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「ネタ出し」用スレッド

1与謝野折檻:2003/03/28(金) 22:20
スレッドの乱立を避けるため、「話題の切り出し」については、
まずこちらに書くことにしましょう。
やむにやまれぬ質問等もこちらです。

Ps.前と比べて書いたり消したりが自由にできなくなりましたので、
いきなり書き込まず、なるべくエディター等で文章を作成してから
コピー・アンド・ペーストするように心掛けてください。

2taiya:2003/03/29(土) 03:13
初めてカキコします。あの、教えてクンで申し訳ないのですが、
MSのスペックの本体重量と全備重量の具体的な違いを教えて下さい。
例えばゼータだったら、フライング・アーマーなんかは、本体重量に
入っているのですか?本体重量というのは、ムーバブル・フレームの
ことを指しているの?わかんないです。

3MSG:2003/03/29(土) 07:04
MSで言うところの「本体重量」とは自動車等で使われる「乾燥重量」とほぼ同じものです。
簡単に言うと弾や推進剤のような「使うと無くなるもの」が入っていない状態ということになります。
ですからZのフライングアーマーは本体重量に含まれると思います。

4taiya:2003/03/29(土) 17:55
レスありがとうございます。ゼータの場合ですと、
本体重量が28.7tで、全備重量が62.3tなんですが、
30t以上、つまり本体重量以上の重さの「使うと無くなるもの」が
全備重量に含まれるというのも感覚的に納得いかないんですよね。

別の例でいうと、ZZとフルアーマーZZの本体重量は同じになってますし。
これだと、アーマーは本体重量には含まれていないってことですよね。

初代でいうと、本体重量が43.4tで全備重量が60tで、MSG氏の説明で
納得いくのですが。また全備重量に標準装備の武器(盾とかライフルとか)
が含まれるということはあり得るのですか?

どーにもわかんないです。

5MSG:2003/03/29(土) 20:19
F−15戦闘機など乾燥重量約14.5t、最大離陸重量約36.5tです。
MSのスペックは実在の兵器のスペックに倣って制作されているのでまずはこのあたりのことを調べてごらんになってはいかがでしょう。

6だっちん:2003/03/29(土) 21:51
>taiyaさん

Zに出撃時に追加されるものは、大体下記のものと思われます。

1.核融合燃料(重水素、ヘリウム3)
2.推進剤(おそらく水素)
3.弾薬類(バルカン、グレネード)
4.熱伝導体(熱を機体構造材に分散吸収させるのに使用)
5.手持武装(シールド、ライフル)
6.生命維持関係(酸素、窒素等)

この内、「1」及び「6」は全備重量に対して小さいと考えられるので除外して良い
と思います。

全備重量に占める割合が一番多いのは「2」で15t前後積むのではないかと思われま
す(RX-78は10t程度の推進剤を積んだとする文献があります)。

次に多いのは「5」と思われ、合わせて10t前後ではないでしょうか(RX-78のシー
ルドが10tとする文献があり、ガンダリウムがルナチタニウムより軽いと考えると
それ程不自然ではないと思います)。残り「3」「4」を合わせるとプラス30t前後
というのはさほどびっくりする数字ではないと考えますがいかがでしょう。

7まなぶ:2003/03/30(日) 00:32
>MSGさん

 Zガンダムのフライングアーマーはウェイブライダー用やウェイブシューター
用に換装が可能なオプションなので本体には含まれないのではないのではないか
と思われます。

8taiya:2003/03/30(日) 01:15
再びレスありがとうございます。
とりあえず、分かりました。
シールド、ライフルは本体重量に含まれないのですね。

フルアーマーの場合、アーマーの部分を本体重量に含まれないと考えたなら、
チョバムアーマー付アレックスやフルアーマーZZが本体重量が同じって合点が行きます。

そう考えていくと、フライングアーマーに関しては、
まなぶ氏に同意ですね。

9だっちん:2003/04/06(日) 02:52
現在、MS-14Fsが装備していた「MBR-110(?)」について考えています。

この装備は様々な文献では「ビームライフル」とされていますが、「記録フィルム
における発射時の映像」「右側面に存在するボルトらしきもの」「外観図における
注意書き(ケースレス弾内包)」等から考えると実体弾である可能性を否定できま
せん。

そこで考えたのは下記3パターンです。

1.MS-14JG装備のビームライフルと誤認した
2.実態弾とビームのハイブリット型
3.実態弾仕様とビーム仕様に換装できるデタッチャブル型(?)

1.について
全体的に形状が似ている(おそらく同一メーカー)から有り得ないことではないと
思います。手持ちの資料を見ても「ビームライフル」となっているだけで、それを
肯定する映像・記述を見つけることができませんでした。

2.について
実体弾およびビームのメインの機構があの中に同時に納まるとは思えず、また実体
弾用の砲身がビームと共用できるとは考えにくいです。砲身径がかなり大きく、ビ
ームがかなり細ければ砲身の共用は一見可能な様ですが、収束リングは砲身の外側
には配置できないと思われるため無理があります。

3.について
砲身の冷却構造以外は共通にできないと思われるのでメリットが少ないでしょう。
また換装時の調整等の作業や不具合発生の可能性を考えると実用的と思えません。

以上のことから「MS-14JGの装備と誤認した」が(ちょっとくやしいが)私の結論
ですが、皆さんはどうお考えでしょうか。

10与謝野折檻:2003/04/06(日) 22:50
■MRB-110について
 3、4年前にも同じネタが話題になったことがありましたが、これには製作側の都合というものもありますので、つじつま合せの部分で多少の無理は大目に見るくらいの気持ちで臨んだ方が精神衛生上よろしいかと思います。既にご存知かもしれませんが、ざっと商業出版物から読み取れる範囲で「製作側でなにがあったのか」を整理してみたいと思います。

■設定画について……いきなりですが、この装備について一般的に知られている有名な画稿は、おそらく「サンライズ決定稿」ではありません。「ケースレス弾内装」などと注意書きされた細部稿、あれはあくまで作画参考用のもので、決定稿はもっと線を減らしたなんとも味のない無愛想なものだったようです。問題の決定稿については、ブッキング刊『サンライズアートワークス機動戦士ガンダム0083』にそのものズバリが掲載されていますので、もしお持ちであれば確認してみてください。

■名称について……先の決定稿には、この装備の名称として「MNG-110ビームライフル」と書かれています。現在の主流である「MRB-110」ではなく、「MNG」なんですよね。サンライズ決定稿にはちょっとした表記のブレみたいなものがあって、今日RMS-179/RGM-79Rとして知られるジムIIの型式が「RX-79改」となっていたり、製作現場のドタバタした感じが伝わってくるような部分がときどき見られます。MRB-110の場合も、当初スタッフ間ではMNG-110と呼ばれていたが、なんらかの理由により「MNG-110からMRB-110へと名称が変更された」ということが推測されます。なんらかの理由なんてもったいつけていますが、つまるところ「実体弾式のつもりでデザインしたのが、諸般の都合でビーム式ということに変更され、もったいないので絵をそのまま流用した」というのが実状でしょう。

 さて、「MNG」が何を指す略語か、という問題について興味深いのが『ガンダムマガジンNo.6』に掲載された「MS用重機関銃”MNG-110”をかまえるのが,指揮官用(シーマ機)のMS-14FS。」という記述です。この文章を読むかぎり、それがビーム兵器だとは読み取れず、おそらく実体弾式を想定して書かれたものであろうことが推察できます。思うに、この頃までは「”MNG-110” MS用重機関銃」という位置付けであったものが、事情により「”MRB-110”ビーム・ライフル」へとシフトしたのでしょう。その際、「機関銃」を意味する「MNG」では問題があるとして、遅まきながら「MRB」へと名称も変更されたのではないでしょうか。おそらく「Machine Rifle(Beam)-110」(註1)といった意味なのでしょう。

簡単に図示するとこんな感じでしょうか?
MNG-110”重機関銃”→(方式変更)→MNG-110”ビーム・ライフル”→(型式変更)→MRB-110

11与謝野折檻:2003/04/06(日) 22:50
■註1……「MMP-78」「MMP-80」といった、他の銃器のネーミングから察するに、「MMP」のうち、最後のPは「Pistol(Pistole)」の「P」、二つのMのうちどちらかが「Machine(Maschinen)」の「M」だと考えられます。すると、「MNG-110」の「G」は「Gun(Gewehr)」でしょうから、「M」+「G」で「Machinegun(Maschinen gewehr)」というような意味になると思われます。もっとも、こう解釈すると間の「N」が謎となるのですが、これはここ5年くらいずーっと個人的な宿題となっているポイントです。すぐには思いつきません。
 ちなみに、ドイツ語では「いわゆるライフル」を「Rifle」と呼ばず宇宙世紀でも「Gewehr」でしょうから、「R」が入っている時点で(というか「ザク・マシンガン」等と呼んでいる時点でそうなのですが)、銃器の型式は英語系なのでしょう。脱線しますが、よく使われる「ビーム」などはドイツ系にはどう呼ばれていたのでしょうか?個人的には「そのまんま借用語としてBeam」か「Strahl」(英語だと「Ray」で「光線」的意味合いが強いのですが、「噴出するもの」という意味もあり、噴水を「ヴァッサー・シュトラール」と言ったりしますから、「梁」よりはマシなんじゃないかと…)だろうと思っているのですが、これは妄想の範囲なので別にいいです。

12与謝野折檻:2003/04/06(日) 22:52
 さて、そのような製作側の事情を踏まえたうえで論じるならば、「ケースレス弾を内装したドラムマガジン」等というものはサンライズ的に存在せず、扱いとしては「没ネタ」ということになるでしょう。そうなれば、受け手としては、心眼で「E.パック」と読み替えるのが大人の姿勢というものでしょう。実際、「決定稿」には「E.パック」と書かれているのですし。「それでは我慢がならない」という人のみ、自分の心のなかで決着を付ければ良いんじゃないでしょうか? ビーム兵器と実体弾兵器で一部部品を流用するようなことは、(事例として妥当かどうかわかりませんが、ガンダム業界全体として)陸戦用ゲルググの持っていた試作型ビーム・ライフルとか、ペズンドワッジが装備する「ビーム・バズーカらしきもの」など、いくつか先例があります。これらが「あり得る」ならば、「MNG-110重機関銃のレシーバーを流用してMRB-110ビーム・ライフルを急造した…」なんていう無茶な妄想をすることも不可能ではないでしょう。

 ちなみに、MRB-110についての最新資料であると思われる1/144HGUC MS-14Fsキット解説書では「MRB-110ビーム・ライフル 俗に“狙撃型”と呼ばれるゲルググJG型とほぼ同時期に開発されていたビーム・ライフルで、ドラムマガジン型のユニットはエネルギーパックである。強制冷却機構の採用で連射が可能なため、ビーム・マシンガンと呼ばれることもある。」としています。出典は『MS WARS』だと思われますが、ご参考までに。
 今気付きましたが、この解説書、毎度掲載されているカトキ氏のコンセプト・デザインの下に、さりげなく問題のサンライズ決定稿版MRB-110(MNG-110)が載っていますね。(もっというとMMP-80であるべき箇所がすべてMPP-80になってますが、これは何かの間違いですよね? 気付かないうちに訂正されていたりしたらイヤだなぁ)

 MRB-110のトリガー前方にあるマガジン状のものは「復水器」らしく、JG用のビーム・マシンガンにもほぼ同じような位置に装着されています。名前からすると水蒸気を水に還すための機構のようですが、この手の銃の冷却にとっては大切な部品みたいです。一方、JG用ビーム・マシンガンのストック部にある箱状物体を「Eパック」と解釈すると、JG用ビーム・マシンガンには復水器はあっても、MRB-110のような大型の冷却材タンクは存在しないか、してももっと小さなものであることが推察されます。
 マリーネ用MRB-110の特徴はストック内に収められたその「冷却材タンク」であり、HGUCの解説にあるように、利点はその連射性能だそうですから、この際もっと妄想を逞しくすると、急いで海兵隊向けの武装を用意するため、冷却機能の優れたMNG-110のレシーバーとバレル・ジャケット、冷却材タンクを兼ねるストックを流用し、JG用に開発中だったビーム・マシンガンの発振器と収束バレルをほぼそのまま組み込んだのが、問題のMRB-110だった…というのも考えられなくはないかな、とは思います。

13だっちん:2003/04/09(水) 17:46
>与謝野折檻様
丁寧な回答を頂きましてありがとうございます。

>3、4年前にも同じネタが話題になったことがありましたが
うげげっ。既出でしか・・・申し訳ありません。

>心眼で「E.パック」と読み替えるのが大人の姿勢というものでしょう
ううっ(TT)そうかもしれませんね・・・。おそらく私は自分の中で線引きが出来てい
ないからこんなカキコをしてしまうのですね。

事の発端はこの「E.パック」の形状でして、「ドラッツェのビームサーベルの構造」
や「AEから技術提供があったかもしれない」等々考えている内に「E-PAC」ならあの
形にはならんだろうという妄想が頭に住み着いてしまったからでした。まだまた修行
が足りませんです、ハイ。

>急いで海兵隊向けの武装を用意するため〜(中略)〜問題のMRB-110だった
なるほど・・・私にとってはこれが一番精神衛生上良さげです。ご指摘のあったHGUC
解説書を眺めているとボルトらしきものの位置はちょっと下よりでストロークもかな
り長く、冷却材タンクのイジェクトレバーという気もしてきて「実態弾仕様とは言い
切れないなぁ」と思えてきました。

>「MNG-110」の「G」は「Gun(Gewehr)」でしょうから〜(中略)〜もっとも、こう
>解釈すると間の「N」が謎となるのですが

「MMP-78」を例にとると「ZMP-50D」や「M-120A1」と呼び方が色々ある様ですね。頭
の「M」をメーカー記号の様なものと考えると、「MNG」は「Machine なんとか gun」
でない可能性も有りかな。

「N」で始まるそれらしい単語って見つからんですね。こうなったら接頭語と解釈して
「NG」を「Non-discontinuous Gun」とか・・・。

ちょっと支離滅裂になりましたm(__)m。

14与謝野折檻:2003/04/12(土) 22:30
なんだかんだ言って、結局「自給自足スパイク(by大久保ヨリ)」で申し訳ない。

 マスターグレード・ザクF2(連邦カラー)の解説には、MMP-78の説明として以下のような記述があります。

「公国軍のMS用マシンガンは、旧ザクの兵装として開発された横付けドラムマガジン型のZMP-47Dを雛型とし、もっとも有名なトップローディング方式のZMP-50B型およびD型に至り、製品としてほぼ完成された。ところが、開発メーカーの量産体勢がザクほどには整備されていなかったため、善後策としてOEMで量産を請け負っていた企業が主要製造元となった。そのため形式がMMP-78と改められたものも並行して供給されている。」

 これだけ読むと、ZMPの「Z」とMMPの「M」は、それぞれメーカー名の頭文字か何かではないか?と思われますね。
 しかし、それをいうならもっと以前に『B-CLUB』73号にこのような記述があります。(というか、今日偶然に発見しました)

「正式名称MMP-78。MMPとはモビルスーツ・マシンピストルの略。」

 ご覧のとおり「直撃」です。疑いの余地もないほどの豪快な書き方はいっそ爽快ですね。
 とまれ、これらの記述を合せて考えると、「ZMP」が「MMP」に改称されたのはメーカー間のライセンス問題が原因であるものの、その略称自体は別にメーカー名というわけでもなく「Mobilesuit Machine Pistol」の略だった、というオチがつきそうです。
 ちなみに、マスターグレードの解説を読みますと、どうも「ZMP-50とMMP-78は同じものの名称違い」という線で解釈しているようですが、そもそもマスターグレード・ザクが持っているマシンガンは全然「トップローディング方式」じゃないですよね。確かにドラム・マガジンは銃の上部に配置されていますが、マガジンがオフセットされている関係で、実際の弾は一度下に降りた後、銃本体の右側から装填される格好になっています。私は「ZMP-50」という名前は、このマスターグレード用にやや変更されたデザインのザク・マシンガンを肯定するために付けられた新名称だと思っていたのですが、実は違うのでしょうか?

 私の感覚だと、ZMP-50DとM-120A1がそれぞれワルサー社のMKb42(W)とハーネル社のMKb42(H)のような関係で並行して生産されており、そのうち純粋トップローディング方式のM-120A1が制式化され、年号を取ってMMP-78と命名された…という筋書きが好きなのですが。実際にはほとんど同じものでも、名前はMKb42(H)、MP43、MP44、StG44のように色々あって良いわけですし、M-120A1、ASのようにいきなり命名法則が違うものがあっても、ゲレート06(H)みたいなものだと思って納得することもできますし。まあ、今更言っても詮無いことですか。

15与謝野折檻:2003/04/12(土) 22:37
あ、いい忘れましたが

>冷却材タンクのイジェクトレバー

これナイスです。目から少しウロコが落ちました。

それと、上でゴタゴタ言ってるのは、要約すると
大河原オリジナルデザイン=M-120A1系
カトキハジメ・モデル=MMP-78系
大河原90年代リファイン版=ZMP-50系
…と大まかに捉えてはどうか?という妄想です。引用文以外は、あまり本気にしないで下さい。

16ジョナサン・キング:2003/04/13(日) 13:03
まずは御礼を。
管理人様、お気遣いくださいまして、ありがとうございます。そそっかしい未熟者ですが、これからも宜しく御願い致します。
それと『RPGマガジン』『ゲームぎゃざ』の読参ゲーム掲載号は大半持っています(ただしスクラップが多数ありますが)ので上記の雑誌については、ある程度は御答えできるかと思います。

では、「艦艇情報-報告スレッド」で御尋ねになられていた1997年3月号「ザーン宙域〜」の内容を御紹介致します。(艦艇とあまり関係ないのでこちらで書かせて頂きました)
U.C.0079年12月下旬。独立偵察部隊はサイド5の暗礁宙域に潜伏し、グラナダ周辺の偵察を行おうとしますがジオン艦隊(おそらくムサイ級2隻)に発見され、追撃を受けます。ジオン艦隊はリックドムとザクを出して追撃、トロヤとヘリオンはMS隊とセイバーフィッシュ隊で迎撃しつつ逃走し、サイド4方面からソロモンに侵攻する第3艦隊(ワッケイン艦隊)と合流する事で追撃を振り切ります。この回でオットー少尉のジム、セイバーフィッシュが全機大破(パイロットは無事)します。
なお、新たな(名称の判る)艦艇は登場しません。4月号に登場するレパントが名前だけ出てきます。以下抜粋。

「幸い2日後に地球の衛星軌道上で、サラミス級巡洋艦『レパント』から補給を受ける予定になっていますから、〜」

以上がこの回のストーリーです。私が注目した点は、下記の2点です。
「ムサイが1〜2隻。確認されている敵はザクが3機です。ブースターをつけて部隊の頭を抑えようとしているようです。(後略)」
「(略)その先にはサイド4コロニーの暗礁宙域があるばかりだ。(中略)そう、攻略支隊の第3艦隊が、ちょうどこのコロニーのあたりを通りかかるはずだということを聞いていたのさ。(後略)」
(以上原文より抜粋)
補足を。
ブースターをつけたザクは(特に記述はありませんが)文脈から判断すると標準的なF型のようです。もう1つは第3艦隊がサイド4経由でソロモンへ侵攻した事を示す資料になるかと思います。侵攻ルートが確定しているなら話は別になりますが…。

>『一年戦争史』にも登場するのですが、この話(サイド6偵察)の元ネタもあるんですよね?
「元ネタ」が何を指しているのか判り兼ねるところがあるのですが(読解力が無くて申し訳ございません)、上記の通り、3月号の話は「サイド5の暗礁宙域からサイド4方面の宙域」が舞台ですので、一応違う話になります。『一年戦争史』の話の後が、3月号の話という事になりましょうか。ただし敵部隊の構成や戦闘パターンは類似しています(3月号の内容をアレンジ?)ので、その意味では「元ネタ」と言えるかと思います。
なお、御尋ねの「ザーン宙域〜」のリプレイは全3話(1997年2月号〜4月号)です。あと余談ですが、3月号の回はタイトルが「ルウム宙域独立偵察部隊激戦譜」になっています。細かいというか何というか…

17ジョナサン・キング:2003/04/13(日) 13:07
『RPGマガジン』1997年3月号に関するおまけです。
この号の23PにTRPGのシナリオ用メカとして「RB-79M バッカニア」というボールの水中用バリエーション機が掲載されています。
外観はボールからキャノン砲を取り去って代わりにガンダムの頭頂部カメラをつけたようなもので、マニピュレータ付根の少し上にターボファンジェット状の推進器がついています。武装は魚雷2発とペンシル魚雷4発。
特筆すべきはその設定で、製造元、全高、本体/全備重量、ジェネレータ出力、スラスター総推力、開発系譜まで全て設定されているという本格的なものです。開発系譜、性能の部分を抜き出しますと、
「ボールの原型である宇宙用作業ポッドSP-W3のバリエーション、海中作業ポッドMP-W3の上部に魚雷発射装置を装備したもの。(後略)」「(略)間に合わせ兵器の色彩が強いが、球形の外郭は圧力に強く、潜水限界深度はいかなるジオン軍MSよりも深かった。」(以上原文ママ)
個人的には考察に組み入れても良いと思います。もし宜しければ全文掲載しますが、如何致しましょうか?

18与謝野折檻:2003/04/14(月) 22:26
わざわざ調べていただいてありがとうございます。1997年3月号だったんですね。
質問ついでなので無理を承知でもう一つ聞きたいのですが、MS隊を載せていたのは「ヘリオン」なのか「トロヤ」なのかわかりますでしょうか? 解説図だとか登場人物の会話>出撃シークエンスなどから分析できるようでしたらお教えください。
ちなみに、いま段階の情報で書いたのが、下記のデータです。

艦名(英文):ヘリオン(Helion)
由来:ギリシャ神話の太陽神「ヘリオス(Helios)」に因むものであろうことは推測できるが、具体的な由来は不明。ちなみに、太陽スペクトルの分析から存在が確認されたHe元素は、希ガスに分類されるため本来「ヘリオン」と呼ばれるべきであったが、当時は金属元素であると信じられていたため、「ヘリウム」と命名された。
建造:
喪失:
所属:独立偵察部隊
艇長:ガードナー(ガーデナー)大尉
戦歴:U.C.0079年10月下旬、新型MS「RGM-79改(RGM-79(E)改)」の受領のため、サイド1暗礁宙域・17バンチ付近で輸送艇「ラベンダー」と接触を試みたが、同艇は待機中にジオン軍の攻撃を受けて大破、積載されていた試験機も1機が失われたため、やむなく2機を回収して撤収した。12月10日10時26分、サイド6宙域においてムサイ級「ケーニッヒ」「ニーベルング」からなるジオン軍小艦隊を発見。10時32分、カーゴ・ブロックに積載していた「ジム」×4機を射出し、10時40分には進路を変更。同時刻、MS隊が交戦開始。10時51分には迎撃隊の「ジム」×1機が撃破されたが、その間に「ザク」「リックドム」各1機を撃墜し、10時59分には攻撃隊の「ジム」が「ケーニッヒ」に命中弾を与えている。11時00分、出撃していたMS隊を回収し、撤退行動へ。11時14分、被弾した「ケーニッヒ」が退避。11時16分、これを援護していた「ニーベルング」も退避したことで戦闘は終了した。12月下旬、グラナダ周辺空域の偵察のため、サイド5暗礁宙域に進出するが、ムサイ級数隻からなるジオン艦隊に発見・追撃されたため、MS隊及びセイバーフィッシュ隊を展開して迎撃しつつ逃走。サイド4方面からソロモンへ向け侵攻する第3艦隊と合流し、追撃を振り切ることに成功した。なお、この戦闘でジム×1機、セイバーフィッシュ全機が大破する損害を出した。
武装:
搭載機:RGM-79×3(10月時)、「ジム」×4(12月10日時)
全長/全幅/全高/重量:
備考:改装輸送艇。探査距離はムサイ級を上回る。
出典:『一年戦争史』『RPGマガジン』1997年2、3月号

艦名(英文):トロヤ(Troy/Troia)
由来:小アジア北西部、ダーダネルス海峡を臨む古代都市遺跡。1871年、シュリーマンが発掘したことにより、ホメロスの叙事詩『イリアス』に描かれたトロイ戦争が事実に基づくものであったことが判明した。誘拐されたスパルタの王妃ヘレネを奪還するため、アガメムノンの率いるギリシア軍が大きな木馬に兵を潜ませてトロイに侵入し、これを陥落させたという逸話から「トロイの木馬」という故事が生まれた。
建造:
喪失:
所属:宙域独立偵察部隊
艇長:シュダーン大尉
戦歴:
武装:
搭載機:
全長/全幅/全高/重量:
備考:
出典:『RPGマガジン』1997年2月号No.82

ご覧のとおり、「ヘリオン」の由来と「トロヤ」の具体的な行動(戦歴)について困っています。

19与謝野折檻:2003/04/14(月) 22:27
■サイド6偵察の元ネタ
『一年戦争史』で図解されたサイド6での戦闘について、「別冊化に当って新たに作られたエピソードではなく、一度、本誌の方でリプレイされたものがネタになっているのではないか?」=「それを再構成したのが別冊『一年戦争史』掲載の記事なのではないか?」と思ったものですから、あのような書き方になりました。これといって根拠があっていっているわけではありませんので、そういうことでしたら「元ネタ無し」ということで了解です。

■RB-79M「バッカニア」
この機体につきましては、かつて『GUNDAM MILLENNIUM vol.3』のRX-75/76特集で取り上げた経緯がございまして、その後も昨年夏に発行しました『同 vol.8』でなぜか再録していたいりします。というのも、奇特な方から該当するページだけを頂いておりまして、おかげさまでスペックや設定画はなんとかわかったという次第であります。そんなわけで、とりあえず必要な情報は足りておりますので、ご心配は御無用です。

20ジョナサン・キング:2003/04/20(日) 12:12
まずは前回の書込みの訂正を。
×:オットー少尉のジム、セイバーフィッシュが全機大破
○:オットー少尉のジム、セイバーフィッシュ全機が喪失

リプレイをよく読むと、セイバーフィッシュの内1機は「撃破」と明言されています(パイロットは脱出)。またエリヤ中尉は機体がボロボロになった為、機体を捨て、もう1機のパイロットと共にアローラのジムに回収されています。残り1機のセイバーの状況は不明ですが、どうも機体を捨てたようです。(下記を参照ください)

「(略)それまでに、横のセイバー隊では1機が撃破されています。(後略)」
「(略)敵の反撃を受けたセイバーの1機は帰還を開始しました」(後略)
「(略)どうせもう、機体もボロボロだしね。機体を捨てて脱出するぞ」
アローラ「さっき脱出したパイロットと共にエリヤ中尉を拾って逃走を図ります」(後略)
「(略)こちらの損害も(最後の戦闘で壊された)オットーのジム1機とセイバーフィッシュ3機ですから、軽くはないですが」

オットーのジムは「壊された」とはあるものの、これだけでは撃破されたのか大破したのか判らず、またオットーが生きていたことから、前回は「大破したのではないか?」と判断しましたが(「損害」に計上されている事からも)ここは「喪失」という表現の方が良いかと思い直しました。用語として適切かどうかが問題ですが…。
また、「ヘリオン」「トロヤ」には空母機能がないため、本来、輸送艇での移動中は戦力にならないそうです。(「発艦しても着艦が出来ない」とか。発艦時は機体のロックを外してコンテナから放り出すのか?)リプレイでは「戦闘後、ジムでセイバー隊を回収する」事を前提に出撃しています。

■トロヤの戦歴
MS隊を載せていたのは「ヘリオン」か「トロヤ」かですが、リプレイをもう一度読み直してもはっきりした事は判りません。
3月号の登場人物の会話>出撃シークエンスは、最初からジムのコクピットで会話>いきなり戦闘突入、となっており、彼らが「ヘリオン」「トロヤ」のいずれにいるのか、分散配置なのかも見当がつきません。(これはセイバーフィッシュ隊も同様です)
解説図で役に立ちそうなのは1年戦争史の「サイド6偵察」時の物を簡単にしたような戦闘配置図と、独立偵察隊&ジオン追撃隊の大まかな移動経路だけで、これも御尋ねの件の役には立ちません。

■ヘリオンの由来
いろいろ見てみましたが、どうも判りません。太陽神ヘリオスの別名という話もあれば、ヘラクレスに倒された巨人の名前という話もあり、現在も調査中です。(また、人名にも「ヘリオン」なる名前があるようです)
Judas Priestというバンドに "Helion - Electric Eye"という曲があり、これがヒントになるかもしれません。

中途半端で申し訳ありませんが、中間報告、ということで。

21ジョナサン・キング:2003/04/20(日) 15:05
更に訂正です。本当に申し訳ありません。
×:本来、輸送艇での移動中は
○:セイバーフィッシュ隊は本来、輸送艇での移動中は

22ジョナサン・キング:2003/05/07(水) 01:48
えらい亀レスになってしまいました。
ヘリオン(Helion)の語源ですが、どうやら太陽神ヘリオス(Helios)の別称のようです。複数のHP(ただし英語圏のものですが)で、Sun God としてhelionという名称が使われています(Heliosと併記されている場合もあります)。ただし、この「Helion」という語がHeliosのいわゆる「方言」なのか、複合語を作るときに何らかの語尾変化によって生じたものなのか(近日点(perihelion)の語源として紹介されていることからこのように疑ったのですが)については、今まであちこち調べたのですが判りません。現在も調査中です。

ヘリオン(helion)の名称をHeliosと併記しているHPのアドレス↓
http://www.theosociety.org/pasadena/etgloss/ha-hh.htm

ヘリオンを太陽神の名称としているHPのアドレス↓
http://www.theosophy.org/tlodocs/hpb/RootsOfRitualismInChurchAndMasonry.htm

近日点の語源として紹介しているHPのアドレス↓
http://www.homepages.ed.ac.uk/ajbird/teaching/Philosophy_of_Science/History_of_Astronomy.html

23与謝野折檻:2003/05/07(水) 23:08
いろいろ調べていただいてありがとうございます。
しかし、この名前を付けたスタッフはどうして「ヘリオス」ではなくて「ヘリオン」としたのでしょうか? そこらへんの「動機」が謎といえば謎ですね。

こういうのは一度調べ出すととことん気になるもので、このあいだは「コンスタンチン・パレオロガス」こと「コンスタンティノス・ドラガセス」がコンスタンティノス11世なのか12世なのかでずいぶん悩みました。何の注意書きもなく「11世」としている資料と、同じく何食わぬ顔で「12世」としている資料があるものですから、それに気がついてからは気になって夜も眠れなくなる始末。

結局、図書館でビザンツ絡みの書物を5、6冊ほど取り寄せてもらい、調べたところ、十字軍に国を追われたアレクシオス5世の次に(コンスタンティノス11世ラスカリス)と書いてある資料を発見し、そこから彼が「即位式もやってない一夜だけの皇帝」であることがわかりました。オチとしては、ラスカリスを皇帝に数える史家と無視する史家がいるため、ラスカリスを飛ばしてドラガセスを「11世」とする派と、几帳面に彼を11世としたうえでドラガセスを「12世」とする派に分かれてしまい、現在でも扱いがマチマチになってしまっているようです。

ネタさえ押さえれば、あとはネットでも調べられます。↓こんな感じ。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/9837/history/emp.html
http://ke-tai.nkansai.ne.jp/mips/byz_4.html

ネットはたしかに便利ですが、情報がブツ切りでしか閲覧できず、しかも作者の主観で無視されたり、気づかぬうちに偏ったりしていることがありますので注意が必要ですね。私は基本的に「ネットの情報はすべてウソである」と仮定して調べ物をしますが、やはり最後は書物で確認を取るなりして、確証を得てから頭のなかに知識として刷り込みたいところです。

しかし、史実のなんと面白いことでしょう。「くじ引き皇帝」コンスタンティノス・ラスカリスひとりとってみても、実際の歴史にはガンダムを研究するよりずっと面白いネタがいくらでも埋もれているわけで、もはや自分にとってはガンダムが面白いのか、そこから派生したこういう周辺情報の方が面白いのかと問われれば、もはや間違いなく後者だと言えるでしょうね。

24カレイドスコープ:2003/05/22(木) 10:53
 突然の質問で横からお邪魔する形になってしまいますが、お付き合いください。
 現在宇宙における一年戦争時の要衝について、位置関係を調べております。良い地図資料等有りましたら御教唆頂きたいと思います。

 名前は挙がるけれども、実際にどこら辺に浮かんでいるのかイメージできなくて困っているのです。
 皆様、よろしくお願いします。

25与謝野折檻:2003/05/27(火) 03:26
その手の位置関係図ですと、各小説版の巻頭解説図とか、最近だと『GREAT MECHANICS 8』や『ADVANCE OF Z 総集編 vol.1』などのムック類に載ってます(A.O.Zの図にはすごい誤植があったりしますが)。
といいつつ、ご存知かもしれませんが、一年戦争期とそれ以降でサイドの位置に差がありますので注意が必要です。

なお、“変り図面”としましては、この「一年戦争図面」と「Z以降図面」の他に、「企画書図面」とでもいうべきものがありまして、ときどき亡霊のように引用されます。月の対角にあるルナツーと地球とのラグランジュ点にサイド5とサイド6が位置しており、今となっては「さすがにそりゃないだろ」というシロモノです。どうも企画書に添付された物らしく、ルナツーの起源も「ユノー」ではなくて「パラス」だったりと(絵もいわゆる「レモン」型ではなく「ひょうたん」型)、現在一般に流布しているものと大きく異なるのが特徴です。
これは推測なのですが、サンライズさんには実はこの企画書の図面しか存在しなかったか、あるいはZ企画時にこの図面を手直しして使ったかしたために、ファーストとZ以降とで図面が食い違ってしまったのではないでしょうか?
と申しますのも、この「企画書図面」は、L1にサイド4があり、L4にサイド2、L5にサイド1が配置されています。これをベースに、ルナツーのラグランジュ点(地球・月で言えばL4、L5に相当)に配置されていたサイド1とサイド6を、それぞれL5点、L4点へ引っ張ってくれば、それだけで「Z以降図面」のできあがりです。

実際には、劇中でも航路図のような形でサイドの配置図が提示されていますので、「サ社に図面がなかった」というようなことはないと思うのですが、しっかりした書類の形で残っていたものがこの「企画書図面」だけだったとか、なにかしらの理由があって、Zの企画時に配置が大きくズレてしまったのではないでしょうか。今さら言っても詮無いことなんですが、何事におきましても「文脈を踏まえる」というのは必要なことかと思いまして、いらぬ詮索をしてみた次第です。

Ps.「アクシズ」についてはふらふら動き回っていますので、時期によってその位置が変わります。

26だっちん:2003/06/02(月) 21:25
「連邦軍MS用狙撃ライフル」

ジム・スナイパーカスタムは開発当初において、90mm径のモビルスーツ用マシンガンの試作を長銃身化したものが採用された。だが、弾道のバラつきや反動の問題からMSスナイパーにはすこぶる評判が芳しくなかった。そこで提案されたのが歩兵用のボルトアクション・ライフルのスケールアップである。銃器の開発にあたった技術者が偶然ドイツ人であったため、手本とされたのはモーゼル・ボルトアクションライフル”Kar98K”のメカニズムだった。(中略)ただし、モビルスーツ用のボルト・アクション・ライフルにはカートリッジまでスケールアップするわけにはいかず、結局のところ歩兵砲に採用されていた75mm砲身が転用されるにとどまった。もちろん、このライフルはKar98K同様にクリップを使って5発1組で中央のボックス・マガジンに装填するようになっている。最終弾を撃ち終わるとマガジン・フォロワーがボルトをオープン状態でブロックする。(中略)また、標準装備として10(8倍率)X350(対物レンズ径)のエレクトリック・サイトがあり、トリガーでモビルスーツ本体のコンピュータと直結しカメラアイによる照準を可能とする(B-CLUBNo.41より)。

絵日記に「詳細不明」とありましたので掘ってみました(^^)。

27与謝野折檻:2003/06/06(金) 07:09
■だっちんさん
情報ありがとうございます。

>90mm径のモビルスーツ用マシンガンの試作を長銃身化したもの
90mmマシンガンといいますと、RGM-79C等が使用していたMG79ブルパップ・マシンガンが思い浮かびますが、同じ系列で”長銃身化したもの”ということになりますと、誰もが考えることでしょうが、やっぱりMR82”ジム・ライフル”ですよね。
型式からしてMR82が制式化されたのはU.C.0082年のことなのでしょうが、”ジム・ライフル”にMR82という型式を与えた「本家」MG解説書が、自らRGM-79C(スタンダード・カラー)でMR82系を「一年戦争中のもの」と定義したわけですから、今後は「一年戦争中に一部が先行して実戦に投入され、そのデータをもとに不具合を調整し、U.C.0082年に制式化された」という線に落ち着くのでしょう。
イイ感じに世界観が収束してきますね。

>銃器の開発にあたった技術者が偶然ドイツ人であったため、手本とされたのはモーゼル・
>ボルトアクションライフル”Kar98K”のメカニズムだった。
この辺はなんともトホホーなロジックですね。「設計者が○○人だったので〜」系の説明には毎度「そういうもんでもあるまいに…」と思うのですが、まあ、いつものことですのでそれは良しとしましょう。しかし、手本にしたのがG43ではなく、MSG90でもWA200でも、ましてM66SPでもなく、Kar98Kというのが頭痛のするところですが、「Kar98K=ボルト・アクションの代名詞」ということで好意的に解釈しましょう。

さて、バレルに平行するナゾの棒ですが、この前はいろいろ悩んだ末に、セミオートマ用のガス・シリンダーではないか?と考えたのですが、純粋なボルトアクション・ライフルということになるとそうもいかないですね。
製作側がそこまでKar98Kとの関連性を強調するなら、いっそその路線に乗って考えた方が楽ですし、考察強度も高まるでしょうから、個人的にアレはマズル部に装着するライフル・グレネード発射器の固定具という線で考えを改めました。実際に良く似た構造のものがありますし。

28MADO:2003/06/08(日) 03:29
どもどもRPGマガジンの話題が出ていたので久しぶりに”いちTRPGユーザー”として書込みなど。

>しかし、この名前を付けたスタッフはどうして「ヘリオス」ではなくて「ヘリオン」としたのでしょうか? そこらへんの「動機」が謎といえば謎です ね

シナリオを考えてきたGMはそこまで深く考えていないと思います。
わりかしテキトーに決めてしまうものです。
PLに「どんな名前がいい?」と聞くパターンもあります。
ダメダメですね(苦笑)
>オットーのジムは「壊された」とはあるものの、これだけでは撃破されたのか大破したのか判らず、またオットーが生きていたことから、前回は 「大破したのではないか?」と判断しましたが(「損害」に計上されている事からも)ここは「喪失」という表現の方が良いかと思い直しました。用 語として適切かどうかが問題ですが…。

MSのHPが0になった、という状況だとしたら(損害表で誘爆×3でもでない限りは)
じりじりと壊されていった末に機能停止と思われます。
でも仲間に曳航されて修理には出せます、一応
ゲーム的では残りHPが1点で帰還したらやっぱり大破だと思います。
すぐ治りますが(笑)
この辺はシステム化されたゲーム(ましてメカ物)なので厳しく突っ込まれても答は出ない気がします。
リプレイは呼んでないのではっきりとはいえませんが、その辺(誘爆しただのHPが0になっただの)はリプレイには書いてありませんでした?

ジョナサン・キングさんや折檻さんはTRPG(というかガンダムRPG)のご経験はおありですか?
なければ是非一度お試しあれ。

29与謝野折檻:2003/06/10(火) 20:24
>MADOさん
>シナリオを考えてきたGMはそこまで深く考えていないと思います。
>わりかしテキトーに決めてしまうものです。
 おそらくテキトーであろうということもなんとなく推測できるのですが、私が「動機」と呼んで拘ったのは、このGMがどこで「ヘリオン」などという言葉を覚え、その名前を使おうと考えたのか?という点です。「グフ」とか「ドム」みたいなあからさまに思いつきの名前ならばともかく、「ヘリオン」などという意味ありげな名前を使うからには、その元ネタがあるだろうと思うのです。その元ネタが地名ならば地名の「ヘリオン」が語源でしょうし、気体のヘリウムのことなら、それが語源に相応しいと考えられます。テキトーならテキトーなりに「動機」があるはずであって、できることなら、そのへんが知りたいところですね。

>MSのHPが0になった、という状況だとしたら(損害表で誘爆×3でもでない限りは)
>じりじりと壊されていった末に機能停止と思われます。
>ジョナサン・キングさんや折檻さんはTRPG(というかガンダムRPG)のご経験はおありですか?
>なければ是非一度お試しあれ。
 私が田舎に住んでいるものですから、なかなかこういう話題に詳しい友達はいませんねぇ。趣味が高じてTRPG用のデータ集などを独自に作っている知人もいますが、そういう理由で年に2、3回しか会えませんので、なかなか実際にプレイする機会に恵まれません。イべント等で上京した際に会ったとしても、結局は居酒屋で飲んでしまったりするので、今後もなかなかチャンスはなさそうです(いや、ウーロン茶なんですけどね)

30与謝野折檻:2003/06/16(月) 23:14
MG解説書を鵜呑みにして”GMライフル”を「90mm」としてしまいましたが、果たして件のライフルは本当に90mmだったのでしょうか?
というのも、本日なにげに講談社刊『ガンダムMS兵器図鑑』を読んでいて「55.6mm砲弾」とあったのでハッとしたわけですよ。この本独自の解釈には???な部分もあるのですが、元の設定画に書き込まれた注意書きが活字化されているところには大いに価値がありますし、そこがこの本の最大の見所でしょう。
ということは、この55.6mmにも何かしらの根拠がるんじゃないかと思われるわけです。よく考えたら、『MS WARS』にも『オペレーション・プログラム』にも実は“GMライフル”の口径は載っていません。そこで、注意書きがそのまま掲載されているのがありがたいブッキングの『サンライズアートワークス機動戦士ガンダム0083』を開いてみたのですが、残念ながら問題の「55.6mm」という書き込みは確認できませんでした。
「90mmマシンガンと同系列なんだから当然90mmだろう…」と思っていましたが、ひょっとして本来は55.6mmだったんじゃないか?という疑問が頭から離れない今日この頃です。

31ぱんたぐりゅえる:2003/06/17(火) 15:17
 横から失礼します・・・。
 55.6ミリ砲弾ですが、ひょっとしたら頭部に装備されているバルカン砲の弾丸ではないでしょうか。主兵装に90ミリを採用した後にわざわざ半分ほどの口径しかない武器を制式化するというのはちょっと考えられないので・・・。
 どうでしょう?

32四号戦車:2003/06/17(火) 16:36
初めて書き込ませて頂く、MONOというものです。
GMライフルの「55.6mm」説ですが、興味深いですね。
戦後になって威力を重視しなくなったのか、逆に貫通力を高める為に小口径化したのか。

>ぱんたぐりゅえるさん
>ひょっとしたら頭部に装備されているバルカン砲の弾丸ではないでしょうか
連邦機のバルカンは60mmだったはずです。が、少しでも装弾数を増やすための小口径化も説としては面白いですね。

33ぱんたぐりゅえる:2003/06/18(水) 09:03
 ふと思いついたのでカキコさせていただきます。

 「戯言集」でグワジン級戦艦「グワダン」の存在を疑問視する一文がありましたが、これをなんとか肯定するために無い知恵を絞って考えてみました。

 まずいきなりトンデモ話になるのですが・・・。
 1:戦争終結時「グワダン」と名づけられたばかりの未製艦と「仮称グワジン級7番艦」(起工はしたものの未だ船体部分しか完成しておらず、命名が行なわれていなかった)がグラナダあるいはサイド3建艦工廠で建造中だった。
 2:無条件降伏をよしとしない一部士官が上記の2隻を奪取、護衛艦艇を伴って脱出。
 3:航海の末、2隻はアクシズに合流(グワジン級の航続距離ならおそらく可能)
 4:アクシズ工廠で2隻は大幅な改設計を行ない(後の旗艦になる「グワンバン」「グワンザン」に採用されるはずだった新技術のテストベッドにも用いられた)完成。
 5:「仮称グワジン級7番艦」がアクシズ工廠で「グワレイ」と命名される。

 どうでしょう。これなら整合すると思うのですが・・・。
 未成艦を曳航して脱出、他の国で完成させるという発想はさして珍しくないと思います。第二次大戦中イタリアが降伏した際、イタリア海軍が建造中だった航空母艦「アクィラ」をドイツ軍が曳航しようとしてたり、同じくドイツ軍が終戦時建造中だった航空母艦「グラーフ・ツェッペリン」をソ連海軍が曳航しようとしてたりしてます。両方とも失敗したようですが・・・。

34虎ノイ:2003/06/22(日) 10:36
「ガンダムMS兵器図鑑」を確認しようとして該当ページ(p32)を眺めていたら,その下のラケーテン・バズにも妙なコメントがありました。

>ジャイアント・バズ後期生産型の改良版。砲弾の長さから880mmRB−T27と呼ばれる。

砲弾の全長が88cmとするなら,口径がジャイアント・バズの360mmと比較してもさほど悩む数値はでなくなります。画稿を見る限り,口径が36cm全長が88cmでも比率的には問題なさそう(誤差の範囲)に見えます。

もっとも,砲弾の全長を武器の名称にする慣例は無さそうですし,メリットも思いつきませんから,これを積極的に肯定したいとも思いませんが。


あるいは,以上の解釈は私の誤解で,「砲弾の全長=2.7m」だったから「T27」となっている,という説明かもしれませんが・・

35与謝野折檻:2003/06/22(日) 22:02
■60mmと55.6mm
主にMSの頭部に装備される機関砲ですが、連邦軍の規格は「60mm」に統一されているようで、Ez-8の35mm等一部の例外を除き、判で押したように皆「60mm」を公称しています。しかし、実際の火砲でもそうであることが多いように、インチ×メートル表記の誤差や互換性のない砲弾の取り違えを防ぐ意味で、公称値と実測値が食っていたということもあり得ないことではないと思います。公称「60mm」の実測値が55.6mmだった…なんてことになったりすると、これはこれで面白そうですね。

■55.6mmと880mm
多くの方には「いまさら」な話題でしょうが、そうでない方のために敢えて野暮を承知で書きますと、銃器関係の口径表記には昔から「実感派」と「実利派」の葛藤がありまして、この両者が互いに自己主張しあったまま、平行線の状況が25年も続いている…というのが実状です。実感派というのは、言い換えれば「見た目重視」のことでして、最初期のMSが17〜18m級であることから、MS用火器は人間用火器の10倍寸であることが基本路線である…とする考え方のことです。これに対して実利派とは「性能重視」の考え方で、「実際の威力の面から考えてこの辺が妥当だろう」というような考え方をする流派のことです。

「ラケーテン・バズ」の880mm説と360mm説で喩えれば、モデルとなった88mmRPzB54(ラケーテン・パンツァー・ビュクセ54)が88mmなのだから、人間に対して身長約10倍のMSが使用して自然に見えるには、やはり10倍寸の880mmとするのが当たり前でしょう…と考えるのが「実感派」で、360mmといえばシュトゥルム・ティーガーの主砲クラスに相当し、威力からすればそれで十分、かつそれ以上となると砲弾の重量がかさみ過ぎて携行に不便このうえない、よって880mmなどという大口径は必要なく、360mmが妥当…と考えるのが「実利派」ということになります。今回話題となっている「360mm」or「880mm」問題などは、それが端的に現れた例でして、前にもその話題で盛り上がったことがあったりします(「掲示板RIMIX」のバズーカ問答参照)。

問題の「880mm砲弾長説」はマスターグレードモデル(以下MG)MS-09解説書で初めて唱えられた新説で、同梱されているTV版の「ジャイアント・バズ」との整合を図るため、ライターさんが苦しんだ末に「口径360mm/砲弾長880mm」としたのだと思われます。それにしても「映像だけが公式」とばかりに、プラモデルの解説書等で書かれた記述はまるで無視している風なのに、問題のRB-T27だけはMG準拠というあたりが『ガンダムMS兵器図鑑』の謎なところです。もっとも、バンダイさん的に「RB-T27」には相当な思い入れがあるらしく、HGモデルMS-09Fの解説書など、武装の欄に
STURM FAUST
90mm MACHINE GUN
880mmRB-T27 BAZOOKA
HEAT SABER
ZAKU BAZOOKA
と、RB-T27のみ別格の扱いを受けています。ちなみにMG解説書では「シュツルム・ファウスト」がMK VIII、「ヒート・サーベル」がType2、「ザク・バズーカ」がH&L-SB25Kと命名されていますので、それしか制式番号がないわけでもなく、ましてサインライズ決定稿にも名前のあるMMP-80を差し置いてRB-T27だけが特別扱いされる理由が、いまひとつピンと来ないところではあるんですよね。

ちなみに、「GMライフル」のモデルになったL85A1(L86A1)をはじめ、西側のライフルはほとんど5.56mmです。「GMライフル=55.6mm説」もそこから出てきた数字だと思うのですが、「ラケーテン・バズ」を880mmと設定した0083スタッフですから、「GMライフル」=55.6mmという線もあながち無茶じゃないと思わせるものがありますね。

しかし、この論法でいけば、公称「380mm」とされる「ハイパー・バズーカ」はサンライズ決定稿を見るかぎり「口径700mm、砲弾長3200mm」ですから、380mm説を採っているMG的には、このあたりどう整合をつけているのでしょうか?

36与謝野折檻:2003/06/22(日) 22:05
■「グワダン」
なにやら懐かしい話題ですね。
そのむかし、私なりに色々と考えた末に捻り出した案がありますので、『GUNDAM MILLENNIUM vol.2』に掲載した文章をそのまま引用してみます。

<「グワダン」>
 一部の資料(註31)に名前の見られる艦である。開戦時に第5戦闘群に配備されていたとされるが、それ以降の動向は一切不明である。逆説的にではあるが、後年のアクシズ勢力の旗艦「グワダン」(註32)が就役していることから考えて、仮に一年戦争を戦い抜いたとしても、同名の艦が同時に存在するとは考えられず、UC0087年までには失われていたものと思われる。また、ジオン共和国は戦艦を保持しておらず、最大の艦はチベ改級であったことから考えて、ジオン共和国に使用されたということも考えられない。おそらく、存在したとして、一年戦争中に失われたのであろう。

註31.『一年戦争史』参照

註32.この「グワダン」を「グワダン(Ⅰ)」、後のグワダン級1番艦を「グワダン(Ⅱ)」とすることによって、グワンバン級の大きさに関する矛盾した説も解釈が可能となる。『Zガンダム大事典』には、「グワンバン」の項に「グワダンを破壊されてしまったアクシズ軍の次なる旗艦。グワダンよりも大型であり、M・S搭載数、砲塔の数も多い。」とあり、また、「グワンバン」に関して、「グワダンよりも大きい」とする資料は多い。これに対し「グワンバン」「グワンザン」の全長は415mとされている。
 しかるに、「グワダン(Ⅱ)」の全長は、どうみても「ドゴス・ギア」に比べて2回り以上大きく、『機動戦士ZガンダムHAND BOOK3』によれば「1.5倍もある」とされる。もっとも、当の「ドゴス・ギア」の全長自体が不明なのだが、その原型となった「バーミンガム」でさえ全長398mである。問題の「ドゴス・ギア」は同じく『機動戦士Zガンダム HAND BOOK2』で「アレキサンドリアの2倍はある」などと形容されており、艦艇比較図で見るとアレキサンドリア級はサラミス改級より頭一つ大きいことが明らかである。サラミス級を0083当時の198mで計算すると、単純に考えて198m(サラミス)×2倍×1.5倍=594m。約600mということになろうか。
 こうすると、全長約600mの「グワダン(Ⅱ)」より大型とされる「グワンバン」が全長415mということはあるまい。だが、「グワンバンより小さいグワダン」が「グワダン(Ⅰ)」ならば問題はない。はっきりしないが、グワジン級の全長は一部を除いて294mとされており、グワジン級「グワダン(Ⅰ)」(全長294m)を大型化したグワンバン級(415m)、それを越える超大型戦艦としてグワダン(II)級(約600m)が建造されたとすれば、建造順にもあてはまり、それなりに理解可能となるのである。グワジン級としては最大の「グワデン」が全長440mとされており、6番艦以降の艦が全て「グワデン」に準じている可能性もあるが、それとて、多少の変動があったとすれば、「グワダン(Ⅰ)」415m以下であったとしてもおかしくはない。
 また、『機動戦士ガンダムZZ大百科』では「グワンバン」の解説として「アクシズの宇宙戦艦。一年戦争で活躍したグワジンの発展型で、設計のベースになっているのはグワダン」としているが、これも解釈可能となる。『GUNDAM ZZ&Z保存版設定資料集』では、「グワンバン」の解説として「アクシズでグワダンに続いて完成させていた大型戦艦。グワダン破壊後すぐにミネバ、ハマーンはこちらにうつった。」としており、上記の説と抵触しているが、グワンバン級は進水はしていたものの最終儀装が終了しないままアクシズへ移送され、そこで「グワダン(II)」の後に完成したのだと考えれば解釈は可能であろう。あるいは、グワジン級「グワダン(I)」が純粋なグワジン級としては最後の艦であり、この艦の続きに建造されたのがグワンバン級の2隻だったのかもしれない。

37くまプー:2003/06/29(日) 03:35
 はじめまして、ザクページが被災中の為流れてきました所謂「実利派」の「くまプー」です。
GMマシンガン90mm伝々ですが、私は90mmでいいと思います。
理由は後期のザクマシンガンが90mmを採用しているからで、そもそも「何故120mmから90mmへ移行したのか?」を考えて見ると、元々ザクは対艦攻撃を行うために120mmを採用したがその威力は対MS戦には過大だった、とすると携帯弾数増加と投射弾量増加の為に多少威力の劣る弾薬へ移行することは対MSに適した選択だったと考えられます、しかしそれでも90mmは必要だったのではないでしょうか?。

38与謝野折檻:2003/06/29(日) 22:24
■熊プーさん
もともと対MS戦闘を想定して開発されたわけではない120mmザク・マシンガンから新型の90mmマシンガンへ、ジオン軍のMS用制式ウェポンが移行した背景をちょっと考えてみます。世間一般の小口径化には「携行弾数の増加」という目的もあるのでしょうが、この場合、初期型ザクマシンガンのドラムマガジンよりは明らかに装弾数も減少しているので、少し違うような気がします。私はむしろ、初速向上のために積極的に小口径化したのではないかと考えているのですが、そうするとまたロクでもない考えが頭をよぎるのです。

たとえば、「もともと同系列で見た目もほとんど同じだが、口径は異なる銃」というものを想定してみてください。
7.62mmAK47→5.45mmAK74
7.62mmG3→5.56mmHK33
拳銃のCz83でもいいです。シロウト目には両者を見比べないとわからないくらい良く似ていますよね。AK47とAK74に至っては、少なくともZMP-50とMMP-78よりは形状に違いがないように見えます。
そこで考えたのですが、「ジム・マシンガン」、「ジム・ライフル」の系統も、見た目はほとんど同じなのに、90mm型と55.6mm型の2系統があったんじゃないか、なんてのはあまりにも都合が良すぎですかね?

ちなみに、ジム・ライフルが「90mm」と明言されたのが、意外にもMG「RGM-79N」解説書だったのと同じように、後に「MMP-80」と呼ばれることになるFZ用後期型マシンガンは、0080当時の記述をみるかぎり、特に90mmとは書かれておらず、90mm説が定着するのは0083用にMMP-80が設定されてからだと思われます。『B-CLUB』別冊のフィルムブックでも、『模型情報』116号でも、新型マシンガンは「120mm」です。このあたりの経緯は、今回の「ジム・ライフル=90mmは鵜呑みにしてしまっていいのか?」問題と似ているところです。
つまり、MMP-80も120mmモデルと90mmモデルが存在したのではないか…と。

このまえの話じゃありませんが、連邦軍のMS用スナイパー・ライフルも90mmから75mmへ小口径化したようですし、ジオン軍でも大まかには120mmから90mmへと小口径化していることから考えて、「ジム・ライフル」も一年戦争時の90mmから、戦後になって55.6mm口径を採用したモデルへシフトしていったんじゃないか…なんて妄想してみてはどうでしょうか。

生っぽい話をしますと、新型ザクマシンガンが当初「120mm」と言われていたのは、FZが0080用のリファイン「ザク」であったのと同様に、後のMMP-80も、リファインされた「ザクマシンガン」でしかなかった、というのが事情としては想定できます。単なるリファインなんだから、スペックはTV版ガンダムと同様であり、もちろんマシンガンは何の躊躇もなく120mmだと断言できていたんですよね。それがあとで別物、とされたところから話がややこしくなっていった…と。だから当たり前のように「別物」説定着以前の資料には「120mm」と書かれている…それだけのことです。でも、それだけじゃ味も素っ気もないですから、今回このように考えたワケです。いかがなものでしょうか?

39与謝野折檻:2003/06/29(日) 22:26
■熊プーさん>くまプーさん
名前間違えてしまってすいません。

40くまプー:2003/06/30(月) 00:20
装弾数:これはドラムマガジンからストレートマガジンへのデザインチェンジで減少しましたが、ドラマガ1個置くスペースにストレートマガは3〜4本置けそうですので携帯弾数自体は稼げそうだと思うのですが。しかも発射速度が上がったのに携帯弾数が増加無しだと継戦時間が短くなりますし対人と異なり投射弾量の点で問題が出てきます、関係としては軽巡最上が重巡並みの打撃力を得るために15.5を15門乗せたのに似ています、まあ狙ったと言うよりそうする必要があったとするべきかもしれません。
MMP-80:120版と90版の両方があったと言うのは異議なしです、バレル(反動利用ならスプリングも)交換で用意に変更出来たのではないでしょうかね。
GMライフル:ジオンのマガジンより奥に長いので元々薬莢の長い55.6mm高初速弾を使用することが考えられていたとも考えられますね。

>生っぽい話
 SMG風にリファインしちゃったのが私としては頭痛い所です。(威力激減)

私のスタンスは「否定しない」(設定を)なので55.6mmじゃないよと言いたかった訳では無いです。
あと余計なお世話かもしれませんが絵日記の実弾体ジムスナイパーライフルの照準機を左にオフセットしないと廃莢やクリップ装填が困難かと思います。

41与謝野折檻:2003/06/30(月) 03:28
劇中でも「バスン、バスン」という発射音で存外発射速度の遅そうな120mmザクマシンガンですが、「単位時間あたりに何発バラ撒けるか」という点については、それでもなお120mmザクマシンガンの方が90mm新型マシンガンより多いような気がします。マガジン交換の頻度が少ないですから。とはいえ、ザクマシンガンをフルオートでぶっ放すシーンってにわかに思い出せないので、実は「バスン、バスン」が最大の発射速度なのかも…。それに「バラ撒くこと」=「望ましいこと」でもないのですよね。トンプソンSMGも軍に採用された制式モデルはドラム・マガジンじゃなくてボックスマガジンだったし…。

私は逆に、くまプーさんが重要視されている「MS1体あたりの携帯弾数」というのは、それほど重要視されていなかったんじゃないかと思います。というのも、MSは人間じゃないので多少重い装備を背負って行軍しても「疲れる」ということはないでしょうし、バズーカとその弾薬を背負ってウロチョロするザクもいたくらいですから、積む気になれば、多少運動性は低下したでしょうが、それなりの量は積めたんだと思います。ですから、継戦時間はそんなに心配しなくてもいいんじゃないかと。

MMP-80用の32発入りマガジンを最も多く携行した例として確認できるのが、アダムスキー、ゲイリー両少尉のMS-09F/Tropが装備した6本です。32発×6=192発ということになりますね。同じ時期、キンバライトにはMMP-78装備のMS-06F-2がいますが、そのうちの1機(頭部アップリケ・アーマーの機体)は、予備としてMMP-78用ドラムマガジン×2個と対空用マガジン×1個を装備しています。もちろん手にしたMMP-78にもマガジンが装着されていますから、ドラムマガジンだけでも×3ということになります。ドラムマガジンの装弾数は諸説ありますが、マスターグレード等の模型筋で唱えられて最近メジャー化した100発説(『MS WARS』等に記述があり、0083製作時には100発見当で見積もられていたフシあり)でも300発を携行していることになります。おそらく現在までで最大の数を見積もっていると思われる『コミックボンボン』1984年11月号のザクマシンガン特集記事では、なんと「332発」としていますので、この数値で計算した場合、携行弾数は996発!対空マガジンの分も足すと、1000発の大台を超えます。同じ世界観の話として300発と見積もった場合でも、MMP-78装備のMSがかならずしもMMP-80装備のMSより弾数が少ないということでもないようです。
それと、MMP-80は初速が上がったことで有名ですが、本当に発射速度も向上したのでしょうか? どこかで読んだような気もするし、単なる思い込みのような気もするしではっきりしません。

42与謝野折檻:2003/06/30(月) 03:29
>SMG風にリファインしちゃったのが私としては頭痛い所です。(威力激減)
MMP-78こそXM-177風で強そうですが、先に例として挙げた『コミックボンボン』1984年11月号では、意外なほどヨワヨワな感じに書かれていて、自分の認識がいかに先入観に左右されていたかを改めて感じることができます。記述によりますと「弾頭はラウンドノーズ、フラットノーズ、セラミックコート徹甲弾等、各種使用可能」であり、薬莢もそれこそSMGのようなストレート・ケースを採用しています。それもそのはず、「ドラム内のカートリッジは縦マウントのスネイル式で、90度回転しながら機関部へ送られる」んだそうです。一目見て「弱っ!」と思える涙モノのページなのですが、私はこの記事が結構好きでして、ザクマシンガンを考える際にはかなり参考にしています。

MMP-78を含む120mmマシンガンですが、それが下手に強力だとMMP-80の存在意義がなくなりますし、ジーンのザクマシンガンがガンダムの装甲に歯が立たなかったことなどを説明しやすいんですよね。サイド7遭遇戦以降の戦闘データをもとにボトルネック型薬莢を採用、パウダーを増量して威力を高めた新型弾薬が実用化され、それを発射するように改良された後期型ザクマシンガンが開発された…と。その関連で装弾数を減らした100発入りドラム・マガジンというのが新たに設計され、それがパーフェクトグレード等でみられるタイプってのはどうでしょうか。一方、ストレート・ケースにラウンドノーズというスタイルは変えず、120mmから90mmに口径を落として初速を上げたMMP-80も設計され、一年戦争末期にはこれも実戦に投入された…と考えたりして。
ともあれ、初期のザクマシンガンはSMGとどっこいどっこいの火器だったみたいです。

>実弾体ジムスナイパーライフルの照準機を左にオフセットしないと廃莢やクリップ装填が困難かと思います
本当はKar98k用のZf41みたいにもっと前に装着したかったのですが、元デザインのスコープがあの位置だったものですから、その辺を尊重してあそこに付けてしまったんです。「ジャマだなぁ〜」と思いながら。しかし、言われてみればオフセットという手があったんですね。MSが直接のぞくワケでもなし、元のラフ稿も真横から見たもので、オフセットの可能性を否定するものでもないし、そのアイデア頂きです。

…でも、いまのところ絵を書き直しているヒマはないので、日記はそのままです。ゴメンナサイ。

43くまプー:2003/07/01(火) 02:52
 なんで、携帯弾数と継戦時間を口にするかというと、弾頭重量の減少は単純に被害範囲が減少するため、小口径弾は大口径のそれに比べより多くを当てる必要がありますそして、発射速度に関していえば往復機構の機銃の多くが小口径>大口径になっています、要は減りが早いんです、そして「バラ撒く」だけが目的ではなくスクラップにするだけの「量を叩き込む」事が重要と言いたかったわけです。
 そして数的に劣勢な状態では多数の敵と交戦せねばなりませんので、交戦時間も長くなり多量の弾薬が必要だと考えると、「小口径化による携帯弾数の増加」は自然な流れだと思います。
>多少重い荷物
 正規に定められた以上の過積載は稼働率やその他の点で好ましくありませんので、軍や開発サイドでは正規状態でどれだけ搭載できるかって言う事を考えるはずです、
脱線
>キンバライト
>発射速度
 上記の理由で私が独断で「そうでないと困る」と思っているだけです。
>300発と192発
 これは厳しい現実です、ザクの予備マグが一個でMGドムに倣って8本が正規だと仮定しても僅か256発でまだ辛いです装弾数が1/3だから単純に3倍以上携帯しないと私の話は瓦解してしまうことになります。(困)でも一点良い事があります弾槽を融通出きる事、2機編成の場合双方が時間当たりの火力を維持できるのは結構見逃せない点です。
 そして自己理論保護の屁理屈を捏ねるとキンバライトの時は、目的が目的ですから殴りこみに必要な分だけと考えられないことも無いです。(あくまで「運用上考えられるよね?」と言う位の話です)

>MMP-80の意義
 わたしはガンダムに効かない事よりもGMに有効な事の方が重要だと思います。
>SMG
 なんでこんな表現するかと言うと、薬筒長が拳銃弾のそれに近いので「弱い」と連想してしまう訳です、現在は薬莢を短くする試みが実を結びつつあるので超ボトルネック弾みたいな解釈(矛盾もあるが)で回避出きるんですけどね。
>120mm&90mm
 理由付けは私もそんな感じでいいと思います。(個人的理由付けは別として)

脱線:
トンプソンは生産性と信頼性の点でストレートマグを選んだだけではないでしょうか?ドイツのMP40は装弾数を増やす為にマガジンを連装すると言う荒業を試みていますし、AKシリーズは多弾数の多いバナナマグな上セレクターの一段目がフルオートです、対人だけなら「バラ撒き」=「望ましい」では?

>オフセット
 非対称って意外とカッコいい場合がありますよ、日記楽しみにしてます。

44与謝野折檻:2003/07/01(火) 04:31
MSと携行火器の関係を「歩兵と銃」と見るか、「戦闘車輌と主砲」と見るか、そのあたりが見解の分かれ目だと思います。前者は広い意味での「実感派」に属し、後者は「実利派」なんじゃないかと漠然と考えていますが、これは別に良し悪しの問題ではないし、レッテル貼りが目的ではないので、だからどうというものではありません。おそらくくまプーさんは「歩兵と銃」という観点から考えてらして、私は「歩兵と銃」「戦闘車輌と主砲」「攻撃機(戦闘ヘリ含)と対地兵装」「アニメの演出」などのイイとこ取りで考えている…そういうことだと思います。

変な考え方かと思われるでしょうが、何百発という携行弾数は、「歩兵と銃」では普通だと思いますが、「戦闘車輌と主砲」では多すぎ、「攻撃機と対地兵装」では少なすぎるでしょう。その辺の折り合いを付けるために、最低限の目安として、アニメの演出をある程度考慮しましょう…ということです。
また、MSの携行火器を考えるとき、「歩兵と銃」だけに縛られてしまうと、MS-07B-3の使用した75mmガトリング・シールドやRX-78-NT1の腕部90mmガトリング砲、最近ではRX-78-5のガトリング砲装備などが完全に浮いてしまいます。「口径を落として発射速度や初速を向上」という、一年戦争時の大きな流れに着目しますと、それはやはり「歩兵と銃」に一番近いかと思います。この現象だけを捉えて論じるのであれば、歩兵用のハンドウェポンを例に話をするのが妥当でしょう。しかし、一方ではアレックスの片腕に最低500発の90mm砲弾が収納でき(当然両腕では1000発以上)、そのうえ増加装甲を装着しての戦闘が可能…というのですから、「ザク・マシンガン」のドラム・マガジンの5個や10個で「過積載」という世界じゃないんじゃないか、と思うんです。

> 正規に定められた以上の過積載は稼働率やその他の点で好ましくありませんので、
>軍や開発サイドでは正規状態でどれだけ搭載できるかって言う事を考えるはずです、
もっともな話だと思います。おそらくメーカーや担当官はそのあたりに思いをはせて「90mmの採用」という大英断に踏み切ったんだと私も思います。しかし一方で、前線ではそれほど(少なくとも「歩兵と銃」ほどには)劇的な変化は現れなかったんじゃないか、とも思います。基本的にMSは疲れませんから。過積載による関節部品の消耗とか、いろいろな問題はあったでしょうが、「歩兵と銃」ほどには大きな問題にはならなかったと思いたいです。(わがままな妄想ではありますが、アレックスとかを肯定するにはその程度に留めておかないと、後が苦しいんです)

>トンプソンは生産性と信頼性の点でストレートマグを選んだだけではないでしょうか?
試みに並木書房の『第2次大戦歩兵小火器』などを引いてみますと「50発の容量をもつドラム・マガジンは、運搬・携行するのに不便で、弾薬の装填はさらに不便だった〜中略(大意は「ドラムマガジンの信頼性の低さ」を強調)〜なにより、兵士のほとんどが、戦闘で50発もの弾薬をマガジンに装填して持ち運ぶ必要などなかった。」と書かれています。私はずっとこの説を信じておりましたが、確かにドラムマガジンは信頼性が低かったようですね。

>ドイツのMP40は装弾数を増やす為にマガジンを連装すると言う荒業を試みていますし、
>AKシリーズは多弾数の多いバナナマグな上セレクターの一段目がフルオートです、対人
>だけなら「バラ撒き」=「望ましい」では?
対MS用火器は「対人」なのか「対装甲」なのか、その辺の捉えが各人で違うから誤差がでるんでしょうね。ちなみに私はどちらかというと「対装甲」派です。

45くまプー:2003/07/02(水) 03:08
>MSと携行火器の関係
 私は「銃の形をした砲」と考え、そして重力下のMSは度々出てくる「投射段量」の単語が示すとおり「航空機のような陸戦兵器」+「艦船と艦砲の関係」と考えていますので「歩兵と銃」の考えはハンドウエポン的形態からくる操作上の話になります。

>「アニメの演出」
 タマが沢山出た方が見た目にカッコいいので、偶然にもカバーできます。

>何百発という携行弾数
 「戦闘車輌と主砲」の場合は海戦&空戦に比べ命中が得やすい世界だからで、投射量を「比較的」重視する艦船(長距離交戦)や航空機(交錯時間が短い)などは300発前後は結構普通の値です。(旧ソ連系は150前後だが)

>対人&対装甲
 話が銃器に及んだので「脱線」と称した上「対人なら」と前置きしての書き込みだったので私も断然「対装甲」派です。

>アレックス
 これは仕様の問題ですね、RX-78NT1は元々高かった基本性能を更に高性能を追及した上正規装備としてチョバムアーマーも予定されていたんですよね?方やザクⅡは本来空間戦闘を目的とした期待で陸上用に特化したJ型でさえ専用設計機ではなく派生型の域を出ないままザクはザク以上には成れず、新型高級特注なアレックスが激烈に強いのは全然構わないと思います。

>RX-78-5のガトリング砲装備などが完全に浮いてしまいます。
 私の話は発射速度、携帯弾数、投射弾量の点を上げていて高発射速度砲とも密接にかかわり合っている筈ですが。

>アレックスの片腕に最低500発の90mm砲弾が収納でき
 あれは仕様上の正規装備ですから後付けとの比較はどうかと…

>「ザク・マシンガン」のドラム・マガジンの5個や10個
 参考までに考察してみると旧海軍の5年式128mm砲の弾頭重量は約27kg120mm換算で大体22kg前後、ドラマガ1個辺り22kg×100+=2.2t(マガジン含まず)です、ザクの全備重量70.3tにドラマガ5個分を上乗せすると約81.3tで約14%増です10個の場合は24%増です。

>トンプソン
 GUN誌の試射レポートなどではドラマガ使用時ジャム等の心配をしていましたし、軍では嵩張って重いのも嫌われたのかもしれません。

46くまプー:2003/07/02(水) 03:16
 ドラマガの計算で発射薬&薬莢分が抜けていて弾頭重量のみの計算になっていましたので正しくはまた後日にでも。

47与謝野折檻:2003/07/02(水) 07:06
私は、もともと虚構で絵空事であればあるほど、世界観を壊さないよう気遣いながら話を進めていく必要があると思うんですよ。ですから、話がガンダム等の高性能機に及んだ場合など、「アレは特別だからいいんです。今はザクやジムの話をしているんです」というわけにはいかないと思うんですよね。

今はたまたま「ザクマシンガン」の話になっていますが、90mm砲弾片腕500発+アルファ×2(さらに発射薬、薬莢etc)のアレックスを考えた場合、まず、両腕の青い部分にそれだけの弾が入らない(スペース)、両腕が振り回せない(重量)という問題が出てしまいます。というか、前にそういうネタで話題になったことがあり、その時は、もうどうやったって、薬莢や発射薬のことまで考えられないエラことだったわけで、現代でいうところの薬莢に相当するものはナシ、発射薬は液体装薬を本体側から供給するしかないでしょう…というようなオチになっていました。

一方を肯定するために詳細な理論を持ち出して、それで他方が「気まずい」ことになるんなら、それはちょっと「勇み足」だろう…と思います。私がRX-78-5やMS-07B-3を持ち出したのも、「MS携行火器は人間+ハンドウェポンの感覚では測れない」ということを分かりやすく示すためであって、その機種がスペシャルかどうかという話になってしまうのは論点がズレてしまうように思います。

MS-07B-3はまず量産機といってよい機体であり、かつ技術的にもそれほど進んでいない、よく言えば「枯れた機体」、悪く言えば「原始的な機体」です。MS-06F-2など、末期のザクとそれほど構造に差もないでしょう。その程度の機体が、左腕の肘から先に35mm三連装ガトリング砲および75mmガトリング砲とそれぞれの弾薬をシールド込みでぶら下げてガンガン振り回しています。両腕に装備しないとバランスもくそもないと思うのですが、それも問題ない様子。人間だったら絶対にできない所業でしょう。「MSの駆動系はそれだけ優秀」としか言えない部分だと思います。真面目に計算したら(いや、計算する能力ないんですが)、B-3の肩・肘関節駆動部は絶対ムリ、あり得ない部品になってしまうと思われます。

ちなみに、本体重量が58.5t、全備重量が77.6tとなっていますから、その差19.1t。そこから推進剤やシールドなどを差し引いて、残りで35mm三連装ガトリング砲、75mmガトリング砲とそれぞれの弾薬をなんとかしてしまっていることになります(グフカスタムの全備重量には武装は含まれていない可能性も否定しませんが)。やせても枯れても「砲弾」なんですから、威力を増すためにはそこそこ「重い」必要があるのですが、それでもこのありさまです。もともとのMS本体が軽すぎなので、設定を考える人もどうしようもないのでしょうし、そもそものMSの本体重量にしたところで、重くしたらしたで各方面に問題が発生して収拾がつかなくなってしまいます。

先般、アレックスやG05が「浮いてしまう」と申し上げたのも、現代の戦場にローマ兵のごときシールドを携え、背中に刀を二本差し、ライフル一丁小脇に抱え、両手でガトリングガンを振り回す兵士の姿を当てはめて想像してみてください。「バカにしか見えない」というツッコミは置いておいて(もともと「機動戦士ガンダム」という世界観がバカなんですから<笑)、ライフルのマガジンの数が一個多い、少ないを論じてるのがアホらしくなってくるような壮絶な光景でしょう?

U.C.はとにかく「なんでもかんでも軽い世界」として補正をかけつつ考えていかないと、各方面に色々とカドが立ってしまいます。一部の「リアル」のために、色々と多くのものを切り捨てていくのもどうかと思いますし、「そりゃちょっと軽く見積もりすぎ!」と言われるんじゃまだ重くて「そんなの非現実的だよ!あり得ない!!」というくらいでちょうど良い、そんな風に思います。

ちなみに、参考までに紹介しますと、例のコミックボンボンの記事では、120mm砲弾×332発フル装填時のザクマシンガンM-120A1の総重量は「5.8t」でございます。

48くまプー:2003/07/03(木) 01:44
 色々と「行過ぎ」が出てきたので少し反省しています、ただ「世界観」の内側で「無理」や「バカ」を承知でチョット真面目に遊びたかったんです、でも迷惑の罹らない程度にしたいので今回のように「カドが立つから」と言って頂くと非常にありがたいです。
>アレックス
 正規の装備品だから1000発でもアリですよねって意味だったんですよ、「高級特注」は強さの理由付けで「特別だから1000発OK」とは違ったんですよ。
>75mmガトリング
 「いざと言う時には放棄する」と考えているので私的には「アリ」なんです、ガンダム全てに言える事ですが「理由は後から付け足す」ってスタンスで行かないと遊べなくなりますので、一応そう言う積もりでやっています。(やり過ぎも含め)

 でも私の考えが「歩兵と銃」がベースと取られたのは残念でした。

49樹綺:2003/08/07(木) 00:05
ねた、というほどではありませんが。
64式戦車ってしっています?
MIAの陸ジムのセットについてきます。
そもそも、これオモチャですし、小隊番号に06とフィルムで本来陸ガンの小隊番号ついたりしているので、論議に値しないかもしれませんが。
08小隊版の61戦車の造形なんです。
そもそも、08小隊はMSの開発時期等議論を呼びますが。
わたしは、アジアの工業地帯が独自技術を取り入れて、州軍を強化していたのでは?と考えています。
64式戦車は、61式戦車の欠点であった車高の高さと、主砲周りの安定性強化を施した発展型と解釈します。
それが、61戦車と旧来の資料で表示されてしまうのは、基本的に同系の車種であり、比較的少数しか配備されなかった上に、1年戦争当時ですら登場から15年もたっていた為と考えます。
加えて、現用兵器のM48とM60がパットンと同じ愛称で紹介されたりするような誤謬を生みやすい差異しかなかったことも一因でしょう。
ご存知とは思いますが、アメリカの元主力戦車M60は、その元となったM48と、外見上ほとんど差がありません。しかし型番は派生型でなく割り振られました。61式戦車の改良型に対し64式と型番が割り振られても異常ではないでしょう。
この64式に施された改良が、優秀であったかはさておき、1年戦争初期のジオン軍から、連邦を守った非MS部隊の再評価の一因となれば幸いです。
たんなる誤植でないことを祈りつつ。

50与謝野折檻:2003/08/10(日) 14:32
■樹綺さん
単なる誤植でしょう(笑

>64式戦車
まあ、それはともかく、全然知らなかったので買ってきました。
「モビルスーツ・イン・アクション」はデキがアレなんで、今までまったく手を出してなかったのですが、よもやこんなネタが潜んでいるとは…
その昔「リミテッド・モデル」1/144「ボール」に書かれた”RX-72計画”以来の爆弾誤植?になりそうな気配がないでもないですね。
『Newtype』1996年2月号の、連邦軍ホバートラックの脇にさりげなく書かれた「74type COMBAT COMMUNICATION TRUCK」という記述が”微妙”なのにも関わらず、「他に否定すべき根拠がない」という理由で結構生き残っているのと同じような感じでしょうか。「ジェット・コアブースター」の型式番号とかもそんな感じですかね。

まあ、この手の誤植くさいのは今後のなりゆき次第だと思いますが、本質的にこういったネタが生き残るためには、「そのネタを肯定した方が、しない従来説より説得力が高まる」というのが生死を分けるポイントだと思います。

1.そもそもどうやっても肯定できないもの
2.肯定してできないことはないが、言葉あそびの段階を出ないもの(なんのメリットもないもの)
3.肯定した方がより説得力が増すもの
とすると、1>2>3の順に「説としての生命力」が増すと考えていただければよろしいかと。

連邦軍の地上車両で年式の着いてるものとしては『灼熱の追撃』に登場する
M74-A4 74式巡航戦車(*低出力ビーム砲装備。挿絵に準拠すると連装)
M78-A 78式浮行戦車(*ビーム戦車砲装備)
MR75 ガンナー・ビークル(*バルカン砲装備)
等がありますね。ご参考までに。

それで問題の64式ですが、わざわざ肯定しなくても良いような気もしますが、敢えて考えてみますと、なにげに増加装甲装着タイプを立体化しているのが救いになるかもしれません(08小隊版の61式は設定画の中にもヴァリエーションがあって、RGM-79(G)のセットに付属しているのはフロントに増加装甲を装着したタイプです)。第二次大戦中の戦車は、装甲の薄さが問題となる>とりあえず装甲板をボルト留め>新型では基本の装甲板を厚くする>以下エンドレスという流れでしたが、最近のように装甲そのものの性質を分離させ、それぞれをブロック化したうえで防御力を向上させる技法の場合、単純に装甲板の厚みを増せばよいというものでもなく、後からアップデートされた新型の方が、ブクブクと着膨れていく…という特徴があります。この法則を前提としたうえで、たとえば、『ガンダム・メカニクスII』では08版を「兵装強化型」としており、TV登場版よりも後のものであると定義していますが、このように考えると、まずTV版の61式が存在し、その後、兵装とヴェトロニクスを強化した08版が登場。さらに装甲を強化する改良が続いて、その後どこかが改良されたタイプが64式として採用…というような流れが想定できます。つまり、増加装甲装着型61式は「64式寸前」のタイプであって、無理を承知で暴論を吐くなら、「61式のシャシーを用いながらも、新型の64式風スカートアーマーを装着し、64式の砲塔をまるまる載せた緊急生産型なんです」というような…「JS-1に対するKB-85」とか「IV号戦車+パンター砲塔」とか、「T-72の車体にT-80Uの砲塔載せたらT-90が出来ちゃいました」みたいなもの…って感じでご理解いただけますでしょうか?

最近サボり気味で最新のロシア系戦闘車輌のことはあまりチェックしていないのですが(ガリレオ出版が最近力を入れていいてT-80とか色々分からなかったところが明らかになりつつあるのです)、同じT-72ベースでもウクライナのT-84とかポーランドのPT-91とかロシアのT-90とか、シロウト目にはどこが変わったのか分からないのに型式が変更されているものも多くあります。61式→64式の変化がもしあったとしても、外形が変わっていないことからみて、おそらくエンジン周りの改良だったんじゃないでしょうか。

TV版と08版で外形が大きく違うことを肯定できるという旨みはありますが、たったこれだけ(M.I.A.陸戦型ジム)の誤植?をたてに「08小隊版61式は実は64式だった」とするよりは、「見た感じほとんど08小隊版(強化型61式)だけど、どこか目に見えないところが強化された64式戦車というものが存在したらしい」とする方が「座り」がいいんじゃないでしょうか?

51GRA:2003/08/20(水) 01:18
与謝野折檻さまお久しぶりです。
 先日、掲示板リミックス(ハーディガンの謎・RGM−88X問答)を久しぶりに読み直していて不思議に思った事があったので、連邦型式番号を拾い出して眺めて見ていたのですが、見ている内にわからない事だらけになってしまい、もはや基本的な事まで疑わしくなってきました。そこであまりに多い疑問点の中から、順番に折檻さんの考え方などを教えて頂きたいと思いました。
 まず、開発基地番号導入以前の番号なのですが、75・77・78・79・80・81・83という番号が出てきます。これらはRXとかRGMに関係なく一つの番号がそれぞれ一つの機種を表していると思うのですが、どうでしょうか。
 RXとかRGMに関係なくというのは、GREAT MECHANICSのP52に「陸戦型ガンダムっていう名称ですけど、あれはジムです。(中略)もう79になっている時点でジムなんです」という記述を元にしています。
 という事は、少なくともこの当時はRXでもRGMでも関係無く番号で機種は表されるという事になります。となれば、時々見かける「ジムキャノンの「80」という数字は年号なのかどうか」という疑問については、ジムキャノンをジムとは別物の新機種と見なせば、当然79の次は80しかつけようがない事になりますよね。
 なんで75から始まったのかは私にはわかりませんが(自分の中では、61式に変わる74もしくは75式なる新型車両構想(自衛隊の74式戦車のパクリです)の流用からとか妄想してます)、この時期の番号は単純に新機種ごとに順番に番号を付していったのではないかと思うのです。
 とまあ書いてみましたが「常識」だったらすみません。他にも以前の掲示板でも半年くらい前に既出していた「R」についてや、開発基地番号についても色々あるんですが、それはまた今度にします。

52ギギ:2003/08/21(木) 00:45
■GRAさん
>75・77・78・79・80・81・83という番号が出てきます。これらはRXとかRGMに関係なく一つの番号がそれぞれ一つの機種を表していると思うのですが、どうでしょうか。

ひとつだけ例外が。
RB-79「ボール」です。
これは元々RX-76ですが、量産時に76→79と番号が変更になっていますね。
これ、個人的には「廃案になっていた『76計画』機だったが、兎に角MSの大量生産を目指した『79計画』に組み込まれた形で量産化された。」なんて考えていますが。
他の番号変更には、GMキャノンの80→83、GMの79→86がありますね。
ちなみに、82にはRX-82/RS-81「ネモ」があります。

53GRA:2003/08/21(木) 01:53
>ギギさん
 ボールはどうしようか悩んだんですよね。あれってやっぱMSの型式番号として考慮すべきなんでしょうか。しかし、その話をしだすと論点がずれてしまう可能性が高いなぁ思って省きました。
 個人的には「やっぱりこれはMSとするのは変だろう」という事で戦闘ポッド(?)という種類の79式に収まったと解釈してます。ガンタンクが後に「RMV」という型式になったのも同様の理由だと思っています。これらは、兵器として別種なので、番号が被ってもOKではないかと。それからタイラントソードは抵抗ある人がいるかなと思って省きました…。
 83の方の変更理由はよくわかりませんが、86の方は従来の79マイナーチェンジから一歩進んでフルモデルチェンジしたものと言われてるみたいなので、新番号付与は有りだと思います。
 ところで、この86って番号おかしくないですか?86が年号ならこの頃って開発基地番号制ですよね?となると86年配備で開発基地番号制以前の開発なのでしょうか?断定はできませんが、開発趣旨、性能的な面からそれは考えづらいですよね。ネモよりも高性能な機体が、以前からある事になります。
 それとも、以前は別の番号だったものがグリプス戦役後に改めて付けられた番号なのでしょうか?体制が一新され、今後も使う予定の機体は改めて変更されたという可能性はありますよね。この辺の事情についてご存じの方又は俺説をお持ちの方は是非教えて下さい。

54一文字突破:2003/08/21(木) 09:34
>GRAさん
とりあえず、現時点では「ザ」のコレに一番納得してます。

■地球連邦軍MS形式番号の法則(Ver.0.5)
http://members.jcom.home.ne.jp/zakupage/p-date2/keisiki1.html

あと出典が有ったかどうか判りませんが、開発された年と番号が一致しない例を説明するのに
「○○年予算枠」説を唱えているのをどこかでお目にかかった気がします。

例えば、【RGC−80】の場合は『0080年予算枠で先行して開発許可が降りた』となる訳です。
【RGM−86】なんかだと、『0086年には開発予算承認されていたが、実機の完成と配備は0088年にずれ込んだ』と考えたらいいですかね。
他にも0089年に実戦配備が確認されている【RGZ−91AO/MSZ−007AR リファインゼータ改/ZARG(ザーグ)】の【91】を説明するのにも都合がイイです(苦笑)。
もっとも、【MSZ−007AR】だったのが、91年に後付で【RGZ−91AO】に変更されたと考えた方がしっくりくるかも?

なお、【RGZ−91AO/MSZ−007AR】の出典はファミリーソフト『アドバンスド・オペレーション/リターン・オブ・ジオン』です。
では、忙しいのでこれにて退散〜。

55GRA:2003/08/21(木) 22:41
ギギさんも一文字突破さんもお久しぶりなのに早速のレスありがとうございます。
>一文字突破さん
 私も「ザ」の地球連邦軍MS形式番号の法則は大いに参考にさせてもらってます。番号の事で検索かけたらヒットしますし。特にMAの番号とされている部分の通説を否定した見解はまったく同意見です。

 予算枠という説は参考になりました。こういう視点もあるんですね。ただ、私はこれはちよっと否定的です。
 まず、次年度の予算という考え方は「来年度で予算つけるから、とりあえずプロジェクトチームを立ち上げといて」とかそういう事はあるかもしれませんが、ジムキャノンの場合、79年中に実戦配備までされてるわけですから、この場合「前借り」という事になってしまいます。一個人ならまだしも、国家権力がこれをやってしまったら、誰も止められませんので、極端な話「このジムの予算は宇宙世紀300年の分から確保しといて」なんて事になります。
 逆に昔の年度の予算をという事ですが、それはありえないでしょう。単年度決算なら使い切らなければなりませんし、繰越決算だったとしても、決算時に余った予算は一旦すべて国庫に戻された後、他の歳入と一緒に翌年度に再分配されます。86年度に余った予算が100億あったとして、これを一旦返却し、改めて87年度に100億の予算がついたとしても、それはあくまで87年度の予算であり86年度の予算ではないですよね。しかも、もし自分の部署が配賦予算を余らせたなら、次年度はもらい直すどころか、使わなかった分の予算を「必要なかった」という事で減らされます。(だから税金の無駄遣いが減らないのです。本当に必要な時に必ずもらえる保証があれば無理には使わないかもしれませんが、現実にはそんな保証は無理ですから。)
 で、何が言いたいかというと、86年度の予算ならば、それは86年についたという事であり、しかも予算がつく=計画承認なわけです。しかし、86年は拠点番号制なので…と最初に戻ります。

 となると考えられるのは
①番号の変更
②エゥーゴ追認後に完成し、新方式で番号付与
③新体制発足からα任務出発までに開発・配備
くらいしか思いつかないのですが、③はさすがに時間的に無理があると思いますし、①・②はジムIIIだけが特別扱いされる根拠が全くありませんので、厳しいかなと思うんです。
 
 …というか、今更ですがMSの型式番号って国家の承認を受けて開発を開始する時に付与されるのが一般的ですよね?

56GRA:2003/08/21(木) 22:49
補足
 89年に開発開始したのは間違いないのに、型式番号は90となってて、実機の完成は91年だったとかいう場合には、予算配賦年度の考え方って有効だと思います。

57与謝野折檻:2003/08/22(金) 00:34
年次に関して常々思っていることがあるのですが、会計年度について実に多くの方が「日本」を基準に考えられています。当該年度の4月に始まって翌年の3月に終了する、というあのシステムですね。
しかし、4月〜翌年3月というのは日本独特の年度更新システムであって、万国共通ではありません。いくつかの国で採用されているかもしれませんが、かなりマイナーなものと言えるでしょう。これに対して、間違いなく一番有名なのが米国の10月1日〜9月30日という年度更新システムだと思います(いや、私見ですが…)。
地球連邦の成立過程から考えても、米国式が採用されている可能性は決して低くないと思われます。というか、間違いなく日本式よりも可能性は上でしょう。

なんでこんなことをクドクドと説明するかと申しますと、日本人の我々にはなじみにくいかもしれませんが、米国式の場合、ある年の10月1日には翌年度が始まってしまうのです。具体的に申しますと、2004年度会計は今年2003年の10月1日スタートとなります。これを宇宙世紀に置き換えますと、U.C.0080年度会計はU.C.0079年10月1日にスタートしていることになります。
つまり、「ホワイトベース」が北米を転戦している頃には既にU.C.0080年度会計がスタートしており、その後に採用が決まった機種(この場合RGC-80が想定できます)ならば、「80」という型式番号は「問題がある」どころか、極めて妥当な数字ということになります(問題があるとするならば、自分たちの常識を疑わない我々の方でしょう)。

そんなこんなで、連邦軍の型式番号法則のうち、「数字=年度」説に反対する研究者が必ずといっていいほど指摘する「RGC-80はどうなんだ?U.C.0079年に採用されてるじゃないか!」というネタには、特に根拠となる考え方や、大勢を覆すほどの影響力はないことがわかります。

もっとも、いくら妥当であろうと「世間の常識に反する解釈」を主軸に考えると、必ずどこかで「世間の常識」に足をすくわれます。「考察強度」の概念からはあまりオススメできないと申しましょうか、必ずといってよいほど、思いもよらぬところで、思いもよらぬ記述とぶつかって難渋するのです。最近では、マスターグレードRGM-79C(地上用カラーの方です)の解説に、「U.C.0081年4月の年次更新により、トリントン基地へは同型同バージョンの機体が10機前後配備され、その内の数機はテストヘッド用途としての改装が前提のものもあった。」という一節があり、「4月の年次更新」という部分が問題となります。

せっかく「0079年採用のRGC-80」が上手く説明できるアイデアを思いついたのに、さりげない「日本人の常識」に引っかかって胸を張って唱えられない、というのはかなり悲しいものがあります。「オーストラリア州がたまたま4月更新だった」とか、「昨年の10月にスタートした81年度会計で購入された機体が完成・納品されたのが4月だったことを短くまとめようとしてあんな文章になってしまった」とか、苦しい解釈はまだ可能でしょうが、なんとも「裏通り」感の漂う冴えない考察となってしまいます。
恨み言のいえる立場ではございませんが、やはり「残念」とは思いますね。

普段は「考察強度」を優先させて考えることの多い与謝野ですが、こと型式番号のこととなると少し抵抗してみたい衝動に駆られるのでして、いまだ「型式番号=年号」説で納得したわけではありませんが、さしあたって「RGC-80については、これで説明がつくんじゃない?」という説を開陳させていただきました。

型式番号の問題は一筋縄ではいきませんし、長く尾を引く問題だと思うので専用スレッドを立てても良いかな?と思います。皆さんの賛同が得られれば、新スレッドに移行したいと思いますので、ご意見をお聞かせください。

58一文字突破:2003/08/22(金) 06:08
> 型式番号問題専用スレッド
おお、賛成です。
個人的に気になるアクシズの【110】ナンバー、AMX、AMSナンバーの違い等の疑問も有りますので。

59GRA:2003/08/22(金) 23:39
■スレ立て
 大賛成です。よろしくお願いします。

■ 会計年度
 会計年度については、日本でも4〜3月に限らず色々な決算日(それはもう色々とあります。何でこんな中途半端な日って思うようなのが)があるわけですが、とある事情でその会計の○○年というのは何を基準に決めるのかという事を調べなければならなくなって、結果としては、その会計年度の始まる日が基準になるんじゃないかという事だったのです。例えば2003年12月30日が決算だったとしたら、2003年12月31日からが2003年度という具合に。だから今回の場合、4月だろうが、10月だろうが、79年度には変わり無いと思ってました。
 しかし、アメリカでは10月に翌年度が始まるのですか…。そうなると、その考え方が日本式なのか、そもそも間違っているのか調べ直さないといけないようです。仕事に絡むので、知っている方、是非教えて下さい。

■ 国連と連邦政府(スレ違い雑談行き?)
 ちょっと脱線。私は今まで何の根拠もなく国連の延長が連邦だと思っていました。今回会計年度の話で与謝野折檻さんに指摘されてから「そういえば連邦って何月何日成立だっけ?」と思って年表を見てみたら、「2009年 国連軍、地球連邦軍へ移項(移行の間違い?)」という一文がありました。これって少なくとも2009年までは国連が存在し、1999年7月29日に樹立した地球連邦政府は国連とは別の組織だという事になるんでしょうか。しかし、統一した政府があるならば国連なんかは必要ないわけで、そうなると連邦政府は樹立したといっても、実際にはには参加してない独立国もあったという事ですかね。 
 マクロスなんかは、統合政府樹立にあたって統合戦争があったという事になっていますが、こうしてみるとそちらの方が現実的ですね。大体イスラム諸国や北朝鮮が…略。
 連邦軍の場合、設軍当初は現国連軍と同じような役割を背負わされていたとありますから、決して他国を制圧する為の軍隊ではないようです。そうするとなんだかんだいっても平和的に世界の統一がなされたんでしょうねぇ。宇宙世紀0022には地球上からの紛争も消滅したようで、絵空事とはいえこんな未来だったらいいよなぁとちょっと思いました。

■ 愚痴
 つーか、なんでセンチネルに86を出したのさ。ダカール戦なら8月末だから期間的に余裕があって新体制後の開発開始とか言えたのに。86が年号でなければ。

60ぽ〜:2003/09/02(火) 14:02
HJの小松原さんの記事で知ってここにたどり着きました。
子供の頃MSVの本を立ち読みしてフルアーマーガンダムMK-3の
存在を知り格好いいな、と思っていたのですけどあれの色は
どんな感じだったのかを覚えていないので気が向いたらで
結構なので教えてください。確かオレンジ色のともう一機別に
あったような・・・

61菅原 楓:2003/09/27(土) 21:53
そういやココ最近、めっきり連載がなくなりましたね>HJ

62与謝野折檻:2003/09/27(土) 22:57
■ぽ〜さん
フルアーマーガンダムMk-III? MSVで? 色違い?
パーフェクトガンダムでなくて? M-MSVのことでしょうか?
M-MSVのフルアーマーガンダムMk-IIIならグレーの本体に赤の増加パーツが定番だと思いますが、ガシャポンの塗装例として別カラーリングがあったのでしょうか。
ごめんなさい、よく分かりません。

■菅原 楓さん
そうですねぇ。でも、今は本業がメチャメチャ忙しいので助かってもいるんです。
これがイベント前とかになると、そりゃもう自分でもビックリするような強行スケジュールですからね。今年の夏なんて死ぬかと思いましたよ。
仕事がら夏〜秋にかけて土日がないのはデフォルトですが、入稿前の三週間、完全に土日が潰れたのは何か悪い夢でも見てるんじゃないかと思うような有様でした。
学校が完全週5日制になってからこっち、かなりヤバ目です。

63与謝野折檻:2003/09/27(土) 22:58
それとここ、一応「考察ネタ提供用スレッド」ですので、雑談は雑談スレッドでお願いしますね。

64菅原 楓:2003/10/12(日) 19:38
以後気をつけます。m(_ _)m

65一文字突破:2003/10/13(月) 22:04
絵日記ネタレスです。
>ザクの型式もガトーの階級も不明という微妙な機体。なんとかウラを取ろうとしたんですが、これがなかなか難しく、角川書店刊『ガンダムエース』No.009「データ・ガンダム」の乗機一覧には「MS-06F」の名が見えるものの、かならずしもこの機体を指すとは断言できない感じの書き方なんですよね。ムービックのカレンダーには何か記述があるんでしょうか?

何故か、手元に有りましたので引っぱり出してみました。
『GUNDAM A.D2000 CALENDAR One year war 5 minutes before』
 9/10月「Declaration of war 5 minutes before」

ザクがすらーっと並ぶCGイラスト下部には【MS−06F ZAKUII 】と記されております。
ノーマルカラーのザクに混じってガトーカラーのザクとか、シャアカラーのザク(角無し)とか、マツナガカラー(頭、肩が白の06Fの方)とかが混ざっております。
他に両肩だけ青のザクとか、左肩だけ白のザクとかが、ご丁寧にそれぞれガトー機、マツナガ機(と思われる機体)の後ろに並んでいたり、グレーのザクが2機、3機、1機と固まって並んでいたり、遠方には紫のザクが3機並んでいたりして面白いです。
比較的前方の機体には「MS−06F」のマーキングが確認できます。肝心のガトー機(と思われる機体)は2列目におり、頭部に「MS−06F」のマーキングが確認できますので、同イラストのHJ誌の機体はMS−06Fの可能性が高いと思われます。
しかし、「宣戦布告5分前」というタイトルなんで、1週間戦争前を想定してるんでしょうか?
まあ、この時期にF型は既に開発されていたという説もあるので、それは良いとしても、このザクの大部隊を収納している所は一体何処?という大いなる謎が残ります(笑)。
なんとも、微妙なイラストのようです...。

66通りすがり:2003/11/20(木) 14:05
名前:悪魔将軍

みなさん初めまして。いつも楽しく読ませて頂いております。
名前を書き込む欄もよくわからないド素人でごめんなさい。
さっそくで恐縮ですが、素朴な疑問を・・・。

AE社が開発した〇番目のガンダムが「(ギリシャ文字)ガンダム」
という設定についてなんですが、プロトリックディアスの「γ」以前に
あたる「α」「β」がついているガンダムの記述がネット上でいろいろ
探しても見当たらなかったのでかなり気になりました。
「装甲材ガンダリウムγを使用したMSからスタートしているから
それ以前の開発コードは必要無い」と言われればしかたがないのですが、
それにしても「α」と「β」があまりにも不憫でなりません(笑)

みなさんの考えをお聞かせ願えたら幸いです。
あと、「そんなもんここ読んだら書いてあるやんけ!」という資料が
ありましたら、お手数ですがぜひお教えください。

<オラ設定>
α系−抹消されたGPシリーズ(ゼフィランサス〜ガーベラ)
β系−連邦軍から引き継いだMkシリーズ(Ⅲ〜Ⅵorドーベンウルフ)

一番目を「α」とせず「γ」としたのは装甲材名によるものだけでなく
連邦軍に抹消された傑作機に対するAE社の未練のあらわれでは
ないでしょうか。

67悪魔将軍:2003/11/21(金) 12:28
今日見たら、名前書く欄 出ました・・。
うちのPCやばいかな。

68West:2003/11/22(土) 22:44
はじめまして。ずっとROMしてきましたが>>66への回答がないので、僭越ながら書き込ませていただきます。

>>悪魔将軍さん
一応こういう設定になっているようです。
α−RX-78
β−不明(GPシリーズ、またはmkIIとする説あり)
『(アナハイムが開発した)○番目の』ではなく『アナハイムが開発した』『○番目の』だということでしょうか。

69与謝野折檻:2003/11/24(月) 01:04
真偽のほどはともかくとして、商業誌に載ったものとしては、Westさんも
参照された?『データコレクション5機動 戦士Zガンダム 下巻』51ページに
その旨の記述があります。

70荒らしではありません。:2003/11/24(月) 09:15
どうして真偽のほどが不明なのでしょうか?
かなり信憑性の高い情報筋からの記事だと
思うのですが?多忙のようですから,お暇な
時に考えを聞かせてください。

71与謝野折檻:2003/11/24(月) 10:19
…という意味の隠語でもあったらしい
その真意は不明だが…
…○○か、あるいは△△を指すのではないかとされている。
という文章表現に、確定的・断定的な要素が見いだしえなかったから。
という理由で納得していただけますか?
Westさんの書き込みでは
>一応こういう設定になっているようです。
の一言だけでしたので、いわゆる「設定」として早合点する人がいるといけないと思い、そう書かせていただきました。私は「文章表現のぼかし具合」まで汲むのがライターさんへの敬意の表し方だと思っておりますが、いかがでしょうか?

7270です:2003/11/24(月) 14:24
早速の返信レス,ありがとうございました。
与謝野氏の記述の真意,明瞭に理解したつもり
です。どうもありがとうございました。

73新たな疑問?:2003/11/24(月) 17:29
その後,データコレクション5機動 戦士Zガンダム 下巻51ページを
読んでみました。あの文章からだと,MK2がアナハイム製と読み取れる
のですが,さすがにそれはないですよね?

74West:2003/11/24(月) 20:08
>>69>>71
補完ありがとうございました。

>私は「文章表現のぼかし具合」まで汲むのがライターさんへの敬意の表し方だと思っておりますが、いかがでしょうか?
おっしゃる通りですね。次に書き込む機会があったら心がけるようにします。

75与謝野折檻:2003/11/24(月) 20:21
どうとでも読めるような文章を書いてしまった私も悪いわけで、
この件についてはいろいろご迷惑をおかけしました。

>あの文章からだと,MK2がアナハイム製と読み取れる
>のですが,さすがにそれはないですよね?
これについてはWestさんの書かれたように
>『(アナハイムが開発した)○番目の』ではなく『アナハイムが開発した』『○番目の』
…と読めるのではないでしょうか。

76通りすがり:2003/11/24(月) 20:22
名前:悪魔将軍

Westさん、与謝野さん、70さんありがとうございます。
やはり名前書く欄が出ないのでこの書き方で失礼します。

>『アナハイムが開発した』『〇番目』だということでしょうか。
Westさんのこの部分の表現を自分なりに解釈しましたが、
「あくまで便宜上の開発コードなので、必ずしもアナハイム製MS
だけに限定しなくてもよい」ということでしょうか?

77一文字突破:2003/11/24(月) 22:09
>アナハイムとMK−IIについて
さすがに「MK−IIがアナハイム製」といった記述は見かけたことはありませんですが、

「ティターンズがアナハイムのMS開発第1局にMK−II(と思われるMS)の開発を依頼した」
「アナハイムのMS開発第3局がこの機体の基礎データを盗用しNT専用機(のデータを)作成した」
「この機体【ガンダムMK−II NT】のデータはアナハイム主催のMSVS大会にエントリーされていた」
という逸話があります。

『GAMEぎゃざ2000年8.10.12月号、MSVSメールゲームエディション Leading story』参照

また、
「MK−IIのMASシステム(武装可能な可動式内骨格)はハイザック(の試作機)のシリンダー・フレームの発展したもの」
「グリプスのMK−IIに関する情報はアナハイムに筒抜けだった」
という説(『OUT 1985年9.12月号 Z WORLD』参照)もあり、
ハイザックの開発に関わったといわれるアナハイムの技術陣(のうちの地球出身者?)がMK−IIに関わっていた可能性も否定できません。

が、この辺は好みが分かれるところなんで参考までに。

78国語の能力でしょうが・・・:2003/11/25(火) 06:54
どうしても,75,の意味に読み取れないのです。
申し訳ないのですが,どうして,区切って読み取る
ことが出来るのか,どなたか教えてください。すみません。
頭悪い上にしつこく質問してしまって。何度も読み直している
のですけど・・・。

7978です:2003/11/25(火) 07:06
念のため,上記の文章を書き込んでおきます。皆さんの参考になれば,と思って。

 さらに,このγガンダムという呼称は,初代のガンダムをαとして「アナハイム
が開発した3番目のガンダム」とうい意味の隠語でもあったらしい。その真意は
不明だが,Βに相当する2番目のガンダムがガンダムmk2か,あるいはGPシリーズ
を指すのではないかとされる。

 以上です。文脈からすると,Βがmk2だとすると,mk2がアナハイム製になる
という解釈を真っ先にしてしまうのですけど,皆さんはどうですか?

8078です:2003/11/25(火) 07:07
と言うか,私,Βがmk2だとは思っていませんから。
それを否定したいのですが,この文章があるので,頭が
???となっているだけです。

81悪魔将軍:2003/11/25(火) 13:25
名前の欄がある方のPCで書き込んでます。

78さんが文章を書いてくださったおかげでやっと意味がわかりました。
α:一番目のガンダム
β:二番目のガンダム
γ:三番目のガンダム(アナハイムが開発した)

>>78さん
『アナハイムが三番目に開発したガンダム』ではなくて
『アナハイムが開発した〔三番目のガンダム〕』ということだと思います。

>初代のガンダムをαとして・・・
と書いてある時点で、すでにアナハイム製限定ではないわけですから、
仮にβ=MkⅡの場合・・『グリプスが開発した〔二番目のガンダム〕』
仮にβ=GPの場合・・『アナハイムが開発した〔二番目のガンダム〕』

ということでしょう。

8278です。:2003/11/25(火) 16:36
悪魔将軍様
 や〜〜っと、意味が分かりました。
 俺って、頭悪過ぎ・・・・。でも、
これですっきりしました。ありがとう
ございました。
 与謝野氏、WEST様もどうもありがとうございました。

8378です。:2003/11/25(火) 16:36
悪魔将軍様
 や〜〜っと、意味が分かりました。
 俺って、頭悪過ぎ・・・・。でも、
これですっきりしました。ありがとう
ございました。
 与謝野氏、WEST様もどうもありがとうございました。

84悪魔将軍:2003/11/25(火) 19:19
それにしても「α」「β」に関する記述って無いですねぇ。

12月に発売される「公式設定集アナハイム・ジャーナル」楽しみです。
なんせ「公式」ですから。

85通りすがり・・:2003/11/27(木) 10:43
質問ですが、Zシリーズはアナハイム社製ではなかったでしょうか?
GP=α、Z=β、νが3番目というのはどうでしょう?

86West:2003/11/30(日) 01:43
>>85
いや、だからΖ=ζで六番目なんですけど…

87一文字突破:2003/11/30(日) 09:29
>>85
殆どの人には説明不要でしょうが、折角なので『ガンダムセンチネル』説の「アナハイム・ガンダム開発一覧表」から引用。
詳しい解説については現物入手をお勧めいたします。割と入手しやすいほうだと思いますので。

γ(ガンマ)   リック・ディアス MSA-099(RMS-099)
δ(デルタ)   百式       MSN-00100
ε(イプシロン) エプシイ     −
ζ(ゼータ)   ゼータ      MSZ-006
η(エータ)   レイピアI MSZ-007
θ(シータ)   ダブルゼータ   MSZ-010
ι(イオタ)   スペリオル    MSA-0011
κ(カッパ)   シグマ      MSA-014
λ(ラムダ)   ラムダ      MSA-0012
μ(ミュー)   ミュー      RX-90
ν(ニュー)   ニュー      RX-93

この内【ラムダ】のみ文字設定のみでその姿が確認出来ません。【MSA−007 ネロ】の上半身がその名残か?
【シグマ】はこのサイトのCG画像庫のイラスト参照。
【ミュー】のカテゴリーに属する機体の1種【YRX−90A(YRA−90A)】は『アドバンスド・オペレーション(ファミリーソフト)』にて確認できます。

アナハイムに関しては「公式設定集アナハイム・ジャーナル」で書き込みが増えることが予想されますので、専用スレッド化を検討してみてはいかがでしょうか?

88ハルシオン:2003/12/01(月) 15:43
はじめましてハルシオンと申します。

自分の記憶が確かならば
αはRX-78-2    ガンダム
βはRX-78GP01〜04 ガンダム試作○号機
だったと思います。
どこから来た記憶か覚えていないのですが参考までに。

89エリシオン:2003/12/02(火) 12:20
RX-78だけが、αなのかな?
RX-78シリーズとした方が、すんなりくるけど。
でも、やはり、γガンダムと言う名称は、たまたま、
ガンダリウムγを採用したMSということでついただけ。
それ以前はやはり、ないと考えても構わないのでは?
それよりも、どうして、Zガンダムというカミーユ発案のMS
がプロジェクトZというMSに採用されたのかしら?これ、偶然?

90一文字突破:2003/12/02(火) 20:14
■エリシオン様

「PG Zガンダム」インストより抜粋

「ガンダリウムγを採用したRMS(MSA)−099 リック・ディアスを完成させると同時に、さらなる次世代の超高性能MSを開発すべく、「Z(ゼータ)プロジェクト」を立案、実行した。」
「(註 カミーユが)進行中のZプロジェクトに対しても、重要な提案をもたらしたのである。」
「カミーユの提案は、AEを始めとする技術者に対する挑戦であり、また挑発であったともいえる。」

長くなるので詳細はPGのインストを参考にして欲しいのですが、「当時進行中のZのフライングアーマー変形案はカミーユ発案によるもの」であるとされています。
これを考慮すると、カミーユ自身が進行中のZプロジェクトのフラグシップMSのコンセプト「再突入装備MSに付帯させる」を知らなければ出来ない事のように思われます。

「ファミリーソフト X68版 クラシックオペレーション」のマニュアル「Re−GZ”ao”開発秘話」によれば、
アストナージは『仮にもZプロジェクトの一員だった』ということらしいので、情報の出所はアストナージである可能性が高いでしょうか?

カミーユの台詞「Zガンダムって名前も付けているんです」というのが気にはなりますが、案外当初のMSZ−006案というのはガンダムという呼称がされてなくて、カミーユが「Zプロジェクトのガンダム」ということで「Zガンダム」という名前を付けたのかもしれませんね。
勿論、想像に過ぎませんので参考程度に。

91悪魔将軍:2003/12/03(水) 02:51
>でも、やはり、γガンダムと言う名称は、たまたま、
>ガンダリウムγを採用したMSということでついただけ。
>それ以前はやはり、ないと考えても構わないのでは?

逆の発想で、装甲材名からだけ考えてみるというのもありますよ。
「α」「β」「γ」「ε」 の四つとそれ以外とをとりあえず分けて、仮に
前者グループを「ガンダリウム○合金を使用して造られた最初のガンダム」
後者グループを「AE社が開発した〔○番目のガンダム〕」としてみます。

『機動戦士ガンダム公式百科事典』450頁◎装甲◎ によると

・・・ルナ・チタニウムと称された、一年戦争における合金はガンダリウムα
とされ、β、γと改良されたわけである。この新合金を用いて開発されたもの
がRMS-099リック・ディアスである。

という記述があります。これを「○合金を使用して最初に・・・」
の(仮の)定義にあてはめた場合

αガンダム=RX-78-1 プロトタイプガンダム
βガンダム=型式不明
γガンダム=RX-098 プロトタイプリックディアス 

となり、「RX-78-○」「GP」「NT-1」「MkⅡ」等を
全部ひっくるめて「α系列」に入れてしまう発想もできます。

と同時に「ガンダリムβ合金を使用した最初のガンダム」という
所謂「幻のガンダム」が発生することになりますが、「β合金」の存在が
はっきりと記載されている以上、「絶対にない」とは言い切れないのでは
ないでしょうか?

以上が「α・βも存在してほしい派」の私の強引な仮設定です。失礼しました。

92エリシオン:2003/12/03(水) 07:08
となると、私が知っているβガンダム候補は、
RX-272、だけとなりますな。

93一文字突破:2003/12/03(水) 09:00
■悪魔将軍様、エリシオン様

「ガンダリウムγの開発はアクシズで行われた」説が一般的かと思っていましたが、『オフィシャルズ』では信憑性が疑わしい説を採っているのですね...
「ガンダリウムγの開発はアクシズで行われた」説を採れば、改良段階のガンダリウムβはアクシズにしか存在しないわけで、β合金使用のガンダムは(現時点では)存在しないと思いますが、
「オフィシャルズ」説を採れば、β合金は当時の地球圏に存在することになるので、「ガンダリムβ合金を使用した最初のガンダム」は「絶対にない」とは言い切れないわけですね。

『MG別冊ミッションZZ』によれば「確かに連邦軍でもガンダリウムの改良は行われていたが、その時点ではまだ見通しがついていなかったはずである。」とありますので、それをβ合金(仮)とみなすことも出来ないこともありません。
しかし、【RX−272】の装甲材質については「チタン・セラミック複合材」と明記されていますので、ガンダリウム合金ですらないようです。

「オフィシャルズ」説を採ると仮定すれば、β合金が存在するのはγ合金の出所と噂されているアナハイムしかあり得ず、やはり現時点では「装甲材質の点で分類されるβガンダム」というのは存在が断定できないと思われます。
ちなみにアクシズのガンダリウム合金開発の出所として「シャアがア・バオア・クー陥落の際、ガンダムの破片を持ち去った」という説があります(「ガンダムマガジン2号「宇宙を超える者」参照)。

94一文字突破:2003/12/03(水) 09:21
補足

>「RX-78-○」「GP」「NT-1」「MkⅡ」等を
全部ひっくるめて「α系列」に入れてしまう発想もできます。

このうち「MK−II」に関しては【チタン合金セラミック複合材】ですので、「α系列」にすら含まれないと考えたいところです。
ということで、どうしても「オフィシャルズ」説を採り「β合金」使用のガンダムを仮定したい場合は、『【ルナチタニウム】使用の戦後開発機でアナハイム製のガンダム』に限定されると思いますので、GPシリーズ辺りが無難なところ(装甲材質が改良されていたと仮定しなければいけませんが)でしょうか?
私自身としては断定したくありませんが。

95悪魔将軍:2003/12/03(水) 10:41
■一文字突破様、エリシオン様

すいません、勢いでつい「MKⅡ」の装甲材質の確認を怠ってしまいました。
シャアが破片をアクシズに持ち帰って、最終的にエゥーゴに「γ」を
もたらした説は有名ですね。

ここでムリヤリ設定
1.シャア持参の「α合金」を元にアクシズにて装甲材研究。
2.アクシズにて開発された新合金が「β合金」。
3.「β合金」のテストの為にガンダムタイプの試作MSを製造。
4.そのガンダムによくにた機体は赤く塗られシャアが搭乗して試験。
5.試験結果をシャアがエゥーゴに提供して「γ合金」誕生。

「4の機体」=「βガンダム」は後に「キャスバル専用ガンダム」と
呼ばれたりしたが、実際に存在したかどうかは疑わしい。

というのはどうでしょうか?ゲームにおいての「キャスバル専用」の
設定をよく覚えていないないので、完全な創作ですが。

「なぜ赤く塗るのか」「なぜガンダムなのか」等は無理やりにこじつけ
られる範囲かと・・。

96一文字突破:2003/12/03(水) 12:36
>βガンダム=キャスバルガンダム?

私自身はif系MSのこじつけは好きなんですが、一応このサイトの趣旨に反しますので、【RX-78/C.A】に関するコメントは避けますが、
恐らく、【RX-78/C.A】について最も詳しいのが『MG キャスバル専用ガンダム』インストでしょうか?

特徴的なのが外見はRX−78だが、構造は連邦系とジオン系の融合が計られていることでしょうか。
デバイスやジェネレーター等をジオン系の物に変えたあったりとか、NT対応援用デバイスの導入とか、フィールドモーターと流体パルスモーターのハイブリッド化など。

一応、ガンダリウムに関しても記述があったので引用。
「ちなみに解析されたルナ・チタニウム合金を”ガンダリウム”と呼ぶよう提言があったと言われているが、詳細は不明である。」

if設定なんで扱いは慎重に。

とかいいつつ、前述『ぎゃざMSVS』登場の「ティターンズがアナハイムに発注したガンダムMK−II(らしきMS)[設計案のみ]」こそ、【RX−178−X0 ガンダムMK−II試作0号機】ではないかと睨んでいるのですが(笑)。
シールド等、部分的にGPシリーズの名残が見られるのがそれっぽいかなっと...

97悪魔将軍:2003/12/04(木) 11:41
>【RX−178−X0 ガンダムMK−II試作0号機】ではないかと

この機体が‘if扱い’なのかどうかは私にはわかりませんが、
二番目の(仮)定義『AE社が開発した〔〇番目のガンダム〕で考えた場合

1.α合金を使用していない。
2.「GPシリーズ」以外で最初のアナハイム製ガンダム。
3.時期的に「RX計画」「ガンダム開発計画」の後で、「Zプロジェクト」
  の前に位置しそうな感じ。

結構「βガンダム」の条件をクリアしちゃいそうなんですけど(笑)

98一文字突破:2003/12/04(木) 15:13
>【RX−178−X0 ガンダムMK−II試作0号機】

残念ながら装甲はMK−IIと同様「チタン合金」の模様。
『ホビージャパン2002年1月号』「RX−178−X0 ガンダムMK−II試作0号機」作例の機体
説参照。

あと、【RX−178−X0 ガンダムMK−II試作0号機】がアナハイム製と明記した説は今のところありません。

>【RX−272 ガンダムMK−III】
実は『MG別冊 プロジェクトZ』の初期設定には「ガンダリウムベータ合金の精錬に限界があることから、試作ナンバーが取れずに終わっている。」
という記述があります。
しかし、『ミッションZZ』では「チタン・セラミック複合材」と明記されていますので、
「(連邦軍で改良が行われていた)ガンダリウムベータ合金の精錬に限界があることから(チタン・セラミック複合材となり)、試作ナンバーが取れずに終わっている。」と解釈したいところです。

MK−II強奪事件がなければ、あるいは【RX−272】こそが「連邦製β合金」使用の『βガンダム』になっていた可能性はありますな。

99悪魔将軍:2003/12/10(水) 10:59
文献いろいろ読んでから書き込もうと思ったんですが、
いいのが見つかりませんでした。
でも考えたら、アナハイム製・ガンダリウム〇合金製・「ガンダム」等の
制約にとらわれる必要はないんですよね。
γ、δは全然ガンダム顔じゃないし、ジャブロー製ガンダムをαとする説も
あるみたいだし・・・。まあそれでもなんか制約をつけて考えるのが
楽しいんですけどね(笑)
エリシオンさんの説が実はなかなか有力だったというのが、結構
「目から鱗」の感じ。

100エリシオン:2003/12/12(金) 18:46
でも,ガンマガンダムという名称が決まったあと,
アナハイム社内で,「じゃあ,ベータガンダムは
GPシリーズだよね!」という会話があったかも
知れません。
また,装甲材でガンダムを考えると言うのも,あり
えると思うのです。エプシィガンダムも装甲材がエプシロン
合金だから,という名称理由の可能性もあります。じゃあ,デルタ
合金は?となると,百式の金色の装甲材だよ,と一応,提案だけは
しておきます。

101一文字突破:2003/12/12(金) 22:29
>装甲材
ところで、【グリプス戦役〜ネオジオン抗争】におけるMSの恐竜進化の過程において、MSの装甲材はかなり混沌としてます。
実のところ、私には違いが良くわかりません。

チタン合金:【ガルバルディβ】【ギャプラン】の装甲材
チタン合金セラミック複合材:一般的な旧装甲材
チタニウム・コンポジット:【リゲルグ】の装甲材
ルナチタニウム:【YRMS−106 ハイザック先行量産型】の装甲材>『アドバンスZ』
ルナチタニウム・セラミック複合材:『EB・MS大図鑑・ガンダム大鑑』に見られる【RX−178】【MSZ−007】の装甲材。誤記?
ガンダリウムα :【ストライク・マラサイ】【バーザム・コマンダー・カスタム】などの装甲材>『ジオンの星』
ガンダリウムβ :γの開発過程の合金。
ガンダリウムγ :ルナチタニウム系新素材
ガンダリウム合金:一般的な名称。γ系合金?
ガンダリウムγ・コンポジット:『センチネル』のガンダム系に見られます。
ガンダリウム・コンポジット:後期アクシズ系MS(ザクIII等)、『センチネル』の一般機に見られます。

「ルナチタニウム=ガンダリウムα」というのは通説なんですが、特にコンポジット(訳:複合。混成。合成)系の名称合金は他とどう違うのか良くわかりません。

あと、ガンダリウム合金系の解説で特筆すべきものとして、
*「登場したばかりのガンダリウム合金は、技術的ノウハウの不足から大量生産が不可能だったため、コストを度外視した試作機しか投入できなかったからである(ローコストのガンダリウム合金は供給を開始されたが、あきらかに質的に劣るものだった)。」>『旭屋出版 Zガンダム パート1』
*「逆にこの(註:ガンダリウムγ)合金技術のスピンオフのよって、ガンダリウムβレベルの装甲は通常のチタニウム/セラミック複合材で賄えるようになった。」>:『EB・MS大図鑑・ガンダム大鑑』
*「ルナチタニウムは無重力空間でのみ精製される」>『ラポート 一年戦争サーガ』
などがあります。

これらを考えると
*「ローコストのガンダリウム合金」というのは【ストライク・マラサイ】【バーザム・コマンダー・カスタム】等に見られる「ガンダリウムα」で、量産機系のガンダリウム合金は実はαレベル?
*「ガンダリウムβレベルのチタニウム/セラミック複合材」とは後の【ギラ・ドーガ】【ジェガン】に見られる「チタン合金セラミック複合材」?(実はこの2機、ガンダリウム合金じゃないんですね)
*【RX−272】の記述に見られる「ガンダリウムβ」は「ガンダリウムβレベルのチタニウム/セラミック複合材」だった?>参照:同人誌版「ミ」
等の仮説が浮かび上がります。

ところで、エプシロン合金、デルタ合金なんてあるの?
エプシィガンダム・百式共に「ガンダリウムγ」装甲なんですが...

102エリシオン:2003/12/13(土) 20:14
一文字様
 エプシロン合金については、プロジェクトZの小田氏の作例解説を
お読みください。
 で、⊿合金に関しては、私の想像です。可能性として、百式の装甲
が挙げられるという程度ですが、一応、根拠はあります。⊿ガンダム
=百式、というところですね。以上です。
 いつも、丁寧なレス、ありがとうございます。今後もよろしくお願い
します。

103一文字突破:2003/12/13(土) 21:09
■エリシオン様
>エプシロン合金
引用紹介ありがとうございます。思いっきり見落としてました(汗)。
『プロジェクトZ』のブラッサム(註:MS級核パルス推進機)の記述と『ミッションZZ』の記述「現在はブロッサムのためガンダリウム・ガンマを更に改良したエプシロンを開発中である。」を考慮すると、
本体は「ガンダリウム・ガンマ」でブロッサム部分だけ「ガンダリウム・エプシロン」の仕様を想定していたように読めますね。
エプシロン合金が完成したのかは定かでありませんが、「ガンダリウム合金中、最高の特性を持つ新素材エプシロン」とのことなので、恐ろしくコストが高そうですね。
しかしエプシロン合金が開発されていたとなると、確かにその開発過程にデルタ合金を考えたくなるのも判りますね。
開発過程が「エプシイガンダム→百式(δガンダム)」で順序が逆なのが問題ですな。
「ZII・百式改・エプシィ・リガズィ問答PART.2 」読み返して出直します。

104エリシオン:2003/12/15(月) 07:34
ιガンダム(Sガンダム)は、ハータガンダム(ZZガンダム)よりも、数ヶ月ほど
早くロールアウトしているので、別に問題ないのでは?

105だっちん:2003/12/15(月) 20:25
あ〜気が付けば数ヶ月ぶりの書き込みでし(^^;)。

>エリシオンさん
一文字突破さんが気にしておられるのは「ロールアウトの順番」ではなくて「開発の順番」だと思いますです。「PROJECT Z」のエプシイガンダムに関する記述で「ブラッサムを排除したガンダリウムガンマ製のものを百式として区別する。」とありまして、つまり「百式にガンダリウムεを使用してブラッサムを搭載したのがエプシイガンダム」ということではないということです(開発の順番が「百式→エプシイガンダム」ではなく「エプシイガンダム→百式」ということ)。ちなみにSガンダムはZZガンダムよりロールアウトは早いですが、SガンダムがZZガンダムの欠点(コアブロックに負担が集中する等)を解消する様な設計になっていることから開発の順番はZZガンダム→Sガンダムと考えられ、今回の百式とエプシイガンダムとは問題が異なるということなのだと思いますです。

106一文字突破:2003/12/15(月) 22:12
■エリシオン様 だっちん様

だっちん様、フォローサンクスです。そういうことです。
ということで『ミッションZZ』Epsyガンダムより引用
「また、即戦力になるMSを要求されたためブロッサムを除いた本体を別の開発班に回している。それがのちのデルタ・ガンダム(百式)となった。」
です。
ちなみに百式の金色は「耐ビーム機能をもつ塗布材のエマルジョン」だそうな。ということで中身はガンダリウム・γでしょうね。
なんにしても、エプシィに関しては考えつく殆どの考察が過去ログでなされてます。偉大な先人達に感謝!

107だっちん:2003/12/16(火) 23:21
ガンダリウムδの存在についてちと考えてみました。稚拙な内容ですが、ご意見頂けたらうれしいです(^^)。

『PROJECT Z』におけるイプシィガンダムの記述にこのようなものがあります。

「ガンダリウムγ合金を更に改良したガンダリウムε合金を使用している事からこの名で呼ばれる。」

この記述で気になったのは「ガンダリウムδを改良したのがガンダリウムε」ではなく「ガンダリウムγを改良したのがガンダリウムε」という点です。この記述からガンダリウムδの存在に関して2パターン考えてみました。

1.ガンダリウムδが存在したのであれば、ガンダリウムεはガンダリウムδから改良されたはずである。故にガンダリウムδは存在しない。

2.ガンダリウムδは存在しており、ガンダリウムγとガンダリムδは特化させる物性が異なっていたのではないか?ガンダリウムεはガンダリウムγの物性を更に特化させたものとするために、ガンダリウムδの改良ではないのだ。この記述はガンダリウムδの存在を否定することにはならない。

おいらの考えはどっちかというと1に傾いていて、以下の話は2を否定する方向で進みます(^^;)。暴論大爆発だと思いますので、突っ込みよろしくおねがいします。


仮にガンダリウムδが存在していたとすれば、ガンダリウムεとは別の物性がガンダリウムγより優れていたと考えて良いと思います(γより優る点がなければ存在意義が薄いですし、その優る点がεとダブっても存在意義が薄いですから。)。

ではガンダリウムεに求められた物性とは何でしょうか?先の『PROJECT Z』で「強大な力のかかる4枚のセイル基部は新素材εの多用により十分な強度となっている」とありますので、一つには強度(←表現が曖昧ですねぇ(^^;))がありますね。それから後ろで水爆が爆発させるわけですから耐熱性も求められるのかな?核パルス推進では中性子がほとんど発生しないそうなので、放射線遮断能力に関しては微妙ですね。

そもそもガンダリウムとは「耐熱、耐蝕、じん性、硬度に優れ、軽量で放射線遮断能力も高い合金」ですよね。そこでガンダリウムδは耐蝕、軽量、放射線遮断能力といった部分がεより優れていると仮定してみます。

108だっちん:2003/12/16(火) 23:21
(続きです)

まず耐蝕性ですが、仮に実現したとして実用的にどうなんでしょう。ガンダリウムが元々耐蝕性に優れるのですが、それ以上を目指すとなるとそういった兵器があるのでしょうか(--)。う〜ん、疑問です・・・ということで除外してみます。

次に軽量ということですがこれは有り得そうです。ただ、ガンダリウムが元々軽い上に同系列の合金で組成が変ったにせよ、それ程比重が変るものかは疑問です(ここら辺はREMIXでも触れられていましたね。)。ちなみにチタン合金の比重の違いはちょっと調べた範囲では7%位でした。一方、機械的性質(強度と考えて下さい。)は80%位の違いが生じてます。これから考えると強度を上げる方がメリットがありそうです(そこまで上がるかは不明ですが(^^;))。

最後に放射線遮断能力です。核の使用が禁止されているという前提に立てば、意味がなさそうですね(--)。あえてあるとすればMSの装甲以外で・・・例えば核融合炉の素材とか。ん〜でも既存の素材でまかなえてますし、核融合の際に発生する中性子はM粒子が吸収するそうなんで(エピソードガイドより)・・・やっぱり疑問です。

となると先に仮定したガンダリウムδの優位性は意味がほとんどなさそうに思えてきました。上記の仮定に基づくならば、ガンダリウムδの存在の可能性は薄いと思います。

ではガンダリウムδが存在しないとして、何故εをδとしなかったかについて考えてみます。ここで「ガンダリウムε合金を使用しているからイプシィガンダム」という部分を否定する暴論を吐いてみます(爆)。「ガンダリウムεは『5番目のガンダリウム』ではなく、イプシィガンダム用に開発されたからε」というものです(^^;)。つまり「イプシィガンダムという名称が先にあり、それ用にガンダリウムγを改良した。つまりεは5番目を指しておらず、だからガンダリウムδなるものは存在しないのだ。」って考えです。

「じゃあなんでイプシィガンダムなのよ?」ってことですが、これはよくある神話から採ったってことで(^^;)・・・。

イプシロン:聖神コリーアの従属神。知恵と冒険の神で、己を高めるものを導くといわれる。それゆえに主に冒険者など危険に挑む者達に崇められている。

あ〜なんかこじ付けにしてはそれっぽい(ブラッサムシステムがある意味冒険とかね(^^;))。別の世界の話ですが、PSもプロトワンの次はイプシロンだったよなぁ(爆)。

109だっちん:2003/12/16(火) 23:22
(更に続きです)

最後にちょっと2つ程(^^;)。

先に「ガンダリウムεはγに比べて強度・耐熱性が高いのでは?」と推測しました。しかしここで「なぜ後の百式やZに使用されていないのか」という疑問が出てきます。「強度・耐熱性が高い」となればZにはうってつけの素材ではないのでしょうか・・・(--)。ここで先の「〜セイル基部は新素材εの多用により〜」という部分に注目です。これからガンダリウムεは部分的にしか使用されていないと読めます。つまり装甲材としてはγの方が優れていたのではないかということです。おいらの妄想では「ここでいう「強度」というのは、繰り返し荷重がかかる場合の破断に対する強さのことではないか。その代わりに硬度かじん性が犠牲になって装甲には適さなかったのではないか。」となっています(^^;)。

次に百式がエプシィガンダムより後の開発なのにδガンダムなのは何故かについてです。リックディアスとイプシィガンダムの登場で、結果としてγ、εガンダムが存在することになました。ここでZプロジェクトが「最強のガンダムを作るプロジェクト」であって「アルファベットでZが最後でありこれ以上はないと言う意味からZと付けられた」と妄想してみます(つまり最初はζではなかったと)。ある時「γがあってεがあって・・・Z・Z・ζ?(爆)」と思いつき「あ〜じゃあ百式はεからブラッサム省いたんだから・・・δ?」となったんでは(^^;)。γ、δ、ε、ζと一定のルールに基づく様に見えて、実は発端はバラバラだったと(ここら辺もREMIXにあったかも知れません。)。

以上長くなりましたが、いかがでしたでしょうか?

110すかんく:2003/12/17(水) 16:57
  与謝野折檻さまへ。
 『08小隊ドムは境界層を吸入できるか?』
 戯言集にある『08小隊ドムのこと』について、既出かもしれませんが、境界層の問題についてお知らせさせていただきます。
 08小隊ドム(以下08ドム/ジオニック・フロントでドム・フュンフとして登場しますが、議論の対象ではないので08ドムとさせていただきます)
ですが、『直立姿勢で移動する』と仮定した場合、あの、恐らくは水滴というよりはマロン形のフレア表面を流れる流体は、層流境界層
から乱流境界層へと移行し、スリット(吸気口?)に至るまでに『境界層の剥離』という現象をおこして『伴流』となり、大きな空気抵抗
の力がかかります。
 つまり、境界層を吸気する事もままならない位置なのです。境界層については以下の書物に大変わかりやすく書かれています。
 ↓P45から51ページ。図2−7,2−12参照。
鈴木英夫著 講談社ブルーバックス「図解ヘリコプター」2001 820円+税。

111与謝野折檻:2003/12/17(水) 23:55
懐かしい話題です。08小隊がまだ完結していなかった頃の話ですよね。
この頃は「熱核ジェットが内蔵されているとするなら、「ヒザ下〜フレアの間くらい」にあって、「その排気を効率良く流すために、ああいうスネ・フレア形状をしているんだろう」ということで自分自身が納得していた時期です。
MGドムの仕様とかが誌上で検討されていたりした時期でもあり、「設定画にない大口」をムチャクチャ目立つ箇所に開けてしまうという案も、読者投降という形で紹介されていたりしたんですよね。それで「それもどうかと思う」というような書き方をしていたんだと思います。
「代案なしに苦言を呈さない」というのが最近の私のポリシーなんですが、当時は掲示板の方で「ヒザ・アーマーの黒いところが実は可変ベーン」説というのを展開しておりました。今でも自分はこの説で考えてまして、ここならフレッシュな気流が取り込めるはずだ…と思っているのですが、さていかがなものでしょうか?

しかし「若気の至り」というヤツでしょうか、件の文章を改めて読み直してみるとずいぶん偉そうなことを書いてます。
仕事としてやっていると「諸般の事情で色々と思い通りにならないこと」はあるでしょうに、「だからダメだ!」みたいな書き方はないなぁ、と反省しております。

112すかんく:2003/12/18(木) 15:48
 >お返事ありがとうございます。
 それにしてもMGドムってのはものすごい変な所に吸気口をつけていますね。
 オフィシャルズでは「機動はもっぱら、背部、頭部後方、脚部後方に設けられた推進用
スラスターで行われる」なんて書いてありますが、頭の後ろなんてのは08ドムだけです
よね(ほとんどトリビア)。
 先日は時間制限があって書き漏らした点としては、
 ◎一見、胴体表面の境界層を吸い込みそうなエアインテイクの航空機の構造。
ホーカーシドレー(現BAe)ハリアーGr1などはインテイクの内側に境界層分離構
造があり、スーパーマリン・アタッカーなどもこれか?と想像。ノースロップ・タシットブ
ルー(ステルス実験機)は、どうやって境界層を分離しているのか不明な、巨大なバスタ
ブ型のインテイクを装備。下記の技術のたまものか。
 ◎『機体表面の境界層制御技術』
 代表的な機体はノースロップX−21A。機体表面に小さな溝や穴をあけてコンプレ
ッサーで吸い込み境界層(流体)を制御。これに続く技術として噂されるのがB−2爆撃機
の機体表面は電気制御によって境界層を制御しているという噂(ミリタリーエアクラフト92年7月
号)。まぁドム・トローペンのダストフィルターが電磁誘導装置や遠心分離構造を内蔵
といったプラモ説明書から行けばありうるかもしれません。

113対馬 拓海:2003/12/22(月) 15:55
 こんにちは、はじめまして。
 こちらのサイトの考察記事は充実していますね。とても
楽しく拝見させて頂きました。
 この度はガンダム関係で、前々から疑問に思っていること
があり、やむにやまれずカキコさせて頂きました。
 それは「宇宙世紀の戦闘艦艇は、なぜあんなに簡単に沈む
のか」ということです。

 宇宙世紀の戦争は近代戦なのですから、指揮系統の中枢と
なるハズの、重要な艦隊旗艦が、MS数機(へたをすれば1機)
の襲撃で簡単に轟沈してしまうのは、どうにも解せません。
 Iフィールドを搭載するか、重装甲を施すか、より重厚な
対空火器を装備すれば(戦艦のジェネレーター出力なら、ビー
ムライフルに相当するような、小型で追従性の高いビーム
兵器を数十門は扱えるのではないでしょうか?)、MSの搭載
兵器による脅威は、かなり減少するように思えます。

 センチネルの「ビーム兵器の前には装甲は無意味」という
趣旨の記述も読んだことがありますが、実際、ガンダムは
シールドでジオングのメガ粒子砲を防いだり(左手を持って
いかれましたが、盾がなければ本体まで破壊されていたで
しょう)もしており、無意味とはちょっと思えません。
 一年戦争だけなら「対MS戦闘は想定外だった」と考える
こともできるのですが、Zや逆シャアの時代まで、ほとんど
防御対策が取られていないというのは不可思議です。

 ガンダム関連の書籍・資料を拝見しても、この点で説明
されているものを見たことがなく、疑問に思う次第です。
 考察サイトなので、自分なりの意見を基として、皆様の
ご批判を頂ければと思うのですが、「一年戦争の戦訓を検討
した結果、演習の結果などで、どう防御してもMSの攻撃は
防げない」と判定され、防御にリソースを割くこと自体が
無駄と考えられた、ぐらいしか思いつきません(この場合は
デンドロビウムなどの大型MAに対MS戦闘用の防御装備があり、
さらに有効活用されていることを、説明できないのですが)。
 よろしければ、お知恵を拝借できたら、と考えております。

114与謝野折檻:2003/12/23(火) 12:20
■ギリシャ文字ガンダム
 私のスタンスとしては、そもそも「懐疑派」でありまして、「α」だとか「β」だとかいうガンダムは存在しない…(というか存在していなかった)という考え方がまず第一にあります。
 とはいえ、いきなり「存在しない」といっても、「データコレクションに記述があるのに認めないのは資料の無視ではないか!」という反論もあると思います。しかし、よく考えれば誰にでもわかることですが、仮に後世のものが後から時代を振り返って「存在した」と主張することはできたとしても、作品世界に生きる当時の人々が存在を認識していなければ意味がないのであり、それは「存在しないことと同じ」だと思うのです。

 MS-05完成披露式典のときに、誰もそれを「ザクI」と呼ぶはずがありませんよね。MS-06が「ザクII」と命名されために、MS-05をさかのぼって「ザクI」と呼んだのであって、MS-06「ザクII」より前に、「ザクI」などという表現方法が存在するはずがないのです。これと本質的には同じことであり、テム・レイがRX-78を「αガンダム」と呼称するはずはないし、その必要もないわけです。そういう意味で、RX-78が「αガンダム」だった、なんていうのは、仮に作品世界内で(アナハイムとかエゥーゴによって)後にそういう位置付けがなされたとのだとしても、そもそも「発想自体が後付け(さかのぼり)」です。「設定の後付け」ではありませんよ。「発想のさかのぼり」であり「意味のさかのぼり」なんです。

 意味の後付けを論じるのも不毛なような気がしますが、アナハイムとかエゥーゴの人にとっては、それなりに大事なことだったんでしょう。いずれにせよ、RMS-099が完成した時点での“γガンダム”にどれだけの意味が込められていたのかというと、おそらく「ガンダリウムγ製のガンダム」という程度の意味だけだったのではないかと思います。データコレクションに曰く、「3番目のガンダムという意味の隠語でもあったらしい」という表現ですので、厳密に解釈すれば、「RMS-099が“γガンダム”と呼ばれなくなった時点までに、“第三のガンダム”という認識があった」というように読めますが、それとて文末の「…らしい」の結びで、意図的に「グレー」へとトーン・ダウンさせています。ライター自身が「わざわざ」トーン・ダウンしているものを、受け手が「唯一絶対」的に受け取る必要はないのではないでしょうか?

 百式の「δ」などの関連性のありそうなものについても、「百式」という名前より前から「δガンダム」という呼称が存在したという確証はないんじゃないかと思われます。ひょっとすると「ζ計画」が明確化していく過程で、「γ」「ζ」以外の当時の全機体が「αガンダム」「βガンダム」なみにアバウトで支離滅裂な後付けネーミング一覧表に割り付けられていったのかもしれません。「“γガンダム”が“リック・ディアス”に改名した」というエピソードが鮮烈すぎて、「“δガンダム”が“百式”に改名したんだろう」と思い込みがちですが、そのあたりの前後関係すらおぼつかないのが実相ではないでしょうか。

 もはやこのあたりは混沌としすぎていて一つの文脈が「そう読めるから」といって、それを鵜呑みにしていては身が持たない状況だと思います。

115悪魔将軍:2003/12/25(木) 13:18
>与謝野様
ご意見有難うございます。そもそも私のネタ出しの趣旨は
おっしゃられたMS−05=「ザクⅠ」のような後付け表現が
「α」「β」に関してもどこかに記述があるのか?ないのか?
ということでありまして、みなさんにいろんな資料を出して
頂き、なおかつ考察していただいたことだけで大変満足しております。

>一文字様・だっちん様
「アナハイム・ジャーナル」をすべて読み終えましたが、
残念ながらそれに関する事項には触れられていませんでした。
しかしながら、装甲材についてはかなり細かく記述がされていました。
長くなるのでここでは記事引用は避けますが、要するに
「チタンに混ぜる他の物質の違い」で名称が決まっているようです。

例:ガンダリウムα(白金)ガンダリウムγ(マグネシウム・ケイ素)

白金等が希少過ぎるので生産性を高めるために混合する元素を代えて
なおかつ技術向上によってα同等の性能を維持したものがγらしいです。
したがってε合金に関してもなにかしらの超希少な元素を使用した為に
試作のみで量産されなかったと推測できます。(但しジャーナル内には
一切記述はありませんが)

116通りすがり:2003/12/27(土) 22:26
だれか113の疑問に答えてあげて下さい。

たしかに、簡単に狙われるようなところに船橋はあるし
宇宙空間なのに下からの攻撃には弱そうだし

117すかんく:2003/12/28(日) 05:38
 私の後はてっきり(入手してない)AEジャーナルのお話だと思っていたのですが、
多少答えられる話をさせていただきます。
 まずガンダムセンチネルですが、こちらは模型を載せた単行本の他に、小説版の
「アリスの懺悔」という本がございまして、こちらには戦艦表面に、ある程度のビー
ム反射が出来るよう施されている事が書かれていましたが、映像(アニメ)の戦艦がこの
様な描写がなされたシーンは見た事がありませんので著者の高橋昌也氏のオリジナ
ル設定かと思いきや、「Zガンダム」に登場するMSはシールドでビームをある程度
反射し、その後に破壊されたり、バウンドドックの様に跳ね飛ばされたりしています
のでこうした設定は有効だと思います(百式の金色がそうだ、とする設定は金色の
戦艦なんてのが出てきそうでちょっとイヤだ)。
>センチネルの「ビーム兵器の前には装甲は無意味」というZプラスの説明は
当然、これに矛盾し、私も昔はよく怒ったもの(笑)ですが、Z以降の時代というのは、
やたらとロングバレルのビームライフルが普及しているわけで、『こうした大型砲に
対して』というのなら、重装甲、重防御の思想に対して、反対の発想として肯定もでき
るわけです。個人的に想像するならば、UC0087後半には至近距離はともかく『遠距
離から』通常(RX78の様な0079時点の戦艦並みの威力)のビームライフルでは戦艦
の撃沈が困難になった可能性はあります。
 大型兵器側にとって接近戦というのは、デンドロビウムといえども苦しいもので、ガーベ
ラテトラの攻撃に対し背面から反撃出来なかったり、斜め後ろ側面方向からIフィールドが破
壊された状況を思い出して頂けたら判ると思います。0083のクライマックスは確かに艦船
によるMS撃墜のオンパレードですが、MS05の対人兵器同様、デンドロビウムの様なマイク
ロミサイルランチャーなんかがMSに対し使用されたシーンは、確かにあってもいいとは思います。
(読んでませんが→ガンダムエースの作家さんなんかが、描いてくれるのではないでしょうか?)

118悪魔将軍:2003/12/29(月) 00:18
>ビーム反射
MRX-010のリフレクタービットやMSA-0011[Ext]のリフレクターインコムに
使用されている装甲で戦艦を覆えばどうなるんでしょうかね?
かなりコストはかかりそうですが、実際ビットは破壊されないみたいですし。
でも戦艦自体は無事でも、周りにいるMS達にはえらい迷惑ですけどね。

ちなみにFA-100Sの装甲の一部に「リフレクト装甲」なるものが使用されて
いるという記述を見た記憶があるんですが、文献名が思い出せません。

119与謝野折檻:2004/01/09(金) 00:38
>「宇宙世紀の戦闘艦艇は、なぜあんなに簡単に沈むのか」
私の感覚でお話させていただけるならば、「実はそんなに簡単には沈んでいるわけではない」というのが率直な感想です。
数字として明確な交換比率が提示されているならば別ですが、アニメ劇中の映像は戦争映画の「撃沈シーン」同様、「絵になるカットを繋ぎ合わせていったら、自然と撃沈シーンばかりが目立つフィルムになってしまった」だけで、その陰で多くのMSが取り付くことすらできず対空砲火によって撃墜されていったのではないでしょうか?
私の世代(30代前半)の方ならば、フォークランド紛争の頃にエグゾセ喰らって大破するシェフィールドという映像を何度も繰り返し目にされたことと思いますが、当たりさえすれば艦載機程度の携行するミサイルでも一撃で大型艦艇(シェフィールドは駆逐艦でしたが)を沈めることはできるわけで、MSのビーム・ライフルやバズーカが「上手く当たれば」「当たり所によっては」「一撃で」大型艦艇を沈めることがあってもいいんじゃないかと考えています。

ただし、宇宙空間では「艦内への浸水によって沈没する」というシチュエーションが存在しないわけで、そのあたり、今日の水上艦艇とは「装甲」というものの考え方や配置に大きな差があることも確かだとは思います。

120対馬 拓海:2004/01/11(日) 13:36
 たくさんのご意見を頂き、ありがとうございます。

>すかんくさん
 ビーム反射塗料って、劇中でアストナージが、ZZに塗った
(?)ものでしたっけ? クィン・マンサと戦う時に「ビームの
直撃に何秒か耐えられる」って言っていたような気が。
 しかし、塗料を塗ることで、どんな原理によって、ビーム
が防げるのか、解説された書籍などを見たことがないので、
「アストナージの気休め」だと思ってました。
 Iフィールド以外の、メガ粒子砲の砲撃を防ぐ理屈っていう
のが、もしどこかの書籍などで発表されていたなら、よろしけ
れば教えて頂ければと思います。

 デンドロビウムの抱える弱点については、仰る通りだと思います。
 しかしながら、「Iフィールド+マイクロミサイルランチャー」
の対MS防御が、ある程度有効であることを、画面上で示されてしま
った感があります。この対MS防御システムを量産し、コストダウン
した上で全ての戦艦・巡洋艦に装備したなら、MSの有効性は著しく
低下するのではないでしょうか? 
 複数のサラミス級が、デンドロビウムに装備されたマイクロ
ミサイルランチャーを一斉に放てば、とても有効だと思います。

 多分「ミサイルの有効射程がとても短いので、そういう使い方
をすると、MSの搭載火器にアウトレンジされてしまう(ミサイル
の射程を伸ばせば、ミノフスキー粒子の影響で誘導できなくなる)。
 自分から敵MS群に突入できる突破性能を持つ、デンドロビウ
ムのような使用方法でないと、意味がない」と解釈すべきなの
でしょうか……。それでもMSが白兵戦を挑んできた場合には、
有効でしょうし、戦闘艦艇にIフィールドを装備しない理由の
説明にはならないと思う次第です。
 戦闘艦艇がデンドロ式防御兵装(もしくは重装甲)をしない理由って
いうのは、他に考えられるとしたら、「Z時代のMSは機動力が飛躍的
に向上したため、対空ミサイルは回避されてしまう」とか「Z時代のM
Sは航続距離が延伸されたため、母艦の近くで戦闘が起こりにくい。
従って対空/防御兵装の改善が重視されなかった」とかぐらいでしょうか。

>悪魔将軍さん
 リフレクター××でのビーム反射は、ビット周辺にのみ、限定的に
「Iフィールド」を発生させているという設定です。全周を覆う、
というようなものではないと思います。
 戦闘艦艇をこうした装甲で覆うより、素直にIフィールド発生器を
装備して、対ビーム防御としたほうが、効果的だと思います。バズーカ
は重装甲を施せば、防げるような気もしますし。

>与謝野折檻さん
 私も、画面は「撃沈シーンの繋ぎ合わせ」だと思えてきました。
 ただ、それを差し引いてもRX-78-2などが実際に大型艦艇をバカスカ
沈めているわけですから、「MS対抗手段」が考案されても不思議では
なく(実際に各陣営の重要人物は、戦闘艦艇上から指揮しているわけ
ですし)、具体的な防御技術もデンドロビウムなどで、画面に登場して
いるハズなのに、艦艇へのフィードバックは行われないことを、どう
解釈すればいいのか、というあたりの疑問なのです。
 もっとも、ホワイトベースはMSの攻撃にもかなりの耐久性を示し
ましたし、「これが普通」で、サラミスやムサイがボカスカ沈むのが
「たまたま」と考えるなら、沈むのは運が悪かった、みたいなこと
なのかもしれませんが……。

121対馬 拓海:2004/01/11(日) 13:36
 鍵となるのは百式のメガバズーカランチャーかもしれません。あれを
「ビーム防御塗料(?)などの普及で、ビームライフル程度の火力では、
対艦攻撃力に不安を持つようになったMSに、一撃必殺の火力を持たせ
ようと試行した兵器(機動性に問題があり、普及しなかった)」と解釈す
れば、いいような気もします。
 つまり、MSとは局地防御用の魚雷艇のような存在で、メガバズは
「大口径長射程魚雷」みたいなものたではないかという。

122対馬 拓海:2004/01/11(日) 13:55
 与謝野折檻さんに追記レスです。 

>そのあたり、今日の水上艦艇とは「装甲」というものの考え方や
配置に大きな差があることも確かだとは思います。

 装甲防御に関しては、確かに水上艦艇とは装備方法を変えるべき部分
はあると思います。しかし、考え方として集中防御(WW2の戦艦)
や、現用艦艇のようなCICの設置(その部分のみ集中防御)も取り入れ
られる気がしますが、行われていないようです。

 そうしたことから考えると、「艦橋から敵艦艇・MSを目視
で確認することに、何らかの意味がある」ような気もします。
 そうでなければ、「機体全周にカメラを設置して、コクピット
内で映し出す技術」はMSで実用化されているので、戦闘艦艇を
CIC化して、同様にしない理由はないと思えますから(艦橋の設置
とCICの設置は矛盾しないとは思うのですが。出入港や、万が一の
トラブル時に必要でしょうから)。
 その理由が何か、まではちょっと考えつきませんが。

123GRA:2004/01/15(木) 02:08
>対馬拓海さん
はじめまして。GRAといいます。
早速ですが、私も一言。まず、私も上手く当たりさえすれば携行火器でも一撃で撃沈できるという与謝野折檻さんの意見には賛成です。
 ガンダムのビームライフルがシャアの言うように戦艦の主砲なみの威力だとします。
 では、戦艦の主砲並の威力とはどのくらいの威力なのでしょうか。具体的な数字はわかりませんが、例えばマゼランは、MSが登場するまでは連邦の主力にして最強の兵器です。普通に考えれば、軽巡のムサイなど当たれば一撃で撃沈できてもおかしく無いですし、いくら連邦が無能でもムサイも沈められないような戦艦を主力にはしないでしょう。つまり敵を撃破できるからこその戦艦の主砲なわけですから、それと同程度の攻撃力を持つ携行火器なら当然艦船くらい簡単に沈められるでしょう。

 さて、MS対抗手段ですが、装甲強化・Iフィールドは所詮対処療法に過ぎず、対応策もまた簡単にとれるわけです。特にIフィールドなんかは、一部の兵器だけしか装備していないから有効に見えるだけでしょう。仮に全部のMSが装備すれば、射撃戦から格闘戦主体に戦い方が移行するだけの話で、同様に艦船が装備したところで、MSの対艦攻撃の方法が変わるだけでしょう。結局イタチごっこです。
 現在の空母などで考えたときに、おそらく対艦ミサイル数発で致命傷となると思いますが、それに対して空母は装甲強化という対応策をとるでしょうか。答えは違いますよね。そういうイタチごっこは第二次大戦で終わり、今ではそもそもミサイルを撃たれないように、もし撃たれても当たらないようにシステムで防衛するわけです。
 MS登場後の宇宙世紀の戦艦も、同様ではないでしょうか。システムの一部に過ぎない戦艦に気休めにもならない装備をつけてもしょうがないという結論になってもおかしくないと思います。

 ところで、ルウム戦役において、レビル艦隊は戦闘開始からわずか3時間弱で50パーセント以上の損害を受けます。この時の連邦の参加艦艇は大小あわせて約300隻。単純に考えると3時間で150隻を失ってるわけですが、これは本当に簡単に沈んだんでしょうか。
 連邦は300隻とはいえ、MSはありませんから丸裸も同然です。対してジオン側は約120隻(ジッコ含む)の艦艇と3000機近くのMSです。まったく無意味かつ根拠の無い想像ですが、MSを航空機として考えた時に、現代でもこれだけの戦力が航空機無しの300隻に襲いかかれば、半分くらいは沈められるのではないでしょうか。思うに、艦艇という兵器自体がすでに単独では弱体化しており、沈みやすいのは宇宙世紀だけの特別な状況では無いと思うのですがどうでしょうか。

 とはいえ、実は私も似たような事を考えてまして、船ではなく人なんですが、戦争映画を見るたんびに、歩兵の装備が布の服というのは可哀想だよな、SWATのように防弾チョッキと盾くらい装備させてやれよと思うんですけど、なんで駄目なんでしょうか。

124310.A:2004/01/18(日) 12:59
皆さんこんばんわ。
唐突に申し訳ないんですが、皆さんは「地球連邦軍の軍組織」についてなにかしらの認識を持っておられるでしょうか?
というのも「第08MS小隊」に登場していた陸戦型ガンダム(陸ジムも)はプラモデルで”EFSF”所属になっているのに違和感を覚えたためです。
まあ別に宇宙軍の中の地上部隊やモビルスーツはすべて宇宙軍運用であってもいいんですが、もしかしてメーカー側で盲目的に”EFSF”を貼ってるんじゃないか?と思った訳です。
仮に”地球連邦軍地球軍”や”地球連邦軍地上軍、空軍、海軍、海兵隊”といったものがあるとしてMSの肩には何と描きましょうか?w
何かしらの記述があれば教えていただきたく、なければ皆さんのお考えを聞かせて思います。お願いします。

125ジョナサン・キング:2004/01/18(日) 23:02
310.Aさん、はじめまして。
ジョナサン・キングと申します。

また管理人様、たいへん御無沙汰致しております。

310.Aさんの御尋ねの件ですが、(ご存知かもしれませんが)アスペクト社刊「機動戦士
ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で コンプリートガイド」に一例が載っておりますので、
下記に御紹介しておきます。

このゲームの連邦軍機はオーストラリアの地球連邦地上軍所属で、
・右肩に「EFF」
・左肩に「E.F.ARMY AR-01」の表記と部隊のエンブレム
(GM/GMキャノンの場合。GMスナイパー2では部隊エンブレムのみ)
・盾に「E.F.ARMY AR-01」
・部隊エンブレムに「E.F.ARMY AUSTRALIA」
という表記があります。
「AR-01」という表記はおそらく「所属部隊の略称」と「部隊の機番」(1番機、2番機等)です。
部隊の機番は見た印象のとおり「1番機」でしょう。
で「AR」についてですが、この連邦軍機の部隊はオーストラリア地上軍司令部直属の特殊遊撃部隊
ですので、おそらく「AUSTRALIA」の略称かと思われます。

なお「AR」につきましては、私の解釈です。
(ホワイトベースの「WB」、アルビオンの「AL」等の略称に照らし合わせての推測です)
もし解釈が間違っているようでしたら申し訳ございません。

126対馬 拓海:2004/01/19(月) 13:07
>はじめまして。GRAといいます。

 はじめまして。

>私も上手く当たりさえすれば携行火器でも一撃で撃沈できる(略)

 この点に異存はありません。MSは艦艇の弱点を狙い打ちにできる“可能性”を持った兵器ですから。

>ビームライフルがシャアの言うように戦艦の主砲なみの威力(略)

 この点は多いに疑問です。同スケールにすれば一目瞭然ですが、ガンダム本体のサイズよりも、マゼランの主砲のほうが数段大きいのです。
大きさ=威力と必ずしも言い切れませんが、デンドロビウムやディープストライカーなどを見ても「大威力=大型」の図式は成立していると考えます。
 スペースが大きいことは、搭載火器にそれだけのリソースを投入できるということです。
 マゼランなどの主力艦艇の設計は、ガンダムよりもやや古いものですが、たかだか10〜20年程度の技術革新で、そこまでの差が付くとは到底考え
られないことです。仮に、エネルギーCAPの実用化などで、戦艦主砲と同威力(画面で見る限り、ビームライフルは速射性能にも優れますが)の、小型
メガ粒子砲が実現できた、と解釈するなら「ビームライフルと同技術の小型主砲を100門搭載」した防空艦艇がいてもいいわけです。
 また、威力を変更せずに、超小型化が成立するなら「その新型システムを大型化」すれば、ビームライフルなど比較にならない、超高威力のメガ
粒子砲を実現できるはずです。メガ粒子砲がある程度以上の高出力化ができない、という解釈が成立するなら、大型化の意味はありませんが、「コロ
ニーレーザーなみの威力を持つ」(信じがたいことですが)というふれこみの、ネェル・アーガマ搭載ハイパー・メガ粒子砲の存在や、MSビーム兵器の
出力強化の歴史を考えると、とても成立しない解釈だと思います。
 結論としては「戦艦のメガ粒子砲の威力は、ビームライフルを遙かに上回る」でいいのではないでしょうか?
 シャアが言っていたのは「今まで戦艦しか搭載していなかったメガ粒子砲(噴飯ものですが。巡洋艦のサラミスやムサイでもメガ粒子砲は搭載して
いるので)を、MSに搭載した」ことを驚いて「戦艦並みのビーム砲をMSに搭載した」と言ったのだと解釈します。
 ビームライフルが戦艦並みの威力を持つというのは「ごく至近距離から放ったビームライフルは、遠距離砲戦時の戦艦主砲と同等の威力」というか、
結果をもたらす、という意味で使われているのだと思いますが。

127対馬 拓海:2004/01/19(月) 13:08
>では、戦艦の主砲並の威力とはどのくらいの威力なのでしょうか(略)

 上記で挙げた通り、MS搭載火器の威力が戦艦と同等というのは、ちょっと考えられない話です。“大艦巨砲主義”の時代は、ミノフスキー粒子下での戦闘を、さして考慮しなかったのでしょうから、レーダー管制による遠距離ビーム砲戦、ミサイル戦が主力だったのだと思います。このうち、メガ粒子砲は、遠距離砲戦では威力が減退するため、Iフィールドなどの特別な装備は不要と考えられたのだと思います。
対艦ミサイルについては、大遠距離砲戦なら、ミサイルや対空砲で迎撃する余裕時間があったのだと思います。
 マゼラン(チベ)主砲でムサイ(サラミス)を撃っても「大遠距離なら致命傷にならず、高速を利して撤退する」という展開が想定されていたのだと思います。

>さて、MS対抗手段ですが、装甲強化・Iフィールドは所詮対処療法に過ぎず(略)

 半分は同意しますが、イタチごっこであれ、装備自体にある程度効果があるなら、指揮系統の防御力は最重要課題であるハズです。1年戦争開戦時に起こった、育成困難な将官級軍人の多数戦死は、連邦・ジオン両軍を震撼させたハズなのですから。
 それに、ビームシールドの実用化・普及などを見てもわかるように、メガ粒子砲に対する防御手段は、積年の課題だったのでしょう。「大出力メガ粒子砲なら、ビームシールドを打ち抜ける」とか「MSの攻撃手段を変えれば、ビームシールドを無効下できる」のかもしれませんが、F91からVに
至るまで、ビームシールドはMSに装備され続けるわけですし。
 ただ「Iフィールドは一部の兵器だけが装備しているから、有効に見えるだけ」という視点は、仰る通りかと思いました。ありがとうございます。

>現在の空母などで考えたときに、おそらく対艦ミサイル数発で致命傷(略)

 そう考えたいところですが、ガンダム世界には、現実に有効な防御手段は存在し、実効もあげていますから、まったくフィードバックされていないことを説明するには、難しいですね。現用艦艇であれば「防御困難」の意味で装甲を持たないわけですが、これはレーダー管制の対空防御手段が、ある程度実効性を持っているからでしょう。
ミノフスキー粒子でこうした手段を封じられているガンダム世界において、防御設備にリソースを割く以外に、艦艇の損失は避けがたいはず。現用艦艇と同列に論じられないと思います。格闘戦をMSが重視するなら、艦艇は「簡単に近づけさせない数量の防御砲火」を重視するはずなのですから。

>ところで、ルウム戦役において、レビル艦隊は戦闘開始からわずか3時間弱で50パーセント以上の損害を(略)

 連邦宇宙艦隊には、セイバーフィッシュなどの宇宙戦闘機多数がいたと思うのですが(どのように運搬していたのかはナゾですが)。従って、丸裸の艦隊というのは、違うような気もいたします。
また、一年戦争開戦時の話は「想定しなかった新兵器多数」に攻撃されたことの、結果であり、戦略的奇襲と呼べるものです。艦艇 対 MSの戦いについての例としては、いささか不適切だと思います。
 例えば、仮にデラーズフリートの全艦艇が一年戦争の教訓を反映し、デンドロビウム並みの対MS防御設備を持っていたなら(状況的には絶対あり得ませんが)、この艦隊に対する攻撃は非常に困難
だったのではないかと思うわけです。

> とはいえ、実は私も似たような事を考えてまして、船ではなく人なんですが、戦争映画を見るたんびに、歩兵の装備が布の服というのは可哀想だよな、SWATのように防弾チョッキと盾くらい装備させてやれよと思うんですけど、なんで駄目なんでしょうか。

 任務によっては、防弾チョッキを着ることもあります。ただ、防弾チョッキは重い上に拳銃弾程度しか防げない代物ですから、戦場ではほとんどの攻撃を防げません。「動きが鈍り、攻撃が命中しやすくなる」だけなので、付けていないことがほとんどなのでしょう。

128310.A:2004/01/20(火) 01:45
ジョナサン・キングさん、どうも初めまして。
310。Aと申します。

レスありがとうございます。
ちゃんとあるんですねぇ!アーミーが!
ところでコレは(EFF)⊃(E.F.ARMY)でしょうね。何でわざわざふたつ併記なんてするんですかね。
特殊遊撃部隊にしっかりコードレターというのも… 地上MSの運用が”特殊”って事でしょうか。
まあ、なんにせよ陸戦型ガンダムのプラモデルは「コロニー落ちた地で」との発売時期は近かったはずなのに愛があまりないですね。w
そこで私なりにこいつがE.F.S.F.でいられる理由を考えたところ…
”MS超高高度降下作戦の実施部隊は宇宙軍所属に限られる為。”というのはどうでしょう?
MSの地上運用のキモを降下作戦主体におくと結構、理に適っているんではないでしょうか?よければご意見聞きたいです。

ブルーディスティニーとかはちゃんと(?)E.F.ARMYなんでしょうか?

129一文字突破:2004/01/20(火) 08:12
310.A様
>ブルーディスティニーとかはちゃんと(?)E.F.ARMYなんでしょうか?

ちなみに『講談社 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』の表紙イラストでは
【U.N.T.ARMY】でした。
『同コミックコンビニ廉価版』の裏表紙イラストでも同様の表記でした。
ブルー外伝自体古い作品ですので現在の視点で見れば【E.F.ARMY】で良いのではないでしょうかね。

130与謝野折檻:2004/01/21(水) 23:48
U.C.世界の、それもこの頃の会話文体のなかで使用される「戦艦」という言葉には注意が必要です。ご存知のとおり、ホワイトベースですら「戦艦」と呼ばれるくらいですから、巡洋艦だろうが駆逐艦だろうが、戦闘用艦艇は総称して「戦艦」と呼ぶ場合があったこと考えるのが妥当でしょう。普通に地上波でお茶の間に流すテレビ漫画なんですから、表現としては「戦艦」で十分でしょうし、その是非を問うてみてもしかたないのですが、やっぱり拘りたい方は拘りたいみたいですね。ガンダムは大人やマニアだけのものではないのですが…

一方で、本質的に正確さや明解さが要求される軍事用語であっても、時代とともにその意味が変わってきたものは多くあります。漢字で「伍長」と書いた場合、もともとの意味は「兵士5人からなる隊の長」という意味で、同様に「什長」なんて言葉もあります(その意味は言わずもがなですね)が、だからといって、いまどき「伍長は5人の隊を指揮する者であるハズなのに、ミケル・ニノリッチ伍長は一兵たりとも指揮していないからおかしい!」とか言う人はいません。
「戦艦の主砲クラス」という語も、その前提からして不確かなのであって、実際には巡洋艦クラスなのかもしれませんし、駆逐艦クラスなのかもしれません。

言葉の上での表現上の問題は別として、実際に戦艦の主砲と同等のものであったかどうかは、アイリッシュ級戦艦の主砲をそのまま転用した「303E」という機体の存在が全てを物語っているのではないでしょうか。RX-78のビーム・ライフルが本当に戦艦の主砲と同等の威力を持っているのであれば、303Eはアイリッシュ級の主砲などという邪魔っけなものを搭載したりせず、RX-78用のビーム・ライフルを装備したでしょう。私などはこのように考えるのですが、いかがでしょうか。

131与謝野折檻:2004/01/21(水) 23:56
身も蓋もない話をしますと、「コジマ大隊=宇宙軍」説を切り崩すに足る明白な根拠が「サ社製作の映像中」に見出せないことが、MGモデルのマーキングに影響を与えているのだと思われます。
その要旨ですが、既にサイド2で任務に就いていた(コロニーで採用されて訓練の後地上に送られた陸軍士官ではなく、コロニーで既に任務に就いていた)シロー・アマダ、RGM-79Eで数度の戦闘を経験していたテリー・サンダースJr.らが、さも当たり前のように08小隊に配属されていることが、主な根拠となっているようです。

1.RXモビルスーツは宇宙軍が中心となって(というかほとんど独力で)推進した計画であり、そのソースは他の軍に対して長く秘匿されていた風がある。よって、0079年10月の段階でRXモビルスーツを装備している部隊が、宇宙軍以外であるはずがない。
2.宇宙軍所属の部隊に対して、(必要ならば)地上でも潤沢な補給が受けられることをホワイトベース隊が実証している。
*しかも、上記の「2」については、映像ではっきりわかることであり、論拠としては最も強い説得力を持つ。

おそらく、こんなところでしょう。個人的には以下のように思っているのですが、映像以外の部分を根拠に突っ張るのは難しいかもしれません。

1への反論.RX-78計画は宇宙軍主導の計画だが、RX-79計画はそれに対抗するため陸軍が中心となって推進した計画である(辰巳出版『機動戦士ガンダム第08MS小隊フィルムコミック1』参照)。また、普通に考えて「宇宙用の装備を一切排除したMS」が宇宙軍所属の機体であるという方が不自然。
2への反論.果たしてレビルは本当に「宇宙軍大将」だったのか。「ティアンム提督」に対して「レビル将軍」と呼ばれ、オデッサで全軍を指揮していた彼の姿を見るに(といってもそれ以前にはルウム戦役で宇宙艦隊を指揮しているのだが)、単に「宇宙軍大将」という職掌に収まるものであったのか大いに疑問がある。

『モビルスーツバリエーション3連邦軍編』によれば連邦軍は陸軍・海軍・空軍・宇宙軍の別がありましたが、一年戦争開戦後に「航空宇宙軍(空軍+宇宙軍)」及び「地上軍(陸軍+海軍)」へ再編されたとされており、大規模な作戦に対しては、小説版で盛んに用いられる「連邦総軍」というかたちで対応していたようです。恒久的なものではなく、あくまで戦時の挙国一致体制に伴うものと考えられますが、そう考えるとレビルの所属についても、もっと柔軟に考えることができるのじゃないか、などと考えたりもします。

ところで、各作品における陸海空軍については
『MSジェネレーション』のRX-78Eは「U.N.T.AIR FORCE」
『戦慄のブルー』のRX-79BD1〜3は「U.N.T.ARMY」
『シークレット・フォーミュラー』のアクアガンダムは「U.N.T.NAVY」
といったようなところが参考になると思います。

面白いネタとしては、『第08MS小隊』関連の小泉和明氏のイラストには、RX-79(G)の肩に「U.N.T.LAND」「U.N.T.GROUND」と書かれたものがあります。私は個人的にこれに思い入れがありまして、普通「ARMY」と書くところを、あえて「LAND」とか「GROUND」と書くことに、作品世界内におけるもっともらしい理屈がつけられるのではないか、と考えています。たとえば陸軍と海軍を再編してできた「地上軍」のことを指すのではないか?とか、海軍陸戦隊じゃないですが「宇宙軍地上部隊」のようなものが存在して、それが「LAND〜」とか「GROUND〜」称したのではないか?とか、たったこれだけのことで夢(可能性)が広がりますよね。そんなこんなで30過ぎたんだし、後ろ向きに矛盾をつっつくよりも、せっかく気付いた矛盾点なんですから、その矛盾を真っ先に自分が解決してやるんだ!という気概が持ちたいと思う今日この頃です。

132310.A:2004/01/22(木) 23:26
管理人様、一文字突破様、どうもお久しぶりです。
いつぞやのジムの前腕ではお世話になりました。
加えてレスありがとうございます。

私はアレックスとかの”U.N.T.云々”に関しましてはきっぱり無かった事にして”E.F.云々”に変換して見ることにしているんですが、w
そもそもの”U.N.T.云々”もいっぱい創られちゃってるんですねぇ。ガンダムに携わっている人(オフィッシャルで)にとって取るに足らない事なんでしょうか。ふーーーっ
ま、私も”成人式をとっくに済ませ税金を払う”大人なので、前向きに生きます。
いっそのこと種に習い、実は”複数の国家連合の連邦”ってことでそれぞれに基幹組織が複数が存在する!……って志が低いなぁ。

あっ流れ星!
”KARABA”は三軍でありますように…

133すかんく:2004/02/01(日) 01:35
 タイトル:左舷弾幕薄いぞ!!
 サンライズの基本姿勢としては映像中心に理解して欲しい、という
事なので、ZZまで使われた「弾幕薄いぞ」が、MSからの防御として、
機関砲などによる弾幕が低コストかつ、有効な防御手段なのでしょう。
ゼクや近藤氏の作品では依然としてMS用機関銃が使われていますね。
>ビーム反射塗料って、劇中でアストナージが、ZZに塗った
(?)ものでしたっけ? 
 3秒間耐えられる、との話でしたが、なかなか科学風の説明をしていた
ので書籍に載せていないのは編集者の怠慢だと思われます。
>Iフィールド以外の、メガ粒子砲の砲撃を防ぐ理屈っていう
のが、もしどこかの書籍などで発表されていたなら、よろしけ
れば教えて頂ければと思います。
 古い本ですが軍事評論家の立花正照「レーガン、ゴルバチョフ
の本音」という書物にはSDI時代の粒子ビームからの攻撃に
対するICBMの防御法が紹介されておりまして、弾体表面を鏡面
状に磨く、流体状の物を先端から流し続ける(ゴッグのフリージー
ヤードのようなイメージ)等と紹介されていましたが、メガ粒子と
なるとF91時代のビームシールドくらいしか思いつきません。
>この対MS防御システムを量産し、コストダウンした上で全ての
戦艦・巡洋艦に装備したなら、MSの有効性は著しく低下するので
はないでしょうか?
 →出てこないのはコストダウン出来ないんでしょう。もしくは
AE社が連邦に売ってくれないか。 
>多分「ミサイルの有効射程がとても短いので、そういう使い方
をすると、MSの搭載火器にアウトレンジされてしまう(ミサイル
の射程を伸ばせば、ミノフスキー粒子の影響で誘導できなくなる)。
 自分から敵MS群に突入できる突破性能を持つ、デンドロビウ
ムのような使用方法でないと、意味がない」と解釈すべきなの
でしょうか……。それでもMSが白兵戦を挑んできた場合には、
有効でしょうし、戦闘艦艇にIフィールドを装備しない理由の
説明にはならないと思う次第です。
>ペガサス級はIフィールド自体は発生させてミノフスキークラフトにし
ていますが、盾として用いた演出が無いだけでしょう。

134与謝野折檻:2004/02/02(月) 22:20
■メガ粒子砲に対抗する装甲
(ガンダム製作現場の現実世界で)先駆けとなったのはV2アサルトの金色アーマーだと思うのですが、詳細については1/100HG「LM314V24 V2アサルトガンダム」の解説書や『Newtype100%collection 機動戦士Vガンダムvol.2』などで触れられています。
その後、マスターグレードのMS-14系や、RX-78GP01系、RX-178系、RX-78NT-1、RGM-79N/Q系、RGM-79C、MSN-00100等で繰り返し「耐ビームコーティング」「アンチビームコーティング」といった言葉が用いられ、それが定着して現在の定説が形成されていったようです。

こういった概念は、「金ピカ」の百式やV2アサルトなどを説明するために考えられたものが、その他の機体が劇中でメガ粒子ビームをガンガン弾いている描写の説明に使われ、気が付けば猫も杓子も耐ビームコーティングが施されていたことになった…といったものでしょう。
宇宙往還機や高速実験機などに用いられるアブレーターが発想の原点だと思いますが、技術的にはそれほど突飛なものではありませんし、その効果といっても程度問題(気休め程度)らしいですから、「別にどうということもない」記述だと思います。最近10年の新型戦闘機等で「ステルスを意識した」部分が皆無というものがないのと同様に、メガ粒子ビームの威力を減衰させる装甲材や塗料の研究はビーム兵器の開発初期からほぼ時を同じくして始まっていたでしょうし、軍としてもそこは抜かりないと思いたいですね。

ちなみに、鏡面加工等については既にセンチュリーの段階でレーザー兵器への対抗手段として紹介されています。百式等の金ピカ色については、耐メガ粒子ビームの効果もあったでしょうが、一方で限定的にではあれ当時も使用されていたレーザー兵器(アルビオンの対空火器等がそれ)への対抗措置も盛り込まれた結果、あんな眩いカラーリングになったのかも…とか考えると面白いかもしれません。

135マイムマイム:2004/02/29(日) 02:29
極めて素朴な疑問ですので既に議論完了してるネタかもしれませんが、それっぽいのが無かったので。

何故ザクは右肩にシールドなのでしょう?
左肩はスパイクアーマーのみで右はシールドに加えて武器まで持ちます。
バズーカなんか持った日には機体の重量バランスが凄い事になってるのではないでしょうか?
右側のスラスターばっかり消耗が激しいとか右足の関節がすぐイカレるとか。

理由として考えられそうなのは「武器を持つ右腕を防御する為」「機体の右側にコクピットがあるから」ってところかと思いますがどうにも自分で納得できません。
機体の重量バランス崩してまでやるようなこととは思えないし。
スペースド・アーマーでああ見えてシールドはけっこう軽いとしても、絶対スパイクアーマーより軽いとは思えないし。
何とか納得できそうな解釈は無いものでしょうか?

どうにも気になるので自分でザクのプラモ作る時いつも左右の肩を逆で組んでます。

136与謝野折檻:2004/03/03(水) 22:43
さてどうでしょう。ザクのシールドについては、どうも一朝一夕に結論の出せるほど簡単な問題ではないように思います。

とにかく検証しなければならないことが多いですよね。まず第一に「そう見える」とか「みんなそう言ってる」といったような不確かな要素を排して、
●左肩のスパイク・アーマーと右肩のシールドが釣り合っている可能性
まずここをはっきりさせない限り、質問自体が成立しないことになってしまいます。
(案外、この線も捨てがたいと思うのですが、どう思われますでしょうか?)

そうは言っても、アーマーの重量について詳細設定があるわけでもなし、もともと答えるの出る類の話ではありませんので、とりあえず前提をすっ飛ばし、この問題の考察方程式に「釣り合っている」という数値を代入して考察を進めてみましょう。
さっそく疑問となってくるのがMS-05旧「ザク」の仕様です。仮にMS-06Fのスパイクと肩アーマーが釣り合っていたとすると、今度はMS-05の左肩アーマーと釣り合いを取るものがなくなってしまいます。
●重いのはスパイクであって、スパイクなしの左肩アーマーはそんなに重くない
…それでも、考えようによってはこのように言うこともできます。率直に言って、あのスパイクって金属のムクみたいな感じしません? それならかなり重いと考えても良いような気はします。

他に釣り合ってそうな例、というか最低限こいつらは釣り合ってるだろ系
MS-06A、MS-06M、MS-06V、ドズル用ザク、RMS-119

せっかく釣り合ってそうなのに、そこに武器を装備したら台無しだろ系
RMS-141…

そんな議論をあざ笑うかのように、せっかく釣り合ってそうなシールドにスパイク追加系
MS-06JC、RMS-106CS

…と、こんな例も検証しなければならないですね。
もっとも、これは「釣り合っている」ということを前提とした考察であって、「釣り合っているわけがない」という前提に立って話をする場合は自ずと展開が異なってきます。また、「釣り合っていない」とした場合であっても、それを「大問題だ」と考える人もいるでしょうが、逆に「ノープロブレム」と考える人もあるでしょう。たとえば、MS-07B-3「グフ・カスタム」のガトリング・シールドは果たして右腕のヒート・ロッドと釣り合っているでしょうか? FA-78-2「ヘビー・ガンダム」のフレーム・ランチャーは? PMX-002「ボリノーク・サマーン」は? AMX-003「ガザC」は? MSZ-010A「FAZZ」は? AMX-117L(R)「ガズエル・ガズアル」は? こうして改めて考えてみると、なぜか「釣り合っていそう」に見えてきませんか?

まあ、仮に釣り合っていたとしても、MS-06R-2ジョニー・ライデン機のように、さらにそこにジャイアント・バズを装備してしまう機体もあるのですが、今回の質問の趣旨は手持ちシールドや携行火器のように自由に持ち替えや取り外しのできるものは外す、ということのようですから、敢えて考えないようにしています。ぜんぜん答えになっていないとは思いますが、ご参考までに。

137マイムマイム:2004/03/10(水) 05:46
レス有難う御座います。

あれからまたちょっと考えたりしてたわけですが、大体似たような点で引っかかってますね。
とりあえず武器を持たない機体単体の段階で明らかにバランスの悪いのについて考えたりしたり。
やっぱり堂々巡りで結論でない訳で。

うすうすそんな気はして来てたけどあんまり考えてはいけない分野のようですね。

138一文字突破:2004/03/20(土) 00:43
世知辛くなる前に「近藤版大気圏内用ZETAについてのたわごと」の感想を。

まさに目から鱗です。
リ・ガズィのMS素体がZプラス系ではなく007II/C系であるということの強力な後押しになりそうですね。

【007II/C】→【007S】、【007AR/RGZ−91AO】→【RGZ−91】
という暴論の正当化を楽しみにしております。

ところで、【A/FMSZ−007II】の『A/F』って何なんでしょうね?
近藤氏のことですので、何かミニタリー関係に元ネタがあるのでしょうか?
自分は大気圏内/外のオプションの区別をAとFで区別していると考えているんですが。
正式な仕様はこうなるのかな?
【MSZ−007C[可変タイプ](AMSZ−007II/FMSZ−007II)】

そういえば、巨大ZZも『SS』って付いてますね...

139West:2004/03/24(水) 01:17
>>138
F/Aなら米軍の戦闘攻撃機(ホーネットやラプター)なんですが…

140一文字突破:2004/03/24(水) 10:25
>Westさん
どうやら、それが元ネタの可能性が高いようですね。
『007II』の場合は、攻撃機の役割が主で戦闘機としての役割が補助的なため、『A/F』としたのかもしれませんね。
作中の描写でもWRでの爆撃がメインなんで、それで良いのかも。
ということで、『A/F』は分けて考えてはいけない様ですね。
【MSZ−007C[可変タイプ]】の別称が【A/FMSZ−007II】で良い様です。

141M−鈴木:2004/03/28(日) 03:59
はじめまして、初めてこちらに記入させて頂きます

Gブルの件なのですが、EB本の資料(メカニック大図鑑)を見ると、ガンダムAパーツすら無い(だがシールドはどうやってか2枚側面についている)イラストがあります。
これが当時の雑誌でよく行われた切り貼りでのでっちあげかどうかは判別出来ませんが、為念。
本書き込みが位置不適当・既出ていたなら消去方願います。
では

142与謝野折檻:2004/03/30(火) 21:11
■Gブル
Gブルのイージー・タイプのさらにイージーな奴ですね。記録全集で確認できなかったので確かなことはいえませんが、某アニメックならいざしらず、講談社のストーリーブックやバンダイのEBシリーズに掲載されているということは、きちんとしたサンライズの決定稿なのでしょう。
固定方法が謎なのは放映当時の右腕シールドからしてそうだった(むかしのシールドはハンドルを手で握っているという解釈だった)わけで、私自身はそんなに違和感はありません。きっとGパーツ側に固定用のコネクタがあって、そこで保持しているのでしょう。現在のプラモデル等で使われている方式のコネクタだと、パーツの付き位置の関係でこの超イージータイプでは固定できないのですが、そこはそれ、シールドを二枚重ねるためにGUNDAM FIX FIGURATIONで採用された固定ピンのようなものがあって、それで固定したのかもしれませんね。また、そうでなければシールドの二枚重ねなんてできませんし。

143圭一郎:2004/03/31(水) 02:08
Gアーマーシステムで、大きさの異なるコアファイターがある旨、
実際に2種類の大きさのコアファイターが存在する、という解釈は
駄目なんでしょうか?
つまり、MSが現用航空機と異なる点として、カメラの映像で敵機を
確認するというのがありますが、同じ形で小さく見えれば遠くにあると
錯覚する。つまり射程外と思わせて射程内だった、という錯視戦術が
期待できると。
ノーマルスーツに対するモビルスーツの錯視効果と同じに。
というのが私の持論なのですが。

144マッシュ茸:2004/04/03(土) 02:46
皆さん、初めまして。

最近MSVのボックスアートを見て気付いたのですが、1/100 MS-06R-2 ジョニーライデン少佐機のボックスアートにある、モノアイの周りが青いリックドムの詳しい設定は存在するのでしょうか?
プリムス艦隊に配備されたリックドムがこのカラーってこと?

145与謝野折檻:2004/04/03(土) 19:18
■大きさの違うコアファイター
自分は昔、コアファイターの“刺さる向き”は前後逆でも合体できるんじゃないか?と思ったことがあるんですけど、そんなような心境ですかね(アニメではときどき逆に刺さってました)。
しかし、絵的な矛盾まで全て肯定していくと、途中で武器がスリ替わったり、パーツの塗り分けが瞬間的に変化したりと、そんなところまで話が及んでしまって大変です。

先日『ガンダムNOVELS』というガンダムエースに掲載された小説を一まとめにした本を見たのですが、緒方剛志さんの描くボールと人物の対比に慄然としました。もう何ていうか言葉にならないくらい…。話は違いますが、この“「ボール」の大きさ”についても同じことが言えるんじゃないでしょうか。

某トランスフォーマーのように、さっきまで“肩を並べて銃撃戦を展開していた”仲間が変形したスペースシャトルに、クルー全員が乗り込んで飛び立ってしまうようなシーンならいざしらず、カットによって大きさが違う(設定画も含めて)というのは、当時のアニメ環境にあっては許容範囲なんじゃないでしょうか。

あえて真面目に考えてみても、錯視戦術なら、きちんと同じ大きさのコアファイターに敢えて少し小さいコアファイターの絵を描いたり、TINコッドのように良く似た形状ながらやや大きな機体の特徴を描き込んだりする方が現実的なのではないでしょうか?

■目のフチの青いリック・ドム
昔から黒/紫カラーのドムに対して、リック・ドムとして紹介される黒/青カラーのイラストが存在します。胸に「100」と書かれている機体です。最近だと『MSVコレクションファイル(宇宙編)』に掲載されていますね。1/100ジョニー・ライデン用MS-06R-2の箱に描かれているリック・ドムは、絵師の上田信氏がこの“黒/青リック・ドム”のイラストを参考にして描いたために、こんな色になったのだと思われます。

そんな現実世界の話をしても面白くないので、ガンダム的に考察してみますと、やはり私も“一時期、ジョニー・ライデンの部下が使用した機体の特徴的なカラー”という考えに賛成です。というか、私事で恐縮ですが2002年冬発行の『GUNDAM MILLENNIUM vol.9』で、「黒/青塗装のMS-09Rについての考察」という小論を書いております。

実はこの黒/青リック・ドムは一度リペイントされ(現実にはイラストにレタッチの形跡がある)ており、改ざん前のイラストは今のところ『コミックボンボン』1983年6月号掲載「モビルスーツヒストリー5」でしか確認されていません。しかも、間の悪いことにこの記事ではせっかくのカラーイラストがモノクロで紹介されているのです。そこで、推定を交えながらカラー化してみたのが↓こちらです
http://www.infosakyu.ne.jp/~sekkan/CG/ms-09r_blue.jpg
たぶん、リペイント前はこういうカラーリングだったのでしょう。

ちなみに、ジョニー・ライデンの部下が使用しているリック・ドムには通常カラーの機体も存在します。1/60ジョニー・ライデンMS-06R-2の箱絵や『テレビマガジン』1983年12月号等で確認できます。今のところ、それらがどういうわけか混在していた…というのが私の見解です。

146マッシュ茸:2004/04/04(日) 14:59
リックドムが部隊に配備された時はノーマルのカラーで、後に塗り替えられたということかも。1/144 MS-06R-2の箱絵ではザクが写ってますから、ジョニーライデンにMS-06R-2が渡った後、部下の乗機がザク→リックドム→リックドム(青フチ)になった、ということか(又は全種混成?)。

その黒/青リック・ドムのカラーリング、どこかネット上で見れますでしょうか?リペイント前のカラーもなかなかいいですねぇ。『コミックボンボン』は当時読んでました。因みに私は折檻氏と同じ歳のようです。

ところで、↓これって折檻氏の絵ですよね。
ttp://www.mahq.net/mecha/gundam/crossbone/xm-x3.htm

147与謝野折檻:2004/04/12(月) 22:30
■マッシュ茸さん
リンク飛ばなくてもなんとなくわかりますが、たぶんそうです。

それから、青/黒リックドムについては、『コミックボンボンスペシャル スーパーモデリング1』も参考になります。
やはりというか、J.ライデンの後ろに機番「102」「103」の2機が随伴してます。ご参考までに。

148与謝野折檻:2004/04/17(土) 18:03
ガンダムコレクションの解説にも要注意な記述が…。

第1弾「M1」MS-09R(ビーム・バズーカ装備)「ソロモンの防衛にあたる哨戒中隊の所属機という説があるが、確認はされていない。同じマークで、青いカラーの機体も存在するようだ。」

第3弾「M3」MS-09R「<エクスカリバー>宇宙攻撃軍に所属する第100哨戒中隊で使用されたマーキング。詳細は不明。」

巧妙に断定を避けているものの、両者を総合すると
・ソロモン防衛にあたっていた宇宙攻撃軍所属の第100哨戒中隊で使用されたマーキングで、黒/紫塗装機にも使用されたが、黒/青塗装機にも用いられた…
としか読めないのが気になります。

「宇宙攻撃軍」で「ソロモン防衛用」というのは、そこだけ見ると筋が通っているようですが、はるか10年以上これらに先行する「突撃機動軍第8パトロール艦隊所属のジョニー・ライデン少佐と共闘している姿」とは相反してしまいます。ちなみに「共闘シーン」としては、1/100「ジョニー・ライデン専用ザクII」キット箱絵、『コミックボンボンスペシャル スーパーモデリング1』表紙等があります。

「確認はされていない」「詳細は不明」という一文が唯一の慰めですかね。

149マッシュ茸:2004/04/22(木) 01:55
しつこく、目のフチの青いリック・ドム、青/黒リックドムですが、「ギレンの野望」(今頃プレイ中)に出てくるランバ・ラル用ドムにカラーリングが似てませんか?
ifの世界ですが、青/黒ドム、青い目のフチです。おまけにリックドムでもはないけど。

現在、ローカル放送で「機動戦士ガンダム」再放送やってまして、今日は「敵の補給艦を叩け」。
ガデムの旧ザク(MS-05 ザクI)が出てくる回な訳ですが、このカラーリングってガデム用とは解釈できませんかね?

150通りすがり:2004/04/22(木) 12:45
映画3作目に登場している旧ザクが同じ色をしていたと思うから
その案は難しいかも?

151M−鈴木:2004/04/23(金) 00:16
急に変なことを伺いますが、皆様の認識をご確認致したく

ガルバディベータのビームライフルですが、EP(弾倉)交換は可能か不可能か?です

私はこれまで「ゲルググのビームライフルと基本的に同じ」との設定もあり、EP方式では無いと考えていたのですが、NT100%コレ−1
Zガンダムメカニカル編1の15頁に記載されているTV画面の1つに
ビームライフルのグリップに何かを収納中に見えるカットがあります。
考えるにビームライフルに何かを収めるとしたらEP以外考えられず(Zの時点では)、かと言ってあそこに収まるサイズでは大した弾数分になるとも思えず・・・・
事の真相のご確認と、願わくば認識していらっしゃる範囲について、お伺いいたしたく

152通りすがり:2004/04/23(金) 19:06
戦闘中に弾装交換かい?甘いよ!という台詞を思い出しますなぁ。

153与謝野折檻:2004/04/23(金) 23:26
問題の場面、映像を確認してみました。
とにかく一瞬のシーンなので「確実にこうだ」とは言えませんが、私の見た感じでは、とりあえず「何かを交換」してますね。

ガルバルディβのそれは、基本的にゲルググと同系のビーム・ライフルらしいのですが、リック・ディアスも採用していたりして、製造元なんかは良く分からない銃です。そのうえ、ガズアル・ガズエルも装備していたりして何がなんだか…

問題のシーンですが、カミーユ相手に逆上したライラがとにかくマシンガンのように件のライフルを連射しまして、何故かその直後、ライラ機の発射音が途切れます。その瞬間、二人の間にライラの部下が立ち塞がり、かわいそうにその兵士はMk-IIのバズーカに吹っ飛ばされますが、その隙に大勢を立て直したライラが例のポーズで「怪しげな何か」を差込み?その後は何も無かったかのように射撃を再開しています。アニメの文脈からみれば、あきらかに弾倉を交換したシーンとして読み解くことができるのですが、今日的にははたしてどう解釈するのが適当でしょうか。

154マッシュ茸:2004/04/24(土) 05:15
>映画3作目に登場している旧ザクが同じ色をしていたと思うから

いや、劇場版ではガデムは死んでませんから、ア・バオア・クー戦に参戦してたのでしょう。ほら、ギャンが出てこなかったからマ・クベも死んでないし(記憶が確かなら)。

ところで、「ターンA」に出てきた旧ザクはどんな色でしたっけ?

155通りすがり:2004/04/24(土) 12:44
失礼しました。

156だっちん:2004/04/25(日) 01:33
う〜ん、久し振りのカキコ(^^;)。

>マッシュ茸さん
>旧ザクのカラーリング
パーソナルカラーがエースの特権と仮定するとガデムはエース(もしくはエースだった)ということになると思いますが、その様な人材が補給艦の艦長(でしたっけ?)である理由を考えなければならない気がします。おいらはその理由を思いつかなかったので、どうしても映画3作目の旧ザクをガデムのものと考えるのであれば、ちょっと譲って「部隊カラー」という仮説はどうかな〜と考えてみたんです。・・・が、08小隊でコロニー強襲をした旧ザクが緑と青の塗り分けでしたので、ガデムカラーでも部隊カラーでもなさそうですね。ちなみに「ターンA」に出てきた旧ザクは紫っぽいグレー2色の塗り分けだと思います。

157マッシュ茸:2004/04/25(日) 04:05
>通りすがりさん
>失礼しました。

いえいえ。劇場版に出てたことを忘れてましたので…。

>だっちんさん
>旧ザクのカラーリング
なるほど。やっぱり量産機のカラーリングなんですかね。どこかの部隊の型落ちってのも悪くない気もします。補給艦に作業用として配備されたから、武器も"右肩アーマー"もなかったと解釈して。ガデムがエースだったかは謎ですが、シャア少佐とタメ口で話してたので、偉そうではあります。

>「ターンA」に出てきた旧ザクは紫っぽいグレー2色の塗り分け

観ていたのに憶えてない…。こっちの方が量産機カラーであってほしい気がする(緑/青は派手すぎ)。それにしても、大量に生産された筈のザクIなのに映像媒体への登場回数が少なすぎますよね。今度、ルウム戦役以前(だったか?)が映像化されるようですが、旧ザクは出るのだろうか?

158だっちん:2004/04/25(日) 23:01
>マッシュ茸さん
>どこかの部隊の型落ち
なるほど(--)、そう考える手はありますね。

>紫っぽいグレー2色の塗り分け
あ〜でも黒い3連星っぽいカラーになるのでちと。緑と青の塗り分けは特定条件下
を想定した宇宙用迷彩なのではないかと・・・ごにょごにょ(^^;)。

>ルウム戦役以前(だったか?)が映像化されるようですが
公開場所が限定されているのがナニですが、期待してます。「ヨルムンガンド」に
ちょっと不安を覚えますが(^^;)。そうそう「ヨーツェンハイム」でしたっけ?メ
インの軍艦。あれを軍艦とするかは微妙な気もしますが、おいらは(折檻氏の考え
と反しますが) バルキリー級をメインに出して欲しかったり(^^;)。

159だっちん:2004/04/27(火) 00:53
>ガルバディベータのビームライフル

実はおいらも最近「NT100%コレ−1」の「ビームライフルのグリップに何かを収納中に見えるカット」を見まして「どうしたものかなぁ〜」と考えていたところに、M−鈴木さんのカキコを見つけたのですが、うまくまとまらずにコメントせずにいました。

同様に「?」のビームライフルとして百式のものがあると思います。問題なのは、これと同型をGMスナイパーIIが装備しているという記述です。当時最新式の機体(と思われる)百式がビームライフルは7年も前のものを使用しているというのはどうも・・・(--)。ではビームライフルは7年間に進歩しなかったのか?というとそうではないわけで。例えばリックディアスのビームピストル。あれは「従来方式とは異なり、パルス状にビームを射出できるため射線を特定されにくい」そうです(出典忘れました)。・・・ふと思い出して、MG百式のビームライフルの解説を読むと「ベースとなった武装は一年戦争当時、一部の部隊に配備された装備。そのアビオニクスを流用し、出力強化などが施されたもので、開発当初の数倍の性能を持つ。」とありました。つまり「概観は同じでも中身は違う」というわけですねぇ。

で問題のシーン、おいらは現在フィルムを確認できないので折檻氏の説明を参考にしてますが「ビームが撃てなくなった」→「何か交換した」→「撃てるようになった」ということであれば、「弾倉を交換した」と考えられます。が「それ以外の可能性は全くないのか?」ということも考えてみたのです。

故障以外でビームが撃てなくなるのは・・・逆にビームを撃つためには何が必要なのか?

1.弾に相当する縮退寸前のM粒子
2.上記を縮退させる(&収束させる)ための電力
3.ビーム発射可能状態を維持するための何か

これらが不足したとしても、現場での交換(補充)できればまた撃てるわけです。それは何か。1はEパックがそれにあたりますね。2はキャパシター(まあバッテリーの様なもの)が考えられます。つまり「ビームライフル自体にも電力供給機能を持つ」ということです。3は冷却液が考えられます。ビームを撃つことにより加熱される砲身を冷却することでビーム発射可能状態を維持するということです。冷却が追いつかなくなると安全装置が働いて撃てなくなるという(^^;)。こう考えると交換(?)したのが、必ずしも「Eパック」とは言い切れないかなぁとも思ったり(--)。

で結論はというと・・・わかりません(^^;)。が、「0083」を見る限り「Eパックの技術が少なくとも0083頃にはあった」わけですし、百式の件から「概観が同じでも中身まで同じとは限らない」わけです。また先に書いた2&3については「これだ!」といった記述があるわけではないです。ですんで現時点では「Eパックである」と考えて良いのではないかと・・・いかがでしょ?

160M−鈴木:2004/04/27(火) 20:31
考察への参加、有難うございます。又、同じ疑問を抱いた方がいらっしゃった事は嬉しく思います。
さて、私もあれはEPと考えるのが最も自然であろうと考えましたし、冷却剤との可能性も考えましたが、以下の疑問が残り、納得し切れなかったのです。
1.EPとしては非常にサイズが小さいと思われる・・・ビームライフルの「グリップ」に収納されるサイズである訳で、技術的な問題からも充分な弾数をチャージ出来るとは思えない。
  ガルバルディベータの手は比較的大きいと見受けられるが、デザインのリファインが続く中、今後ジオン統一規格又は連邦統一規格の手ユニットであると解釈された場合は完全にEP説が破綻を来す可能性がある。
  但し容積とチャージ量については本来のビームライフル(ガンダム・ゲルググ・ガンキャノン等)があのマテリアルの中に13〜15発のチャージを果たしている以上、容積増大の問題は火器本体とのコネクター類にあるとも推測可能と思います。
2.冷却剤を火器に付属させるとの設定は0083以降主流となったものであり、Zガンダム放映の段階ではそれと意図されていたとは考えにくい。
と言ったところでした・・・・それに、冷却剤としても矢張り容積が小さすぎるのでは?との思いに駆られます。

>>リック・ディアスも採用していたりして
これは単純に比較的性能の良い既存品であり、且つ連邦で比較的まとまった数が使用されている事で上位互換としてリックディアスでも使用可能にしておいた・・・程度では無いかと思っていました。

161一文字突破:2004/04/27(火) 21:47
>「概観は同じでも中身は違う」
最近の事例だと「アクトザク(マレット大尉機)のビームライフル」がハイザック/マラサイ系のビームライフルの原型っぽい感じなんですが、時期的に考えて恐らくエネルギーパック方式ではないと思われます。
そんなわけで、だっちんさんの意見に同意ですね。

162M−鈴木:2004/04/28(水) 20:29
>「概観は同じでも中身は違う」
と言えば、GM2用のビームライフルもありますね。
GM3でまったく同じ外観の火器が使用されていますが、当時の恐竜的進化を遂げたアクシズ/ネオジオン系MSを相手にし続けていた以上、それなりの火力を実現していたと考えるべきです。
その一方、ロザミア・バダムがネモに搭乗し、Zガンダムに発砲して(だったかな)明らかになった火力不足を見るに外観は同じなれど別物と言うパターンでは?と

某漫画で0079年末から使用されているEP付と思しきビームライフルが本当にハイザック用新型ビームライフルの原型だとすれば、中々の先進的設計だった事になりますね。
ブランブルターク少佐もアッシマーでの副次火器として使用していますし。(連射性が劣り火力の大きい専用大型ビームライフルと連射性能に優れたそのビームライフルを組み合わせたと解釈できますでしょうか?)

尚、EPっぽいものとしては、GMコマンドのビームガンがそれっぽいですね。
銃身の後ろに付いたタンク状のモノは一見「水鉄砲の水タンク」のようでもアリ・・・・

163ギギ:2004/04/29(木) 00:57
ご無沙汰ぶりです。
少しだけ。

>GMII&GMIIIのビームライフル
冬の同人版ミのGMIIIの項でも書いたんですが、GMIIIのそれは出力2.8MW(別冊アニメディアZZパート2より)であり、
ネモのそれは出力1.9MW(複数の資料より)とされています。
肝心のGMIIのものに関しては、記述を見つけることができませんでしたが。
ってことは、クゥエルやカナールが使用している同型は更に低出力との推測も可能かと。
ま、随時バージョンアップされているってのがホントのところではないでしょうか。

164グ−ン・マ:2004/05/02(日) 06:07
すみません。
ちょっと気になったのと、誰も指摘していないので
一応書いときます。
「概観は同じでも中身は違う」…×
「外観は同じでも中身は違う」…○
「大勢を立て直した」…×
「態勢(または体勢)を立て直した」…○

165グ−ン・マ:2004/05/02(日) 06:17
せっかく良い議論をなさっていても、
こういう箇所に無頓着なのはあまりに
勿体無いと思い、書き込ませていただきました。
お目汚し、スマソ<(_ _)>。

166イワーキィ:2004/05/02(日) 22:08
まぁそんな些細な変換ミスにツッコミを入れんでも・・・・

167マッシュ茸:2004/05/07(金) 03:00
「大気圏突入」観賞。
「スタンバっておけ」はブライト専用語かと思ってたら、リード中尉が使ってた。連邦用語なのか?

168一文字突破:2004/07/14(水) 12:01
>「外観は同じでも中身は違う」
の顕著な例がGMスナイパーIIのビームライフル(後の百式用と同型)ですね。
TOPが陸戦用百式改になったので、ネタ振りしてみました。

元々文字設定のみの存在(Bクラ41号)で、劇中のスカーレット隊では使用されていないシロモノですが(劇中はGMコマライフル装備)、MG百式解説書にも紹介されてますので黒歴史にするわけにもいかなくなりました。
「百式の専用武装。ただし、ベースとなった武装は、一年戦争当時、一部の部隊に配備された装備。そのアビオニクスを流用し、出力強化などが施されたもので、開発当初の数倍の威力を持つ。」

劇中では使用していませんが、グレイファントム(トロイホース)所属機と思しき機体の縮尺模型(Bクラ43号)とジャブロー戦で秘密裏に活躍した特務部隊に配備された機体の一部(Bクラ44号)がこのライフルを装備しているのが確認できます。
恐らく、これが”一部の部隊”であると思われます。
しかし、EP仕様であったかは未だに謎....

169与謝野折檻:2004/08/05(木) 22:19
『B-CLUB』第41号というと1989年4月号に相当しますね。
少し間が空きますが、『MJ』vol.120(1989年7月号)を見ますと、百式用ビーム・ライフルの設定画が流用され、「SP型は、G、GS型のジェネレーターをさらにチューンナップしたタイプが搭載されている。そのためかなり高出力のビームライフルの使用が可能となった。使用するビームライフルは斬新な設計思想がもりこまれ、第2世代用のヒナ型といえるものが完成した。」と説明されていますね。

170一文字突破:2004/08/06(金) 22:30
>『MJ』vol.120(1989年7月号)
>第2世代用のヒナ型

模型情報/MJには、重要な記述がさらっと載ってることがあるんで油断がなりませんね。
ヒナ型か...EP仕様かどうかはやはり微妙ですね。

『MJ』vol.120(1989年7月号)といえば、ドズル絡みのあの機体が載ってる号ですね。近況が垣間見えます(笑)。

171一文字突破@修羅場明け:2004/12/15(水) 22:34
ちょっと前の話題を思い出したように(苦笑)
>ガルバディベータのビームライフルですが、EP(弾倉)交換は可能か不可能か?

最近、近藤版Zのコンビニ廉価版を入手する機会に恵まれて久々に読み直した見たんですが、しっかりEP方式のライフルになってましたね。
ライフルのEP自体はMK−IIに採用されたモノと酷使しています。
しかも、近藤版のシールドはMK−IIに採用されたモノのショートタイプっぽい形状で技術系譜的に興味深いところです。
MK−II系シールドもバックパックとかの規格同様、既存の規格を採用していたのかな?

172ヤコック:2005/01/22(土) 02:05
いきなりネタ出しというか、常々疑問に思っていた事なのですが、
203ガンキャノンって何????
めぐりあい宇宙の画面ではどう見ても108、109と編隊行動をとっています。
モデルグラフィックス誌ではやはり108、109とともにア・バオア・クーに取り付いています。
自分は当初、その番号からコアファイター03を搭載した物がホワイトベースにソロモン戦ごに配備されたのだと考えていました。
そうなるとパイロットはジョブ・ジョンか?とか。ブランリヴァルに搭載されていたG3ガンダムはコアファイター非搭載型だったのでは?
なんて妄想してました。
ところがランチでの脱出シーンでジョブはパイロット用のノーマルスーツ着てないんですよ。
みなさんはこの203ガンキャノンをどう考えてますか?ホワイトベース以外の艦から発進して108、109と編隊行動とってたのかなあ。

173一文字突破:2005/01/22(土) 07:18
スレッド勝手出ししないで、ちゃんとネタ出し用に書き込んでくれたのでお返事します。

ところで、203ガンキャノンの初出って、『ロマンアルバム めぐりあい宇宙編』ですよね?
この本のガンキャノンのページにはこうあります。
「203とナンバリングされたガンキャノンがW・B以外の艦に搭載されている」

ということで”ホワイトベース以外の艦から発進して108、109と編隊行動とっていた”と考えるのが妥当かと思います。
また同書のア・バオア・クー攻防戦各部隊配置図には、連邦軍ルザル隊(W・B所属)の内訳に「ガンキャノン×3(機体番号108,109,203 )」とありますので、【ルザル隊】所属であることが判ります。

ところが、実際の映像記録では【203】の機番は(私の目には)確認できないんですよねぇ(苦笑)。
しかし、『アニメ・プラモ・マニュアルII』の「ア・バオア・クーの攻防」を再現した縮尺模型では【203】のマーキングが確認する事が出来ます。

また、コミック『MSジェネレーション』の一編には、終戦直前のサイド6周辺宙域で【201】、【未確認(202?)】、【203】の3機のガンキャノンが確認されています。
この界隈では、この【203】がルザル隊所属機と同一機ではないかと考えられています。
詳しくは『ホビージャパン03年2月号』のバックナンバーを入手してみるのが一興かと(宣伝)。

174重巡摩耶:2005/02/03(木) 17:05:11
みなさんはじめまして。
時々このページをチラ見している者です。
ガンキャノンネタを御1つ。
知人から聞いた情報なんですが、ガンキャノンにも余剰パーツがそこそこあったとか!?
何に表記されていたのかはド忘れしちゃったんですけど。
中途半端ですが、ガンキャノン情報をお届けしました。

175与謝野折檻:2005/02/06(日) 22:43:21
「ある程度の数のRX-77が余剰パーツから製作された説」というと、HCM-proの解説にそのようなことが書かれているらしいです。
(未確認)

MS-06Kなど一部のMSは生産数が非常に少なく、その後”考えなし”に登場させられた話を総合しますと、軽〜く総生産数を上回ってしまうことがありますが、このHCM-proの解説は、試作機を入れても7機しか生産されなかったというRX-77-1、-2を再定義するうえで非常にありがたい記述です。

176一文字突破:2005/02/07(月) 08:44:57
>HCM-proの解説
嗚呼、そんなところに重要情報が...ザクしか買ってないよぅ。
データシート目当てのMIAだけではなく、HCM-proにも御布施せんやならんのか(苦笑)。

>余剰パーツから製作された説
ガンポン”赤い彗星編”の【RMS−188MD ザクダイバー】解説に
「このRMS−188MDはMS−06Mを改修した潜水型MSである。当時、キャリフォルニア・ベースには多数のMS−06Mが残されており、これらのMSを再利用して開発費用を低く抑えるという思惑もあったようだ。」
とあります。
06Mも一年戦争時の生産数が非常に少ないMS(7機)ですが、終戦時は2、3機しか現存していなかったというのは有名なお話です。
じゃあこの”多数のMS−06M”というのは何なのでしょうか?
これなんかも”多数のMS−06M(の余剰パーツ)”だったとするなら問題が解決しそうな気がします。
戦後、生産された【MS−06M/MS−06MH マリン・ハイザック】なんかも、これらの”多数のMS−06M(の余剰パーツ)”再利用生産機だったとするとイイ感じですね。

177レイズ:2005/02/16(水) 19:33:44
はじめまして、レイズと申します。
初めてなので何処に書き込めばよいのか
よくわかりませんが、ネタ出しということで
此処に書かせていただきます。
最近、1/144のジムⅡの説明書を読んでいたのですが、
少し気になる点がありました。

(以下抜粋)------------------------------------
■ジムⅡ 型式番号RMS−179
 RX−78ガンダムの簡易量産タイプとして「一年
戦争」末期に量産化されたRX−79ジムの改良型モ
ビルスーツである。

(以上原文ママ)--------------------------------
ジムの型式番号って確かRGM−79ですよね。
RX−79(G)は陸ガンだし・・・。
これって、ただの誤記なのでしょうか。
どなたかご回答お願いします。

178与謝野折檻:2005/02/17(木) 22:34:24
回答というほどのものではありませんが、ヒントになることを少し。

サンライズの設定資料ってありますよね。「決定稿」とかスタンプの押されたアレです。
これの「ジムII」には、なんと、型式番号として「RX-79改」と書かれています。
で、それに「決定稿」と書かれているわけですね。
変な話、サンライズ正式の決定稿では、いまだに「RX-79改」なわけで、公式見解としてはこれを尊重しないといかんような気もするのですが、いまさらちゃぶ台をひっくり返しても詮無い事だというのは大人なら誰でもわかってることなので、とりたてて問題にされることもなく、こうして現状があるわけです。

考えてみれば、ファースト当時のMSの型式番号なんてすべて後付ないし裏設定のようなもので、どうも「正式にはこれです!」みたいな設定管理がされていたわけではなさそうです。
ガンタンクは「RX-75」だったり「RX-76」だったりしますし、エルメスは「MA-05H」、ギャンは「M」なんて解説されることもしばしばでした。RGM-79がRX-79と書かれることももちろんありましたし、MA-05HやMよりもっと多かったくらいです。
そんなわけで、「連邦軍の量産MSにはRの後にその略称を付ける」なんていうルール自体が不明確だった時期でもあり、どうにかした拍子にRX-79改とされてしまったのでしょう。RGC-80「ジムキャノン」は、言葉は悪いですが「講談社が勝手に作ったMS」ですし、RB-79「ボール」にしたところで、放映当時は正式な型式番号が付けられていなかったフシがあり、そういう部分にはめざとい無版権商品などにも、型式番号が添えられるのはずっと後のことです。おそらく「センチュリー」以降でしょう。

「R+略称」で付けられた型式は「RGM-79」しかなく(おそらくRB-79は当時非公式)
「R+X」で付けられたMSには「RX-75」「RX-77」「RX-78」があり、連邦軍のMSはすべて「RX-○○」だと解釈した人が存在していたとしても、それほどおかしいことではないと思います。

MAN-07「グラブロ」など、推測ですが、そういう「勘違いの思い込み」をした人の方が圧倒的に多かったためでしょうね、すっかり「MAM-07」に改名されてしまいました。(恥ずかしながら、自分も前は「MAM-07」だと信じて疑わなかった時期があります)

いま改めて全肯定しようとすれば、やはりRX-79計画との関連で捉えるべきでしょう。

179一文字突破@吐血中:2005/02/18(金) 00:49:18
>RX-79計画との関連

ということで補足です。
『MG GM解説書』より
「RXシリーズロールアウトとほぼ同時期に、いわゆる「ガンダムを経由しない」MSも開発されていた。これらの機体はガンダムのための基礎設計をもとに、基本的にはMSそのものを検証するためにワン・オフを前提として試作されたもので、便宜上RX-79系というカテゴリーを与えられていた。これらの機体の性能は、当時すでに下方修正されていた標準機のスペックを上回り、ガンダムの1/5程度のコストで生産が可能だったため、急遽先行試作として相当数が量産されることになった。そして、量産が決定したことで、これらの機体は標準機としのコードナンバーとして仮設定されていたRGM-79の正式番号を与えれ、峻別のため末尾に符号が追加された。」
「また、RX−78を陸戦用に特化した場合を想定した先行量産機なども試作され、カテゴリーナンバーのRX-79が制式番号として与えられている。」

これらはRGM-79[G]とRX-79[G]の解説と推測できますが、ここで注目は”RGM-79[G]の試作機はRX-79カテゴリーナンバーを仮設定されていた”ということです。
RX-79カテゴリー機には後のガンダムNT−1の原型機となった機体(RX-79 G-III)が有るとの説もあり、複数のプランが存在していた可能性が高いと思われます。
ということで、無印GMの試作機が【RX-79】である可能性は考えたいところですね。
”GMIIの開発ベース機はRX-79ナンバーの無印GM試作機だった”とかで何とか肯定できないもんでしょうか?

180重巡摩耶:2005/02/25(金) 09:55:01
またもやチラ見での登場です。
RX−79カテゴリーで言うと、現時点での皆様の解釈ではRX−78EやRX−78XXも含まれちゃうんですか?
ボーダー上の近藤版アクアガンダムやRX−79[G]の初期設定(胸部ダクトが左右に有るタイプ)なんかも大変気になる存在ではあります。
こちらの横綱・大関クラスの方々の意見・考察を聞かせてください。

P.S
最近、プラモの作例でボールの腕に胸部コックピット部を突き貫かれているシン・マツナガ専用MS−06R−1A
を観て、「だから発見されていないのか!」などと妄想を膨らませてニンマリしている今日この頃です。

181一文字突破@逃避中:2005/05/16(月) 09:04:27
日記のアッガイネタに反応。
>いや、本当に大事なのは地上走行最高時速と水中速度なんだけどね。

【地上走行最高時速80㎞(水中速度30ノット)】
...でよろしいのでしょうか?目が悪くてハッキリ見えませぬ。

EBバイブル1のスペック(水中最高速度53kt)と比べて水中速度が遅いですね。06M(45kt)より遅い...これは隠密潜行時の速度?
地上走行最高時速はザク並(06J:85km/h、06D:80km/h)ですな。これはやはり割と速いのか?

MGアッガイも決定らしいし、この夏はアッガイ再評価祭り? 立体と共に解説書も楽しみですな。

182与謝野折檻:2005/05/23(月) 01:29:39

「水中用MS」だの「水陸両用MS」だの「湿地専用MS」だの、カテゴリーが錯綜しているMSM群について、地上速度と水中速度の比較から、いったいどんな運用法を想定して開発された機体なのか量れないか?とか、頼まれもしないのに考えてみました。

潜水艦のひとつの画期として、水中速度が水上速度を上回る「水中高速潜」の出現があります。これは第二次大戦末期に起こった変化でありまして、それまでの「水中に潜れる船」可潜艦から、真の意味での「潜水艦」へと、メカニズムがスコーンと進化したわけです。もうひとつのエポックとしては原子力の導入というのもありますが、今回の話には関係ないので省略します。

EB(伸童舎)系のスペックはまた別なので置いておいて、問題の駄菓子屋シール(講談社ポケットカード8)系のスペックで比較してみますと、おおよそ次の通りとなります。

MSM-07 地上87km/h  水中22kt(41km/h)■■■■■■■□□□
MSM-03 地上50km/h  水中19kt(35km/h)■■■■■■□□□□
MSM-04 地上80km/h  水中30kt(56km/h)■■■■■■□□□□
MSM-10 地上40km/h  水中29kt(54km/h)■■■■□□□□□□
MAN-07 水中30kt(56km/h) 参考

※ノットは1.852倍してkm/hに換算後、四捨五入してます。
■と□は、地上と水中の速度を単純に合計して両者の比率を出したものです。大した意味はありません。

ズゴックの水中速度が案外遅いですね。地上・水中比も7:3ですから、この中ではかなり地上戦重視の機体ということになりましょうか。
ゴッグとアッガイがともに6:4とほぼ同程度の比率です。
すごいのはゾックで、4:6で水中速度の方が勝っています。これは単純に地上速度が遅すぎるという見方もあると思いますが、それでもグラブロ、アッガイと並ぶ水中高速っぷりには注目すべきものがあるのではないでしょうか。なんか見た目から鈍重なMSと思われていますが、どっこい水中ではかなり速い機体ということになります。良く「MSからMAへと発展する過渡期の機体」と紹介される本機ですが、ただ火力があるだけではそうはいわれませんよね。やはり、この意外な水中高速っぷりが高機動・高火力を身上とするMAに通じるものがあるってことなんでしょう。

といことで、ひさしぶりに真面目に考えてしまいました。
時間があったらEB系の数字でも検証してみたいのですが、昨日部屋の掃除をしたらどこかに埋もれてしまって現在LOST中です。

183一文字突破@逃避中:2005/05/25(水) 08:08:20
>問題の駄菓子屋シール(講談社ポケットカード8)系のスペック
なるほど、コレに準じてたのですね。
このスペックだとアッガイがかなりスゴイ機体に思えますが、ゴッグやズゴックの水中速度のスペックが低すぎることのほうが驚きです。

184astronauts:2005/05/30(月) 17:59:14
はじめまして、こんにちは。
いつも楽しく拝見させていただいております。

突然なのですが、疑問に思った事を下に記しますので、
どなたかお解りになる方がいたら教えてください。
(どこに聞いて良いかわからなかったもので。)

記)最近1/144の量産型ゲルググをつくっていて気がついたのですが、
  パッケージに形式番号がMS-11と記されていました。
  たしかゲルググはMS-14だと(MS-11はアクトザクだったような、、、)
  記憶していたのですが、やはり誤植でしょうか?

以上。突然の質問おゆるしください。

185与謝野折檻:2005/05/30(月) 21:19:10
それ、リアルタイプじゃないですか?

ちなみに、ゲルググは当初「MS-11」のナンバーが与えられていて、だいぶ開発が進んだ後に改めて「MS-14」へナンバーが変更されています。MSV当時の資料(1983〜1984)だとわりあい頻繁にこのことについて触れています。
「MS-11」については、後から割り込んだアクトザクへ譲られた格好になります。
はっきりと「番号を譲った」と書いている資料もありますが、ペズン計画機自体が「廃番号の再利用で存在を秘匿する」というポリシーでやってますので、ペズン計画に「譲るため」にMS-11を捨てたのか、MS-11が空席になったからペズン計画が「拾った」のか、因果関係ははっきりしません。

試みに講談社の『ガンプラ・ジェネレーション』などを見ますと、ギャンの項に「MS-X10」と表記されています。
ギャンとゲルググの競作関係は多くの資料で指摘されているところですが、MS-X10ギャンとMS-11ゲルググの競作関係が、それぞれ自社のペズン計画機に番号を譲った(註)後もMS-14ゲルググとMS-15ギャンという形で連番になったと考えれば、さらに味わいも増すんじゃないでしょうか。

註:この段落についてのみ、この界隈の仮説ですのでご注意ください。

186astronauts:2005/05/31(火) 09:39:15
お答えいただきありがとうございます。
そういう経緯があったのですね、、、。しりませんでした。

>それ、リアルタイプじゃないですか?
いえ、1/100のリアルタイプではなく、グレーとグリーンの1/144量産型です。
リアルタイプの方もMS-11だったんですね、、。

1878bit:2005/06/12(日) 10:44:50
はじめまして
GUNDAM MILLENNIUM VOL.13の内容について質問があります。
17ページに「〜サラミス級は従来の127ミリ液体火薬式主砲を
メガ粒子単装砲6門とする火力増強案が可能となり〜」とあり、
その典拠として註14に「127 単装速射砲×6 〜」という
「モビルスーツ・ミュージアム公式プログラム」の記述が引用
されていますが、この「127」という数字を「127ミリ(口径)」
とされた理由について教えていただきたく書き込みしました。
よろしくお願いします。

188与謝野折檻:2005/06/12(日) 21:15:46
執筆した本人ではありませんが、手元にその資料がありましたので、代わってお答えします。

同パンフレットの該当箇所にはご指摘のとおり「127 単装速射砲(ママ)」とあり、見れば分かるとおり「127」と「単装」の間に不自然なスペースがあります。
これに対し、すぐ下に同内容の英文が併記されており、そこには「127mm rapid-fire cannon × 6」とあります。

日本文の「127 単装速射砲」という記述だけでは断定できなくても、このことからまず「127型単装速射砲」とか「挿図番号127 単装速射砲」という意味ではないことは明らかです。
推測するに、本来は「127mm単装速射砲」か「127ミリ単装速射砲」かのどちらかだったのでしょう。
それが文字化けか何かの関係で日本文の方では消えてしまったものと思われます。

1898bit:2005/06/12(日) 22:38:32
管理人様
素早くかつ丁寧な回答ありがとうございました。
個人的に「実体弾時代のサラミス級主砲は360ミリだったのでは
ないか」とずっと考えていましたので、amigo氏言うところの
「こうだったらいいなという想像がマイナー資料の小さな記述で
木っ端微塵に」なりました(泣)。
お手数ですがもうひとつ教えてください。
同パンフレットには「実体弾時代のマゼラン級主砲の口径」についての
記述はありましたでしょうか。
過去の出版物で「実体弾時代のマゼラン級主砲の口径」(サラミス級も)
について記載されているものはなかったように思いますが....。

190与謝野折檻:2005/06/12(日) 23:20:22
このパンフレットの艦船記事は、一年戦争時代の各艦艇についてそれぞれ解説を加えているわけではなくて、あくまでサラミス級対ムサイ級という対比に焦点を当てて書かれています。
そのため、マゼラン級に関する記述は特にありません。
(ナナメ読みで見逃しているかもしれませんが…)

1918bit:2005/06/13(月) 20:43:00
回答ありがとうございました。
ではMGドム説明書にある「360ミリジャイアント・バズ用砲弾の
元になった連邦軍戦艦用砲弾」はきっとマゼラン級用だったので
しょうね。360ミリ主砲のチベ級戦艦を仮想敵にし、レーダーによる
遠距離砲戦を主眼に設計されたのならばサラミス級にしてもマゼラン級
にしてももう少し口径が大きくてもいいように思いますが、きっとジオンの
情報管制がうまくいっていたのでしょう。
あとはペガサス級の580ミリ(880ミリ?)が大きすぎるのが気がかりです。

192与謝野折檻:2005/06/15(水) 00:51:23
確かにペガサス級の火力については、砲の門数自体は少ないものの、なかなか侮れないものがありますよね。
しかし、逆にいえば正にここがミソであって、戦艦であるマゼラン級が連装砲塔×7基(うち2基が他より大きい)を搭載しているのに対し、ペガサス級は連装主砲塔×1基及び連装メガ粒子砲×2基というのが主たる兵装です。
ということは、仮にペガサス級の方が口径で勝っていたとしても、総合的な砲力はマゼラン級の方が勝っていることになります。

当たり前といえば当たり前のことですが、とりあえずここは確認しておきたいところです。
で、改めてよく考えてみますと、史実にもこんな艦ありません?
英国海軍の航洋型モニター艦とかバルト海侵攻用のハッシュハッシュ・クルーザーとか。
どちらも用途が限定されちゃった上にキワモノ系ですが、身分不相応な巨砲をデンと1基か2基だけ載せちゃった姿は、それなりに味があって個人的には好きです。
英国のモニターは沿岸から陸上へドカドカ砲弾を降らすのが役目で、そんな速力も防御力も求められないような役どころに高価な戦艦なんか投入できん…ってことで急造されたものですが、なんていうかペガサス級もそんなような性格が持たされていたってのはいかがでしょうか。

MSを上陸用舟艇みたいなものだと考えれば、敵拠点へアウトレンジから砲弾ボカスカ撃ちこんでMSによる敵前上陸に火力で支援する…とか、宇宙というより地上でこそ意味がある装備なんだろうなとかにわかに考えてみたりして。

1938bit:2005/06/15(水) 23:06:43
ペガサス級の主砲については580ミリ説と880ミリ説があり、
アルビオンではメガ粒子砲が主砲になるなど、連邦初のモビル
スーツ母艦ということでいろいろ試行錯誤があったのでしょう。
ホワイトベースでは580ミリ説と880ミリ説両方の資料がある
のに対し、トロイホースでは割と580ミリ説で統一されているのも
妄想に拍車をかけます。まあ小口径・長砲身化で威力の強化を行った例
もありますので、実は何ともいえませんが。
>英国海軍の航洋型モニター艦とかバルト海侵攻用のハッシュ
>ハッシュ・クルーザーとか。
普通に「松島」とかでてこないとこがまたなんとも(笑)
>宇宙というより地上でこそ意味がある装備なんだろうなとか
>にわかに考えてみたりして。
メガ粒子砲には不可能な間接射撃も地上限定で可能ですしね。

194M−鈴木:2005/06/16(木) 12:10:51
お久しぶりです
横から口を挟むようでなにですが、宇宙空間における大口径実体弾は
メガ粒子と異なり拡散・減衰が無い為に長遠距離での威力の維持の点で優位にあり
特に宇宙要塞の様な熱容量的にエネルギー系兵器に耐性が大きく、
相対移動しない(又は少ない)大型目標への攻撃では有効である。
とも考えられるのでは無いでしょうか?

卑近な例ではジムスナイパー2の
艦橋狙撃用実体弾ライフルと言うのもありますし・・・

195一文字突破:2005/08/16(火) 03:08:28
新刊入手後、Zガンダム・1号機がカミーユ機だという記述のある文献を探してみましたが、容易には見つからず...

さて、富士急のグリーンダイバーズを見に行ってきましたところ、通路のパネルのMS機体解説に気になる一文が!撮影禁止だったんで、うろ覚えですがこんな感じ。

【MSZ-006-3 Zガンダム(カラバ仕様)】
「アムロの乗るZガンダムは3号機で、カラーリングは2度変えられている。」

どこかにありましたっけ?

さて、Z・3号機の元ネタはラポート刊『Zガンダム大辞典』の”3機のZ”のイラストらしいのですが(HJ01年12月号に記述有り)、このイラストでは?号機・3号機がトリコロール、2号機が赤系塗装(プライマー色?)となっております。
元々トリコロールだった3号機は、カラバへの試用リース及び【−3】への仕様変更の際に”白/紫塗装”へリペイント、カラバへの試用リース後【−1】型に仕様を戻した際に、何らかのカラーリングに変更したと考えると、2回のリペイントが肯定できます。

?号機は状況を考えると1号機である可能性が極めて高く、この機体はトリコロールであることからカミーユ機である可能性が高いのではないでしょうか?
う〜ん苦しい。ズバリな文献が見つかるのが一番良いんですけどね。

196一文字突破:2005/09/03(土) 22:49:42
スレッドの乱立が激しいので汎用スレの【ネタ出し用】を保守上げさせていただきますね。

先日のZガンダム・3号機は”2度塗り替えられている”話題ですが、ひょっとしてJAF−CON限定で発売されたMIA【Zガンダム・アムロ仕様】のカラーリングを視野に入れてのことですかね?邪推しすぎかな?

トリコロール→カラバ仕様→アムロ仕様

の順に塗り替えられたという妄想も可能。でもあくまで妄想ということで。

197klub_:2005/09/04(日) 12:11:13
ガブスレイの可変機構について今イチよくわかりません。
変形シークエンスが描かれた設定資料も持っているんですが、小さくてよくわからないうえ、
細部で何かが起きているという感じがするので漠然としか把握できません。
かなり無茶な変形機構のようですが…謎だらけですが最大の謎はMA形態時の昆虫仮面!
あれがどう移動すればああなるのか…。どなたかご存知の方がいらしたら教えてください!

198菅原 楓:2005/09/05(月) 12:47:07
MIAガブスレイがそのうち出るので、
買って実践するというのもひとつの手ですね(^^;

199JOTA:2005/10/09(日) 00:17:05
質問です
メタスやオデュッセウスガンダムなどZ計画機の前駆となっているはずの機体に何故ギリシャコードは打たれなかったのでしょうか?
ということはZ計画の各ギリシャコードに開発コンセプトというかテーマが決められていてそれに向けての試作機という位置付けであるということでしょうか?

それとふと思ったのですがGPシリーズの“GP”って何かの略なんでしょうか?

200かぼちゃA:2005/10/09(日) 15:27:41
ガンダムプロジェクトですよ〜♪

>Z計画の各ギリシャコード

付いてる機体って何がありましたっけ?忘れてしまって。

201JOTA:2005/10/15(土) 23:22:15
ご返答ありがとうございますそして遅れてすいません。

言われてみれば納得。
でもガンダム計画の中で作られた機体なのにガンダムとわざわざ呼称するのはブランドへのこだわりでしょうかね。

ギリシャ文字を冠している機体については87の一文字突破さんのご記述にあるとおりです。
お手数ですがご確認ください。

202みゅう:2005/11/03(木) 13:21:12
書き込みが消えたようなので再度質問します。
MSカタパルトについて・・・
①MSの足型って全部ちがうのに何故ぴったりはまってるんでしょうか?
②あれ自体が動くのかMSの推進によって滑ってるだけなのか?
③パイロット名・MS名は言わなきゃならんのですか?
④MSが着艦するときカタパルトは逆になってるんでしょうか?
よろしかったら教えてください。

20390式改:2005/11/03(木) 21:46:43
みゅう様、②と③についてお答えします。
②カタパルトが動きます。ちなみに動力はリニアモーターです。
③宇宙世紀の艦船は人手不足で発進するMSを管理する甲板士官が居なかったり、艦橋からカタパルトが見えにくい艦が多く、(例・アーガマやラー・カイラムなど)またカタパルトを内蔵した艦も沢山あり(例・ムサイやホワイト・ベースなど)そのため発進するMSが解らなくなるのを防ぐため発進時にパイロットがパイロット名とMSの名前を言うのが慣例になったようです。

204M−鈴木:2005/11/04(金) 07:58:57
カタパルト①について、明確な記述を見たことはありませんが
設定の各添え書き等を見る限りでは、殆どの機体の足裏にはアダプターともクローとも取れる
パーツがあるようです。
突起(になることができる様に見える)モールドは型抜き方向で問題をクリアした模型にも用意されています。
この事からカタパルト側は底部を大きくとってあり、互いのコネクター(ハードポイントクラス?)
で接続されるものと推測されます。
私見ではありますが

205一文字突破:2005/11/06(日) 08:59:31
>Zガンダム・1号機がカミーユ機だという記述のある文献

相変わらず見つかりませんが、アナハイムジャーナルのZの大気圏内飛行テストのキャプションに
「Z開発時にコロニー内や地球での飛行試験を行ったという記録は残されていないため、Zの実戦配備後に2号機以降の機体を使って改めて試験された時のものだろう。」
とありますので、とりあえず【1号機=実戦配備機=カミーユ機】ということでほぼ確定じゃあないでしょうか?

そういえば、ジャーナルのテスト時の配色も独特ですね。あと、ウェーブシューターテスト時のオレンジ/白系のテストカラー(『HJ01年5月号』)もあり、Zの塗装パターンの全貌を掴むのは難しいようです。


それにしても、ガンコレNEO2のシークレットにZ・3号機を持ってこられるのは、ミニブック記述目当てで買っている人間にとって非常に困ります(苦笑)。
運良く入手された方、是非教えて下さい....

206ア・ドン:2005/11/08(火) 01:45:18
こちらでははじめまして。質問があって来ました。
一年戦争後の残存ペガサス級(ペガサス・ホワイトベースJr・サラブレッド・ブランリヴァル・グレイファントムetc.)
は戦後どれくらいまで在籍していたと思われますでしょうか。
グレイファントムは0083年、コンペイトウでGP02Aの核攻撃を受けて喪失、と言うことになっているのですが、
その他の艦は公式では以前不明のままです。
やはり二次大戦の米戦艦「サウスダコタ級」「ノースカロライナ級」のように早期に予備艦・除籍なのでしょうか…。
よろしくおねがいします。

207与謝野折檻:2005/11/13(日) 00:07:23
カタパルトについて
ホワイトベース用の設定画、アルビオン用設定画を見ますと、スリッパ状の部品には後部に可動パーツがあり、MSのかかとの上、ちょうどくるぶしの辺りをロックするようになっています。設定上はこれが固定具で、アルビオンがそうなっているということは、少なくともこのパーツのアジャスト機能でGP02Aくらいまでは対応できるようです。多少の余裕が見てあるのでしょうし、MSの側もその限界に合わせて設計されているものと思われます。
艦載機と空母のエレベーター、戦闘車輌と鉄道輸送時の幅制限など、実際の兵器でも与えられた制限のなかで頭をひねりながら設計されるものですし、MSも同様でしょう。

ちなみに、ホワイトベースのそれについて、『MSV 3連邦軍編』などを紐解いてみますと「カタパルトは発艦時の燃料節約のため装備されたもので、リニアモーターで作動する。加速用シャトルには艦載機用ブライドルとRXモビルスーツ用のフックの二つがセットできるようになっている」と書かれており、リニアモーターというのが一般的な解釈のようです。

しかし、これはMSとコアファイター(後にGアーマー/コアブースター)の運用を前提とした左右ハンガーデッキ内のカタパルトの話であって、TV版第7話「コアファイター脱出せよ」の回では「スチームバルブを接続」というようなセリフが出てきます。この時使ったカタパルトは中央デッキのガンペリー用であり、この描写からすると、どうも中央カタパルトのそれに関してはスチームっぽいですね。

208与謝野折檻:2005/11/13(日) 00:19:20
続き
着艦時については、じゃまになるMS用スリッパは片付けてあると考えるのが普通ではないでしょうか。

それと、これらについては謎というほどでもないと思うのですが、自分にとって一番の謎はやっぱりレウルーラの「スキージャンプ」ですかねぇ。いくらなんでも宇宙でアレはないよなぁ…と。

>ペガサス級の就役期間について
基になる情報がほとんどないので断定することはできませんが、イルニードやセントール、それにグローリアス、グナイゼナウ、ゴルコンダなどが80年代末から90年代初頭にかけて現役であったことを考えれば、生き残っているかぎりは十分使用に耐えたものと思います。

209ア・ドン:2005/11/18(金) 22:34:09
ありがとうございました。
と、するともしかして「Vガンダム」登場のガウンランドやサラミス級のごとく大幅な改造を加えられながら
船体構造の物理限界まで長期間在籍していたのかもしれませんね。

210センチネル後追い者:2005/11/19(土) 23:12:40
こんにちは、初めまして。
最近なんとなく旧1/144Zplusを衝動買いして組み立てていたのですが、
どれ、C1からA1にしてみようかな、と思いつき、気になったことがあるので質問させてください。
A1型ってWR時の推進器が少ない(無い?)ように見えるのです。
果たしてこれで飛べるのでしょうか?
考察の範疇で考えることではないのかもしれませんが、できましたら参考意見など頂けませんか?

C1には立派なバックパックがあるしZならテールスタビライザー、フライングアーマー、後部スカートのスラスター類がありますが
よりにもよって大気圏内用のA1にはふくらはぎのスラスターくらいしか見当たらないですが・・・
もっとも推力が必要になるのは重力や空気の壁がある大気圏内仕様だと思うんですよね。

211ア・ドン:2005/11/21(月) 21:50:02
不肖ながらレスをば。
Z系の主発動機…メインエンジンの装備位置は「ふくらはぎ」です。(ここはセンチネルの設定でも書いてあったはず)
これはZガンダムもプラスも変わりません。(リ・ガズィは怪しいんですけど。)
またZ自体番組(ZZ)本編で背部装備ナシで出撃したこともあり、脚がZの主推進装置と考えるべきでしょう。
またA1型は開発当初航空機としては高いスペックを要求されておらず、《ガルダ級から発進〜自力で空中輸送〜空挺降下》程度の能力しか与えられていなかったはずでありバックパックは不用と考えられたのでしょう。
C1型になって能力不足のため増設されたわけですが・・・。
後にD型は「戦闘機並み」の性能を得るため本体以外の装備全般を再設計して、バックパックもつけてますね。

・・・実際の兵器の話になりますが,F−4ファントムⅡなどの古い世代の航空機は重量/推力比は1を超えてません。
比べるのは何かもしれませんがガンダム以下の推力比率です。じゃあどうやってと言えば…紙飛行機飛ばせば解ると思いますが、飛行機は空気に乗って「飛行」しているのです。
ご参考になったでしょうか?

212センチネル後追い者:2005/11/25(金) 02:45:58
お返事ありがとうございます。飛行機として高い性能を求められたわけじゃないから大げさな推進装置がなくても。
というのは確かにそうなのかもしれませんね。
ただMSの場合必ずしもエンジン=主推進器とは言えないのでは?
という気もします。エンジンは発電用。推力は推進剤の噴射で、じゃないかな?と思うんですが
Zなどは劇中では脛の内外のスラスターは使わずに飛んじゃうし姿勢制御程度にしか使わないように思います。
それでも脛の膨らみがプロペラントタンクなのは確かですしね。
Zplusが航空機としての運用を重視せず、
現地到着後のMSでの地上戦を目的としたのなら、尚更脚にしか推進器がないのは危ない様に思えます。
ホバリングはもちろん、被弾してよろけたり、ちょっとしたジャンプなどでも胴体と脚の重心線がズレただけで引っくり返っちゃいそうな。
地上運用するMSで胴体に推進器を持たない機体なんて他に思いつかないしなんであんなデザインにしたんでしょう?

213ア・ドン:2005/11/25(金) 20:41:33
余談になりますが、たしかZプラスはZZに登場するはずであった没デザインというのを聞いたことがあります。
初期プロットではエマが乗るはずだったとか?でもMG誌に登場した時はあの「A型」のデザインでしたからね。
言うまでも有りませんがデザインはカトキ氏ですが、あの人理詰めで書いてくる割りには意外にマヌケな間違いをするんですよね・・。
ウェーブライダー形態重視を前提に書いていればああなってくるのですが、たしかに背部スラスター(Zの本体に装備された物程度)ぐらいは欲しかったかも。
ザクJ型ですら背部パックはあるのだから、もう少し考えて欲しかったところ。
あ、地上運用して「胴体」に推進器を持たない機体といえば「GP02A」がありましたね・・・。

214M−鈴木:2006/02/18(土) 08:28:09
こんにちは
(もしも既出又は他に適切な場所があれば教えてください)
最近、百式とZのライフルが同じコンセプトで設計されていると思えてきました。
ZのライフルはMK2のそれに比べてEPの位置がグリップの後方上に移動し、
バレル上に伝導ケーブルが敷設されている等配置構造は近似と言えます。(サイト除く)
そう考えればロングセイバーとしての使用も百式のライフルの機能継承として
Zのライフルに採用された事になります。
つまり、E−CAP容量機能故かどうかは別として、ZGはWR形態での空力等を考慮して
MK2タイプのEPを使用した百式仕様の拡大発展版BRを採用したのだろうか?
と・・・・・

215一文字突破:2006/02/18(土) 18:15:19
ネタ書き込みに困ったときは【ネタ出し用】で(w

最近は、Zプラスに”ディアス〜百式系のEP仕様のZ系ライフル”が設定され、2つが同系列設計のライフルである可能性は高いといえるでしょうね。
どちらかというとZにMK2タイプのEP(GPシリーズも同規格?)が採用された背景には、WRの空力考慮よりも予備パックの取り回しの良さが有るような気がします。
一説にはガルバルディβにも同系列の角形EPが採用されていたり(Z近藤版)、取り回しの良さには定評があったんでは?

216ZEN:2006/03/02(木) 00:18:00
与謝野さん はじめまして
会社のパソコンで、ひやひやしながら書いてます。

Zプラスの推進システムは熱核ジェットエンジンが使用されています。A1型は
脹脛の部分にジェットインテイクが設けられています。この熱核ジェットもドムの
ころの物に比べれば遥かに進化しているはずで、充分な推力を発生させているので
はないでしょうか?また、このジェットエンジンは熱核融合炉とセットになって
ますので、同時に外気からの冷却も行なっています。元々、Zガンダムが空を飛んで
いるのは、圧倒的な推力によるやや無理やりな飛行であり、空力的により精錬された
Zプラスでは、脚部の熱核ジェットのみで充分な飛行能力を持っていると思います。
ただ、本格的な戦闘機を相手にするにはやや能力不足だったので、D型ではさらに
飛行能力を重視した設計に変更されたと思います。現にD型のMS形態は、それまで
のZプラスとはかけ離れたものになっています。(MG誌別冊「ガンダム・センチネル」
参照)つまり、アッシマーやギャプランクラスでもない限り、Zプラスの空戦能力はかな
り高いものだったのではないでしょうか。また、地上用MSのようなホバー機能やジャンプ
機能はそもそも空を飛ぶことが前提のZ系にはあまり必要ないと判断されたのでしょう。
戦場までの高速移動、戦術的な奇襲にこそZプラスの真価があると思います。カラバが
量産に踏み切ったのも、そこに価値を見出したからです。
推測ですが、ハマーン・カーンが地球に進行した際に、バウの量産型を配備したのも、カラ
バのZプラス隊に、随分と後方を引っかき回された事への対抗だったと考えると、バウの
量産化にもある程度のつじつまが合います。実際、大気圏上層部ではC4型がネオジオンの
降下部隊にかなりの損害を与えていたようです(「ガンダム・センチネル」より)。
Zプラスの戦術的価値は、「自力で空を飛んで、戦場を選ばない」点であり、地上で
運用される他のMSと同じ使い方はされていない、する必要がないと考えなければならないのでは
ないでしょうか。
下手な文章で申し訳ありませんが、読んでてついつい書きたくなりましたので、投稿
させていただきます。

217通りすがり:2006/03/13(月) 01:09:04
例えばMGドムの左肩に付いている「ヘ」が二つに縦棒がくっついたような、「〒」のようなマークは何を表しているのでしょうか?
パイロットの階級?戦績?部隊マーク?いろいろ考えましたが判断できません。
どうかご教授ください。

218一文字突破:2006/03/14(火) 07:31:21
階級章らしいです(オフィシャルズ調べ)。でもどういう法則なのかは良くわかりません。MSVイラストのシャアザクとか3連星ドムにも付いているんで類推するしかないかな?
元出典が思い出せませんのでどなたかフォロー宜しく。『講談社MSV』あたりかと思ったんだけど無かったよ・・・

219インシグニア:2006/03/15(水) 06:06:19
私も階級章だと思ってたんですけど、黒い三連星のドム3機に同じ印が付いてたりして「あらっ」て感じ。
分類すると、「へ」が1コ?3コ。それぞれその下に縦棒が付く物。一番上が「W」になってる物。さらにそれら全てが上下反転してる物。と18種類位?「へ」一つのみは見ないような気がするけど。
シャア(MSM-07S)が「へ」×3+縦棒でノリス・パッカード(MS-07B-3)が「へ」×2と、階級が同じ(だよね)でもマークが違ったり、その逆もあります。
初出は大河原氏のイラストという気がします。ジオン軍しか使用していないので、WWII独軍辺りに由来するものがあるのかも…と根拠のない予想。

220インシグニア:2006/03/17(金) 06:50:31
上の
>「へ」が1コ?3コ

「へ」が1コ?3コ
です。

階級章だとすると、
大河原氏が階級章のつもりでイラストに書き入れる。この時パイロットの設定は考慮せず(シャア位は知っていたが他のキャラの階級は知らなかったとか?)。
     ↓
当時のモデラーが意味を深く考えないで作例のマーキングに採用。
     ↓
現在の作品、製品群に影響を与えている(こちらも意味を考えていない)。

よって、パイロットの階級と合っていない。という構図なのでしょうか。

221インシグニア:2006/03/17(金) 06:52:48
スイマセン。
上の
>「へ」が1コ?3コ

「へ」が1コから3コ
です。

222一文字突破:2006/03/17(金) 09:03:24
長くなりそうなので、装甲材に関する話題はこちらに移行します。スレと話題がズレてきたら移行しましょうね。

>ちなみにネモは「当初α系、後にγ」という灰色決着説
>「γは量産性に難がある」ので量産機には不適に思えるし、エゥーゴはジャブロー降下作戦後、資金が底をついていたようだし。「後にγ」は納得できないですねぇ。
>ちょっと本体重量を調べてみたんですが、ネモって以外と重いんですよ。
>γ製であることが確定しているMSが軽いことが分かります。Mk-IIより重い(メッサーラ除く)のはγ製ではない気がする。マラサイは軽い方なんですが、リックディアスは更に軽い。Zが軽いのは中身がスカスカってことかな。逆にジムIIやハイザックが重い(メッサーラよりも重い)のは、α系でもないということか?

最近では「MK−IIはアナハイムの複製品のγ装甲に換装されている」説(ファクトファイル)もあるようで、改良型のスペックは公開されていないコトが多いです。ネモも恐らく初期型しか明らかになってないんでしょう。で、γは軽量が売りなので初期型はやっぱり重いα系の可能性が高いですね。最新MG記述だと「マラサイの生産の時点で確立されたガンダリウムγの量産化技術を生かし、更なる高性能化とコストダウンを実現している」とあり、純粋なγではないとも取れます。恐らくはγ精製技術のスピンオフによってコストダウンされたα系装甲なんだと思う次第。で、γ装甲のネモというのは後期型の一部の機体にすぎないのではないでしょうか? 例えば【II】とか【改】とか【高機動型】とか。
ジムIIやハイザックが重いのは「昔のまま」の装甲(チタン系合金)だからでしょう。ガルバルディβもそうなのですが、面白いのは同系列機ガズR/L。ガンダリウム合金装甲になっているハズなのですが、ガルバルディβ36.3tに対し40.5tとたいして軽くなっていません(笑)。あんたら本家アクシズのくせにγ装甲じゃないのか?
逆に一部ガンダリウム製のGMIIIなどは、GMII40.5tに対し38.6tと軽量化なされているのが興味深いですね。君は贅沢にもγ使ってる?

223通りすがり:2006/03/22(水) 02:24:33
BSで再放送している「コンバット」を観ていたら、劇中のアメリカ兵の袖に似たマークがありました。その兵士は軍曹と呼ばれていて袖章は「<<<」(注:左が上)でした。

ちょっとを調べたところ、「<」の袖章は下士官にしかないようです。因みに「<」は「シェブロン」というそうで、他に「)」(アーク)等と組み合わせて階級を表します。例えば「<<<))」で一等軍曹(米陸軍)。

MSの階級章(?)もこの辺りの階級章が元になったと予想されますが、詳細は不明。そういえば、海自にも似たマークが…。

224ZEN:2006/03/27(月) 21:36:07
またもや会社のパソコンで打ってます(汗)
>一部ガンダリウム製のGMIIIなどは、GMII40.5tに対し38.6tと軽量化なされ
 ているのが興味深いですね。君は贅沢にもγ使ってる?
>Mk-IIより重い(メッサーラ除く)のはγ製ではない気がする。

GMⅢに一部採用されている装甲材はガンダリウム・コンポジットですので、単純に
γとは言えない部分があります。GMⅡよりも軽量化されている理由としては、一部
とは言えムーバブルフレーム化された事が一番の理由ではないでしょうか?設計を
さらに改良したヌーベルGMⅢでは重量が増加して42.3tになっています。まあ、
これはコクピット周りも含めて装甲が強化されたフシがあります。
センチネル派としては単純に装甲材質で重量の増減を考えるのはどうかなと。
第2世代のMSはムーバブルフレームが重量に影響を与えていると考えます。ただし
リック・ディアスは例外ですね。ムーバブル・フレームの出来だけならMK−Ⅱの
足元にも及ばないのに、重量では圧倒的に軽いのですから。まあ、ムーバブル・フ
レームにもγを使っているでしょうから、チタン系の複合材で構成されたMK−Ⅱ
よりは軽くて当然で、むしろMK−Ⅱが軽いのそれだけムーバブル・フレームの
出来が良かったということになります。たとえγを使っていても、ムーバブル・フ
レームでは無いガザCは結構重いですから。

225一文字突破:2006/03/28(火) 07:31:04
>GMⅢに一部採用されている装甲材はガンダリウム・コンポジット

そういえば、ヌーベルGMIIIのほうはコンポジットと明記されてますな。なるほど見落としてました。
そう考えると無印GMIIIもコンポジットの可能性が高いか?
センチではγとコンポジットを明確に区別しているので、GMIIIはγでは無い可能性が高いですな。

ひょっとすると【ガンダリウム・コンポジット】の正体ってのはネモ・マラサイに使われた廉価版の【ガンダリウムα系合金】なのかもしれませんな。

226ZEN:2006/03/28(火) 22:20:59
>ひょっとすると【ガンダリウム・コンポジット】の正体ってのはネモ・マラサイに
使われた廉価版の【ガンダリウムα系合金】なのかもしれませんな。

νガンダムの装甲もガンダリウム・コンポジットなんですよね。困ったことに。
私が思うに、ガンダリウム合金の複合材がガンダリウム・コンポジットではない
でしょうか。αとγの組み合わせとか・・・。
だから、ガンダリウム・コンポジットは複数の種類が存在すると考えます。高級
機では組み合わせの比率が変えているのでしょう。ちなみにSガンダムとZプラス
は同じコンポジットでも材質が違うという記述があります。

227ZEN:2006/03/29(水) 23:06:57
>SガンダムとZプラスは同じコンポジットでも材質が違うという記述があります。

すみません。訂正というか追記しておきます。
SガンダムやZプラスに使用されているのはガンダリウムγコンポジットでした。
ちなみにFAZZの装甲材質もガンダリウム・コンポジットですが、ZZの物に
対してワンランク劣る材質という事です。ガンダリウム合金と言ってもピンキリ
なんでしょうね。

228Strike Dagger:2006/04/14(金) 22:10:57
突然の飛び入りで失礼ます。この度初めて投稿させて頂きます。少々古いお話に、
いきなり首を突っ込む失礼を御詫びします。ZENさんと一文字突破さんの
ガンダリウム合金等に関しての件なんですが、私の理解している限りでは、
RX78に使用されていたアルファ材(ルナチタニウム)と、Z以降に出てきた、
アクシズで開発され、シャアが地球圏に戻る際、AEに持ち込んだと言われる
ガンマ材の差は、アルファ材は、硬いが脆く、尚且つ、生産するのに費用が
掛かり過ぎて量産には不向きであったのに対して、ガンマ材はガンダリウムの
名に恥じない、軽量さと硬さ持つ上、アルファ材より柔軟性が有り、尚且つ
量産性が高い(低コスト)という事ですので、御二方と、多少食い違いがある様な
気がしたんですが...。私が知る限りでは、UC80年代半ば以降、アルファ材を使用
して作られたMSは、MKII計画の際、グリプスでTITANSが比較試験用ベンチマークと
して作ったRX78の複製版だけで、最近HJにも掲載されていた、Zエースの1/2、
或いは、RX176G等と噂されている、コアブロック無し、一部ムーバブルフレーム式の
機体等がそれにあたると思うんですが、それらの他には有りませんし、廉価版の
アルファ材というのも、聞いた事が有りません。 ただ、ガンマ材を使用したMkII
というのは、私が見聞きした限りでは、実在する様で、グリプス戦役中、メール
シュトローム作戦時に未帰還となったRX178とは別の機体で、AEがAEUGが盗んだ内の
1機を使い、全部自社製の部品で、複製したMSA000とういのがそれの様で、その時、
ガンマ材を使用したそうです。尚、これが、後に、第一次ネオジオン戦争時に、
失われたRX178の代替機としてアーガマに配備され、AEUGのGundamTeamの一機として
実戦に参加したMKIIの様です。

あと、ガンマコンポジット材ですが、これは、現在我々の周りにも実在する
航空機等にも多様されている各種コンポジット材と同様で、例えばMSの装甲材
としては代表的なチタンセラミック複合材の層にガンマ材の層を重ね合わせた
物です。複合材というのは、材料が混ぜ合わされている物で、コンポジット材 
というのは、違う性質の材料を、それぞれの目的や性質を補う形で、或いは、
更に高い性能を引き出す為、同じ材料を、複数層に重ね合わせた物の事です。

229一文字突破:2006/04/15(土) 08:59:34
>コンポジット材 
というのは、違う性質の材料を、それぞれの目的や性質を補う形で、或いは、
更に高い性能を引き出す為、同じ材料を、複数層に重ね合わせた物の事です。

なるほど、材料系には疎いので参考になりました。これならコストダウンが期待できますね。
ちなみに、RX-176GとMSA-000に関しては、このMSが紹介されているサイトのオリジナルMSな模様なので一考の余地有りです(注意書き有り)。

230Z・3:2006/04/16(日) 01:16:03
>複合材というのは、材料が混ぜ合わされている
物で、

えー心苦しいですが、それは違います。
複合材とは
1、繊維強化型複合材料
2、積層型複合材料
3、分散強化型複合材料

主にこの3つがあげられます。1はわかり易い所で繊維強化ガラス等、
母材の内部などにそれよりも強度の高い(少々御幣のある表現ですが簡易な
説明ですので悪しからず)繊維状の強化材を配置して接合してやる材料です。
2は異種材料(母材と強化材)を積層させて接合させてやる材料。
3はちょっと難しいので説明を割愛させて頂きますが、要するに基本的には
”接合”してやる材料であって”混ぜ合わせる”というのとは違います。
まぁ3についてはまたややこしくなるのですが。

”混ぜ合わせる”という言い方ですと合金がそれにあたります。例えば
真鍮(黄銅)=銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金、
鋼=鉄に炭素を混ぜ合わせた合金という具合です。

>コンポジット材 
>というのは、違う性質の材料を、それぞれの目的や性質を補う形で、或いは、
>更に高い性能を引き出す為、同じ材料を、複数層に重ね合わせた物の事です。

コンポジットとは複合の事ですからコンポジット材(あまりこういう言い方はしません)
と言うと=複合材という事になります。
上の説明だとおそらくは”複合装甲=コンポジット(アーマー)”をイメージされている
ような気がします。

231一文字突破:2006/04/16(日) 22:36:15
>合金とコンポジット(複合材)の違い

さすがに現役の材料工学のエライ人、大変為になる説明ありがとうございました。
どちらにしても、後にアクシズ製の機体もこのコンポジット装甲を採用する(ザクIII等)に至ることを考えると、コンポジットのほうが只の合金よりコストダウンが期待できたと推測していいですよね?
実際にどういう精製法かは謎ですが、例えばグリプス戦役時のポピュラーな装甲【チタン合金セラミック複合材】などは、母材がチタンでセラミックが強化材のコンポジット(複合材)と仮定するとします。
そうすると【ガンダリウム・コンポジット】は母材はガンダリウム(の何か)ですが、強化材にコストの安いものを使うことによりコストダウンを計ったものと考えられないでしょうか?
それで、マラサイやネモの量産機に採用されたとされる【ガンダリウムα系合金(アナハイムの商標か?)】というのは、”母材がαのコンポジット”又は”母材はγだが装甲性能がαクラスのコンポジット”と仮定するとうまく辻褄が合うのではないでしょうか?
素人なので、時間が出来ましたら添削して下さいね(苦笑)

232ジェガン:2006/04/21(金) 11:36:52
合金はあくまで複数の金属を溶かし混ぜ合わせたものなので、複合材のように異なる素材を積層したものと一緒と考えるのはおかしいですね。
ガンダリウム合金と書かれた場合はあくまでそれのみで構成された装甲材。【ガンダリウム・コンポジット】と書かれた場合はガンダリウム+その他の金属orセラミック等の装甲材を積層した物と分けて考えた方がいいと思います。
合金は混ぜ合わせる割合によってその合金の性質が変わってきますので、ガンダリウムαやγは、その精製方法が決まっているのに対して、複合材の場合は複数の材質の積層によって作るわけですからコストや用途に合わせて積層に使用する材質の
厚みや質、種類を変えることが容易であるいえます。要は厚みや質はどうであれ積層材にガンダリウムを使用していれば【ガンダリウム・コンポジット】といって差し支えがないといえるので、この場合、コンポジット装甲の方がガンダリウム合金のみの装甲に比べてローコスト
と言えるかもしれませんね。

233Z・3:2006/04/23(日) 20:52:12
偶然ですが、モデル・グラフィックスのセンチネルを連載していたあたりの
号を安く手に入れたのですが、そこにガンダリウム・コンポジットのカトキ氏
の解説がついていました。
要約するとガンダリウム合金をベースにした複合装甲らしいです。
以前どこかで書いた事があるのですが、基本的にはMSの装甲は複合装甲と
考えられるので、単にガンダリウム・コンポジットと言う場合の方がより
丁寧な言い回し、というだけなんでしょう。
近日中にそのまま抜粋して書きますね。

ぶっちゃけ、そのときそのときのデザイナーの走り書きとかがそのまま
設定に反映された結果、表記がバラバラになっただけで、基本的には
ガンダリウム合金≒ガンダリウム・ガンマ≒ガンダリウム・コンポジット≒
ガンダリウム・ガンマ・コンポジットだと考えるのが妥当ではあります。

234Z・3:2006/04/30(日) 02:20:08
遅くなりましたがモデルグラフィックス40号から抜粋します↓

◎コンポジット(Composite)はこの場合複合材料(複合装甲)を表します。
つまりガンダリウム合金を使用した複合装甲の事ですね。MSの装甲は、
ビーム、ミサイル、砲撃などに対抗するため、ガンダリウム合金の他に
セラミック材料や、ナイロン、アラミド繊維の充塡剤をサンドイッチ状に
するなどして、防御を企っていると思われます。これらをまとめて
ガンダリウムコンポジットと呼びます。

↑以上転載終わり。
少し突っ込みを入れられる文ではありますが、こんな文でした。

235一文字突破:2006/04/30(日) 11:27:19
>モデルグラフィックス40号
うう、丁度抜けてる号だ(涙)。引用感謝。
コレを考えると、単に呼称違いなだけな感じですね。
ということはグリプス戦争時の装甲を大別すると、高価なガンダリウム系(γ呼称)と廉価版ガンダリウム系(無印呼称、又はα系/αレベル)、従来のチタン系の装甲に分けられそうですね。
ちなみにβ呼称のものも存在してますが、まぁ少数なので略。

236ice:2006/05/12(金) 23:29:24
はじめまして、初めて書かせていただきます。
自分の少ない資料の中では見つからなかったのですが、
マゼラン級、サラミス級の定員は何名ほどなのでしょうか?

参考として1920年代に就役した長門型、テネシー級の定員は約1300名前後。
1940年代に就役したサウスダコタ級の定員は約2400名前後です。
宇宙世紀での戦艦定員は増えていくものなのか、減っていくものなのか気になっていたのですが
資料らしい資料が発見できなかった為質問させていただきました。

既に語りつくされたものでしたら申し訳ありません。

237ZEN:2006/05/13(土) 09:54:42
詳しい定員は分かりませんが、オートメーション化が進んでいるので、300名程度
では無いでしょうか。(某宇宙戦艦はその程度です)
ただし、一年戦争以降のサラミス改・マゼラン改では定員が増加していると考えます。
理由としては、MS運用能力の追加の為に運用要員を追加していると考えるべきでし
ょう。

238ice:2006/05/13(土) 15:44:32
なるほど、昔の機銃のように3人張り付きではなく1人で操作している描写もありますからね。
後はシャトルが脱出艇兼用なら大きさから逆算することもできそうです。(これも明確な資料がありませんが)

239ア・ドン:2006/05/17(水) 21:03:11
定員について『ガンダム・センチネル』に興味深い描写がありました。
α任務部隊の指揮官の階級は「少佐」なのです。少佐の指揮人数は基本的に数百人程度であり、(臨時編成で増加している可能性はありますが)艦隊の総人数は結構少ないものと思われます。
そう言えば一年戦争時のブライトのジャブロー戦以降の階級は「大尉」でしたね。大尉の指揮人数は200人程度でしょうか。ホワイトベースはその程度の人数で運用されていることになります。
現用艦艇に比べるとMS運用と言う要素を含めてもかなり少ないものですね。

240ZEN:2006/05/17(水) 22:29:45
そうですね。そう言えばファーストに出てきたリードは中尉でサラミスの艦長でした
から、以外に少ない人数で運用されているのかもしれませんね。

241M−鈴木:2006/05/18(木) 07:54:18
記憶に頼ってゴミ情報なので申し訳ないのですが
当時1/1200ホワイトベースのキット付属組立説明書(又は箱)に
運用していた少年少女の人数と言う形で非正式最低運用人員数が
記載されていたかと・・・・
帰宅したら探してみます。

242ice:2006/05/18(木) 09:35:46
定員外ですがアニメでは
ブライト 「我々は民間人を百人以上連れているんですよ。それだってサイド7が攻撃されてやむなく脱出してきたんです」
なんて事を言ってますね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9
これはどこから引っ張ってきた数なんでしょうかね。
収容能力 最高収容数:500名
正規乗員数:128名 (異説 225名 他)

マゼラン、サラミスはあれから調べてみましたが見かけません。

243ア・ドン:2006/05/18(木) 21:56:03
サイド7出航時と、ジャブローで再整備後の人数は違うでしょうね。
サイド7出航時は最高位の人間が士官候補生のブライトで他は民間人か兵卒といった顔ぶれでしたから。
興味深いのは下士官がいないこと。「軍隊の背骨」と言われるたたき上げの人材がいないのはある意味非常に極限状態といえるわけで。
やはりサイド7攻撃時に残りの士官たちや破壊されたガンキャノンやガンタンクと運命をともにしてしまったのでしょうか。
ガンダム3号機(のちのG-3)がこのような極限状態の中でいかにして回収されたかも気になる所です。

ジャブローで配属されたのはスレッガーだけではないでしょう。ガンタンク降ろしてビーム兵器を運用するガンキャノンが増えたと言うことはそれだけ仕事の量が増えますし、艦両舷のメガ粒子砲も新型に換装されています。
ある程度のまとまった人数が追加配属されたのではないか、と思うのですが。

244ア・ドン:2006/05/18(木) 22:04:31
書き忘れましたが、居なかったのは兵科の下士官ですね。
タムラコック長は下士官でしょうし…ちなみに旧日本海軍では炊事等は主計課の下士官兵が行っていましたので、タムラコック長以下にも部下は居たと考えられますね。
民間人100人以上、残りの兵やブライト・アムロ以下の戦闘要員たちの食事をまかなうにはそれなりの人数が必要でしょうし。
(TV版では塩が無くなって調達しに行くというエピソードが有りましたね。)

245ジェガン:2006/05/19(金) 22:06:22
ホワイトベースについて言えば戦闘に直接関係ないスタッフについてはほぼ無事だった
といえ、そのおかげで艦の基本的な操艦や生活は出来たと考えるべきなのでしょうね。
結果は、ほぼ素人のミライがなんとかホワイトベースのような巨大な軍艦の操艦を可能に
したのでしょうし、ガンダムをはじめとするV作戦の中核となる最先端技術の塊である
モビルスーツの連戦を可能にし、士気を維持する食事の供給を可能にしたのでしょうね。
唯一、足りなかった戦闘員に関してだけ、現地徴用するしかなかったのでしょうね。
ただ、それが成功したのは当代きっての最強のニュータイプ、アムロレイをはじめとする
優秀な民間人がいた事を忘れてはならないのですが…

246ZEN:2006/05/20(土) 01:04:41
巡洋艦の艦長が中尉、戦艦や空母の艦長が大尉や少佐ということは、宇宙世紀の軍隊
は、今の軍隊よりも遥かにスリム化された組織なのでしょう。その分、下士官にも権
限がかなり委譲されていると思います。

247与謝野折檻:2006/05/20(土) 21:28:27
最近すっかりプラモデルの人になってますが、リハビリを兼ねて文献史学的な側面からいくつか情報を紹介したいと思います。

まず、数ある艦艇のなかで一番資料が充実していると思われるペガサス級について
『模型情報』第58号「ホワイトベース級宇宙空母」(『HISTORY OF MOBILE SUIT』に再録)によりますと「乗員数(定員)二百二十五名」だそうです。

これが『モビルスーツバリエーション3 連邦軍編』になりますと「乗員数(正規)百二十五名」。
あー、これはあれですね。センチュリーのボールの装弾数「三」に通じるものがあります。あれは「二一」というのを縦書きにしたがために「三」と誤植されてしまったのですが、「二百二十五」のアタマの「二」がどこかへ吹っ飛んでしまったぽいですね。

妥当な線だと225名というのが正規の乗員数みたいです。ただ、この人数が艦の運行に必要な最低人数なのか、MSや艦載機の運用人員を含む人数なのか、そのへんはハッキリしません。

ちなみに現在巷間に流布している「128〜500名」というのは、例の百科事典から孫引きされた数字です。この数字が無批判に出回った結果、今日的にはこっちの方がメジャーな数字ともいえます。これらも考え合わせると、運行に必要な人員が128名、艦載機の運用のための人員を加えると225名、これに上陸作戦用の陸戦隊員等を便乗させると最大で500名という感じでしょうか。125名は誤植としても良いですし、128名と極めて近いですから、カウントの仕方によってそれくらいの差異が出るとしてもよいでしょう。

興味深い記述として『モビルスーツバリエーション3 連邦軍編』にはホワイトベース(ペガサス)級を指して「艦内の特色は、居住区エリアがそれまでの艦の二倍になり、人工重力エリアがつくられたことと、艦尾から艦首にぬける全通デッキがつくられたことである」とする一文があります。定数225〜最大500とする先の推測とわりと一致する文章です。

ところが、これを実際には20人そこそこで動かしていたわけです。リサイクル関係の表示が入ったために今日のバージョンでは消されてしまっていますが、発売からしばらくのホワイトベースのキット箱横には確かに乗員数の記述がありました。今手元にないので確認できませんが、たしか25人とかそんな数字だったと思います。記録全集などに見られる初期設定では、アムロらの主人公グループは通称「26人衆」と呼ばれていまして、その方面の数字がひょっこり顔を出したものでしょう。

248与謝野折檻:2006/05/20(土) 22:07:46
どれだけ少ない人数で運行できるかということで考えると、ゲームブック『最期の赤い彗星』では、ア・バオア・クーを脱出するシャア一派が、グワジン級戦艦「アサルム」をわずか7名で動かしています。しかもシャアは途中からMSで飛び出していってしまいますから実質6名でトワニング率いる「黒いザンジバル」と内ゲバやってるわけです。

後の話になりますが、「ネェル・アーガマ」ご一行も、高度なオートメーション化の恩恵ということになってますが、同じくらいの人数で戦艦一隻を運用していますね。

それがリアルかどうか、というと話は別なのですが、やはり劇中でそうなっている以上、疑問符付きであっても肯定していかないといけないんじゃないかと思います。

ちなみに指揮官の階級で乗組員の人数は推測できるのか?という件については個人的に疑問です。
たとえばジオン地球攻撃軍のトップは諸説ありますが、フィルムでは一応ガルマ大佐ということになってます。「大佐が指揮できる人数は…」方式で地球攻撃軍の人数が勘定できるのかというと怪しくないですか?
別の観点からいくと、「ホワイトベース」のブライト候補生(就任時)や「スペースアーク」のレアリー・エドベリ中尉は尉官で艦長っぽいことをやっていますが、これらはあくまで非常の措置なんじゃないか…とか。5人乗りの哨戒機「ストロベリー9」の機長は大尉だったりしますし…

まあ、この手の階級の問題はいろんな流派があって難しいです。

サラミス、マゼランの乗員数は数字的な設定がないので「こうだ」とは言えませんが、先のホワイトベース級で居住区が2倍になった説からすると200人前後だったのではないでしょうか。実際には砲や銃座が増えれば増えるだけ艦固有の乗員数も増えてしまう道理で、ホワイトベースの場合も、劇中でなにげなく「第35番機銃座」とか言っちゃったのがもとで「じゃあ35基以上の機銃座があるんだな…」となってしまっている現状があります。名前は35番でも友鶴事件じゃありませんが、その途中の機銃が早々に撤去されてしまっている場合もあるでしょうし、具体的に18基なんてしている資料もあるわけで、このへんは「時期によって違った」くらいしか言いようがないところです。

249ice:2006/05/21(日) 15:41:48
ありがとうございます。マゼラン、サラミスは資料としては無い様ですか。
最新のEXモデルのマゼラン、サラミスにも船員数については何も書かれていなかったので
あれ?と思っていました。恐らく公式の側でも掴みかねてるのでしょう。

最低限の運行要員については、現代でもほぼマゼランやホワイトベースと同じ大きさの石油タンカーが
2、30名で動いている訳ですから単なる運行だけなら可能なのでしょう。

百科事典を見てみましたが収容能力500名のみでそれ以外については言及がありませんでした。
それ以降の作品の艦艇については定員数について設定している例はほぼないようですね。
やはり軍制の設定やが整備されていないので設定する側もやりにくい部分なのでしょうね。

250ア・ドン:2006/05/22(月) 22:10:31
うむ、「わかりやすい」故に気をつけなければならないこともありますね。
階級についても第二次大戦で「22歳の戦闘機乗りの准将」などというのも存在しましたし。(よっぽど優秀だったのでしょうが。)
「大佐」についても自衛隊では実質数段階に分かれているとは言われますよね。
それに1週間戦争〜ルウム戦役の連邦軍の損害を考えるに、現用艦の人数程も乗っていたら艦艇・兵器の損害以前に人的資源の払底で戦争などできなくなりますね。

251ice:2006/05/26(金) 04:26:16
またまたマゼラン、サラミスですみません。
なぜマゼラン、サラミスにこだわっているかというと、あの星一号作戦でマゼラン、サラミスを
宇宙に打ち上げてしまったのがどうにも印象が強烈でいろいろ調べています。
今はあのブースターで宇宙まで飛ばすにはどうしたらいいのかを計算しています。
(文献的というかSF的動機で申し訳ありません)

明確なブースター自体の設定が見つからないので熱核ロケットのみ、又はブースター自体は
ホワイトベース以後の建造と想定したミノフスキークラフトと熱核ロケットのハイブリット
の2案で考えていますがなかなか難物です。
さらに言うとサラミスはセンチュリーによると2段式の超大型ロケットブースター(設定画を見る限り超小型なんですが)
となっていますがマゼランのブースターはそれらしい記述は他の文献を見てもないんですよね。
とりあえず同じ2段式と想定して考えています。

ちなみにH2Aなどの現代の技術で上げようとするとH2A1万本を必要とかそういうオーダーになります(汗)

25290式改:2006/05/27(土) 19:52:38
ジャブローからサラミスやマゼランが打ち上げられたときに後部に取り付けられたブースターは熱核ロケットのみみたいです。
また、センチネルでは宇宙艦に円錐形のフェアリングをかぶせて打ち上げます。また、ブースターは一段らしいです。(プラモの作品を見た限りでは。)ただし、一年戦争中に使われた物よりも大型です。
そういえば昔読んだ雑誌に載っていた記事を思い出したのですが、SDガンダムの映画?で一年戦争後期のジャブロー基地降下作戦でジャブローから垂直にしたブースター付きのサラミス改を次々と打ち上げるシーンがあった気がします。ただし、MS用カタパルトデッキを
取り付けたサラミス改は85年ごろ登場したのに79年にあるのはおかしいなどおかしなところがありますが・・・。それを見た限りジャブローから打ち上げられた宇宙艦はひょっとしたらリニアモーターの力を借りている可能性があります。

253ア・ドン:2006/05/27(土) 21:43:30
>>SDガンダム
あ、見たこと有りますね。0080とほぼ同時期のOVAのお遊び企画であったかと。ただ登場MSが全て統合整備計画およびオーガスタ系であるという頭の痛い代物で、登場するガンダムがアレックスのトリコロール塗りというものでしたね。
ゲルググイェーガーの通常塗装なども1瞬出ているのですが資料的には評価できがたいと思いますね。作画は滅茶苦茶高かったものでしたが。

254虎ノイ:2006/05/28(日) 00:01:22
熱核ロケットでなく,化学燃料ロケットを使用した場合の計算を↓で試みています。

http://gundam-rb.hp.infoseek.co.jp/colum/sorahe01.htm

化学燃料ロケットで可能なら,熱核ロケットを使えば難なく達成できるでしょう

255ice:2006/05/28(日) 23:15:12
>虎ノイさん
どうもありがとうございます。
自分でも同じ様な結果が出ました。計算自体は簡単ですからね。
ですが、どうやら聞いてみるとセンチュリーのP24,25の図の時点で計算済みらしいです。
25年前に終わってるネタらしいです。恐縮です。
図の見た感じですとマゼラン本体の推力別で2段の化学燃料ロケットの様です。
「この時の大型艦艇の多くは、巨大な二段式化学燃料ブースターを装備して、大質量艦の離陸を図っている。」
(センチュリーP24。サラミスだけかと誤解をしていました。マゼランも同様とのこと)

この間のIGLOOでサンライズ公式映像が更新されたので、また諸元が変わっていそうですがこのような感じです。
カトキ氏の事ですから未確定だったブースターの諸元も確定してしまったかもしれませんね。
現在の諸元はサンライズに問い合わせています。

>SDガンダム
ttp://www.youtube.com/watch?v=6Dg9dqgIi90
これですね。なかなか滋味深いです。

256ZEN:2006/05/29(月) 21:47:01
>操縦性以外に、機体の拡張性乏しいギャンは、結果的に軍の希望水準を満たしてい
なかったといえるかも知れません。(ギャンの兵器としての実力はビームサーベルを
使用できる以外はザクレベルという資料を見たこともありますので…)

祝MG発売!という事もありますので、ギャンネタはこちらに移行してもう少しやり
たいなと。
ギャンの技術的特長として、優秀なコンピューターの他にフィールドモーターの採用
が挙げられます。これは、ジオニック社の流体パルスモーターが技術的な限界に近づ
いていた時期であることを考えれば、かなり画期的な事だったと思います。ただ、ビ
ーム兵器の面で、MIP社を抱きこめなかったことが、ギャンの発展性を奪ってしま
ったのでしょうか?ツィマッド社はジオニック社のように政治的に立ち回ることが下
手だったのかもしれませんが・・・。結果的にガルバルディで協力するのなら、両社
がもっと早く協力していれば・・・というIFも存在しますよね。

257ジェガン:2006/05/30(火) 11:04:23
ツィマッド社についてはヅタの一件もありジオニック社と協力する事にかなり抵抗があったと
いえることは想像に難くありません。
ツィマッド社は技術面においてもジオニック社とは違う独自のアプローチをしている面もあり
ライバル関係にある両社が垣根を越えて協力するのは難しかったのかもしれません。

258ZEN:2006/05/30(火) 21:19:03
それがジオンの敗因の一つなのでしょう。敗戦国ではよくあることですから。
連邦では全ての軍需メーカーにGMを作らせたのに・・・。
リックドムに主力を奪われたことで、ジオニック側が過剰に反応したこともあると
思います。その為、政治的に潰しにかかったことは想像に難くありませんね。おそ
らく火力の面でザクレベルになったのは、ツィマッド単独の技術で開発せざるを得
ず、ビームサーベルの実用化が精一杯だったのでしょう。ビーム兵器の開発自体は、
ツィマッドはドム系で低出力ながら拡散ビーム砲を実用化していましたし、ビーム
バズーカーも開発していたので、現状で間に合わなくても量産化までには実用化も
間に合うという読みがツィマッド社上層部にあったのかもしれません。(逆にいう
と機体だけでもコンペに間に合わせて後で何とか・・・、なんて考えではゲルググ
には勝てませんよね)

259ジェガン:2006/05/31(水) 00:50:43
ジオン軍内においてはザクの後継はコンペなどする以前にゲルググに決まっていたように
思えるフシもあり、それでも次期主力MSのコンペによる巻き返しに賭けていたツィマッド社
は、ある意味道化ともいえそれを考えると少し悲しく感じます。
企業に競争を促し、より強力で高性能なMSを開発させる事で国力の乏しさを補っていた事が
結果として終戦近くになるまで国内企業に協力体制を築く妨げになっていたとすると悲しい
ですね。

260ZEN:2006/05/31(水) 20:31:40
ジオニック社とツィマッド社の政治力の差は戦後にも大きく出ていますよね。ジオ
ニック社はアナハイムグループへの接近を図って、吸収合併で生き残ったのに対し
て、ツィマッド社は戦後はジオン共和国軍のザクやリックドムのメンテナンスを主
に行なって、MS開発の表舞台には出てきません。技術力は確かなのに、政治的に
立ち回れない不器用な会社だったのでしょう。

261ジェガン:2006/05/31(水) 21:47:35
総合的な技術を考えた場合、アナハイムのお眼鏡に適う技術を持ち合わせていたのは、ジオニック社であり
ツィマッド社の技術はアナハイムにとってあまり魅力あるものではなかったのかもしれませんね。
政治的に立ち回りできない会社であった事は間違いないが、それよりも高い技術力はあっても、その後の主流に
なりえる技術的ノウハウがなかった事が原因ではなかったかと…思います。
おそらくジオン共和国についても、MSの独自開発が許されるはずも無く、一層、ツィマッド社の衰退に拍車を
かけたのでしょうね。

262ZEN:2006/06/01(木) 00:08:14
ギャンは技術的にはガンダムに近いところが多くあります。ですが、「グレート
メカニクス」にあった記述どうりツィマッド社は過去を見ていたのでしょう。問
題は「対ガンダム」ではなく、「次世代のMSをどうしていくか」という部分に
気づかなかった点だと思います。そこに着目したジオニック社は、戦後もアナハ
イムの中とは言え、MS開発の表舞台に居つづけることができたのかもしれませんね。

263ジェガン:2006/06/01(木) 13:01:32
ツィマット社の優れたところは、優秀な技術を独自の解釈により模倣(言い方は悪いですが…)することについて
優れていたという事なのでしょうかね。
結果的に最後までジオニック社を凌駕するだけのMSを残す事が出来ないまま、MSの整備しか出来ない会社になって
しまったのは不幸といえますね。

264一文字突破:2006/06/10(土) 19:02:53
>MSの整備しか出来ない会社

少数の文献ですが、ツイマッド社(の一部?)もアナハイムに吸収されているとされますので、MS開発部門とか、生産ラインの一部とかがアナハイムのモノになっている可能性はあります。実際、アナハイム開発のリック・ディアスの原型機とされる【MS−09S ドワス】は恐らくはツイマッド社製かと思われますし。
ジオニックが完全に解体されてしまったのに対し、ツイマッド社は会社としては存続できたわけですが、連邦の解体政策としてその業務にはおのずと制限がかかるわけで、”MSの整備しかできない”と酷評するのはちょっと可哀想な気もします。

265ZEN:2006/06/13(火) 01:32:16
確かに、ジオニック・ツィマッド両社の合作とも言うべきガルバルディの改良
型であるβが連邦軍に採用されたりするところを見ると、開発部門と製造部門
が分割されたと考えた方が自然ですよね。開発部門は案外、ニューギニアや
キリマンジャロなどの基地内の開発局に軟禁状態で仕事をさせられていたのか
もしれませんね。そう考えると、バーザム、バイアラン、ハンブラビ、ガブス
レイはそういった軟禁されたジオン系技術者が開発に参加したMSなのかもし
れません。
「ドワス」がリックディアスの原型になったとしたら、「MS−15E ギャ
ンヌ」はRジャジャの原型になったのでしょうか?ギャン系列の機体では(
おそらく)唯一の生産型ではないかと考えるのですが。

266一文字突破:2006/06/13(火) 01:47:50
一応ツッコんでおくと、「MS−15E ギャンヌ」はアミーゴ氏のサイト”うますい”のオリジナルです(笑)。
Rジャジャの原型としては【MS−15K ギャン改】が最近の通説ですね。

267ZEN:2006/06/13(火) 02:17:34
>Rジャジャの原型としては【MS−15K ギャン改】が最近の通説ですね。

一文字様、ご指摘ありがとうございます。いやぁ、知らない事が多いなぁ。
反省、反省。
−15Kということはギレンの野望の「ギャン・クーリガー」でしょうか?
そうなると、ギャン系列の機体は一応、ある程度まで開発されていたと考え
るべきなのでしょうか。B型「高機動型」が検討されていなければK型も無
いと思います。
妄想的に考えると、大量生産では無いにしてもある程度の数のギャンが生産
されたのではないかとも考えます。一応のバリエーションも開発されなけれ
ば、その後の発展もないように思います。

268一文字突破:2006/06/13(火) 06:50:53
クリーガー=15KG ギレンIF前提機体 肯定×
ギャン改=15K Gジェネオリジナル機体 肯定○

試作機は3機。戦後のバリエーションはギャン改、ギャンEX(新MS戦記)等が確認出来ますが、戦中となると微妙。
一応、カリョーヴィン(RPGマガジングレイト3)なるギャン似の機体は存在していたという説はある。

269一文字突破:2006/06/21(水) 09:40:16
個人的に勝手出しスレに書き込むのは気が進まないので、こちらで失礼。

>ダイクン派ネオジオン軍量産機のインコム不採用の件

整備・操作系・コストの問題が最も現実的ですが、単純にダイクン派が掌握していた技術者が、詳細なドーベンウルフのデータを持っていなかった事も有り得ます。
ドーガ系に影響を与えたというザクIII(後期型)は隠匿されていた基地で開発されたとされ(EB記述)、ドーガ系は後にダイクン派に掌握されるダンジダン派残党保有していが原型機(ゲームブック・シャアの帰還)を元にネオ・ジオンのコロニーで開発された機体(大全集等)です。ザクIIIは周知の通りドーベンウルフと正式採用を争った機体であり、開発グループは異なります。只でさえ混乱したネオ・ジオン軍分裂時に、ドーベン系の技術がザクIII〜ドーガ系の技術者にもたらされたとは考えにくいです。
またヤクト・ドーガ以降はアナハイムが係わっているが、ここにサイコミュ関連のノウハウを持ち込んだのは、可能性としてはナナイ・ミゲル所長のニュータイプ研究所が高いと言えます。出自が良く判らない機関ではありますが、恐らくはマシュマー、キャラ等の強化を行ったネオ・ジオン軍の研究所という線が高いでしょうか?ただ、ここにインコム関連の技術が伝えられていた可能性もありますのでやはり微妙なところですが、ドーベンは一般用、ゲーマルクはNT用として開発されていた関係で案外伝わってなかったのかもしれません。
インコム技術自体は、量産型サイコガンダムを通じてアナハイムには渡っていて、後にEXーSガンダムにも転用されている(SDクラブ・シークレットフォーミュラー参照)と思われますが、アナハイムの各研究所自体が秘密主義のスタンスをとることが多く、アナハイム・グラナダのドーガ系量産チームにもたらされたかどうかは難しいところでしょう。アナハイム・フォンブラウンは量産型νガンダムの例から判るとおり伝わっていたようですが。グラナダからフォンブラウンに渡ったサイコ・フレーム技術はあくまで”シャアの独断”であり、例外中の例外といえましょう。

とはいえ、”モビル・ビット”とか”ピクセル・ビット”とか装備の謎のドーガ系の例をみるに、”インコム装備のドーガ系”が発見される日もいずれ来るのかもしれません(笑)。

270一文字突破:2006/06/21(水) 09:47:23
ごめんなさい、誤記訂正:ダンジダン派残党保有していが原型機→【ダンジダン派残党が保有していた原型機】

271ジェガン:2006/06/23(金) 11:35:04
>整備・操作系・コストの問題が最も現実的ですが、単純にダイクン派が掌握していた技術者が、詳細なドーベンウルフのデータを持っていなかった事も有り得ます。

センチネルにおいてアナハイム開発のMSに技術にインコムが使われていたということは、インコム自体は秘密にするような技術ではなかったのではないでしょうか?
一文字突破様の見解は読ませていただきましたがサイコフレームは0093当時、オーバーテクノロジーに近い技術といえ、連邦にもジオンにも使われていたインコム自体を
それと一緒に考えるにはちょっと納得いかないように思います。
そもそもインコム自体は連邦からガンダムMK−Ⅴなどを通じてネオジオンに技術漏洩した経緯がありますよね。(センチネル参照)
サイコガンダムを通じてアナハイムに技術がわたって各研究部門が秘密にしようがしまいが、ジオンにも技術がわたったモノを秘密にするようなものではないと思います。
ギラドーガに、その技術を導入するかしないかは、ネオジオン軍内において量産型MSに導入する必要性を総合的な判断で却下しただけではないのでしょうか。

272一文字突破:2006/06/23(金) 16:29:56
>インコム自体は秘密にするような技術ではなかったのではないでしょうか?

勿論その通りです。あくまで可能性論に過ぎませんよ。”必要性を総合的な判断で却下した”という意見と同様に。
要するに、”インコム装備のドーガ系”は開発されたかどうかは現時点では判らない”ということです。
1・開発されたが確認されていない。
2.開発が却下された。
3.開発不可能だった。
以上の可能性があるので、”インコムは却下された”という史料が確認されない限り、断言するのは危険だよという事です。
同様に”アナハイムの全ての開発部門にインコム技術があった”とも言い切れないのです。

例えば、アナハイム1研が係わっていたMK−II(の原型機?)のデータをアナハイム3研が非合法手段を使ってデータ入手し、NT用機体を設計した(註:実機はない)という説があります(ぎゃざ誌MSVS)。
作中で「右手がやっていることを左手が知らない」と例えられている通り各研究所の競争は激しく、仮に秘密にするような必要はなかったとしても、詳細なノウハウは渡さななかった可能性も有り得るのです。その点において僭越ですが意見を述べさせていただきました。

273九羅星:2006/06/24(土) 15:48:13
そういえば私名前変えてたんでした(_ _;
折檻さまお久しぶりでございます……大昔少し顔出してました、
multipletitanpaaこと九羅星と申します。
突破さんも大変お久しぶりでございますm(_ _;)m

>>217>>221

今更ですが(∇ ̄;)

>マーキング

そのマーキングですが、「ガンダムエンブレムコレクション」(講談社)によると、

■MSVに付けられた兵科マーキング

MSVに描かれているジオン公国の地球攻撃軍の役割別部隊マーキングを公開。

MS-07H

「┤①→」(※心眼で縦にして見てください) 対空防衛小隊

MS-06Z

「Ⅱ→」  重機甲中隊

MS-06E

「>→>」  偵察中隊

その他「⑪→」機甲工兵中隊、補給中隊、整備中隊のマーキングが記載。

として、一部解説されてました。
腑に落ちない点もありますが、既存機をマーキングから判断するに、
MS-06E-3は偵察中隊、MS-06Kは対空防衛系部隊、MSM-04Gは重機甲中隊、
MS-06V-6は補給中隊、MS-06Wは整備中隊に属するようです。

274一文字突破:2006/06/24(土) 17:23:41
九羅星様、超お久しぶりです。

>MSVに付けられた兵科マーキング
恐らく『MSVハンドブック』等が初出のこれらのマーキング設定ですが、最近では『ガンダムコレクション』でも良しばしば採り上げられていますね。
これらから察するに”元MSV画稿の機体以外の機体の所属”も確認出来るようです。

275一文字突破:2006/06/24(土) 17:49:17
続・九羅星様

>”インコム装備のドーガ系”
○1/144 ヤクト・ドーガ(クェス・パラヤ専用機)インスト<オプション・シールド>

嗚呼、そんな有名なところに・・・灯台元暗し(苦笑)。フォローありがとうございます。やはりよく調べずに脊髄反射レスするのはいけませんなぁ。

276梅安:2006/07/14(金) 02:01:58
 初めまして。
 他のスレッドの話題ですが、多分こちらのルールではこちらのスレッドへ書き込むのがルールだとおもいましたので、こちらへ。

>「Z計画の疑問」スレッド
>AMX-107バウとZガンダムのつながりについて

 HGUCバウの説明書に以下の文章があります。

 「バウ」は、ZZガンダムと同様に、期待をふたつに分離させ、それぞれを戦闘機として運用するというコンセプトで試作されたが、複数のパイロットが必要であることから開発はベンディング(一時棚上げ)された。(後略)
 (中略)
 (前略)事実上、バウはそういった諸事情(*)によって誕生したZ(ゼータ)ガンダム(あるいはZプロジェクトによる他の機体)のデッドコピー(技術や設計を盗用)したMSであると言うこともできるだろう。

*そういった諸事情:
 連邦・ティターンズからから供与された機体・技術が膨大であった。
 AE、エゥーゴなどからネオジオンに参加・あるいは復帰するスタッフも多数に上った。等

 以上の事から、AEから流れたZ系の技術は入っていると考えて良いんじゃないかと思います。

 昔、HJの別冊では、頭部をゼータタイプのヘッドに換装したトリコロールのバウが「ジオンズガンダム」として掲載されていたこともありましたが・・・。

277一文字突破:2006/07/14(金) 21:32:52
模型オレガンネタなので考察的にはどうかと思いますが、MG誌01年3月号に”裏取引で譲渡されたアナハイム非可変Z系機体をバウの技術でリファインしたアクシズのZ系機体【MSZ−007−R】”が掲載されていますね。この機体、所謂”藤田版Zのデッド・コピー”のようなんですが、藤田版Zが007系非可変Zの1バリエーションとか妄想しちゃダメですか?ダメですね(自己完結)。
復帰したジオン系技術者は、アナハイムもそうですが木星勢力からもいるようで(「ジオンの再興」とか「HJ別冊逆シャア」とか)、そのあたりがネオジオンが多彩な機体を開発できたことの遠因になっているのかもしれませんね。

278だっちん:2006/07/14(金) 21:46:41
>MG誌のMSZ-007-R
あれは逆なんじゃありませんでしたっけ(つまりバウの元になったZタイプ)?ちょとすぐ該当号を探せないので確認がとれないですけど。違ってたらすんません。

279一文字突破:2006/07/15(土) 01:35:06
原文ママ MSZ−007−R
”可変機構を廃したZガンダムタイプとしてアナハイムが開発したが、発表前に政治的取引でアクシズに移譲。アクシズでバウの技術をもとにリファインされ「ガーベラテトラとGP04G」と同じような道をたどったMS”

ということで、【MSZ−007(藤田版Z?)】のリファインタイプ(R型)ってオレ設定のようです。
”Z系デッドコピー機の技術でリファインした別のZ系のデッドコピー機”というなんともややこしい設定ですな(笑)。

280だっちん:2006/07/15(土) 16:47:07
>一文字突破さん
ありゃ?記憶違いだったみたいですね。誠に申し訳ないm(T_T)m。んじゃあちらも直さないといけないなぁ(--;)(謎)。

28190式改:2006/07/21(金) 20:09:43
皆様お久しぶりです。
>>219
>WWII独軍辺りに由来するものがあるのかも
もしかしたら第二次世界大戦中のドイツ空軍の幹部記号を基にしたのかもしれません。
ちなみに、
>ノリス・パッカード(MS-07B-3)が「へ」×2
は飛行隊(MS隊)司令官と解るのですが、
>シャア(MSM-07S)が「へ」×3+縦棒
は残念ながら解りません。しかし、「へ」×2+縦棒だと航空団司令官なのでそれと同じかもしれません。
(図解 世界の軍用機史3 ドイツ空軍エース列伝 グリーンアロー出版 P159 を参考にしました)

282ア・ドン:2006/07/25(火) 00:15:51
UC世界の空間艦艇は水上艦に比べれば「紙のようなもの」とセンチネルでいわれるように、対空砲および対ビームコーティング頼りで直接防御力はないに等しいわけですが、実際にはどの程度のものでしょうかね?
0080ではサイクロプス隊が潜入に使ったバーナーが「戦艦の外板を焼ききれる」ともいわれましたし(誇大な売り文句の可能性も有りますが。)
やはり現実の駆逐艦程度の1センチ弱といったところなんでしょうか。どう思われますか?

283M−鈴木:2006/07/25(火) 12:27:39
質量弾としての隕石ミサイルクラスならば兎も角、微小隕石との衝突を前提に軍用艦艇がある程度以上の防御措置をとっていないはずは無いと思われます。
特に月軌道から地球低軌道までの強引な移動は相当な最大速度を実現してしまいます。
仮に0.1G加速で40万kmを移動(半分加速し続け残り半分を減速し続ける)した場合、11時間しかかかりませんが、その中間地点における速度は20km/sにも達します。
これは低軌道でベクトルの異なるデブリと衝突する場合の相対速度(最大で約16km/s)を大きく超えるもので、数グラムの物体が致命的な打撃を与える可能性があります。
したがって、あの装甲は数次の装甲で出来ており、表面の1〜10mmの一次装甲の下に50cm以上の発泡材等の樹脂層、続いて10〜100mm程度(場所によって異なる筈です、ブリッジのガラスや装甲シャッターもそれなりの厚さ表現だった気が)の主装甲があり、以降は水等による放射線防護層・・・程度の防御クラスのシステムで出来ているのではないでしょうか?

・・・設定ソース無しの発言は本掲示板の趣旨から外れてしまうかもしれませんが、その位は欲しいな・・・程度に考えていただければ幸い。

284るるる:2006/08/14(月) 19:57:02
初めまして。ここに来るといつも皆さんの熱量に圧倒されます・・。
で、ネタになるかどうかわかりませんが、MSのカラーリング
(あえて塗装とは呼ばない)について思いついたので一筆。

MSの色って『塗料』で『塗装』なんですかね?
地上ならエアでブシューってやるんでしょうけど、無重力でもその
方法で塗れるのかな? 帯電させればOKなのか?
ファクトファイルのイラストとか見てるとエアブラシ塗装っぽい
描き方に見えるけど…。カラーシート貼ったほうが施工が簡単そうな気がして、
気になってしょうがない。薄ければ曲面も貼れるし。
量産型は『塗料』の方が安く上がるかもしれないけど、じゃあ、試作機や
カスタム機は? シャア専用ザクの為(だけ)にピンクを調色するのは
面倒くさくないか? ましてや、「直撃をくらったよ。直しておいてくれ」
とか言われたら、修理後、塗料でプシューより、シートをペタッのほうが効率よいはず。

現用の軍用機とか、アクロバット用の派手な機体はどうなんだろう。
ちなみにポケモンジェットは多分、耐光性のある屋外用シートだと思う。
マスキングして吹き付けているとは思えん(すみません調べてません)。

皆さんは、どう思われます?

285与謝野折檻:2006/08/15(火) 00:13:35
たった今、東京から帰ってきました。
MSの塗装について、思いとしては色々とあるのですが、純粋に劇中での表現について拾ってみますと、パッと思いつくのはA.E.U.G.がティターンズから分捕ったMk-IIにエアブラシでブシューと白をオーバースプレーしていたことや、アンナマリーのダギ=イルスを連邦カラーに塗り替えるときも同様の工法をとっていたこと、などでしょうか。
ちなみに、カラーシート貼り付け技法が始めて画面に登場し、MSの塗装研究家に衝撃を与えたのはVガンダムのホワイトアットだと記憶しております。
どちらの技法にも一長一短があり、場面によって使い分けている可能性もありますが、どうもF91のU.C.0123からVのU.C.0153の間に技法がシフトしたようです。

286一文字突破:2006/08/15(火) 08:40:04
MSのカラーリングとしては、他に例外として

グレー:装甲材の成形色(AOZのヘイズル改)
赤:下地の特殊加工塗料(ゲームブックの06R−2)

などがありますね。

>カラーシート貼り付け技法(Vガンダムのホワイトアット)
おお、完全に失念していました。良く覚えてますねぇ。

287るるる:2006/08/15(火) 21:15:31
レスいただきありがとうございます。

>劇中の描写
>ホワイトアット
あぁ!そんなシーンがあったんですね。Zの映画も観てないし、
テレビに至っては観たり観なかったりなんで、画面はよく憶えて
なかったりします。F91も1回。Vはぶっ通しで1回すべて観たはず
なんですが、ホワイトアットのシーンなんて憶えてませんでした…。
ホントによく憶えておいでです・・。

>一長一短〜使い分け
確かに現在でもそうですな。でもUCで宇宙なのに、制作スタッフも含め
皆が皆、“ガンで吹きつけ”と思っている(ような気がしていた)のが、
ちょっと前から気になってたんです。
吹付は準備と片付けが面倒そう&ミストが心配だし、シート貼りも広面積や
曲面が難しかったりするんでしょうが・・もし自分で塗れといわれたら
ザクなら塗装、ガンダムの赤青黄色はシート貼りかなぁ・・・

>装甲材の成形色
そんな考え方もありましたね! ザクの黒い部分はゴムなんだとか、
グフが青いのは装甲の地色だとか(青い巨星の立場は?)。イデオン
の赤はサビ止めペイントの色だとか(←脱線)

なんにしても、資料もひもとかず、調べもしてない素朴な疑問に
応えてくださってありがとうございます。

28890式改:2006/08/15(火) 21:29:36
たしか昔MJを読んでいたらジム・スパルタンのボディーにテープを貼って簡易迷彩にしたなんてことが書いてあった気がします。
それに近藤和久先生の“ガンダムクロスオーバーノートブック1”にガンタンクのカラーリングが派手なので連邦軍兵士が「手っ取り早く石灰でも塗って迷彩しておけ」なんて科白があります。
>シャア専用ザクの為(だけ)にピンクを調色するのは
シャアはMS教導大隊でトップの成績でした。そのための特例でしょう。ただしどこかのホームページで宇宙艦用のカラーシール(グワジン級戦艦や旗艦タイプ?のチベ級重巡用か)を使用してシャアはあの赤いザクを作り上げたと解説していました。(シャアは派手好き?)
ジオン軍はエースパイロットに派手な塗装をさせることで兵士、特にMSパイロットの向上心と戦意を高めるのと同時にジオン国民へのPRにもなると考えたからでしょう。赤い流星のシャアや黒い三連星などエースパイロットはジオンの新聞を賑わしましたし・・・。
MSの塗装はスプレー(宇宙では無重力用の改良型)と場合によってシールを使用していたと私は考えます。
>現用の軍用機とか、
スプレーで塗装しています。
>ちなみにポケモンジェット
シートだというのをなんかで見た気が・・・。最近首都圏に多いラッピングバスと同じタイプのシートだと思います。

289るるる:2006/08/19(土) 10:11:25
90式改さん、反応遅くてすみません。ありがとうございます。

>スパルタンとガンキャノン
これはあくまで、現地迷彩なので簡単にすませよう、ですよね。

>どっかのホームページの赤いザク解説
自分と同じ考えの人がいるとわかっただけでも、納得いたしました。

>スプレー(宇宙では無重力用の改良型)
どんな改良をすればいいんだろう・・それを知りたくなりました。

追伸・折檻さんへ
>U.C.0123からU.C.0153の間に技法がシフト
好意的解釈をするとこうなりますが、実際は、制作スタッフが
シートを貼るという技術を認識したのが、この時期なんだろうな〜。

あんまり書き込みが過ぎると雑談になりそうなので、最後にします。
ネタにはなりませんでした…。この話題は、考察することはできても、
正解の出しようが無いですよね。すみません。

290sputinik:2006/08/20(日) 04:00:37
 ガン(スプレー)塗装の無重力下での使用に関しては対策が立てやすいですね、塗装面と塗料をそれぞれ逆の電位を与えて(+か−に帯電させる)やれば塗料は塗装面へ自然に吸着され場合によっては溶剤も要らないので密閉空間での使用時の対策にもできそうです。

29190式改:2006/08/21(月) 18:52:07
>ただしどこかのホームページ
ttp://www1.ncv.ne.jp/~edgey/ronbun/toukou/color.htm
私設ミノフスキー物理学会さんのホームページでした。

292桑衝去場:2006/08/22(火) 05:34:22
>折檻氏
大変ご無沙汰しておりますが、辛うじて生きております^^;
最近は、ガンダムよりも、もっぱら息子の影響で始めた「デュエルマスターズ」という
お子様向けトレーディングカードゲームにはまっておりまして・・・・

ガンダムの方はというとフレッツの無料配信など観ながら懐古してる程度なんですが
私好みのネタが出てますので少々口を挟ませていただきたいと思います。


>るるるさん

>>スプレー(宇宙では無重力用の改良型)
>どんな改良をすればいいんだろう・・それを知りたくなりました。

実は、塗装に重力というのはあまり関係ありませんで、
通常のエアブラシなどの様な、いわゆる重力式(塗料の自重で塗料を供給する仕組み)が使えなくダケで
コレは、圧送式といわれる塗料を加圧して供給するタイプなら全然問題ありません。

モデラーさんでエアブラシなどを使った事がある方は経験があるかと思いますが、
塗料が掛かり過ぎてタラリと垂れてしまうといった状況が起き難く、
むしろ、好条件と言えます。

それから、sputinikさんが挙げられている
「塗装面と塗料をそれぞれ逆の電位を与えて〜」
というのは、溶剤塗料に電荷を掛ける「静電塗装」や非溶剤の粉に電荷を掛ける
「静電粉体塗装」というのが、現実の塗装工場で普通に使われていたりします。
確かに、これらの方法では、塗料ミスの飛散は少なくはなりますが、
噴霧する以上、飛散するミストを0にするというのは、理論的にも、おそらく不可能でしょう。
塗料ミストを出したくないならば刷毛かローラーで塗る方が良いのですが
如何せん、あまり作業効率がよろしくありません。

で、翻って宇宙世紀での塗装方法を見てみますと、
折檻氏も挙げられているアーガマ内で行なわれたMk-IIのマスキング方法が興味深いですね。

通常、マスキングというのは色を塗りたくない部分を紙やビニール等で覆い隠しますが
Mk-IIの場合、塗装する部分を袋状にマスキングして、その袋の内部に塗装をしており
宇宙船内の貴重な空気を汚染しないようにしている様です。

ついでに未だ此処で出ていない宇宙世紀の塗装シーンを挙げると
ZZ終盤で、グレーミー軍が識別の為に自軍のMSを塗り替える場面がありましたが
この時のアクシズ構内は、プルツー達がマスクを着用しなければならないほどミストもやもや状態
普通に溶剤をスプレー塗装しているで全く何の対策も施されてませんね。
急遽、大量のMSを塗り替えなければならなかった為でしょうが、
切迫したグレーミー軍の台所事情というのが見えて面白いです。


PS.折檻氏へ
諸般の事情で「レ」のアドレスが↓に変わってしまっておりまして
http://f1.aaa.livedoor.jp/~rewloola/
お手隙のときにでもリンクを張り替えておいて頂けると有難いです。

293一文字突破:2006/08/24(木) 18:44:31
>ジム・スパルタンのボディーにテープを貼って簡易迷彩

補足です。MJ確認してみると、ステルステープ簡易迷彩は後ろにこっそり映っている【ジム・スカウト】のほうですね。

294ZEN:2006/08/26(土) 10:46:21
お久しぶりでございます。
バーザムネタはこちらに移行した方がいいのでは・・・と思いましたので、こ
ちらに書き込みます。
オリジナルバーザムとペズンバーザムはセイバーとセイバードック、もしくは
FJ-4フューリーくらいの差があると私も考えます。
そこで、あくまで私論ですが、
オリジナルバーザム⇒戦時急造省力生産型
ペズンバーザム  ⇒正式採用型
と考えるべきではないかなと。
バーザムは「とりあえず」のオリジナルと、ティターンズの要望に合わせてMK
-Ⅱを参考に設計を大幅に見直したペズン型があるのではないでしょうか。いず
れエゥーゴを掃討した暁に行われる、対アクシズ戦にはこのペズン型を主力に
する計画だったと思います。
同じ型式なのに、機体構造がここまで違う機体も珍しいですが、実機でも旧ソ
連の「ブラインダー」と「バックファイア」は同じ型式で、機体設計が全く違
います。これはNATOに新型爆撃機開発を追求されない様、「改良型」という「
隠れ蓑」を使ったとも言われていますが、他にも予算獲得のために、全く別の
設計と言って良いものを「改良型」と称して同じ型式で押し通した例はいくつ
もあります。
RMS-154という型式番号は、本来ペズンバーザムに与えられるはずだったものが、
開発が間に合わないので、同じ型式で急遽、戦時急造省力生産型を開発したのか、
予算獲得のために同じ型式で「改良型という隠れ蓑」を使って、全く違う機体
を開発したのか、色々と考察する必要があると思います。

295ア・ドン:2006/08/27(日) 12:08:57
バーザムは「ニューギニアのジオン系技術者」がどのような設計をしていたかが問題になるのですよね。
いわゆるオリジナルバーザムはハイザック・マラサイ・ガルバルディ等のジオン系機体の流れを感じられる機体であり「その設計は急を要するものでもあり、現行生産機のいずれかをベースにすることを前提とされていた」とセンチネルにはありますが、これは決してMKⅡベース前提ということとは取れないと思います。
「他モビルスーツからのフィードバックが見られない」ともありますが、全くゼロから設計された訳では当然ないわけで。…こじつけくさいかもしれませんが腰アーマーが存在しない設計・スラスターの配列からケンプファー等のツイマッド社の流れもありえます…マラサイはケンプファーとの関連が取りざたされてますし、一年戦争末期に連邦はサイド6リボーコロニーで実機を手に入れていますから。
マラサイの流れを汲んでいる部分は外観からはわかりませんが少なからずあると思います。部品供給上もメリットは少なからずあるわけですし。

アナハイムからの供給がダカール後(これもダカールで演説したのがだれであるかは異説が発生しているわけですが)、アナハイムからのマラサイ系の供給が怪しくなってきたという事情があるわけですが・・・。
バーザムに求められていたのは「生産性向上とコストダウンを主眼に置いている」ともあり、決して性能ではないのですね。

連邦系設計のペズンバーザムが今のところペズン近辺でしか目撃例がないこともなにか手がかりになるのではないでしょうか。

296一文字突破:2007/01/10(水) 10:07:21
ガンダムマガジン名作集発売でちょっとはメジャーになったかのしれないので、
「宇宙を超える者」ネタでちょっと古い話題。

>MSのカラーリングとしては、他に例外として
>グレー:装甲材の成形色(AOZのヘイズル改)

「宇宙を超える者」ではティターンズが運用テスト中の【プロトタイプガンダムMK−II】(外観はMK−IIと同様)が登場しますが、何故かカラーリングは白系統。
テスト時ですから、正式塗装前ということでそんな色なのかも知れませんが、塗装前ということなら”グレー:装甲材の成形色(AOZのヘイズル改)”という具体例もあることですので、同様に装甲材の成形色パターンだったと類推するのも面白いかもしれません。
近藤版ZガンダムのMK−II3号機も白いですし、これも正式塗装前だったという説を採るのもいいかもしれません。

かなりマイナーな史料ですが、『マイアニメ85年5月号付録ポスター』に機番01、03のMK−II2機が描かれいるのですが、この機体は所謂ティターンズMK−IIの塗り分けパターンで白とグレーを基調にしたカラーリングを施されています(ほぼヘイズル改と同様な色を想像していただければ判りやすいかと)。コレなども正式塗装前の姿であると解釈すればイイ感じかも。

297:2007/01/30(火) 04:51:12
<style>

298るるる:2007/02/05(月) 03:50:48
失礼します。
最近出た『機動戦士ガンダム一年戦争全史 上―』にMSの塗装というテーマで
2ページのコラムがあって、“MSの色は装甲材の成形色”説が載ってました。
“グフのブルーは装甲材の色”というのは、たしかモデルグラフィクスのHGUCか
何かの作例で読んだ記憶があるんですが、それを補強するような記述がありました。
以上報告終わり。

299ジョン:2007/02/05(月) 23:07:09
失礼します。AOZトーシローです。何故ヘイズルの額のアンテナ基部だけ、大きくて長方形なんでしょうか? しかもブレードの根元にはベンチレータの様な四角い穴が縦にに二つ。でも、絵によっては、カメラかセンサーが仕込まれている様な蛍光緑の様にも塗られていたり。あんな形状は他のガンダムタイプには見られ無い様なんですが、どなたかご教示下さい。お願いします。

300レイ・スリード:2007/02/06(火) 22:35:03
頭部サブカメラのことでしょうか?あれはシールドブースター三枚を用いた
最終形態で進行方向に対する視界を十分に確保するための措置です。

質問は質問板でどうぞ、僕なんかよりずっと詳しい人がいると思いますよ

301叙hん:2007/02/07(水) 12:24:31
ご返事ありがとうございます。質問板へ移動します。ただ、お伺いしていたのは、
おっしゃる、所謂、"トサカ"の部分でなく、額にあるブイ字アンテナの基部です。
他のガンダムだと大体五角形で、平たくて、赤色の、アレですね。 あの部分が
ヘイズルだけ、何故か大きくて、ゴツゴツしていて四角いですね?

302一文字突破:2007/02/08(木) 12:30:39
>額にあるブイ字アンテナの基部です。
>他のガンダムだと大体五角形で、平たくて、赤色の、アレですね。 
>あの部分がヘイズルだけ、何故か大きくて、ゴツゴツしていて四角いですね?

単純な出典教えて質問ではなく、ネタ振りなのでこちらのスレで良いと思いますよ。
どういった機能があるのかどうか?は語られていないので、想像にならざるを得ないのですが、
デザイン面だけで邪推すると、ティターンズのガンダム名称冠するMS・サイコガンダム系(プロト、サイコI、量産型)がどちらかというと四角形の意匠をもっているので、それを踏襲してあんなデザインになっているのではないかと個人的には思っています。

303ジョン:2007/02/08(木) 21:44:22
一文字突破さん、面白い意見、有難う御座います。という事は、何か、
ミノフスキー通信機の一種(サイコミュとまでは行かないが)の試験を
していた、或いはする予定があったのかもしれない、というお考えですね。

304ジョン:2007/02/08(木) 21:58:00
またヘイズル絡みの、重箱の隅をつつく様な話で、申し訳無いんですが、
顔の両横に三っつづつ開いている熱交換器の穴なんですが、ヘイズルでは、
元になっているクゥエルの物に比べ、容量を増やしたのか、MKIIよろしく、
数々の追加装備等の為に、頭部の演算処理機が肥大化した為、スペースが
減ったせいか、その両方の理由でか、下二つの開口部を、前へ伸ばして来て
ますが、一番上の穴には、何か丸い発炎筒の様な物が詰まっていて、何だか
気になってしょうがありません。どなたか、アレが何なのか、ご存知の方が
いらっしゃいましたら、是非ともご教示戴けないものでしょうか? お願い
致します。

305ジョン:2007/02/14(水) 22:59:15
どうも前回投稿の質問にもお返事頂く前からなんですが、皆さんのご意見を
伺いたい事が出てきました。ネモは駄目なMSなんでしょうか? ムーバブル
フレーム、ガンダリウム装甲、ビームライフル、推力十分、センサー能力十分。
10年前のMSと比較するのは、角違いかもしれませんが、RX78を含む一年戦争の
時のどのMSよりも可也優れた機体なんですが。パイロット次第では(エコール)、
MkIIでも十分相手に出来るポテンシャルがあるんですね。1/2ガンダムよりは
少なくとも、相当性能的には上を行ってる筈ですし。ご意見、お待ちしてます。

306一文字突破:2007/02/15(木) 00:52:41
>ネモは駄目なMS

MG解説書では割とベタ誉めでしたよ。要は運用方法、比較対照の違いにより評価など一変するということです。ジェガンも同様な傾向にありますね。

307梅安:2007/02/15(木) 11:10:08
>ネモは駄目なMS

 確かに性能的にダメという評価はあんまり見ませんね。
 装備のビームライフルがジム2と共通ということで、火力不足という話はあるみたいですが。

 むしろ、生産性の悪さ、コストパフォーマンスの悪さという面が大きかったのかも知れないです。
 その意味では、ジェガンは生産性を高めたネモ的な存在だったのかも知れないですね。

 ジム系の中でもトップクラスの機体だと思いますが。

308レイ・スリード:2007/02/15(木) 22:14:13
確かにジェガンがガンダリウム合金を採用していないあたりを見るからに
一機当たりの生産コストはジェガンを越えていたのではないでしょうか?
戦力的にティターンズに劣っていたエゥーゴが量よりも質を
求めていたとしてもおかしくありませんし。

自説ですが、ネモはジェダに近いんじゃないんでしょうか?

309ジョン:2007/02/15(木) 23:33:26
皆さん、ご意見有難う御座います。いきなりジェガンにまで飛んでしまったので、
付いて行くのが、正直やっとです。冷汗。ネモのビームライフルですが、確かに、
Eキャップ式ですので、Eパック式の物より、絶対的に携帯弾数は少なくなりますが、
マラサイの物やディアスのビームピストルに比べても、出力差はコンマ何メガの
話ですので、私も、その点が格段に劣っているとは、言えないかもと思います。

当初は、GMII(及びRGM79Q)の交代機種として、連邦軍(TITANS)に売り込むつもりで、
aガンダリウムを使って作られていた様ですが、直ぐに、rガンダリウムの技術が
シャアに持ち込まれると、r系に装甲材を変更したんでしょうから、本来、量産機
としてデザインされていただけに、値段的には、マラサイと同等だったんではないか
と思います。

ジェガンとネモの絡みを考えるとき、GMIIIが、どうしても割り込んで来てしまうと
思うんですが、まず装甲材について考える時、グリプス/第一次ネオジオンの頃から、
ガンダリウム系と、それ以外のチタン系(チ/セ複合材等)の実質上の差は、徐々に
無くなってきたんでは無いかと思われます、特に費用対効果を考えたとき。事実、
グリプス開戦時、既に、MkIIのチ/セ系装甲材が(恐らくは、チ/セ系の中でも、B材に
近い能力を持つ、ハイエンドの物が使用されていたんでしょうが)、ハイザックのザク
マシンガンの直撃に耐えるだけの防弾力を見せていました。ですから、GMIIIは、未だ
部分的にガンダリウム系の素材が使用されたのに、更に後発のジェガンが、チ/セ系の
装甲になったからといって、必ずしも質が落ちたとは、言えないのかもと思います。
あと、GMIIIがそうであった様に、ジェガンもオプション装備で、武装を変更し汎用性を
拡張するデザインを取っていたので、そういう意味では、構想的には、むしろ、GMIIIに
近いのかなとも思います。ジェガンの配備を推進したジョンバウアーが、GMIIIの様に、
マルチロールなジェガンの方が、どうせ買うなら経済効率がいいシステムと考えたのは、
頷けます。

レイさんの、ジェダとの絡みに関するご意見は、どの文献をもってジェダという、未だ
非常にミステリアスな機体を考えるかにより、変わってくると思うので、非常に、微妙な
ところですね。

310一文字突破:2007/02/16(金) 07:08:03
フォローなど

>直ぐに、rガンダリウムの技術が
シャアに持ち込まれると、r系に装甲材を変更したんでしょうから

初期α系(キットインスト記述)、後期γ系(ヒストリカ記述?)ですが、直ぐにではないと思いますね。コスト高っていう評価はα系についてまわる原因ですから、ネモのほとんどはα系だった可能性は高いでしょう。

>MkIIのチ/セ系装甲材が(恐らくは、チ/セ系の中でも、B材に
近い能力を持つ、ハイエンドの物が使用されていたんでしょうが)、

β材に近い性能のチタン系合金(EB記述)はγの製錬技術のフィードバック後のシロモノなので、オリジナルMK−IIでは有り得ないです。ジェガンや陸戦用MK−IIBあたりはコレの可能では充分に有り得ますけど。あくまでオリジナルMK−IIの装甲は”昔のまま”のチタン系なんでしょう。

311梅安:2007/02/16(金) 17:53:11
>rガンダリウムの技術が
>シャアに持ち込まれると、r系に装甲材を変更したんでしょうから、
 ネモがアルファ系装甲材で作られたのは、ガンマ系の技術漏洩を防ぐためって話もありますね。
 シャアがアナハイムと関わった頃には、既にネモはエゥーゴへ提供されることになっていたでしょうから、エゥーゴがガンマの技術漏洩を恐れたっていうのはアリだと思います。

>マラサイの物やディアスのビームピストルに比べても、
>出力差はコンマ何メガの話ですので
 あれ?そんなに差がなかったですか?
 マラサイのビームライフルは、生産性の良い量産タイプのビームライフルだったらしいですが、単にEキャップからEパックになっただけだったのかしら・・・。

312通りすがり:2007/02/16(金) 19:13:37
いや、確かに、あの表現は、非常にいい加減で、失礼しました。ただ、
a材の機体の方が多かったという点に関しては、個人的には疑問が残ります。

ネモの装甲材変更のタイミングですが、本機の開発着手/ロールアウトが、
マラサイより後だったという事を考えると、当初、a材を適用したのには、
技術的な理由より、政治的な思惑が働いていたんではと想っています。
例えば、本来連邦向けを想定した為に、r材のソースコードを出来るだけ
長い間、隠したいと考えたとか? 比率に関しては、想像の域を超えませんが、
a材でネモが生産されたのは、開発終了から、マラサイ無償供与確定と同時に
AEUGによるネモの運用が決まる迄という、比較的短期間だったと思います。
ジャブロー降下作戦で投入された機体の全てが、a材使用の機体だったとして、
その頃には、既にr材使用に生産が移っていた筈なので、やはり、絶体数では、
r材の機体の方が、上回ったんではないでしょうか?

B材とMKIIに絡んだ表現も、多少誤解を生じた様で、お詫びします。B材がMkIIに
使用されていた事を示唆するつもりでは有りませんでしたし、確かに、劇中でも、
アーガマでクワトロがカミーユに、MkIIの装甲材は「従来の物」という表現を使って
確認してました。基本的に私が挙げたかったのは、MKIIの防弾性能や、ムーバブル
フレームであるにも関わらず、「比較的」軽く収まった重量等から見て、チ/セ複材の
性能が日々向上していた様に見られるという点でして、未だ未解明な点の多いB材を
引き合いに出したのは、聊かまずかったかもしれませんね。ただ、性能的な面から見て、
例えばGMIIやQ型と、全ったく同じ装甲材が使用されていたとは、やはり個人的には
考え難いんですが、その辺はヒルダビダンのみぞ、知る所という事なんでしょうか。

313ジョン:2007/02/16(金) 19:17:39
ごめんなさい、上の投稿で、名前を忘れてました。

ああ、そういえば、ビームライフルの出力差ですが、マラサイ・ハイザク用は
2.2MWで、GMII/MSA003用は1.9MWです。RX78のは同じく1.9MWで。MkIIのは2.6から
2.8MWですが、GPシリーズの物は1.5MWでした。

314一文字突破:2007/02/18(日) 11:44:19
>比率に関しては、想像の域を超えませんが、
a材でネモが生産されたのは、開発終了から、マラサイ無償供与確定と同時に
AEUGによるネモの運用が決まる迄という、比較的短期間だったと思います。
ジャブロー降下作戦で投入された機体の全てが、a材使用の機体だったとして、
その頃には、既にr材使用に生産が移っていた筈なので、やはり、絶体数では、
r材の機体の方が、上回ったんではないでしょうか?

γ材導入のタイミングについては異論は無いのですが、ティターンズに納入されたマラサイなどは全て”量産前提試作機、及び先行量産機”で、使い潰されたとされます(HGUCインスト)。つまり、本来マラサイと同時運用を前提としていたのα材のネモも既にラインに乗っていた分だけでもかなりの数が合あった可能性があるのです。
ネモにコストパフォーマンスが悪いという評価がつきまとうのは、大多数がα材であったことに起因すると考えた方がしっくりきます。廉価版γ材だったら安くなるハズじゃないですか。ああ、そうか!途中で外観は全く同じ【ネモII】に生産が切り替わってしまったんですよ(笑)。
とはいえ、この議論に関しては現状正解は無いと思います。

315ジョン:2007/02/19(月) 12:53:28
r材が連邦へ普及したタイミングに関しては、近年になり、
更に混乱を招く様な情報が氾濫している様で、古い資料では、
ギャプランの装甲材は不明となっていたんですが、最近では
r材になっています。ギャプランは、計画自体、アッシマー
同様、可也古いもので、ロザミアがアウドムラ追撃戦で使用
した機体が、r材を使用していた可能性は殆ど無く、まあ、
アポロ作戦でヤザンが搭乗していた機体においては、時期的に
見て、r材を利用して製作された可能性を完全に否定出来無い
とは思うんですが、プラモやゲームをやらない私にとっては、
HGUCやMGの取り説の様な比較的新しい解釈資料に触れる事が
少ないので、最近発売された、HGUCTR5フライルーの取り説で、
ギャプランの装甲材について、どういう解釈になっているのか、
気になる所です。

316梅安:2007/02/20(火) 00:30:36
>HGUCTR5フライルーの取り説
 ホビーサーチのサイトで取説は読めるんで見てきましたが、
 「装甲材質:ガンダリウム合金」としか書かれてないんですよねぇ〜これが。

>ビームライフルの出力差
 0.3MWしか差がないわけですか。でも、「MkIIのは2.6から2.8MW」ということは、パワーセレクターで低出力が2.6MW、高出力が2.8MWだとすると、だった0.2MW出力を変えただけで貫通力が変わってしまうということでしょうから、案外0.3MWというのは大きな差なのかも知れません。
 しかも、連射性能がそれほど高くなく、携行弾数の上限が限られるてしまうとなると、小規模戦力でのパワーゲームが戦闘の基本だったグリプス戦役では大きなスペック差だったのかも知れないですね。

317ジョン:2007/03/01(木) 23:14:51
皆さん、突然ですが、またネモネタで申し訳ありませんが、ネモキャノンって
皆さん的にはアリなんでしょうか? 私にはどうも微妙です。

318レイ・スリード:2007/03/02(金) 12:54:32
私としてはエゥーゴには支援機が少ないのでネモを砲撃戦仕様にした機体と
いうのもあったのではないかと思っています。AOZでなんだかネモキャノン
と思われる機体も出てきていますしね。

319ママ:2007/03/02(金) 16:05:14
ガンダムエースに連載の C.D.A で、何月号だったか失念しましたが ドムフュンフが出てましたね。
デザインは トローペン系だったと記憶してたんですが、今月号の カードビルダーのコーナーで
緑色のドムフュンフのカードが紹介されてまして、それだと 08小隊版ドムのデザインに
なってるんですよね。どっちが 無かったことになるのでしょうね。

320レイ・スリード:2007/03/02(金) 20:52:22
ビルダーは公式非公式に関わらずあらゆる文献から設定を持ってきているので
ビルダーのほうを否定したほうがよろしいかと。

321通りすがり:2007/03/20(火) 02:16:27
ご存知の通り、ガンダムEz8には対人用の12,7mmバルカン砲が装備されています。
また他にも08小隊では、対人兵器を装備したザクも登場します。
これらは、地上戦で歩兵やゲリラ等を相手にする場合には大変有効な装備と思うのですが、
これ以降で対人装備の搭載が明確になっているMSとなると、U.Cですとジムクゥエル(暴徒鎮圧用装備あり)
C.Eですとスローターダガー(足に対人用のバルカン砲あり)が代表的ですが、その数は微々たるものです。
宇宙用MSはともかく、陸戦やコロニー内戦も想定したMSには対人兵器も必要ではないかと思うのですが、
なぜか対人兵器を装備しているMSは少ないようです。
60mmバルカンだと対人では威力過多でしょうし、威嚇にはなっても弾数も多くなさそうなので大変でしょう。
もしもジムやガンダムが、密林や市街戦で対MSミサイルを装備したジオンの歩兵部隊に攻撃されたような場合、
どう対応していたのでしょうか?
しょうもない質問かもしれませんが、ぜひご教授願います。

322sputnik:2007/03/29(木) 22:35:10
歩兵に攻撃されたMSはまず距離をとって攻撃を避けるのが基本的行動になるでしょう。
その後の行動はMSを航空機的に運用するか車両的運用をするかで違ってきます。
航空機的運用なら僚機に支援させて歩兵の射程外に退避して、支援を要請するか自隊の火力で敵陣一帯を焼き払う。
車両的運用なら随伴する歩兵に敵陣を掃討させて自機はその支援にあたる。
といったところが妥当でないかと思いますが。
そもそも狭く障害が多く歩兵が潜伏している可能性が高い市街地に対策もなく入り込むのが間抜けと言われても文句を言えない状況ですし。
対人武装として60mmバルカンでは過大な威力と言われますが、Ez-8に搭載されている12.7mm機銃でもかすめただけで腕が千切れ飛ぶ威力があるハーグ陸戦協定以来の歩兵に直接攻撃してはならない“残酷な兵器”に該当する物です。同等の機動兵器に対する牽制に使用可能で軽量でレスポンスが良いから対歩兵(陣地)用として搭載されているのでしょう。とゆうことでMSは基本的に歩兵と直接戦えないとゆうことでよろしいでしょうか?裏技はいくらでもありますが…

323レイ・スリード:2007/03/30(金) 01:03:20
人命を尊重しなければいくらでも対処はできますからね・・・

連邦軍のそもそものMS開発コンセプトとして、ザクと互角以上に戦える対ザク兵器
というのがあったと思いますが、連邦軍はそもそもMSの敵はMSと
割り切っていたのではないでしょうか?
歩兵主体で攻撃し、歩兵のみでは対処するのが難しいMSの相手はMSに当たらせる
という風に、歩兵は歩兵で、MSはMSでというところでしょうか?

324通りすがり:2007/05/06(日) 13:27:05
ttp://www.gundam-hardgraph.net/review/description04.html
例えばMS08小隊の第一機械化混成大隊ことコジマ大隊は本部管理中隊と二個MS中隊と一個対MS歩兵中隊で編成され、対MS歩兵が歩兵の掃討も受け持っていたと思います。
対MS歩兵の装備は対MSミサイルランチャーの他に歩兵用アサルトライフルも持っています。
ttp://www.gundam-hardgraph.net/review/description05.html
もし市街戦等遮蔽物が多い所で戦うのでしたら歩兵とMSが諸兵科連合を編成して、お互いを支援します。
>もしもジムやガンダムが、密林や市街戦で対MSミサイルを装備したジオンの歩兵部隊に攻撃されたような場合、
どう対応していたのでしょうか?
対MSミサイルを装備した歩兵をスナイパー用ライフルで狙撃する。もしくは味方歩兵部隊の機関銃やアサルトライフルの一斉射撃で無力化させる。
後はsputnik氏のお書きになったとおりです。

32590式改:2007/05/06(日) 14:15:17
ああっまたやってしまった。上の書き込みは90式改です。申し訳ありません。
実はジオン軍のMSの始めての実戦がコロニー内での反ザビ家暴動の鎮圧でして、(異説あり)ザクの大きさに驚いた人々は次々と逮捕されたそうです。
それに一年戦争ではあまりコロニー内での戦闘が無かった(サイド7、サイド6のリボーコロニーやテキサスコロニーなどは除く)のでコロニー内での戦闘はあまり考慮されていないみたいです。
ただ、例外としてクロスボーン・バンガードがあり、初めからコロニーをMSで制圧することを考えていたそうですが、連邦軍に味方したレジスタンスの歩兵用対MSミサイルでMSを何機か撃破されています。
しかもクロスボーン・バンガードのMSの兵装はあきらかに対MS用であり、対歩兵用の装備はありません。港から歩兵を侵入させるとかしてコロニーを制圧するつもりだったのだろうか?

326sputnik:2007/05/06(日) 20:31:16
90式改様。フォローありがとうございます。
クロスボーンバンガードのコロニー制圧の予想される戦術ですが、MSによる拠点強襲、同時に艦艇による港湾施設の封鎖。
その後にコマンドによる行政府施設及び放送施設の占拠。
放送による既成事実化。
人員の少なさそうな集団ではこんなところが限界かな…

327通りすがり:2007/05/07(月) 11:19:07
CVのコロニー制圧ですが、最終的にはラフレシアプロジェクトによって
コロニー内の生物を皆殺しにするという手順になっていたはずです。

ですので、CVのMS部隊の目的は対人ではなく
バグの行動を阻止できるような兵器=MSの排除だったのではないでしょうか。

328アンブレラ:2007/05/08(火) 16:33:52
だとしたらひどい話ですよね、鉄仮面を中心としたごく一部の人間にしか知らされていない
大量虐殺作戦がコロニー制圧作戦の最終段階に計画されていたなんて。

F91を最後に見たのが結構前なので良く覚えていないのですがレジスタンス
の対MS用バズーカでバグが落とされていませんでしたか?

329一文字突破:2007/06/05(火) 09:58:08
>ガンダムエースに連載の C.D.A で、何月号だったか失念しましたが ドムフュンフが出てましたね。
デザインは トローペン系だったと記憶してたんですが、今月号の カードビルダーのコーナーで
緑色のドムフュンフのカードが紹介されてまして、それだと 08小隊版ドムのデザインに
なってるんですよね。どっちが 無かったことになるのでしょうね。

>ビルダーは公式非公式に関わらずあらゆる文献から設定を持ってきているので
ビルダーのほうを否定したほうがよろしいかと。

緑色のドムフュンフの出典は『ジオニックフロント』です。念のため。
このサイト的にはどちらの”フュンフ”も両方肯定というスタンスかと思います。好き嫌いはあるでしょうが。
他にも、ノーマルドム系の外観のF型ドムは【MS-09F ドム改】(出典:HJ・ジオンの星)があります。
他にも【MS-09F ドワス・デザート】(出典:MJ/模型情報)、【MS-09F2 ブリザード・ドム】等のベース機が謎なドムもあり、F型系ドムは一概に仕様を断定できない機体でもあります。
まあ、”06Fに対する06F2・06FZ”、”07Bに対する07B3”、”09Rに対する09R2”のように統合整備計画の影響で、元々ノーマルドム系だった外観から変化したとでも思っておくのが精神衛生上は良いのかもしれません。

330一文字突破:2007/06/09(土) 21:43:20
■ほくほく様

▲8▼ 「ネタ出し」用スレッド (Res:329)
1 名前:与謝野折檻 投稿日: 2003/03/28(金) 22:20
スレッドの乱立を避けるため、「話題の切り出し」については、
まずこちらに書くことにしましょう。
やむにやまれぬ質問等もこちらです。

とのことなので、コチラにレス

>「MS−09Dの防塵能力などを向上させたF型も生産されている」
早速ソフトの本文を確認してみますと
「吸気口への防塵フィルター追加、不整地突破能力の強化など、より過酷な環境に対応したMS−09F型」
とありますので、特徴を考慮するとこのF型は【MS-09F/trop】のことを指していると思われます。
ソフトの発売時期(『0083』完結後)の事を考えても、その可能性が高いでしょう。

331一文字突破:2007/06/12(火) 21:41:48
>【MS-09F2 ブリザード・ドム/ドム寒冷地仕様(ブリザードタイプ)】

出典忘れ。『ケイブンシャ/バンダイ文庫 ゲームブック・ジェリド出撃命令』ですが、イラストはケイブンシャ版のみ収録です。
ケイブンシャ版はかなり独特なアレンジのイラストなのでなんとも判別がつかないのですが、割と【MS-09F/trop】に似ている(胸部装甲形状とかコクピットと胸ビームのレイアウトとか)ので、統合整備計画準拠のF型ドム系は実は【F2型】だったのかもしれません(だったらいいなぁ)。

332ジョン:2007/07/19(木) 22:03:22
皆さん、おひさしぶりです。おなじみ、AOZトーシローお宅のジョンです。
TR-6 ウーンドウオート、私的には「ウーン?度 嘔吐」と、訳しておりますが、
今月号のTITANS色の高速MS形態を見て、心奪われました。この機体に関して、
知識、分析力、共に抜群の皆さんのコメントをお聞かせ下さい。ケナシ、
持ち上げ、単なる感想、なんでも結構です。

私的には、ジェリドじゃ無理でしょうけど、ヤザンをこいつに乗せてたら、
AEUGに勝ててたかも?です。はははっ、いいんですよ、一緒に笑ってやって
下さい。

新しい00の機体なんか要らないから、はやくGコレにして欲しいなあ。
一セット全部で、全形態が再現されてるとか。あるいは、MS開発記録3は
全部TR-6でとか。プラモは作れないし、GFFだと、どうせ出来の悪い、バカ
高いだけのタコ作にしかならないと思うんで...GP03=あんたら、一体全体
何がしたいんや?

333一文字突破:2007/07/20(金) 19:08:56
個人的にあまり書き込めない立場なんですが、『大王07年8月号(もうすぐ店頭から無くなる時期です)』を”TR−6パーツの運用状況を記載したテキスト”ためだけについ入手してしまったダメガノタ(苦笑)。

334ウィナ・ツァハル:2007/08/31(金) 10:05:29
カラバの語源について:
「ガルダ級問答」では「カバラ」のアナグラムではないかという意見がありましたが、
仏教用語から「キャ・カ・ラ・バ・ア(空・風・火・水・土)」の「カラバ」かもしれません。
何故「風・火・水」なのかは分かりませんが…

335与謝野折檻:2007/09/08(土) 18:29:42
カラバ=サンスクリット五大元素説
とても興味深い解釈だと思います。
仕事柄、しょっちゅう五輪塔などを見ているのですが、まったく気が付きませんでした。

キャ(空)、カ(風)、ラ(火)、バ(水)、ア(地)
の五字のうち、キャ(空)とア(地)を除く三字を取っていることから、「宇宙(スペースノイド)と地上(アースノイド)を繋ぐもの」という意味を持たせているんだ…なんて説明されたら、ついつい納得してしまいます。

宗教観とも密接な関係がありますし、聞いた人に「秘密結社みたい」といわれれば確かにそうですよね。

336ウィナ・ツァハル:2007/09/11(火) 14:29:31
>「宇宙(スペースノイド)と地上(アースノイド)を繋ぐもの」
そこまで思い至りませんでした。
天地の対立をあおるティターンズへのアンチテーゼとしては格好の名前ですね。

3380344:2007/10/27(土) 09:25:22
「リリー・マルレーンの伝説 第1章」大変興味深く読ませてもらいました。
第2章以降の続きを早く読みたいです。

それから、「リリー・マルレーンの解説にガンダムを引合いに出すなら、
マクロスにも言及すべきでは?」と思いました。
(リリー・マルレーンに影響を受けた作品はマクロスに限りませんが)

339通りすがり:2009/03/26(木) 21:06:27
IGLOO2にて「マゼラ・アイン空挺戦車」が設定されましたが、これはマゼラアタックのベースとされるM1戦車なのでしょうかね?
それと、3話で「ヘビイ・フォーク級」なる陸上戦艦が出てくるようで、なんだかザブングルのランドシップのようです。しかし、レビル将軍の乗るビッグトレーよりでかいって…。

34090式改:2009/04/02(木) 22:37:05
マゼラ・アイン戦車ですが、設定資料集を読まないとわかりませんが、M1戦車を元に開発されたのかもしれません。
M1はどちらかというと軽戦車みたいですからね。
ジオン軍の空挺作戦というとMSがガウ攻撃空母から降下するイメージが強いのでひょっとしたらこの空挺戦車は本来の空挺ではなくて拠点警備などに使われていた可能性があります。

34190式改:2009/04/02(木) 22:37:50
マゼラ・アイン戦車ですが、設定資料集を読まないとわかりませんが、M1戦車を元に開発されたのかもしれません。
M1はどちらかというと軽戦車みたいですからね。
ジオン軍の空挺作戦というとMSがガウ攻撃空母から降下するイメージが強いのでひょっとしたらこの空挺戦車は本来の空挺ではなくて拠点警備などに使われていた可能性があります。

342ボール:2009/07/12(日) 11:18:21
1/144MSA-0011 SガンダムHG ペガサスⅢ図面をさがしてます。どの様にしたら
入手できますか?

343通りすがり:2009/08/15(土) 11:12:19
ガンタンクの頭部を、コアファイターに増加装甲を被せたモノと妄想。
ガンタンクはコアファイターを2機同時に教育可能な、便利機体だったと…。

34490式改:2010/04/27(火) 21:55:24
>マゼラ・アイン戦車
>コロニー等への侵攻を前提に、輸送や運用を考慮して開発した小型戦車(コミック版 MS IGLOO 2 二巻巻末)
とあり、本来の空挺目的では使われていないようです。
なお主砲は133mm戦車砲で、マゼラ・アタックや61式戦車より攻撃力が無いらしい。

345悪魔将軍:2010/07/22(木) 03:46:47
ひさびさに見に来ました。
確認したら前回の書き込みは2003年でした^^

素朴なネタ出しをひとつ。
ずっと気になっていたのですが、ハマーンはなぜシャアに対して
あれだけ横柄な態度を取れるんだろうか?ということです。

ブレックスやジャミトフでさえも彼の素性には気づいていたのだから
ミネバはともかくハマーンが気が付かないというのは考えにくい。
仮に半信半疑だったとしてもダカール演説時にスペースノイド側の代表として
発言していたことを考えれば一介の軍人ではないことを理解できるはず。

なんせ個人名が国名になっているぐらいなのだから、サイド3出身者に
とっての「ダイクン家」は「ザビ家」なんかと比べ物にならないぐらい
崇高なものだと思うので、あの態度はなんか不自然さを感じてしまいます。


みなさんどう思われますか?

346ポルノビッチ・エロポンスキ-:2010/07/25(日) 07:23:30
シャアに対して、もっともっと個人的な関係に基づく個人的な
感情があったからではないでしょうか?

347悪魔将軍:2010/07/29(木) 13:49:38
フラれて相当あたまにきていたんですかねー。

348一文字突破:2010/09/05(日) 10:11:44
なんだが妙に荒れてますが、久しぶりにネタ振りしてみる。

>>114 :与謝野折檻:2003/12/23(火) 12:20
■ギリシャ文字ガンダム
 私のスタンスとしては、そもそも「懐疑派」でありまして、「α」だとか「β」だとかいうガンダムは存在しない…(というか存在していなかった)という考え方がまず第一にあります。
 とはいえ、いきなり「存在しない」といっても、「データコレクションに記述があるのに認めないのは資料の無視ではないか!」という反論もあると思います。しかし、よく考えれば誰にでもわかることですが、仮に後世のものが後から時代を振り返って「存在した」と主張することはできたとしても、作品世界に生きる当時の人々が存在を認識していなければ意味がないのであり、それは「存在しないことと同じ」だと思うのです。

>>114頃の話題の最新史料。

ガンダムMSヒストリカ4 P29
「αはRX-78であり、βはRX-78GP02Aであったと見られている。」

ぎゃー! やってくれるぜ。ミナカ・ユンカース!!
断定してないだけまだ救いがありますが。

34990式改:2010/09/05(日) 18:50:55
>■ギリシャ文字ガンダム
私もネタを一つ。
ガンダムUC(ユニコーン)ではδ(デルタ)プラスという連邦軍の可変モビルスーツが登場しますが、百式の原型の可変プランであるδ(デルタ)ガンダムの増加試作機です。
なお、百式と違い金色ではなく、グレー系に塗装されている。(参考 機動戦士UC カトキハジメ メカニカルアーカイブス)
ガンダムUCは続々と映像化されているので、デルタプラスもアニメのほうにも登場するでしょう。Zガンダム以外では映像で登場する初のギリシャ文字(開発コード以外では)ガンダムでしょうか?

350悪魔将軍:2010/09/18(土) 14:21:18
>一文字様

2003年にネタ出しした私としてはどっちかというと嬉しい記述ですが^^
個人的にはGP00,01,01FB,03S等は基本構造が似ているので「α」系等に入ると
考えるのが一番しっくりきます。

35190式改:2010/10/03(日) 16:46:57
>「αはRX-78であり、βはRX-78GP02Aであったと見られている。」
RX-78はアナハイム・エレクトロニズム(以下AE)製ではなく、連邦軍主導で開発されたものなので、ギリシャ文字のコードネームがコードネームとして付けられるのに疑問があります。
もしも、連邦軍が最初にギリシャ文字のコードネームを付けたのなら納得がいきますが。
>悪魔将軍氏
AEの開発したガンダムのコードネーム=ギリシャ文字ならば最初に開発されたGP00とその後継機GP01・03がαなのは納得がいきますし、と、なるとジオン系のGP02と04はβかなあと思います。
βの次のγはリック・ディアスだし。その次のδは百式。以下閃光のハサウェイの主人公機のΞガンダムまで続くのだが。

>デルタプラスもアニメのほうにも登場するでしょう。Zガンダム以外では映像で登場する初のギリシャ文字(開発コード以外では)ガンダムでしょうか?
νガンダムを忘れていました。これもギリシャ文字だった。

352悪魔将軍:2010/10/29(金) 23:30:28
>90式改様

なにげにウィキペディアで『ガンダムmkⅢ』の項目を読んだらハーピュレイのスペック欄に
はっきりと「ガンダリウムβ」と記載されてますねぇ^^

「三番目のガンダム」および「γ合金を最初に使用したガンダム」を開発したのが
AE社だったということでその後ギリシャ文字をAEが使用したということなので
「β」がグリプス製でも問題は無いと思います。

もっとも「βガンダムに相当する」というだけで、「呼ばれていた」という記述はありませんけど。

353悪魔将軍:2010/11/18(木) 22:10:41
もうちょっと単純に考えてみました。

リックディアス=γ(三番目)   百式=δ(四番目)

この設定が最初に一般化されたのがいつなのかはっきりしませんが、
「Ζ」放映時なのだとするとその当時はリック以前のガンダムというのは
RX-78-2 と RX-178 しか存在しないわけですから

アムロのガンダム=α  ガンダムmkⅡ=β

もうこれでいい気がしてきましたw

その後出てきた様々なガンダムも
①RX-78の形式番号を持つMS(RX-78○号機・G4計画・GPシリーズ)
②「mk−○」の名称を持つMS
のどちらかに分類できるのですっきりするかと。。。

35490式改:2010/11/20(土) 23:09:23
>アナハイムエレクトロニクス社製のガンダムタイプMSには、そのコードネームの頭に開発順のギリシャ文字が授けられることが通例であった。
(引用 機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブスP38より)
とあり、この記述が公式であれば、AE社以外ではギリシャ文字は使われていないことになります。
しかし、アナハイムジャーナル誌の変形する謎のガンダム(宇宙世紀83年に考えられていたプラン)みたいにひそかに開発されていたガンダムが
存在していた可能性も否定できません。また、ガイア・ギアに登場したゾーリン・ソール(RX-110)やガンダムユニコーンの主人公機であるUCガンダム(RX-0)のように
AE社主導で開発されガンダム系MSなのにギリシャ文字を付けていないケースもありますし。

355おにまんじゅー服部:2011/02/19(土) 01:06:35
>■ギリシャ文字ガンダム

ガンダムがギリシャ文字なら量産機は、と考えてちょっとこんなことひらめいてしまいました。

GM

HI-ZACK

JEGAN/JEDDA/JESTA

GUSTAV KARL/DORA/KARL

HEAVY GUN/HARDYGUN

JANES GUN/JAVERIN/ジェイブス

この流れ、よく見ると頭がG→H→(I)→J→Kと続き、またG→H→(I)→Jと続いているように見えます。
エゥーゴ/ティターンズ系を省略していますが、連邦の主力量産機を並べてみて気がつきました(ハイザックはともかくカール系はちょっと微妙ですが…)。
これ、世代分けでしょうか。

第1世代→ジオン技術導入の第1.5世代→フルMF化の第2世代→第2.5世代?
仕切り直しで
第2期第1世代→クロスボーン・ショック以後のMS

と、仕分けられるかと思います。

だからなんだと言うほどでは無いのですが、既出ネタでは無いと思いますので、以上ネタ出しまでに。

356悪魔将軍:2011/03/15(火) 09:59:28
いまさらですがMSの動力は一体どういう仕組みなんでしょうか?

MSにおける「動力」は手足を動かす「電力」とバーニアの「推進力」
の2種類だと思いますがスペック欄には総じて「ジェネレーター出力」と
「スラスター推力」という数値で表現されていますね。
アニメなのでそれらの数値自体の解釈はこの際無視するとしても
大抵の場合「核融合エンジンで動いている」とひとまとめで説明されており、
発生するエネルギーをどうやって電力や推進力に変換しているのか謎です。

既出だったらごめんなさい。

357ズック:2011/03/17(木) 19:44:13
「流体パルス駆動」と「フィールドモーター駆動」でggれ

358悪魔将軍:2011/03/18(金) 11:09:04
だからそのモーターを駆動する為の電力をどうやって発電してるかやろが。

いろいろググってみたが発電方式は様々な表現がされている。
・核融合で発生した中性子が直接炉壁で光電効果を起こし、発電する構造。
・発生した膨大なエネルギーはIフィールドの超結晶格子を介して電流に変換。
・電荷をもつ陽子がエネルギーなので磁気減速させるMHD方式で取り出せる。
う〜ん・・・どれが設定なのか3つとも重複するのかしないのか・・・。

推進に関しては熱核ロケット方式というのは確定なので問題は推進剤ですが、
大抵「おそらく水素などの」という表現で明確な記述は見つからない。
ただし、「SEED」だけは「空気を膨張させて噴射」という設定らしい。

さらに熱核ロケットの中でタービンまわして発電もしているというのもけっこうありました。

35990式改:2011/04/23(土) 23:23:16
>MSの駆動系は流体パルスシステムを採用している。これは核融合炉から発生したパルス・コンバータでパルス状圧力に変換し、流体チューブによって各部のアクチュエーターに伝達される。(バンダイ EB・1機動戦士ガンダムMS大図鑑PART・1一年戦争編P82から引用)
とあり、G20復刻版サイドAのP46〜47を見てみると、ジオニック社で最初に作られたMS-01試作のためのテスト機であるZI-XA2というザクの雛形にはすでに原型のシステムが使われていました。
また、アナハイムジャーナルによると、
>現代MSを語る上ではずせないのが、ムーバブル・フレーム(以下MVF)だ。その名の通り、MVFはモビルスーツの構造を支える強靭な骨格であり、またそれ自体が駆動機構のフィールド・モーターを備えている。(P49)
であり、次のページには核融合ジェネレーターを取り付けると書いてあります。これはU.S0090年代から0120年代の連邦軍主力MSであるRGM-89ジェガンを製造しているアナハイム・エレクトロニクスの工場の取材記事です。(取材はU.S0099年当時)
核融合ジェネレーターですが、恐らく重金属を使用して発電するかと思います。
でまとめますと、
最初期のMS等>燃料電池によるモーター駆動(ガンダムZZに登場したキャトルやプチMSなど)
一年戦争時のジオン系MS>流体パレス駆動(ザクやドムなど。EBブックによるとリックディアス等も)
連邦系MS>核融合ジェネレーターで発電してフィールド・モーターで駆動(ガンダムやGM等)
の三つに分かれるらしい。(これはあくまでも私の憶測であり、間違っている可能性はあります。)

36090式改:2011/10/30(日) 19:20:29
閃光のハサウェイに登場した連邦軍のペーネロペーですが、最近では
>AE社製ガンダム20周年を記念して試作されたRX-104 オデュッセウスガンダムに、FF(フィックスド・フライト)ユニットを装備した状態を差す。(引用 機動戦士ガンダム〔MS大全集2009〕P272より)
そしてFFユニットの名称がペーネロペーユニットとなっているらしい。このことは以外と知られていないと思う。

36190式改:2012/06/26(火) 22:40:29
ガンダムUCの最初のころ(西暦末期から宇宙世紀0001年にかけてのある事件)に登場した首相官邸“ラプラス”(コロニー)周辺を警備していた『サラミス級警備艇』(0070年軍備増強計画で建造されたサラミス級巡洋艦はこれから名前を継いだ)の艦首下部のレーザー砲は後にマゼラン、アルビオン、ラー・カイラムの艦首下部に主砲砲塔が付く基となった?
さらにサラミス級警備艇は連邦宇宙軍所属ですが、今までの年表では0059年の治安維持名目で連邦宇宙軍は設立とあるので当初(西暦末期以降)は空軍の一部で、サイド3が独立してジオン共和国になった後で対ジオンのために空軍から独立して改めて宇宙軍が設立したと考えるべきでしょうか?

3628bit:2014/01/10(金) 01:39:35
こんにちは。久しぶりに書き込みします。
新刊拝読しました。艦艇ネタが好みなので今回のアレキサンドリア級の記事は大変
興味深かったです。配備先に本星艦隊が多くありましたが、本星艦隊(本国艦隊)と
いえばセンチネルでペズンの鎮圧に向けられた純連邦系の(反乱されてしまいますが)
艦隊のイメージがあったので意外でした。
今後も艦艇ネタの執筆予定がおありとのこと、楽しみにしています。


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