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